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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[3575] 偽りのウェディング
詩人:どるとる [投票][編集]


それはまるで調律の 合ってないピアノの鍵盤のように
階段を踏み外したような間の抜けたメロディ

切なさを のみこんでも のみこめずに 吐き出した 君のその頑張りには 驚くけど
あまり無理することはないさ

偽りのウェディング
白いドレスに身を包み 満面の笑みを浮かべた君の心の中
不安渦巻く 灰色の未来を映してる

何かが まだ
不安だよ

僕に何ができる?
君に何ができる?

はみ出した 行き場のない思いは 空を切るだけの右手を 冷やした 冬の肌を突き刺すような風をわがままにうらむだけ

ああ 誰かが君を愛しただけ それだけで心は離れていくのか
そうじゃないことを祈るんだ

まだ 愛してる

愛してるから
何かがしたい
でも 埋まらない
距離ができた

遠くから 遠くから
見つめていよう

僕にできる
たったひとつ

君に拍手をおくろう
二人に拍手をおくろう。

2012/01/02 (Mon)

[3576] 胸いっぱい
詩人:どるとる [投票][編集]


君がくれた やさしさで僕の胸いっぱい
両手では 抱えきれないほど 沢山のやさしさで 心があたたかいよ

体中に流れてる血潮があるのなら
悲しいときうれしいとき流れる涙があるのなら 誰だってひとのことを思いやることができます
だからひとの傷跡を
笑わないでいておくれ

ひとの涙を 笑うことは誰にもできないさ
それがいつも
それがいつも
僕の交わした約束だから それだけは破れない

ばかばかしいことかい? だけど大切なことさ やさしいだけ
それだけで もう何もいらない

たとえば ひとのために 何かをしてあげるとき 見返りなんて求めないで 誰かにやさしくしてあげられたなら 素敵だろ

きれいじゃないかもしれないけれど
誰かのために何かをしたい ただそれだけの気持ち抱え 走りつづける日々もある

不安で 目の前の現実なんて 見えない時もあるけど そんなもんは しょっちゅうだから 笑い飛ばしてやるんだぜ

君がくれた やさしさで僕の胸いっぱい
花束も何もいらないよ ただ君がそばにいてくれりゃ いつでも 笑っていられる

返す言葉も何ひとつ
ありはしないけど
それでも 何かできそうな そんな予感がする

ありがとう
愛してる
ラララ

言葉にならない
かわりに
同じ時間の中
沢山笑おう
沢山泣こうね
沢山の記憶の中
足跡 きざもう

胸いっぱいの愛を
胸いっぱいのやさしさを

君にも あげるよ

輝くような
なんの価値もない
かけがえのない
日々を一緒に
歩こう

宝物と呼べる
素敵な日々を
歩こう。

2012/01/02 (Mon)

[3577] こんな夜もある
詩人:どるとる [投票][編集]


涙 抑えきれずに
泣き続けて
泣き続けて
まぶた腫らす
そんな夜もある

あふれ出る涙は
理由なんかいらないよ
泣きたいから泣くんだろう
僕にもあまり意味はわからない

理由なんてなくたってさ 泣きたいときがあるから
そんな夜もあるのさと笑い飛ばしてみるんだ

星空に浮かぶ 素敵な星座の 名前は わからないけど
いいじゃないか
なんだってさ

夢のような
現実のような
ふしぎな
ふしぎな
夜の中で
夢を見よう 見よう
見よう見まねで
あなたに口づけするよ
うがいぐらいはしておくよ
臭いと困るからね

よそ見ばっかしていると 思わぬ 明日にぶつかるよ
気をつけてね いわんこっちゃないのさ
マヌケな僕だけど
愛してくれるかい?

