詩人:どるとる | [投票][編集] |
奇跡はいつも君の来訪を待っている
ほら 虹は架かるものじゃない架けるものだ 自分の好きな色で架けるものだ
理想や夢やロマンはいつも追いかけるものだ こちらから
だから 走っていかなきゃ虹は架からない
待っているばかりじゃ虹は架からないよ
だから虹を架けよう
未来という大空に
ゆっくり ゆっくり
自分の色で染めて
めでたしまでやってみよう。
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悲しいことが悲しくて
嬉しいことが嬉しくて
そんな言うまでもないあたりまえなことが幸せででもどこかが不幸せで
たまにそんなわずかな不満をうらんでみたりもするけどすぐにそんなことは忘れて笑ってる
都合のいい理屈と言い訳を重ねて適当に記憶を繕う
そんな僕がいる
こんな恵まれた生活と至福の時間はあたりまえすぎて時にその大切さを粗末にしてしまうよ
ふと気づくとそんな自分に気づく
今よりもっと笑ってみよう
昨日よりもっと笑ってゆこう
何がそんなに不安なんだろう?
何がそんなに悲しいのだろう?
今がもし最低ならこれ以上最低にはならないと思うことで今を走り抜けてゆこう
笑っている自分をもし好きになれたら
悲しみに暮れる自分もまた愛せるはずだから
人は悲しみを知ることで他人の痛みを知りそしてその悲しみは絶え間ない優しさとねぎらいを生む
喜びばかりじゃ人は笑えやしないのさ
悲しみがあるから人ははじめて喜びに出会えたことの喜びを感じられるんだ
それを理解できたらきっとその日は良き日だよ
今 はじめてわかるよ
このことわざの意味が
少しずつ僕にとって
大切な言葉になっていく
あふれたその涙は気づくと笑顔になる
流れる涙は悲しみの海を泳いでやがて笑顔という岸にたどり着く
人は涙を知ることで笑顔の存在の大きさに気づき涙の意味にさえ理解を及ぼすことができるからきっと幸せだろう
僕も君も
守られてる
涙と笑顔の恩恵をうけて
今 はじめて輝いて見えたよ 涙と悲しみ
笑顔は僕に言葉にならぬ言葉で伝える
笑う門には福来たる
涙なしでは語れないさ
だから僕には今では
その言葉は形を変えて
笑う為には涙要る
そんな言葉になったよ
悲しんでばかりじゃ悲しいだけ
だからだから涙を流すならばそんなふうに考えられたらいい
明日また明日と涙が出るくらい笑っていたいから涙よ側に居てね。
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一日中 空を見ていたのにね
何ひとつ意味だなんて見いだせない
ただ流れる雲を目で追ってただけ
半ば夢見心地で空を見てた
空の色は一日中
大して変わらずに
ただ薄い青から黒へと
だんだん濃くなってただけ
だけれどね見たのさ
ほんの少しのあいだだけ夕暮れの色を
空のあんな顔は一日中眺めててもきまって夕方しか見れないのさ
まるで空がうつむいて何かを考えているみたいだ
空の気持ちをそこに見る
そんな一面を見た
僕はたしかに見た
空のそんな心
少しも人と変わらずにいつか死んでいくその日におびえたりもしているんだろう
だから空はそこにあってそこにない
いつかの今日にはきっと空も海もただの昔話の産物さ
僕らのようにそこにいただけで今はいないものになってしまうんだろう
だから空は空であれるうちに空としての永遠を輝かせようとしているんだよ
それが空の心
そして僕の心
違うかい?
