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寝ぼけ眼をこすって
飛び起きた朝に
カーテン開いたら
もうこんな時刻
さあ 連想ゲームスタート
あれこれ くだらないこと考えてるうちに
思いついたのさ
まさかの幸せへの近道
サイコロの目が6ならば 僕は笑う
サイコロの目が1ならば 僕は泣く
ただそれだけの日々
運しだい 金しだい
すごろくは続く 続く
最低ラインから
腰を上げて
少し歩き出すんだよ
風が吹く方へ
願い肩からぶら下げて
歩いていくんだよ
人生楽ありゃ苦もあるさ
そりゃ そうだねって柏手ひとつ
めでたいね
さあ すごろくスタート
最低ラインから
目を覚ました
僕だけど 夢かなと疑って両頬をつねれど
間違いなく現実で
肩を落として
とりあえず 窓開けりゃ 優しさが身にしみる夕暮れでした
以上24時間すごろく終了。
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いい人か悪い人かって言われたら悪い人なのかもしれない
嘘ついでまで自分をいい人なんて 言う理由はどこにもないから
世の中に吹く風は冷たく 人の心もそれにならい 冷たく
変わってしまった
最初から こんな世の中なのか
人と人とのあいだに吹く風は冷たい
僕ら同盟を組んだ
いい人商会
よろしくね
見えない
回線と回線で
同盟を結ぼう
仲むつまじく
いい人同士で
影の友達になりましょ
いい人ならば。
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炊飯器のような温かな匂い 君と一緒にいるだけ それだけで
幸せさ
炊飯器の中でふっくら出来上がった お米のように
一つ一つの記憶がきらめいて 人生は食べ頃を迎えて お米のようにつややかに光る
今日もあなたと食卓に並んでるわ
お米のあなたと
お茶碗の僕だ
仲良く寄り添っている。
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夕暮れの駅のホーム
ひとりきり佇めば
そぼ降る雪に
悲しい色に染まる心
愛する人 ひとりさえいない僕には胸詰まる景色
恋人たちであふれた街並み
ああ白く染まる
道の上
裸の街路樹の枝々に積もる雪 服を着てるようで 笑えた
本当はさみしいくせして つよがる僕なのに 涙をいくら流しても 流し損だね
つよがりはよせよ
仕方ないから
だけど つよくもないし 弱くもない
僕に寄り添うのは街灯の明かりと 小さな羽虫だけ
またつよがりをひとつ
言わせてね
大丈夫だよ
いつか出会える
やさしい人に
信じたいだけさ
このつよがりが
いつか、夢のように 思えるような明日が来ると
そしてまた雪の降る街を行くのさ
足跡は続くよ
まっすぐに
家の明かりめざして。
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ポケットに切なさ
詰め込んで 帰ろう
悲しくとも 泣かないで 明日また会えるから
別れ道 街灯が立ち並ぶ道 背中向けあい
二人は さよならと 小さく こぼしたの
夕暮れ、
さよなら、
また明日
その三点セットで
お買い上げ
今日の涙と笑顔で
お支払よ
ああ さみしさも
切なさも はかなさもすべてが 明日に流れてく あの雲の上さ
泣かないで
明日になれば
また笑えるから
今は ただ
まぶたの裏に
明日の夢を
広げるんだ…
風に涙を
流すのさ
夕暮れ、
さよなら、
また明日
その三点セットで
お買い上げ
今日の涙と笑顔で
お支払よ
ああ さみしさも
切なさも はかなさもすべてが 明日に流れてく あの雲の上さ
おはようから
こんにちわ
こんばんわまで
ただいま
おかえり
おやすみまで
1日のすべてを
包み込む夕暮れよ
そして星空よ
夜の闇よ
僕を素敵な
明日に連れて行ってね
みんなを素敵な
明日に連れて行ってね
さよならという言葉の中にある 絶え間ない 悲しみを
忘れさせるように
降り出した
あたたかな涙の雨
ああ
溢れんばかりの愛が押し寄せてくる。
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愛する人も愛される人も みんなそれぞれの物語の中
人から人へ 今日も伝え 伝わる 言葉たち
灯台の光のように
誰かをただまっすぐに照らせるような
強さがあればいいのさ
何もかも できるわけじゃない ただ愛することだけができたらそれは素晴らしい
素晴らしいのさ
愛する人
愛される人
向かい合えば
愛し合う人
僕らはひとりじゃない
人から人へまた人へと繋がってゆく愛
伝わるよ あなたの優しさもぬくもりも
人から人へ 伝わるよ
人から人へと 繋がるよ
人から人へ 伝えるよ
人から人へと 繋げるよ
愛する人
愛される人
見つめ合えば
支え合う人
僕らはひとりじゃない
愛し合う人には
愛し合う人だけには
幸せになってほしい
そんな 言葉
ありますか?
