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やさしくいるだけで 争い事は消えるだろう。 でもやさしくされたことがない人はやさしさはわからない だから すべての人がすべての人からやさしくされ、すべての人がすべての人にやさしくするべきだ。
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めぐる めぐる 時代の中で 人と人は愛し合い
時折 いがみ合いすれ違うこともあるでしょう
人だから 人だから
仕方ないさと 苦笑い
今日も 時を旅する旅人は 仲直りのかわりに口づけしあう
季節を旅する人たちよ
あなたがいるのが
春ならば
私がいるのも
春です
あなたがいるのが
夏ならば
私がいるのも
夏です
あなたがいるのが
冬ならば
私がいるのも
冬です
あなたがいるのが
秋ならば
私がいるのも
秋です
でもね 時々
夏なのに
心が寒くなる
でもね 時々
冬なのに
あたたかくなる
愛という
灯火 揺れてる
ああ愛してる
ああ愛してる
何度でもめぐる
季節の旅人
またやってきましたか 寒い冬が
それでも 心には春が来ている
あなたが連れてくる
ぬくもりとやさしさが 春を連れてくる。
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眠りなさい
星空の下で
眠りなさい
いつもの夜に
眠りなさい
夢を見て
楽しい夢を
見なさい
色とりどりのあざやかな夢を見なさい
明日 雨でも 心だけは晴れるように
眠りなさい
お眠りなさい
素敵な夢を見て
眠りなさい
お眠りなさい
星空の下
楽しい夢を
見なさい
素敵な夢を
見なさい
そんな夢見る夜に。
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泣いたっていいんだよ
時には悲しいこともある
笑わなくたっていいんだよ
時には泣きたいこともある
無理しなくたっていいんだよ
時には 眠れない夜もあるんだから
涙を流すことは恥ずかしい事じゃない
悲しいのに笑ってる人のほうがよっぽど恥ずかしい
悲しいなら 泣けばいい
嬉しけりゃ 笑えばいい
そんな当たり前なことを平気で偽る大人は不幸だろう
今を生きるすべての人へ 捧ぐ 題名のないうた
響いてゆくもいかないもあなた次第なの
今を生きるすべての人が 一人一人音符なのさ
リズムを乱さずに 生きようとするんじゃなく
リズムに乗れない僕らを 笑うような世の中が 知ってる自分などごく一部の僕
人知れず涙する夜
誰にもわかるはずもない
だから僕らは迷い悩むのだ
眠れない夜はつづくのだ
それでも生きる僕らがえらいのだ
開き直って 進め
うさぎをほったらかして 亀は自分の人生を 目指す。
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自転車のペダルを踏むようにね ゆっくりとのんびりと 旅を楽しもう
ペダルを踏むごとに
いろんな気持ちになれる
僕の瞳に映る景色も変わる
ギアを変えて 表情を変えて めくるめくストーリー
あらがうよ 時の流れに 若いままでいたいもの
働きアリのように
必死こいて
何か守るために
今日も僕は歩く歩く
口笛吹き鳴らして
空を眺め 彼女のスカートのぞく
パンツは空色がいい。
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あなたも僕も忙しい
いろんなことで忙しい
悲しみも喜びもそれなりに沢山あって
忙しい ああ忙しい
涙のかわりに
屁をこくよ
笑えないかわりに
涙を流すのさ
あいつの隣では
嘘なんかつけないよ
嘘をつかなくても
優しく包み込んでくれるから
君がただ好きなんだよ
それだけで世界が
平和に見えるんだよ
君が好きな気持ちだけで
何もかもが輝いているように見えるんだよ
アリの巣を ずっと眺めてる昼下がり
やることはなくても
くだらないことに日々は忙しいの
ため息 ゆれる 帰り道 残業 お疲れ
電車の中 つり革につかまる 力も 無いほどにぐったりなの
そんなくだらない景色の中で 僕は笑うの 泣くのよ
そんな宛もない日々の中 夢を見るのよ
歌うのよ
屈託なく笑う 彼女の笑顔が 鏡に 映るのよ
そんな日々の中に
幸せは あるのよ
幸せは あるのよ
日々は忙しい
ああ忙しい
またですか
またですか
日夜つづく残業に
もはや弱音も
吐けません
あなたも僕も忙しい
いろんな意味で忙しい
でもね 良いこともそれなりにあるから死ぬに死ねないの
未練がありすぎて
魂は まだ元気です
疲れ果てても歩くのよ
地平線の彼方より
ずっとずっと向こうまで
アリだってあんなにちっちゃなからだで生きている
僕などまだ幸せなほう
そう思えば なんだって やれる気がするよ
やることは 常に なくても 泣いたり笑ったりするだけで 日々は忙しいの
やることはなくてもくだらないことに日々は忙しいの
僕は忙しいの
君もそうなんだろ?
