詩人:どるとる | [投票][編集] |
信じることは難しいよ
人を疑うことより
嘘をつくことは嘘をつかれるより悲しいよ
だけど余韻のように今も嘘をついた痛みと嘘をつかれた痛みとで心の中 いろんな気持ちで散らかってる
人を信じたいな
人を疑いたくないよ
嘘もつきたくないし
嘘をつかれたくもない
何が信じられるだろう
何を信じているのだろう
何が疑わしいのだろう
何を疑っているのだろう
後味はほろ苦く
胸にずしりと重く
僕を切なくさせるね
言葉の向こう側にある何かとか
想像を通り越した
イメージとか
多分必要はない
必要なのは
人を信じられる心
そして裏切られても裏切られても
負けない心
そして人を疑うことへの悲しさ
それでも
すべての人を信じることはできないかもしれない
涙はそっと 何も云わずに僕のそばに寄り添うように流れるよ
涙がそっと 何も言えない僕のかわりに伝えたいこと 言わんとしてること 形にしてくれるよ
信じたいだけさ
愚かしいほど 誰かを
疑うことなんて
悲しいだけなのさ
それでも
信じられるのは
自分自身だけかい?
僕は僕自身へ 聞きたいくらいだよ
その問いかけの答えを知ってるのは きっと人の優しさとかぬくもりにふれたあとの僕の涙
優しさのかわりに
何ができるかな
もらってばかりの愛情に 僕は泣くことしかできない
それでも
心の中でそっと かみしめているんだよ
君が僕にくれた優しさ そのあたたかさ
血の通った 人の優しさとかぬくもりが教えてくれる 人を信じることの意味の有り様
ありがとう
愛しているよ
言葉は今
国境すら越えて
人種さえも越えて
ひとつの場所に集うだろう
そうさ 愛のある場所になら どこにだって心が帰る場所になる
涙が帰る場所になる
僕が帰る場所になる
二人が笑う場所になる。
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ただ傍にいるだけで
幸せになれるんだ
こんな気持ち
言葉にするのは
大変に難しいので
ラララという言葉にかえて伝えます
届けたい 伝えたい
君だけに
眠れない夜に
そっと寄り添うようなクッションのような聴き応え
ラララ 愛しているよ
広い広い海よりずっと
ラララ 大好きだよ
果てしない空よりずっと
ラララ 幸せだよ
君といると どんな悲しみさえちっぽけに見えてしまうから不思議だね
ラララ 愛されたいよ
たとえば広い広い海よりもっと
ラララ 大好きと言われたい あの空よりもっと
ラララ 幸せかい?
僕と一緒にいる時間が特別な時間になるように 僕もそれなりにいろいろ考えるよ
こうして気持ちを言葉にするのははじめてなので 大変緊張しますが以上を持ちまして おしまいとさせていただきます
つまりは愛してる
つまりは愛してる
ラララ 愛してる。
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そこで人が泣いていたから 慰めただけのこと
そこで人が泣いていたから 笑わせてあげただけのこと
そこに人が困っていたから 助けてあげただけのこと
そこで人が迷っていたから 道を教えてあげただけのこと
そこで人がふさぎ込んでいたから 導いてあげただけのこと
そこで人が傘を忘れたみたいだから 傘になってあげただけのこと
そこで人が 輝いて見えたから 思いきって声をかけたら 話が合って こうなっただけのこと
なんも不思議なことはない
不思議探し始めたら
それこそきりがないじゃないか
だから僕はいちいち考えずに のんびりゆったり生きていたい
亀のような低速のスピードで 流れてる時間に乗り遅れるくらいのまぬけさで
心のゆとりがあるのなら 誰かのぶんまで 願い出て 誰かのぶんまで背負うことくらい何てことないさ
心の広さを自慢する
自慢するからには広いはず それじゃいたしかたありませんねと しゃしゃり出て
君のぶんの荷物までよいしょと背負いたい
君の君の 悲しみも
君の君の 喜びも
ひとりで背負えば喜びも味気ないもんですよ
だから 僕にも背負わせて 君の君のすべてを
半分こ 二分の一
涙を分け合って
喜びを切り分けて
二人で同じ
味の悲しみを喜びを味わうのだ
味わいゆたかな
ほろ苦い後味も
繊細な舌触りも
詳細なまでに
覚えてしまう
そこに君がいたから
好きになっただけのこと
べつに特別なことじゃない 愛のうたにはほど遠い
だけどこれほどまでに人のこと大事に思ったのははじめてさ
これからもよろしくね
喧嘩は日常茶飯事さ
ああ ゆとりがありすぎて 君のすねた顔までも 時折影の差す君の横顔までも たまらなく愛おしい
多分これが愛なんだね
多分これが愛なんだね
ほらね いつのまにやら 思い倦ねた夜が明け 窓から差し込む朝陽に照らされ できました
できたてほやほや
愛のうた。
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無理に笑うことなんか悲しいだけだからやめてくれ
無理に笑うくらいなら 泣いてたほうがかわいいよ
すねた顔 膨らんだ頬
ニコッと笑ったえびす顔
時折見せる 涙に濡れた横顔
暗い影差し込むどしゃ降りの君の顔
どんな顔も君らしくて とても大好きなんだ
思わずなりふり構わず抱きしめたくなる
なんもかんもくだらない
だけど人を愛すること
人に愛されることが
これほどまでに素敵なことだとは今まで気づけなかった
気づかなかったよ
バカだね 僕は
バカだね お互い様ね
そんなふうに 互いを茶化しあう 日々
なで肩に 沿うように流れる君の白い腕
思わずぎゅってしたくなる
ビルの建ち並ぶ
都会の空見上げ
何が楽しくて
僕は愛想笑い
浮かべてる?
