詩人:どるとる | [投票][編集] |
いくつものまばゆいシーンの中
振り返ればどんな場面でも
不思議なんだけど今よりはずっと美しく見える
昔話はやめにして
前を向いて歩きなさい
かたつむりのように低速で進む日々
季節は往々にして 行ったり来たりを繰り返す
僕らを急かすものは
何もないはずだ
いつか終わる旅なのに何を急ぐことがある?
ゆっくりのんびり
歩いていこう
死ぬまでの空白の時間の中 幻のような日々を笑い飛ばしていけ
ああ 悲しみも喜びもあの空よりはとても小さく あの海よりはとてもちっぽけだ
気にすることはない
どうにかなるさと
胸をたたき
歩いていく
僕の足取りは
軽くはないけど
きっと大丈夫さ
慌てず急がず
のんびりと
残された時間の中
くたばるまでの空白の時間を精一杯 笑い飛ばすのだ
昨日より今
今より明日
明日より来週
来週より来年
来年より再来年
数十年後…
そんな
夢を見るのは
むなしくなる
だから
僕らは 僕らは
今すぐに
笑いたいのだ
笑いたいのだ
小さな幸せに
ちっぽけな喜びに
迷わずに
ゆっくりのんびり
歩いていこう
死ぬまでの空白の時間の中 幻のような日々を笑い飛ばしていけ
夢から覚めたら
そこは どこ?
殺風景ないつもの部屋
窓を開け 深呼吸したら もう何も怖くない
さあ 今日も 空白の時間に たっぷりと笑顔を振りまけ
鮮やかな色彩で染め上げてごらんよ
ただ、生きることに
限りない幸せをかいま見る
そんな今日であれ
そんな人であれ。
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生きているだけで
笑うことができる
生きているだけで
幸せな気持ちになれる
生まれただけで
人を愛することができる
生まれただけで
人に愛されることができる
空っぽの日々の中
がら空きの両手に
有り余るほどの
幸せ 見えないけど
誰もが握りしめてる
生まれたことを
生きていることを
もっと 楽しんでごらん
生きていることに
生まれたことに
もっと 自信を持ってごらん
自信とは自分自身を信じること
また、自分を 愛すこと
簡単だよ ただ、その少ししょぼくれた顔を空に向けて 上げるだけ
それだけで
太陽が見える
まぶしいな
やけに 寒いな
生きているあかしだ
人を傷つけたとき
感じる後悔
人に傷つけられたとき感じる痛み
生きているあかしだ
結局 幸せだったんだね ずっと昔から
生きてるだけで
僕らは 恵まれた空の下 あたたかなまなざしに囲まれて 優しさに包まれて ここにいる
愛されてはじめて
ここにいられる
生きてるだけで
とてもすごいこと
生きてるだけで
とてもありがたいこと
だから 笑ってるんだよ
何もいいことなど無くても
生きてるだけでうれしいから
生きてるだけで幸せだから
君は どうだい?
そんな毎日愛せているかい?
邪険にしたら ただつまらない毎日だ
瞼を閉じて再度確認
ああ 思ったよりは
素晴らしい毎日
とりあえず笑え
とりあえず泣け
とりあえず喜べ
とりあえず落ち着け
おまえは生きている
ただそれだけで
幸せだ
生きている
ただそれだけで
大丈夫
生きている
ただそれだけで
なんとかなる
そういうもんさ
そういうもんさ
人生なんて
だから 行こう
世界の果てへと
行くように
見えない何かを
探しに行こう
宛もなく行こう
ただ生きてるだけで
いつかは終わってしまう人生だけど
とりあえず 歩こうね。
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涙がまっすぐ降る日はきっとうれしい日
涙が斜めに降る日はきっとかなしい日
涙の降り方ひとつで僕の心模様は 変わる
涙の降り方ひとつで
皆の心模様は決まる
今日はどっちかな
明日はどっちかな
それはまるで波のように 気まぐれだから困るよね
笑ったり泣いたり
忙しい人の群れの中
僕も同じような人
ああ 涙が降る
ああ 独りきりの完成披露試写会
なんてつまらない1日だ
涙が出てくるな。
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今日も1日 いろんなことがたくさんありました
頑張った自分だから
結果はどうあれ責めないで とりあえず帰りましょう
こんな僕だって
不器用だけどね
頑張ってるんだよ
そんな自分に
賞を贈るなら
やっぱり
