詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠い遠い昔の話 昔話さ
でも嘘や作り話じゃないんだよ
それはそれは現実すぎるほど血なまぐさいリアルな話
僕らは恋人のような関係だったね
君がいつだったか泊まりに来て屋根裏部屋にあがり天窓から空を見た
その時さ
思い出しただけでも思わず泣いちゃうのは
他人にはどうでもいい話さ
聞いてくれなくてもいい
ただ僕は君のあの言葉を大切に大切にしているよ
嘘でも作り話でも
あの日の夜の出来事は本当だから
僕らがおっきくなったら結婚しよう大きな家を建てて
夢や理想はどこまでもふくらむよ
子供の無邪気すぎる心ではわからなかった
その言葉の重さ
現に今でも僕はそんな言葉を信じてる
バカだろう
大人にもなって
口約束もわからずに
でもあの夜
天窓から見た星空と月だけは僕らを優しく優しく照らしていた
君の言葉は未来には叶わない言葉でもあの日の星空だけは嘘にならないさ
覚えてるのが星空だけで君の言葉を忘れていればいくらかは幸せだった気がする
そんな気持ちもまた初恋の淡い記憶の1ページ
だなんて笑った
昔話は昔話でも
大事な大事な思い出さ
今も時々あの夜に僕をいざなうんだ
そのたび君のあの言葉が日に日に夢見てた理想ほどに苦味をはらんだ思いがふくらむのさ
それだけは避けられずに今も抱えてる
おもりのようなもの
だけれど願ってしまうのさ
どこかで暮らしてる君の幸せと絶えぬ笑顔を
子供のころの話と割り振ることがいつかできたなら…
そんな思いも今では何か間違ってる気がするよ
だってそれははじめての恋だからね
たとえ叶わなくたって恋は恋なんだから
覚えてなくちゃ悲しいよ
そう思う二十歳の僕
君もどこかで思ってくれてるとうれしいな
今は記憶の天窓から眺めるしかできないけれど
大人になった君は今もどこかで笑ってるかな
そうだといいなあ…
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いつのことでしたでしょうか
ある日ある時間に僕らは別々に生まれた
同じ世界に
そうして僕らは出会い今こうして愛し合うに至るんだ
地球を包む人々のぬくもりが熱を帯びる
もしも僕のこの気持ちを一言であらわせるような言葉があるなら今すぐ君に伝えたい
僕はただひとつひとつ言葉を紡いで君に伝えることしかできない
それでも君を死ぬまで愛し合うことを誓うよ
君のおなかの中に広がる宇宙に
いくつもの
おたまじゃくしを届けるよ
その中のどれかがカエルになれる
その日まで僕は待ってる
僕らがカエルになったみたいにおたまじゃくしはやがてカエルになってこの世界に顔を出すだろう
僕らの腕に抱かれて
こんな小さな物語をなぜこんなに真面目に話すのかは
きっといつか消えてしまうからだ
残酷なほど時間は流れてゆく
だからだからこの大きな世界ではほんの小さな物語でも僕らには大きな大きな物語なんだ
誰もがそれを描いてく
そしてやがてその日々を描き終える日がきて筆を置く日まで
僕や誰かは大切な人ときっと浮き世を泳ぐのだろう
青い地球に生まれた最大の喜びは君と出会えたこと
そして君とのカエルを抱きしめられること
小さなこの僕らの中に咲いている花は
やがてしおれてしまう残らず
だけれど君たちと出会えてよかったよ
何よりもかけがえのない出会いと別れのストーリー
今 たくさんの涙が青い地球にこぼれ落ちて
青い地球をさらに青く染めるよ
カエルの親子は日々を不器用に泳いでゆく
三人 手を繋いで
この悲しみを平泳ぎでこえていく
そんな物語
なんて素敵なんだろう
誰かがくだらないって言ったって確実に僕には宝物
やがて消え去る命をもつ人には宝物
いつの日か愛した記憶やはぐくんだ日々を忘れても
愛した記録やはぐくんだ記録は消えない
それはたしかな真実なのだから
僕らは永遠へ泳いでゆく。
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明日の顔色をうかがいながら生きてる僕
多少の事には動じません だけれど打たれ弱い
いつもの笑顔でいつもいたいけど誰かがそれを邪魔する
僕を泣かせるのは誰だ
世の中かあいつかあいつか
思い当たる奴らばかりなのが悲しい事情さ
それでも明日また明日と旅人はいつも太陽を目指す
tomorrow tomorrow
僕らはいつでも涙の裏に笑顔を 笑顔の裏に涙を隠している
愛想笑い くだらないお世辞 ほんと反吐が出る それでも仕方ないと割り切る僕がいる
ここから見える青空はつかの間だから
やがて嘘みたいに雨が降り出すよ
だけれど頑張るよ頑張るよ頑張るよ
鮮やかなはずのtomorrowをいつでも目指すのさ 果てしない闇を走り抜けて踏み出す一歩先に描く期待揺らいでも