ダンスなんてできないけど あわおどりぐらいならできそうさ
嫌だわなんて言わないで 星空を眺めたら
なんだか 僕らの迷いや悩みなんて ちっぽけに見えるよね

涙 抑えきれずに
泣き続けて
泣き続けて
まぶた腫らす
そんな夜もある

互いに互いを
責めずに
仲良く 仲良く
やっていこうよ

遠慮しないで
二人なら 二人なら
大丈夫

これといった 確証や保証もないけれど
なんとなく
なんとなく
そんな気がする

泣きたいときは
泣けばいい
笑いたいときは
笑えばいい

ひとってそんなもんでしょ

こんな夜もあるさと
泣いとけばいい
こんな夜もあるさと
開き直ればいい。

2012/01/02 (Mon)

[3578] 青い自画像
詩人:どるとる [投票][編集]


船を漕ぐよ 時を秒刻みで 食らいながら
僕らは 笑ったり 泣いたり 散々 繰り返して 疲れ果てた 夜に言葉を選ぶ余裕もなく背中合わせ見事なまでにすれ違う
無言のまま互いを避け続け朝を迎えた

闇を 抱えたまま 光を避けて 歩く日々
小さな事にいらだつ僕を君は悲しい目で見てる

ああ 眼差しが突き刺さる 眠れない夜
ああ タイミング 見計らい 言おうとしても 言葉が 出て来ずに また 背中向ける

青い 青い 自画像のよう 悲しい目をしてる

青い 青い 自画像のよう うつろな目をしてる

笑いたいのに 笑えない
泣くのも はばかれる
ただただ 背中向けて 子供のように 強がっている

青い 青い 自画像より青く 僕の心は悲しく染まる

青い 青い 自画像より青く 君の心も悲しく染まる

抱きしめてしまいたい
すべてを解き放って

なぜか 踏み出せない
ばら色に輝いていた
あの頃の僕らに
また 会えるなら

青く染まった自画像も 色鮮やかに
微笑むのだろう

理想ばかりが 積み重なって 現実は 理想に埋もれてしまうよ

ああ 青い 青い 自画像よ その青さの下に隠れたばら色のきのうよ

どんな言葉なら 愛は もとの鮮やかさを取り戻すのか

教えて。

2012/01/02 (Mon)

[3579] あみだくじ
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悲しいことなんて
早く忘れた者勝ちさ
戦争が起きていたって お腹はすくよ
屁も出るよ

今日はどこに遊びに行こうかな
何気ない 日常の隙間に 幸せが見えたらいいな

昨日も今日も明日も

何年 何十年先も
僕は僕はきっと
相変わらず
僕のままさ

悲しみも喜びも ずっと僕のそばにいてくれるのに 人は生きていると なくしてしまうものが多すぎる

輝くような思い出と
少しばかりの不安と
頼りにならない期待と 手をつないで 日の暮れた空の下
何かを待つ
僕は 何かを待つ

朝が来れば起きて夜が来れば眠る
そんな日々の合間にきらめく笑顔や涙

愛すべき人がいりゃ
きっとなんでもない毎日も 輝いて見えるだろう

ラララ 言葉にならない思いを のみこんで 歩く 帰り道
夜が来ました
来ましたよ
灯りの下に佇み
涙をこぼす僕は
一人 自分でもどこへ行こうかわからない

あみだくじのような人生だ

たどり着くのは
なんだろうね

とりあえず 歩こう
果てへ果てへと
伸びたこの道を。

2012/01/03 (Tue)

[3580] 幸せの意味
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幸せという意味をおしえてください

僕にはわからない

心やさしい人なのに幸せになれない人がいる

傷だらけになってもそれでも誰かのために頑張る人がいる

基準がずれてるんだ

幸せな人 幸せじゃない人

本当に幸せにならなきゃいけない人が泣いている

幸せという言葉にまた矛盾が生まれる

幸せという本当の意味をもう一度おしえてください。

2012/01/03 (Tue)

[3581] 物言わぬ本
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文字だらけの本は
物言わぬ本

言葉から 広がるイメージは人によって様々

あなたはどんなイメージを抱くのかな?

悲しみも喜びも 広がるイメージによって変わるのさ

物言わぬ本 開けば
始まるよ

楽しいストーリー

続きを知りたい まだ終わらないで

不滅のストーリー

物言わぬ本 閉じれば なぜか泣きたくなる

あの頃 覚えてる?

