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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[3265] 道しるべ
詩人:どるとる [投票][編集]


繰り返される幾多の日々
今日から明日
明日から明後日と死ぬまで同じような1日を切磋琢磨し行き交う

朝目覚め 眠りに落ちるまで 同じようなことを繰り返して
生まれた意味もわからずにカレンダーの日付を今日も確かめて ただ常識に寄っかかって 正しさを理由に良い子ぶってるのかい?今にも爆発しそうな言い様のない塊を背負いこんだまま

結局 生きる意味なんて 探そうとしたってそう簡単に見つかるもんじゃないんだね
僕は思考の袋小路に どうやら迷い込んだらしい

とりあえず 笑ってみる
聞いただけでくだらないようなこと
お話にならないくらいばからしいこと
昨日の自分を 笑ってみる
悲しみも喜びも
なんのために涙して笑うのかさえ わからぬまま 生きているけど 今この一瞬一瞬を大切に思うからこそ
限りある時間の中で
僕は笑い泣くのならば それはそれで意味のあることなのかもしれない

いつか消え去る僕の存在は無意味じゃない
きっと
きっと
きっと

今日の笑顔も
昨日の涙も
今この瞬間のための道しるべ

そう思えば
なんだ こんな悲しみなんて 小さくて 笑っちまうよな

さあ行こうぜ
泣いてる場合じゃない
夢を探す旅へ
生きる意味を
見いだす旅へ
出掛けよう

この道はさらなる
道へと続き
僕らを迷わせ
悩ませるけど
きっと
きっと
きっと

今日の涙は
明日には乾いてる
簡単な道じゃつまらない

今日の笑顔も
昨日の涙も
今この瞬間のための道しるべ

今日の豪雨は明日には嘘のように からりと晴れ渡る青空に変わるだろう
信じるんだ
ばかみたいに
絵空事みたいな
夢であれ
指し示された
道ならば
目指す意味はある
他人が笑うような
夢であれ 人には大切な夢かもしれない
だから 思うまま
歩いていこう。

2011/09/22 (Thu)

[3266] 人と人
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人は今日も人として人らしく生き
人と戯れ 悲しみに泣き 喜びに笑う

与えられた時間の中で たまに欲張り痛い目をみて それでもこりもせずまた痛い目をみる

大人になっても
変わらない人だね
優越感にひたって
幸せそうに
至福をむさぼる

人と人の群れの中に
何を求め何を抱き
何を思い描いてる?

2011/09/22 (Thu)

[3267] 黄昏カプチーノ
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こんなふうに毎日 ふつうに暮らせることが何より 幸せなこと
たまに忘れがちになるね

秋めく街の中
手を伸ばせば
手のひらに
はらりと
木の葉舞う季節
もう少し
歩き続ければため息さえも白くなる寒さがからだにこたえる季節がやって来る

当たり前なことがこんなにも こんなにも素敵なんだね
君がくれたその笑顔もぬくもりも もう少し寒くなれば 凍えた僕のからだを包んでくれる愛だと気づく

昨日に残したもの
遠い昔に置いてきたもの 黄昏の中でなんとなく思い出す
一枚上着を増やして羽織らなきゃね
薄着じゃ風邪を牽くよ
さあ 君と手を繋ごう

いつでも心に穏やかな風を吹かして 大切な人とともに歩ける今を大切にできるなら 幸せは僕の心の中にいつでもあるんだ

身も心も凍てつくような冷たい風に吹かれて 襟を立てた時
君がそっと手を握ってくれたね とてもあたたかくて 優しい気持ちになった

見渡してみれば 目に映る何もかもが 当たり前なようで なんて素敵な景色なんだろう
黄昏ている場合じゃないね 愛と夢にあふれた甘くほろ苦いカプチーノのような季節が冬の寒さに冷めてしまうまえに
寒ささえ楽しむように 君と素敵な時間の中で笑いあおうかな

味わう暇もないまま
終わる季節などつまらない
寒さを感じるまもなく 君のぬくもりが伝わって なんてあたたかいんだろう 寒ければ寒いほど君のあたたかさが際立つ季節

飲み干してしまうのは切なくって心もとないけど
季節は流れゆく雲のように 訪れては去っていくもの だから

燃えるような夕焼け空をふたり 眺めながら 黄昏てゆく世界を見つめていた
僕らの瞳に映る目の届くかぎりの世界はまだ平和というには
程遠いかもしれないけどいつか誰もが心から笑いあえる世界になるといいな