あんたも同じなんだろ?
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もう二度と会えないかもしれない出会いかもしれないね
この出会いは
だけどまたいつか偶然に どこかで出会えるかもしれないね
今日の別れが いつか出会うための さよならになるかもしれない
いつか また 出会う日のために
今日の日の別れがあって
どこかで また 2人が出会うための
さよならに 変わるなら さよならなんて言わないよ
あなたに出会えて
本当に良かったと
思うから
また会おうね
涙も見せずに
お別れだ
人間 生き別れたら
なかなか会うのは難しい
テレビ番組で会ったじゃない
離れ離れの人を引き合わせ番組
でも 会えるのは
限られた人だけだ
死に別れた人には
悲しみが残るだけかも
でもね 人と人との出会いは不思議なもので
出会うってだけで 嬉しくなるのさ
いつか 出会う その日のために
今日僕らは別れるんだとしたら
いつかまた 笑って
2人が 久しぶりなんて 言って 抱き合うその日までの さよならになるなら 涙はその日までとっておくよ
あなたに出会えて
本当に幸せでした
これからも
沢山お話しましょう
沢山夢を語りましょう
人と人との出会いはまか不思議
出会うだけでなんだかさみしさ消えるから
あなたに出会えて
良かったよ
そんなふうに言えることが幸せに変わる
だからさよならは言わないよ
また会える きっと会える
今日の日のさよならが 嘘になる日がやって来るから
だからさよならは言わないよ
また会いたいから。
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ここにないものを
想像するように
空気椅子に
座るように
生きたい
ここにないものも
あたかもあるように
見せるパントマイム
壁をつくるよ
移ろい行く日々の中
ゆれる 草木よ
わけもなく
時を 見送り
僕らを終わりへと
追いやるのか
ここにないものが
一番欲しいよ
ここにないものが
一番足りないよ
空気椅子に座って
本を読む 休日の昼下がり
車は 絶えず 行き交う 何も不思議なことなどない日常の中
わき上がるように
生まれた 疑問を
解き明かすのは
その不思議のなさを
解き明かしたあとだ
ここにないものを
想像するように
空気椅子に
座るように
生きたい
ここにないものも
あたかもあるように
見せるパントマイム
壁をつくるよ
ここにあるものは
どれもがらくたばかり
重力に逆らいたくても落とした林檎は地面に落下して砕けるよ
それが僕らの日々
悲しいくらい
それがふつうだ
それでも僕らは見えない何かを信じてるように 空気椅子に腰掛けるように 見えない明日にすがりつくだろう
そのくせ同じように見えないものが沢山あるのに それは信じようとはしないのさ
それはなぜかな?
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全て 空回りする目も回るほどのメロディ
引き合って また 離れて また もとに戻る
鬱屈とした気持ちを吹き飛ばせ 通り雨
傘を差さずとも 避けきれないさ 悲しみという雨だけは
悲しみという雨だけは
高らかに笑う
高らかに笑う
憎き誰かのため
歌う。
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泣きたいときも
泣けないときも
いつでも あなたのそばで微笑む誰かの優しさに言葉をなくす
泣きたいときは
泣きたいなりに
いつでも 泣けばいいのさ 無理に我慢する必要はないんだよ
泣きたいときも
泣けないときも
いつでも 強がってしまう僕だけど 本当はわかってる あなたのやさしさを
やさしい雨は降る
僕のほほに
やさしい雨が止むと
太陽が昇るように
僕は笑うでしょう
泣きたいときも
泣けないときも
いつでも あなたのそばで微笑む誰かの優しさに言葉をなくす
言葉をなくしたそのあとで きっと僕は大事なものに気づくさ
だから
泣きたいときも
泣けないときも
あなたのそばで
泣きたいときも
泣けないときも
あなたのそばに。