僕らが大人になったように 本も少しずつ分厚くなるよ

物言わぬ本 開けば
始まるよ

でも続きにも限りがあるよ

だから 何度でも開くんだよ

物言わぬ本 開いて閉じて また 同じ行を読み返して
また違う解釈で読む

楽しいストーリー

まだ あなたの頭の中で 物語はつづいてる

終わりの続きのストーリー

物言わぬ本 開けば
始まるよ。

2012/01/03 (Tue)

[3582] 心の表情
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涙は流せば流すほど
きっといつか笑うとき より 気持ちよく笑える

そう思うと 少し楽になる

今日 泣いたなら 明日は笑おう 明日笑えなかったら 明後日笑おう

毎日笑わなくていい
無理に笑わなくていい
でも笑えるなら笑おう

笑うとなぜか元気になるから

笑うという事は 心が生きてる証

笑えば笑うほど 生き生きするね

泣くという事は 心が素直な証

泣けば泣くほど 優しさも育つね

だから 泣きたいときは泣けばいい
笑いたいなら笑えばいい

心のままに 生きたい
時には世の中に抗っても

大人の笑顔は嘘臭い
涙さえ疑わしい

それでも 時には
大人だって本気で笑う 本気で泣く

今日は笑えるかな
それとも泣くのかな

わからないけど
心が笑うなら笑い
心が泣くなら泣きたいよ

それが きっと
心の表情。

2012/01/03 (Tue)

[3583] 理想と現実
詩人:どるとる [投票][編集]


理想と現実の間には容易には越えられない壁がある

その壁を越えたとき
理想は理想ではなく
紛れもない現実になる

理想は語るだけでは越えられない壁だが
理想が現実に変われば壁の向こう側へも行けてしまえる

理想は理想
現実は現実
割り切れる人
割り切れない人
見つめる世界は同じでも考え方が違うだけで 世の中は腐っても見えるし輝いても見える

万人の瞳に映る世界はそれぞれ違うから
理想の形も人それぞれだ

人は自分の理想的な世界をいつも世の中に重ねるけれど
理想は理想でしかなく 現実は理想とは重ならない

だからこそ人はたくさんの色とりどりの夢を見る

無謀だろうと大げさだろうと
現実だけでは あまりにもつまらない

理想と現実の間に見る 壁には努力の爪痕がくっきりと刻まれている

叶わぬ夢と知ったあとでは 最早理想は理想でしかなくなってしまう

だけれど人はそれでも夢を見続ける

現実を受け止めるにはあまりに 厳しい結果に なってしまう時がある

だからこそ人は現実から目をそらす

そらした視界の先に
届かない理想を映して 理想に理想を重ねて 何度でもうつろな夢を見る

理想と現実の間に佇んで 越えるべき壁が越えられない壁になってしまった現実を理想で隠すように。

2012/01/06 (Fri)

[3584] おしえて
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心に嘘をついて
笑えば笑うほど
哀しい海に
溺れていく

無理に微笑む
あなたを見てると
とても悲しくなる

ただ誰かを思いやる
それだけできっと
幸せなんて
たやすく手に入れられるのに
僕らは欲張りだから
いつでも いつまでも覚めない夢の中
来るはずもない夜明けを待っている

あなたの瞳に映る
明日はどんな
色をしているのかな

おしえて どうしたら僕らは 心に嘘をつかずに 心から笑えるのかな

身も心も ささげた
人よ 愛をおしえてくれたのに どうして
あなたは僕に淋しさを 残して 消えたの

ふいに吹く風にさえ
なぜかあなたの気配感じて振り返ってしまう そんな僕だよ

ゆっくりと
ただゆっくりと
季節は過ぎ去って
波が 砂に描いた文字を消して行くように
時の波が あなたの記憶をさらってくれたらどんなにいいだろう

おしえて あなたは幸せだったのか
何もない 部屋の中
ベランダに干された
風にたなびく白いシャツ

ああ 面影だけが
春の陽射しに揺れていた。

2012/01/07 (Sat)
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