ふと そんなこと考えた帰り道
切なさをポケットに隠して 笑いかけた
赤錆色の十月。

2011/09/22 (Thu)

[3268] 主人公
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台本通りに セリフを話す 人のように 決められた 物語じゃないから 何が起こるのかわからないから
不安で 楽しくて
泣いて笑って
たまに怒って
いつでも 明日が来ることが決まってるってわかってるのにね
ドキドキする

僕は僕という名前の物語の主人公なのになんでこんなにさびしいの
ヒロインのいない恋物語
仕方なく僕は僕に恋をする

とてつもなく長い夜
今日は長期戦になるだろう
悩んでる隙なんか
ないらしいね

それでも 主人公は今日も物語の中で
アドリブで生きる。

2011/09/22 (Thu)

[3269] モザイク
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あなたは1日に何回笑いますか?
数えてなんかいなくたって 一度も笑わない1日なんて楽しくないから 何かひとつでも笑えること見つけよう

今日あなたは何回笑いましたか?
夕暮れのチャイム儚く 心に染み渡る

モザイクをかけたくなるような 出来損ないの1日ならば
明日こそは笑おう

当たり前なこと
当たり前ですまさないで
幸せはそこにあっても見えないものなのさ
当たり前すぎて見落としてる素晴らしい景色に

モザイクをかけたくなるような悲惨な世界は悲しみにのみこまれ 本当に必要なものだけが残される世界に 生まれた僕らの中に芽生えた愛しさは 未来を守る大きな力となるだろう

今を生きるすべての人々へ 語り継ぐべく歌うあすへつなぐ歌。

2011/09/22 (Thu)

[3270] 少年のままで
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この世界で一番大好きな人を守れるような 強い人になりたいよ
少年のころは毎日のように遊んでて それで良かった

大人になってから いろいろ面倒なことがあって 毎日毎日本当に生きるだけでも辛いのさ

思い出があとから僕を追いかけてくる
懐かしい景色が
あの日の僕を
まぶたの裏に映し出す

帰りたいな あの日に
帰りたいよ あの頃に
何もかもが輝いていた 幼い 少年の日に

悲しみも喜びも素直な心も 愛しさに変えていければ
きっともう少し優しい人になれる

大人になっても 心は少年のままでいいじゃないか
頭ばかり良くたって
優しくなきゃ僕じゃない
あったかくなきゃ人でもない
頭のいい意地悪なやつより
頭の悪いバカでも
血の通った優しい人になりたいんだよ
なりたいんだよ
僕は

言いたいことはたくさんあるのに
肝心の言いたいことが言えないよ
だからこの言葉で許してね ありがとう

少年のままの心はいつだって 優しさを思い出させてくれる
頭なんか悪くたっていい スポーツもできなくていい
大切なのはいつでも
誰かに優しくできる心
誰かを思いやれる気持ち
それだけでさ
それだけでさ
人間はいいんじゃないか

大人になっても少年のままでいいんじゃないか

見た目は大人だからこそ 心は少年のまま変わらないほうがいいんじゃないか

あなたが好きだよ
頭は悪いけどね
きっと幸せにするから
愛してもいいですか? 涙が出るくらいあなたを愛しているんだよ

少年のままの優しい気持ちを今思い出していた 記憶の日記帳めくればいくつもの思い出がよみがえるのに何ひとつ 明確に思い出せないんだ
大人になりすぎていたね だからこそ今
少年のままで
無邪気に笑ってみよう

優しいだけで本当は
大人なんて いいんだよ
少年のように素直な気持ちと純粋な心で
生きれたら 夢のようだな。

2011/09/22 (Thu)

[3271] のび太くんになりたかった
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引き出しの中から
未来のロボットが
いろんな道具で
夢を叶えてくれる
そんな夢みたいな
漫画が大好きだった
幼い僕の瞳には何が映っていたんだろう
いじめられても
からかわれても
いつだって将来結婚する大好きなあの子のために僕は悲しくても平気な顔で笑っていた

度の強い丸メガネをかけた少年の勇気をまねしようと思っても 僕はのび太くんにはなれない

ママにはしかられてばっかでテストはいつも0点で でも優しさと勇気だけは 人一倍あったのに

ねえ助けてよ ドラえもん なんでもできる万能の四次元ポケットから 僕の夢を叶える道具を出してよ

引き出しの中にある未来へも過去へも行ける君が乗ってきた旧式のお座敷型タイムマシーンで
いろんな冒険をした
漫画の中じゃ 楽しい冒険ばかり 繰り広げられたけど 僕の机の引き出しを開けてみてもただの引き出しなのさ
1秒前の過去でさえ戻ることはできない
そして未来はわからない
でも思うよ
わからないからこそ未来は楽しくなるんだって