光をいつでも心に描いて何かを信じられたら素晴らしいから
雲を追いかけ
鳥の声に耳をすまし
ただ日々を生きよう
特別じゃなくても
恵まれていなくても
普通に生きれるから
それが幸せと笑うのさ
徒然なるままに過ぎ行く日常をそれなりに楽しむよ
日々、足場が崩れるように帰れなくなる道
ただ前に行くしかない道
僕はやがて追いつめられて闇に突き当たる道
そんな道々を行く
tomorrow 輝いて
僕を照らす
なんとなく感じてる
明日はいいことあると
百歩ゆずって晴れじゃなくていい曇りでも笑えるから。
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こんなに人を愛せるなんて思わなかったよ
だけれど僕は君って人を愛している
絶え間ないこの気持ちはどこへ行くのか
わからないままただ僕は君を今も変わらない気持ちで愛している
ああ
ただ君がそばにいてくれるだけで
僕の瞳に見える世界は鮮やかに輝いて見えるのさ
君は僕の光
ありがとう
伝えたい
いつか
洗いざらしの心で
真っ白な思いを
君に伝えたい
愛しているよ。
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言葉にならない想いがここにある
言葉にできない想いがこの胸にある
それはとてもありがとうの一言じゃ言い切れない
たくさんの君からもらった感謝の気持ち
すべてぜんぶ伝えたいけど
言葉にしようとすればするほど素直になれずに
いつも想いとは裏腹にその場しのぎの汚い言葉で逃げてしまうんだ
それでも君は
やさしい眼差しで僕を見つめて
いつもの変わらない笑顔をくれた
ああ、返す言葉もない
それでも伝えたいんだ
こみ上げる涙の理由は聞かないよ
君はそう呟いて
あたたかな微笑みでそっと僕は抱きしめた
いつも側にいてくれる君にしてあげられることは多可がしれてる
だけどこの胸にある感謝の気持ち
君に伝えたいのさ
たったひとつの言葉で
この一言ですべての想いをつめこんで
僕は伝えるよ
『どうもありがとう』
これが僕の素直な気持ちさ
君に伝える言葉を探している
今もコトバサガシの途中さ
ああ、ありがとう
こんなに愛してる
何度言葉にしても
永遠に満たされることもないのに気持ちはいつも言葉でしか伝えられない伝わらない
こんな不器用なこの僕を愛してくれて僕はなんて幸せなんだろう
君がくれた笑顔は終始僕を照らして暗い夜でさえ僕を一人にさせない
今日も返す言葉はない
それでも伝えたいのさ
あふれ出る涙をその痛みごと
抱きしめて
そっと抱き寄せて
この世で愛すべき人はいつまでも君だけ
それだけをただ伝えたかった
それでも伝えた今でも尽きることはないこの気持ち
言葉を探し続けてる
終わらない時間の中で
こみ上げる涙とあふれ出る愛を胸に
一言一言に渾身の愛をつめこんで
僕は伝えるんだ
『君を愛してる』
それだけだ
あたりまえすぎて
笑ってしまうだろう?
言葉にしたらかんたんだけど君を想う気持ちは言葉以上のものがある
だから終わらない
言葉探しの日々。
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どうしてこんなに近くにいるのにね
うまく言葉を伝えられないのだろう
ただ愛してるというだけじゃとても簡単すぎて僕の想いに重ならない気がして
どうしても伝えられないまま 渡せずにいるままのこのラブレター
いつもそばにいるだけで何ひとつしてあげられない
そばにいるだけなら僕じゃなくてもいいよね
涙が出ちゃうほどの言葉じゃなくちゃ
君の心はふるえない
そんな気がする
長い長い孤独な夜も明かしてしまうほどのあざやかな言葉はないものなのかな
今も探しているよ
心にきざむ
愛の言葉
愛してるはまだ
僕には簡単すぎて
まだ伝えられない
だから恋文を書いて
まとまらない気持ちのすべてを見てもらうのさ
僕の心の中
のぞいてもらうように素直なままの気持ちを文字にして君に伝えるよ
いつかそんな気持ちのすべてを束ねた愛してるの一言を言える日まで
愛なんて一言なんかじゃ言い切れないことなんかわかりきったこと
だけれどあまりにも若い僕には荷が重い言葉さ
だから恋文の中に書き連ねるよ
烈々たる想い
受け取ってください
今はゆるしてください
言葉にはならない
声にはできません
だからそのかわりにこのラブレター
受け取ってよ
やがて二人の想いが花をつけ言葉にできるようになった
その時に伝えるから
今はラブレターでゆるして
僕のへたくそでも一生懸命に書いた文字が踊る桜色の便せんに書いた言葉は君をどれだけ救えてるか
僕はそれだけが心配だった
恋文。
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流れ星が流れる夜にはなんかいいことがある気がした