がんばったで賞
涙を背負ったまま
太陽に背を向けて
さよならとつぶやく
僕の瞳に映る夜空
大きな月が輝く。
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誰かの心配をよそに
僕は何度でも転んで
誰かを困らせている
知らないところで
世界中見渡してみれば 僕などまだ幸せなほうで 文句や愚痴を言うことさえ贅沢なのです
それでも まだ何かが足りない毎日だ
それでもまだ 何かを欲しがる僕だ
一瞬のまばたきひとつで世界中は変わる
そんな大げさな明日が来ることだってないとはいえないさ
それはある日突然に訪れた 寝坊助の鶏も目を覚ますような
はじめての春です
恋をした
なんの脈絡もなく毎日に 割り込む幸せ。
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広い広いこの世界で
今日もたくさんの涙があふれたくさんの笑顔が咲いた
暗い暗い 夜の片隅
まだ眠れないでいる
君を呼ぶのは さびしさ紛らせる私の声
ああ 悲しみも喜びも無意味な争いも
当たり前のように
つづくなら
みんなが幸せに生きれるような明日が来ることだけ 願うよ
記憶の中 覆い被さるようにかかるモザイクが 思い出を汚すなら 今だけを見つめていられる瞳がどれほどまでに幸せなのかを思う
いつかの涙も 明日の笑顔も すべて知り得ぬ世界の出来事
大切なのは今をどう生きるかだろう
過去を振り返らずに
未来を見据えすぎずに
今という時間を大切にできたら 今日という1日は輝くよ
うなだれてる君や
落ち込み 沈んでる君を呼ぶのは もうひとりの君の声だよ
大丈夫だよ
そんなに心配するな
無理は禁物
肩ひじ張らずに
歩いていこうよ
そんなやさしい言葉をくれるよ
逆らわずに腰をおろして見上げた空に
たくさんの星が輝いていた
そんな夜の片隅
君は笑うだろう
目を閉じて そこに広がる暗闇に浮かんだ
素敵な景色などくだらない
だけどこうして見上げた空に輝く星には嘘はない
イメージは現実とはなかなか重ならないけれど
理想とはえてしてそういうもんだと笑う
そんな僕や君を呼ぶのは 君を心配する君自身の声
心が悲鳴をあげたなら
少しはからだを休めなさい
明日が見えなくなるまえに
自分をなくしてしまうまえに
形のない 色もない
塊を抱きしめたまま
眠る夜 夢は果てて
乾いた大地に
吹く風は私のため息
ほらね飴色の夜明けの空に昇る朝陽さえ悲しく見えるなら
あなたは日々は
忙しすぎて
急ぎすぎて
つまらない
もう少し ゆっくり生きなさい
泣いたっていいからさ
純粋な気持ちで 今と向き合い
見過ごしている光をもう一度捉えよう
内から見た君が君自身を見て泣いているよ。
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僕は旅をし続けて
やっとたどり着いた
旅の終わりに
始まった新しい
旅路は生命の終わりに向かう旅
それでもたくさんの希望があふれている
今 生まれたよ
小さな命は
元気な産声を上げて
あなたの胸に抱かれて生まれてきたよ
はじめまして
僕は小さな命です
どうぞ名前をつけて下さい
そしてたくさん愛して下さい
たくさんの思い出と優しさをください
あなたを幸せにするために
僕が幸せになるために
僕はしっかり最後まで生きるから
どうかこれから
よろしくお願いします
命は言うよ
精一杯の愛を込めて
命はたどたどしい声で言うよ
あなたに愛されるため
あなたを幸せにするため
僕は生まれたんだ
あなたを 愛すため
僕自身が幸せになるため
僕は生きるんだ
命は言うよ
何度も言うよ。
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1日の終わりに重たい瞼を開ければ
やっと行き着いた帰れる時間
ふと見渡せば もう空の彼方夕闇が迫っている
1日、痛い思いもたくさんしてさどれだけ失敗したかわからない
何が そんなにいけないの? そんなに頭ごなしに責めるなよ
誰だって人には言えない悲しみや切なさをひとり抱えてるのだから
それほど誰かが吐き捨てるほど悪くはないさ
こんな当たり前な毎日は紛れもなく幸せなんだろう だけどたまに深く傷ついて 暫く立ち直れない時がある
そんな時だってなんとか自力で這い上がって無理して笑っている
おほめの言葉がほしいわけじゃないのさ