でも僕はそう理解したよ。
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どうして世界で一番好きな人なのに
どうして時に世界で一番嫌いになれるのかな
日々けんかを何度繰り返してもそれだけはわからない気がする
けんかとは互いの間違いや過ちを正すためにあるものと僕はきれいごとのように言っていた
ただ言っていただけ
世界で一番愛すべき人を長い間ひとりぼっちにさせて
暗い暗い宇宙に置き去りにしている
こんな僕は誰も愛す資格などない
だけど君が好き
こんなにこんなに
そんな気持ちをもしも愛だというなら
傷つけることもまた愛になる
だけれど愛はきっとそんな光と影を行き交うことで光り輝いてゆくものだと思うから
けんかするならば
けんかするたびに
何か大事な答見つけよう
昨日から持ち帰ったその答で次けんかするときは同じ間違いを犯さないように用心しようね
けんかしても何ひとつ意味なんかない気がする
だけれどこうしてまたひとつけんかすることで僕の中の君の中の間違いが減りました
君の中にも間違いはあって
僕の中にも間違いはあって
それは時にわがままに一人だけを責め立てて
それが引き金になってけんかをするから
けんかするときはよっぽどの理由がないかぎりお互いを同じ立場にして考えよう
話し合いで解決しよう
そして最後には必ずごめんを言い合おう
以上のことを守った上でけんかをしよう
そのたびそのたびに意味のある正しさに気づけるような過ちを犯すことを繰り返すうちに無限に広がる僕らの中の間違いだらけの宇宙は少しずつ地球くらいの大きさに縮まるから
大丈夫 大丈夫だよ
間違えながら
誤りながら
それでもけんかして
確かめ合おうよ
それが唯一僕らに許された愛の寄り道だろう
ひとりの人を愛すならば寄り道しまくってけんかしてけんかして少しでも真っ白な愛を築いていけたら
けんかする意味も出てくるだろう
だからだから
けんかをしよう
間違いにただ気づく為。
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だいぶご無沙汰で
毎日忙しくって
親愛なる昨日たちに挨拶もなくここまで歩いてきました
たまのこんな休みにふと立ち止まってみればなんか不機嫌な顔をしてる親愛なる日々
あんなにお世話になったのに
どうせ明日になれば今日もその中に含まれるだろうとめんどくさがっていた
親愛なる親愛なる
昨日へ
僕は今こそ言おう
どうもお世話さまでしたと
そして
未知なる未知なる
明日へ
僕は今、向かおう
これからお世話になりますと
いつも謙虚な気持ちで忘れないようにしよう
そんなご挨拶
ご挨拶ねなんて言われないように
明日になってしまう前に過ぎ去る今日に馬鹿らしいなんて言わないように言いましょう
ありがとう
ありがとうと
大げさなくらいに
もう今日は戻らない
それをわかってるなら
そんな言葉言ったっておかしくはないはずだ
明日も過ぎたら幻だ
同じ今日でも同じじゃない 昨日は昨日だ
昨日は昨日しかないんだ
わかるかい?
そんな気持ち
親愛なる昨日で笑う僕よ
未知なる明日で泣く僕よ
今 ここにいる無頓着な僕よ
わかるかい?
そんな気持ち
なあ?
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降り積もる雪は降り積もる
降り止まぬ雪は降り止まぬ
いつまでも雪はいつまでも
どこまでも雪はどこまでも
降り積もる雪は降り積もる
降り止まぬ雪は降り止まぬ
すべての人を白く染めるのです
すべての景色を白く見せるのです
心まで真っ白け
雪の中に埋もれた冬
春になるまで寒さはつづく
凍えるような寒さはつづく
まるで雪祭り
楽しげな日々の中
寒いのになぜか
楽しい雪祭り
ああ雪祭り
切なさと一緒に
あふれる楽しさ
広がる夢
そんな冬がまた
この街に降る
この街に降る
白い雪の夢が
またこの街の人々に長く寒く楽しい夢を魅せる 降らす 魅せる 降らす
春の夜明けが僕らを迎えにくるまで
僕は見続ける
長い長い夢を。
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なぜ、詩を書き続けるんだろう
僕は自分に言いました
それでも心の中の自分は何も言わずただ笑っていただけで
詩を書く意味
その理由は
見つからないけど
きっと僕は
書きたいから
書いている
いいじゃないか
それで…
僕はこの先もきっとこの場所でこの場所で詩を書き続ける
意味なんて意味だなんて決めて書いたわけじゃないんだ
それでも少しずつ詩を書く意味が僕の中で形となっていく
感じてる
そんな気持ち
今だから
今だから
言うのさ
それは僕を包んで
離さない
今だから
今だから
問うのさ
なぜ詩を書き続けるんだ?
言葉にはしない
ただそのかわり
僕は詩にする
この気持ちの答をどこまでもいつまでも
生まれる言葉を書き続ける この場所で
ただ詩う ただ詩う
風のように ただ。
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昨日と今日の隙間から明日を見上げれば
そこからは見えもしない明日が見える
イメージだけの明日が見える
夢見る心に落ちる稲妻
夢見てもあまり期待しすぎないように期待もほどほどに
努々希望だけで生きないように。
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生命線を旅するような短くも長いこの魔法のような時間の中で僕はどれだけ輝けるのか
なりたくてなりたくてなりたくて仕方なかった未来の僕が今じゃ小さな中小企業の下っ端
使い捨てみたいな扱いにあえいでる
早く 息が吸いたい
深い海の底で
酸素を求め
沈んだ心
僕の時間は魔法の時間
そんな言葉さえ生ぬるい
さてこの気持ち
この状況
どうあらわそう
どう言葉にしようか
今 考えている。
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僕はありふれた巷の人
どこにでもいる巷の人
それなのに世界で一人
尊くて大したことない
僕はただの巷の巷の人
たくさんの人間の中で僕という人間は一人
世界広しといえど僕というお馬鹿さんはここにいる僕だけ
今 自分に伝えたいことは山ほどあるのにね
なかなかそれを言葉にできない
なぜなのかはわからないまま 今もこうしていつか終わる物語のページを捲り続けてる
果てしないような時間を費やして
万人の中のただ一人の僕へ 明日もお元気で生きなさい
健闘を祈るよ
ありふれた人でも誰もが誰もみんな自分というまたとない特別な存在を抱きしめているんだ
ほら そこの君もそこの彼女もみんな君しかいないだろう
君の代わりなんていないだろう
つまりそういうことだよ
大切にすべきは。