だけど何ひとついいことなんてなかった
ただ暗いだけの夜で
でも気づいたんだ
僕には大好きな君がいること
いつでも振り返れば
右向け右すれば
君が笑っている
テレビ見ている
本を読んでいる
たまに寝ている
そんな日々が僕は好きでそんな夜が僕は愛しくてさ
数えきれない夜を二人でさりげなく飛び越えて
まるで二人街を騒がす泥棒みたいな気分で夜を走り抜けよう
盗むのはいつでも君の心さ
だけれど気づくといつも僕の心は君に盗まれてる
盗んだり盗まれたり
気持ちはそれぞれの手の中に光ってる
宝石より価値のある宝物 今再び盗むのさ
長い夜のその中で
時間はゆっくりと
たしかに朝へかたむいていく
夜も白々と明け始めてゆく
僕らが生きる今日の数だけ夜もまたあって朝もその数だけあって
もしも明日で終わってしまうようなことがあっても最後の一秒まで僕の時間は君のものだよ
だから
数えきれない夜を二人でさりげなく飛び越えて
まるで二人新聞の一面を騒がす泥棒みたいな気分で夜を走り抜けよう
長い夢のその中で
千の夜と輝く黄金砂漠を二人 空想上の動物にまたがって
いくつもの旅を繰り返してゆくのさ
その夢の数だけ旅をしよう
生きる数だけ夢を見よう
夜を飛び越えて
朝を走り抜けて
また飛び越えて
また走り抜けて
永遠の夜のその中を
三日月は今夜も輝き
僕らといわず世界を照らす
朝は元気をなくして青ざめた顔をしてもまた夜になれば輝いて
元気とりもどして
また僕らも夢の扉ひらいて夢を見るんだ
千の夜と千の夢に誘われて今夜も飛びまわる 胡蝶の夢 桃源郷のような素晴らしい楽園の中
君と二人 朝まで踊る
そんな素敵なストーリー
明日も続け
夜が来るなら
僕は泥棒にもなんにでもなる
君が笑う顔が好きだから。
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ひとりきりでもべつに悲しくなんかない
こんな涙なんてただの嘘さ
孤独の空はどこまででも果てしなく続いてる
それでも進む僕はおかしいのかなあ
ふいにこぼれた涙が頬を伝い母なる大地にこぼれた
そんな瞬間にあふれるやさしい気持ち
なぜか僕を包むよ
ひとりきりのさみしさはやがてひとりきりでも見える光を探して長い旅の末見つけた
これが僕の光
悲しみをこえた証
笑うがいい
それでも大切な光
孤独な空の中に見つけた光さ
涙のように輝いて見えるんだ
人はそれさえおかしいと笑うけど。
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伝えたいことはいつも
伝えられないままで
伝えたいのに伝えられず今日も日が暮れる
心まで夕闇に溶けていく
空を眺めている
空っぽの僕
ついているのか
ついていないのかも
わからないランプを気にしながらただ過ぎ去る日々を走りつづける毎日
昨日に置いてきたもの
明日に置いていくもの
すべて忘れても君だけは置いていくべきじゃなかった
過去にも未来にも
ランプが揺れている
僕の気持ちそのままに
ランプが消えそうだ
君の気持ちそのままに
心沈んでゆく静かに
夜に溶けていくよ
三日月も紅茶も
すべてが歪む夜さ。
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諸国を回る一行のように旅ゆく僕も旅人
雲を追いかけ夢を見て絶え間なく続く日々をただ泳ぐ魚
たまに悲しくて
たまに嬉しい
そんな感情の境をさまよいながら僕は繰り返す毎日
悲しみは空に
喜びは大地に
返しましょう
涙を空に
笑顔を大地に
こぼしましょう
さみしい気持ち
思いをさらう
立ち止まる僕に
風が吹きつける
明日の地図をひらいてみたものの何ひとつ正しいと思う道など見つからない
ただ僕らは日々を描くことでしか生きていけないのさ
縛られているような自由なようなこの僕を愛しんで
いつまでも大事なものは大事なまま
いつまでも僕は僕のまま何も変わらずに
だめなところもいいところもそのままの僕で歩いて行きたい
孤独な夜が僕を闇の中へいざなうけれど
僕はそれ以上の光を放ち明日へと向かう
旅人は雲のように
ふわふわと浮かぶのさ
悲しみなんかに負けないさ
強く強く思ったなら
明日へ行けるだろう
なんか少し自信が出た
確かなものなんて何ひとつとしてない
それでも道を遮る不安蹴飛ばして進むのです
悲しみを空に追いやって喜びを抱きしめて消えていくその感情のふたつを幻でしたともとあった場所に返したら
また形のない思いを抱きしめて僕は物語の続きを描いてゆく
明日へ 明日へと
輝いてゆく
僕は僕の きっと君は君の生きがい見つけて進むのさ
オールを漕ぐその手を止めないで明日へと向かう 光が見えたらもう少し もうひと頑張りさ
落とし穴に気をつけて進むがいい。