人から人へまた人へと繋がってゆく愛
伝わるよ あなたの優しさもぬくもりも
人から人へ 伝わるよ
人から人へと 繋がるよ
人から人へ 伝えるよ
人から人へと 繋げるよ
人から 人へ
また人へ
僕は心を明け渡す
世界の終わりを
迎えるまで。
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心が汚れると
目の前のことが
見えなくなる時がある
心がきれいだと
周りがよく見える
誰かのことまで
気を配れる
心は一度汚れても
またきれいに洗えば
何度でもきれいになる
だけど心に負った傷だけはどんな名医でも治せないんだよ
心と心 ひとつでは
ただの心でも
ふたつ 重なると
互いのことを思いやることができる
誰かを愛すこと
誰かに愛されること
心を透かして見える
たくさんの気持ちがある
たくさんのゆとりが生まれる
心と心が ふたつ あれば 傷つくことや傷つけることも知る
でもそれを反省することも同時に知る
心は磨けば磨くほど
輝く鏡だから
負った傷は消えなくても その傷が教えてくれるものもたくさんある
だから同じ過ちは繰り返さないよ
本当の優しさや
本当の愛に
心は敏感になり
痛みも安らぎも
気づくゆとりを与えるから
心はひとつでは ただの心でも ふたつでひとつの 心と心
支え合い 譲り合い
思い合い 庇い合い
心は その時 輝くよ
心が心である意味が
にじみ出るよ
心からあふれる
笑顔と涙が
心の汚れなど
すっかり洗い落としてくれる。
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ありがとう
その言葉には
『感謝』という
意味がある
だけど
それだけじゃなく
『愛』や『気持ち』が込められてる
ありがとう
その言葉の裏には
誰かを思う
『優しさ』がある
誰かのことを
考えると
一人じゃない
気がするから
『感謝』するたび
心がきれいになる
そんな気がする
ありがとうって言って
ありがとうって返ってくる
そんな関係を築きたい
人と人が支え合うように
人と人が譲り合うように
一人また一人と手を繋ぎ
みんながみんなのことを考えられる
そんな世界なら『ありがとう』という言葉が持つ意味も輝くよ
ありがとう
その言葉の中に
『愛』と『優しさ』を込めて
伝えたい 届けたい
日頃お世話になっている人たちへ
心から 心から
ありがとう
心から 心から
ありがとう
何度でも 言うだろう
何回でも 言うだろう
明日も明後日も
言うだろう
『感謝』したら
心が跳ね起きるように
当たり前のように
その言葉を言っている
でも言っているというより 言わなきゃいけないというほうが本当だけど
ありがとうって言うと気持ちがすっきりするんだ
心の中に感謝が あふれていると 心がパンクしてしまうから
おならやゲップのように 外に吐き出さなきゃ 気持ち悪いんだな
だから ありがとう
心を込めて あなたに
そうさ ありがとう
心を込めて みんなに
『感謝』の気持ちがその言葉を 生むんだ
そして 人は今日も様々な場所で 時間帯関係なく 『感謝』を感じたら 歌うように
言うんだろう
ありがとう
大きさも色も形も何もないけれど
それぞれが持つ『感謝の気持ち』を込めて 言うんだ
ありがとう。
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あいは あいされてはじめて しることば
あいは あいしてはじめてしる ことば
あいはきずついてはじめてしる いたみ
あいはきずつけてはじめてしる いたみ
あいはよりそってはじめてしる やすらぎ
あいはすれちがってはじめてしる さみしさ
あいはみつめあってはじめてしる ときめき
あいはせなかあわせではじめてしる せつなさ
あいはだきあってはじめてしる ぬくもり
あいはうらぎられてはじめてしる かなしみ
あいはゆるしあってはじめてしる きずな
あいはわかりあえずはじめてしる きょり
あいは かばいあってはじめてしる やさしさ
あいは きずつけあってはじめてしる おろかさ
そのすべてを おしえてくれるものだ
そしてたにんだけじゃなく じぶんのすべてをうつしだすかがみ
むきあってみてはじめてわかる こともたくさんある
あいは あいされて
あいは あいして
ただ おなじことをいつまでもくりかえして あきてもまだ
くりかえして
なんどでももとめあえるひとにだけ わかる きぼうのひかり
あいさなくちゃわからない
あいされなきゃわからない
あいのよさもわるさもすべては きずつけて きずつけられて
はじめてしることもある
あいをしるには
あいしあうばかりではままならない
よりそうばかりではなにもみえない
あいをしるには
そのいたみも
こうかいも
しってはじめて
あいとよぶのだ
あいとよべるのだ
はじめてひとをあいして
はじめてひとにあいされて
はじめてひとをきずつけて
はじめてひとにきずつけられて
あいはあいとなり
よりいっそうあいとなる。
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こころをとおして
つたわるいたみが
むねをえぐる
かなしみにかわる
こころをとおして
つたわるやさしさが
むねをくすぐる
よろこびにかわる
こころをとおして
つたわるしあわせが
むねをなでる
かぜになりふく
こころをとおして
つたわるかんしゃが
むねにおちて
かんしゃのことばにかわる
こころはいろんなきもちやおもいのとおるみち とおりみち
かなしみもよろこびもかんしゃのきもちも いたみもやすらぎもすべてこころのみちをとおって むねにある こころに たどりつくのさ
そして こころはとどいた いたみややすらぎに さまざまなきもちやおもいがまた ぼくの ひとみやあたまにあるのうみそにゆきつき ぼくはさまざまなおもいやかんしゃを いだくんだ
ひとりじゃ かんじないきもちもたくさんある
きずつけあって
はじめてわかる
よろこびもある
しあわせがある
あいしあうだけでは
わからないなにかがある
だからきょうもあしたも ぼくの こころは かなしむことをしり よろこぶこともしり しあわせになることのすばらしさもしる
こころはすべてのきもちやおもいのとるみち とおりみち
いやなことばやいやなきおくも とおしてしまうのがこころだけど そんなことからも まなぶことはたくさんある
いたみやくのうをしらないひとにひとをあいしたり ひとにあいされたりするよろこびやしあわせなどわかるはずもないから
ひとのいたみをしってひとははじめてひとのいたみにきづく
ひとのやさしさをしってはじめてひとはひとにやさしくできる
こころは かがみであり われものだから
たまに ちょうしくるうけど なんどでもなんどでも しゅうせいはきくさ
きもちしだい
こころがけしだい
きょうも いろんなことばやおもいがとどくよ
そしてせかいじゅうのぼくやわたしたちはそのたび こころのありようをかいまみる。