僕の中の素敵な夢の世界は嘘なんだけど
きっと幻ではなく 願い続ければ叶う夢のように いつか夢見ていたことが 大人になって忙しくて仕方ないとき ふと気づくと僕を戒める素敵なきっかけになるんだ

ねえ僕の僕だけのドラえもん 会いたいけど 押し入れの中で君はこう言うのだろう
僕はいないけど
君が望むなら
君の中で 優しく微笑むよりリアルな幻になって いつまでも君の友達でいてあげるよ
のび太くんにはなれなかったけど 憧れだけがいつまでも鮮やかに僕を夢の世界に誘うんだ

のび太くんになりたかった僕へ

僕の中のドラえもんはそっと微笑む

輝きとロマンに満ちた本当の22世紀はいつか君を迎えに来るよ

そうだろう?

僕はうなずいたんだ

そして引き出しをそっと閉めて
ドラえもんに手を振り 僕はこみ上げる涙を拭った。

2011/09/23 (Fri)

[3272] ニライカナイ…えーとミライ
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僕が将来結婚する人へ
僕はおそらく世界一
情けないけど
それでも笑ってくれるなら
僕はいつでも君のことを愛すよ
頼りない背中にいくつもの 夢を背負ってるくせにいつも すぐにあきらめてしまうよ
でもね 君という生きがいを見つけたら
きっともう少し頑張れると思うんだ

ずっと先のことになるけど タキシードは僕には似合うかな

白いウェディングドレスに身を包んだあなたを 永遠に愛することができるなら
もう何もいらない
何も望まないよ

僕が将来結婚する人へ
僕の何がよくて結婚したの?
お互い様じゃないなんて言うのかな

不思議な運命とでも呼ぶとしよう
これからは一人じゃない
君には僕がいて
僕には君がいる
なんて素敵な
未来なんだろう

何はなくとも
愛があればいい
何もできなくても
優しさがあればいい

そしてふたり ずっと幸せであればいい

そんな未来を夢見てる。

2011/09/23 (Fri)

[3273] 一日一笑
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生きるって事は そんなに簡単な事じゃないんです
勘違いしないでね 生きるって意外に難しい

簡単だって思うのは
その人が器用だからさ
不器用な僕にはとても簡単だって思えない

言い訳かもしれないけど こんなにも生きることが難しくて面倒な事なんて思いもせずに

子供のころは 何もせずとも良かったのに
大人ってなんだか
面倒な生き物だね
時々いやになっちまうんだよ

せめて一日一笑できれば 楽しくもなるのにね
それが意外に難しいもので なんだかうれしくもないのに笑ってる自分がむなしくて仕方ない

冷たい風に吹かれながら 僕は一人帰り道を行く

涙をこぼして 見上げた夜空に流れ星が流れて 願い事をひとつ捧げたよ

そんなに嫌な顔はしないでね 大好きなあなたに口づけを
いいじゃない
いいじゃない

しなびたネクタイ風になびかせて 僕は歩いてゆくよ。

2011/09/23 (Fri)

[3274] 雨の慕情
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僕は何もかも
わからなくなった
生きる目標を最初から見失っていた
なんのために生きて
なんのために生まれたんだろう
なにがおかしくて笑うのか
なにが悲しくて泣くのかな
それさえわからない

わけもなく頬を伝う悲しみに 救いなどあるはずもなく ただ…涙

午後から降り出した予報にもない雨に降られて 傘を忘れた僕は雨宿りできる場所を探して 結局見つけられずに 孤独に一人 家路の途中立ち尽くしたまま冷たい雨に濡れていた

涙を雨に紛らせて
ごまかしたつもりでいるのかな
でも隠しきれない
悲しみがはみ出して
僕の瞳から 涙の雨があふれ出す

ああ 切なさの最果てを目指すための旅路は悲しき運命を強いる最初で最後の僕へのchance

雨の慕情 降り止まぬ悲しみは戒めのように
僕らの一生涯の罪の全てを僕ら自身に課している

なんのために生きて
なんのために生まれたんだろう
何度だって問いかけるさ 僕は

夕方には降り止んだ雨 さっきの土砂降りがまるで嘘のように晴れ渡って オレンジ色の夕陽がほらね
今 まさに 沈む頃合い

さよなら さよなら。

2011/09/23 (Fri)
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