心にまでネクタイ
締めることはない!
なんもかんもくだらない
だけど人を愛すること
人に愛されることが
これほどまでに素敵なことだとは今まで気づけなかった
気づかなかったよ
図星だねって 皮肉るように ニカッと笑うえびす顔
幸せそうなその顔をもっと幸せにさせてあげたい
そう思うのはなぜだろう
わからないけど
今は答えのない
問題さ
とりあえず
君の傍で
そんなような
喜びを
日々のあれこれを
楽しんでいたい
愛とか なんだとか
いうまえに
君の顔が大好きだ
だって僕と一緒にいると 君の顔が 幸せそうなえびす顔になるから。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
人生という列車に乗り遅れたら
次の電車を待てばいい
簡単なこと
考えるまでもない
そうだろ?
さんざん走り回ってたどり着いた真夜中とか
もう時代遅れなのかな
夜の窓から
見た景色も
そこに映っていた
うなだれた自分も…
すべて愛せたら素晴らしい
行きも帰りもゆったり のんびり マイペース
鈍行サムシング
のろまの亀とのろまの僕とで手を繋ぐ
タイヤがすり切れるように僕の命もタイヤみたいに やがてすり切れて使い物にならなくなる
人生という列車に乗り遅れたら
まずはベンチに座って エロいことで悲しいことごまかした
あの日あの日
僕はマセたガキだった…
すべて愛せるわけもないけれど
行きは迷宮 帰りは直通 されどマイペース
鈍行サムシング
のろまの亀とのろまの僕とは気があうね
ひとり暮らしにも慣れたころ ブラウン管に映った部屋の狭さにびっくらこいて
笑いが止まらない
当たり前な幸せって
箱を開ければくだらないことばかりだぞ
情けないぞ
我ながら上出来な…
その先は忘れた
すべて愛せたら素晴らしい
行きも帰りもゆったり のんびり マイペース
鈍行サムシング
のろまの亀とのろまの僕とで手を繋ぐ
涙を背負ったヤドカリ一匹 貝殻は渦巻く不安にも等しい
悩ましい年頃
夜の窓から
見た景色も
そこに映っていた
うなだれた自分も…
すべて愛せるわけもないけれど
行きは迷宮 帰りは直通 されどマイペース
鈍行サムシング
のろまの亀とのろまの僕とは気があうね
のろまの亀とのろまの僕とで手を繋ぐ
亀にさえ先を越されたような えもいわれぬ切なさに僕は行き場を失くした
それでも 笑って
堕落した日々を暮らし
詩人の部屋に居座り
屋根の上でお昼寝して
あの古い詩 懐かしい気持ちで綴ります
すべてを乗せて
まわる地球の片隅で
片っぽだけの靴下を
ゴミに出したら終点です。
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いなきゃいないで
さびしくて
いればいたで
うるさくて
たまらないぜ
ファミリー
家族の絆は
どれほどのものかな
ハサミじゃ切れない
見えない絆
家族にだけ
伝わる
愛情のかたち
離れ離れになるよ
せっかく出会っても
いつかはみんな
それぞれ歳をとって
別れ別れになるよ
切なさと思い出だけがアルバムの中に
あふれるよ
ファミリー
それでも
だからこそ
限りある
時間を共に生きるよ
ファミリー
埃にまみれた思い出を また語り合える日を
待ち望んでいたのに願い叶わず 死に別れた人もいる
それでも涙をのみこんで 強く生きてる人がいる
絆はまた生まれるかな?
けして切れない
家族の絆
思い出したように
集まればやっぱり
波長があう
馬があう
トド乱入
アウアウ…
離れ離れになるよ
せっかく出会っても
いつかはみんな
それぞれ歳をとって
別れ別れになるよ
切なさと思い出だけがアルバムの中に
あふれるよ
ファミリー
それでも
だからこそ
限りある
時間を共に生きるよ
ファミリー
家族に定められた時計の目覚ましが鳴りだすまえに もっともっと家族といる時間を大切にしなきゃ
そうだろう?