ただ 僕の心の中の散らかりようも理解してほしいのさ
そして夜がまた 僕の住む世界にやって来て
ほらねまた泣きたくなるんだ わけもなくただ 涙がぽろぽろと流れるよ
人を殺めたわけじゃないし
人を騙したわけでもない
そんなに大げさな事じゃないさ
ああ希望など見えるわけもないけど
明日もなんとか 生きれそう
本当はギリギリだけど
頭の良し悪しに関わらず頑張る 君は悪くない
きっと誰かがわかってくれるだろう
きっと誰かしらは愛してくれるだろう
君だけじゃないさ
そんな気持ちを抱えてるのは
だからあんまり
暗くならないで
少しだけ明日を信じて 歩いていくほかないよ
その傷跡にも その頬の涙の痕にもすべて罪はない
泣き止んだあとの心にはなぜかあたたかなやさしさだけが
救いの光のように残っていたんだ
いつも いつも わかってる
誰も悪くない
ああ 生きているから 僕たちは笑うことができる
ああ 悲しいことばかりじゃない 大丈夫、大丈夫
弱さとは また違うさ
泣いても泣いても
気は晴れきれないけれど
お日さまが差すように 希望は 安らかな明日を期待させてくれるね
さあ 無理はせずに
歩いていこう
悪いのは命を投げ出すその愚かしさ。
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恋は いいもんですね
心が優しくなる
人を思いやることを心から大事に思えるんだ
独りじゃない心強さと
互いを気遣える気持ちを知りました
たくさんの思い出をつくろうねと
ふたりは貧しいながら心が豊かになるような幸せな毎日を送る
たとえば傷ついたときは 互いに慰めあって
たとえば さびしいときは 何も言わず寄り添いあって
世界でただひとつの愛を育てるのさ
せっかく咲いた恋の花
枯らせぬように
萎(しお)れないように
心を込めて育てよう
君を愛して 君に愛されて 僕はなんて幸せなんだろう
欲しいものなんてもう何もない
どうしてってくらい人と人が群をなすとつまらないことで いざこざを起こして 果ては争い 愚かに傷つけあうけれど
ただ、一緒にいるだけでふたりは こんなにもこんなにもおだやかな気持ちで 少しくらいのことなら平気で笑いあえる
ちっぽけなことなんか気にしないふたりだから 少しまぬけなようだけど それがどうやらこうをそうしてるみたいだ
恋をしたら なぜか
今までの重たい日々が軽くなったよ
それはまるで何かのおとぎ話のように
運命づけられた何かがふたりを導いたような そんな気さえするんだよ
君というさめない夢を見続けていたい。
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出会った頃から なぜだか ふたりには
まるで遠い遠い昔から 知っていたかのような そんな懐かしい気持ちがあったのさ
まるでそれは運命づけられた出来事のように 神様が仕掛けた悪戯みたいに 僕たちは出会い恋に落ちたのさ
ほら見てごらん
夜空にたくさんの星たちが輝いているよ
でもどんな星よりも
輝いているのは
あなた
あなたなんです
恋しくて
愛しくて
あなたが
好きで
大好きで
たまらなくて
それでも
言えなくて
そんな
もどかしい
気持ちを抱えているのです
つぶれたパチンコ屋の前を通ったとき 閉じたシャッターを見ながら思ったことさ
俺もいつかあんな風に 役目を終えて 静かに 死んでいくのかなと 思った
そしたらなんだか悲しくなって しんみりしていたよ
夕暮れだったこともあいまって 切なさは倍になり 男泣きしちまうんだよ
絵に描いたような幸せな未来を見ていたけれど ただ隣に好きな人がいてくれりゃ
十分なんです
恋しくて
愛しくて
あなたが
好きで
大好きで
たまらなくて
それでも言えなくて
そんなもどかしい気持ちを抱えているのです
優しくて
優しくて
優しすぎる程に
あなたは
まぶしくて
まぶしくて
まぶしすぎる程だ
僕なんかには
もったいない
美しい人
美しい人
恋しくて
切なくて
愛しくて
たまらなくて
見上げた空に
星が流れ
僕はぽっかりと
空いてしまった
胸の隙間を
吹き抜ける
夜風が身にしみて
さみしかった
悲しかった
君がいないよ
恋しさだけが
募れば募るほどに
言えない自分が
愚かしくて
おかしくて
泣けてくる
泣けてくる
そんな俺たち恋する年頃
その痛みさえ恋の味
その痛みさえ恋の味。