傍にいるのに感謝してるのに
積み重なる日々言葉さえ 交わせぬ
もどかしさに
埋もれてる
どうしてかな
強がってしまう
どうしてかな
とんがってしまう
本当はもっと
ママにもパパにも
甘えたい 甘えたい…
離れ離れになんか
なりたくなんかないよ
いつかはみんな
それぞれ歳をとって
別れ別れになるけど
同じお墓の中でまた出会えるよ
あなただけの
ファミリー
ひとりにひとつの
心とからだが帰る場所
ファミリー
喧嘩したりもする
すれ違ったりしょっちゅう
でもわかってるのさ
大好きなのさ
ファミリー
僕のファミリー
本当はみんな
愛してる
赤らめた顔の奥に
涙が 光ってる。
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鉛筆で 大きな画用紙に君の笑顔を描いたら
色こそないけれどとても素敵に見える
色がないぶんだけ 君の笑顔が際立つ
風景には 青い空と大地を描こう
特別でもなけりゃ当たり前でもない景色
こんな当たり前な
毎日がたまらなく
愛しくて 尊くて
思わず泣きそうになる
今僕は生きている
心臓の鼓動からもわかる ほらね元気に
脈打っているんだ
点描画のように
ひとつの点から
大きな顔や花や景色を描くように
僕が生まれたこの世界もひとつの点から
生まれたみたいなもんなんだ
思えば不思議なことばかり
だけれど今日も当たり前のように日が暮れてゆく
明日は晴れるかな
僕の心は 君の心には
太陽 昇るかな
プランクトンのようにただ 大きな魚の餌になるだけの ちっぽけな命にさえ 僕らと同じように 等しい命の重さがあるならば
考えて行くべきだ
明日からの僕ら
何度も何度も描きなおしたからね
所々がつぎはぎだらけ おせじにもうまいとはいえないけど
僕が描いた自画像は 僕に似て不器用で愛らしい
つばを吐きかけられてもおかしくないほど くだらないこと
たくさんあるけど
僕はそれを愛したい
当たり前な毎日が
時折見せる横顔に
僕の心はふるえだして その大きな意味を知るんだ
点描画のように
ひとつの点から
すべては始まったんだね
悲しいことも
うれしいことも
誰にでも等しく
同じだけの切なさを
同じだけの自由を
僕らは今持っている
何が不満だというのさ 何不自由なく生きている 幸せとは当たり前な毎日の中にあるんだろう
息づく命がほら またひとつ生まれた
そして生ききった命がまたひとつ消えました
目をそらすより僕なら 向き合うのにな。
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はらりはらり
はらりと
枯れ葉舞う季節
ひゅるり ひゅるり
ひゅるりと
風が髪の毛を巻き上げる
あれれ あれれ
あれれ
おかしいね
どうして
悲しくもないのに
涙が出るんだろう
大丈夫さ
なんとかなるよ
そう思い込んでいれば 本当になんとかなる 気がする
強がって 強がって
強がって
強がれなくなるまで
僕はここで 立ち尽くすかかしのように
空っ風に吹かれて
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ひとはひととして
ひとなりにひとのようにいきる
ひとだからひといがいにはなれぬ
ひとににあったいきかたしかできぬのだ
ようきゅうされた
なにかに あわせてはたらいたりいきたりするのはつかれるなあ
だからぼくらはわらいたいときにわらい
へをこき なくのだ
それがひとがひとらしくいられるいちばんいいいきかただ
じんせいというめいがをえがくふでをすらすらとはこべたらいいね
むじゅうりょくのせかいのなか うちゅうのひろさにこしんぬかしているとひとであるまえにまずぼくでありたいとおもうんだよ
たくさんのひとのなかに ひとりしかいないひとだから
きみもぼくもみんなだれもかも とくべつででもあたりまえなひとなんだ
いくらいってもいいたりない きりがない かねがない あてもない なにもない
からっぽ がらあき
あなぼこだらけ
ひとにうまれて
ひととしてきえていくぼくらはやっぱりひとでしかないから
たまにはあくにんにもなりさがる
だけれどやさしいこころもあるから
だれかをあいし
だれかをまもることもできる
ひとであるがゆえ
つみもおかす
だけれどひとだから
やさしくなれる
かがやける
ただのひとになれる
どこにでもいる
あたりまえなけしきのなかにさくひとになれる
それがひとなんだ
それがひとなんだ。
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正常だからこそ
僕らは人を恨み
人を羨み
人を憎むんです
簡単に生きることなんて できるわけもなく みんなそれなりに苦労重ねてる
笑うことひとつにしても やっと笑うのにどれだけの時間と犠牲にはらったかわからない
たどり着いた真夜中に見つけた光
キラキラと輝きながら今この場所に生まれゆく新しい光
僕を照らしている
新聞やテレビで
取り上げられる
ニュース
誰かがまた
誰かを殺した
虐待も政治家の汚職問題も
すべてすべて
同じくらい
腐るほどあふれてる
報道しきれないほど
再来の光が ほらまた僕らを遠くから照らしてる
キラキラと輝きながら今ここで始まる物語それは新しい光。