詩人:どるとる | [投票][編集] |
どうしてなんだろう
僕はどうして 優しくなれないのかな
どうしてなんだろう
僕はどうして 笑えないのだろう
夜空に光る星のように いっそ 誰が見ても美しいと思われる人になりたい
見た目じゃなくて
姿形じゃなくて
心や中身が美しい人になりたい
どうしてなんでしょう
僕はどうして 人と比べてしまうのかな
どうしてなんでしょう
僕はどうして 違う考えに落ち着けないのかな
戦争の引き金最初に引く人は よっぽどわがままな人なんだろうな 僕は鏡に映る僕自身が時折 醜く見える
瞬間的じゃなくて
その場しのぎじゃなくて
こうと決めたらいつまでも美しくいたい
星のように
星のように
ただ 一心に
輝いて 輝いて
誰のためでもなく
損得は考えずに
キラキラと
輝いていたいよ
人の心の中
通して見える光
美しさは人の中から人の中へと映る
星のような光
星のようになりたい
そして誰かに 愛されたい
終わらない夜が 嘘になる日を 待ち望み
僕はひとり 名前のないバス停で愛というバスを待っている。
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僕らは限りある永遠の中
いつか 本当の意味での永遠になる
僕らは限られた有限の中
いずれ 天に召され痛みからも苦しみからも解放され 本当の意味での幸福を手にする
永遠はいつでも目の前にある
見えないだけで僕らはいつか
その永遠の一部になる
終止符は今だ
この時間の果てたどれば 僕らは延長線上の向こう側ではもう永遠の人
死んでるようなもんだ
だけど、きっと心が動いてるうちは永遠にはならないしなれない
永遠に世界は僕が死んだあとも延々とつづくけれど
僕らはその先まで知ることはかなわない
百年千年1万年経っても 果てしなく遥かな永遠の最果てで
誰も存在しなくなった世界で 静かに世界は終わりを告げる
この世界が 一番 孤独で一番 長く生きる
それでも 永遠は手にいれられない
永遠そのものに追いつけない
形ある僕らには 永遠は 掴めない 永遠に。
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僕らは美しさを 目で見て判断する
だけど本当の美しさは心を通して 人を感動の渦に巻き込んでしまう
だが、目の前の美は目で見たものがそのまま心を通して伝わるとも考えられる
美の観点は目で見たときと心を通して見たときの二通りの見方がある
僕らは目だけで見ているのではなく 心を通して美しさを判断している
美の観点は常に心と目をひとつの点としそれを結んだ先に 存在する。
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その一言で 人を傷つけてしまうことができる
その一言で 人を慰めたり元気づけたりできる
言葉は使いようさ
時にはナイフのように鋭くもなり
時には真綿のように柔らかくもなる
言葉は両刃の剣さ
その一言で 人を死に追いやることもできる
その一言で 人を死の淵から助け出すこともできる
言葉は使い方だね
何気なくこぼしたその一言が 知らず知らずのうちに人を傷つけることもある
その一言が たった一言が 誰かの心に光を差すこともある
言葉は使いようさ
目には見えず形のないその刃先が誰かの心に傷を負わせることもある
その一言で その一言で
僕らは 言葉を選ぶべきだね
言葉は見えない凶器に変わる
言葉は誰かを守る盾にもなる
その一言で…
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人間を知れば知るほど人間が嫌いになる
同時に人間を知れば知るほど人間が好きになる
人間の良さを見ようとすると人間の狡さが目立ってしまう
人間の邪悪さを指摘しようとすると自分の欠点が頭をよぎる
人には常に良さと欠点があるけれど
どちらもその人だからどちらかを消すことはできないけれど
光と影の両方を愛せたなら一番良い
人を傷つけるのも人間ならば
また人を助けるのも人間
誰にでも当てはまる
誰にでも関係がある
光と影の両方を誰もが抱えている
今日誰かを傷つけた自分がいるならば
明日は誰かを助ける自分になりましょう
明日今日より誰かを傷つけたならば
明後日は明日と今日のぶん誰かを助けよう
影は光を補いながら
光は影を補いながら
互いに互いを打ち消し合うこともなく
良さもずるさも向き合いながら ここに存在している
光と影の両方を愛せる人になりたいよ
他人の間違いを指摘できるほど僕らはきっとできた人間じゃないから なるべくなら良さを見つけたい
光のような 人の優しさや人のぬくもりを
探していたいのさ
見つめていたいのさ。
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そばにある 当たり前という名の幸せを
見つけることのできる目は持っていますか?
過去見逃した幸せもたくさんあります
街を歩けば 犬じゃなくても棒に当たる世の中さ
目の前行く手を阻むようにそびえ立つ壁とにらめっこ
ナイアガラの滝のように すさまじいスピードで 流れてるわけじゃないのにね
なんだか なんでだか時の流れが歳を重ねるたび 早く感じるんだ
いつものペースで
歩いているつもりなのに
気づきゃ誰かの
歩く速さに合わせてる僕がいる
自分では自分らしく生きてるつもりなのに
気づきゃ誰かの
話に合わせたり流行りの洋服身にまとったりしているよ
いつものペースで
歩いているつもりでもね
世の中のスピードに合わせられたんじゃたまらない
悲しみや歓び
尽きることのない悩み
そんなものすべて忘れられる日は来るのかな 本当の幸せは空の上にあり
社会という神様はいつもそうやってごまかすんだ
いつものペース
崩さないように歩いていくこと
自分らしくいようと思ったら 自分らしくなんていられないさ
いつものペースで
歩いていくにはきっと
自分らしさに気づかないでいることがもうらしくいるってことなのかもしんない
いつものペースで
いつものペースで
頼みますよ
そう言われたら
らしさを見失うよ
だかららしさに気づかないまま
僕は知らず知らず
いつものペースで
歩き続ける
いつものペース
いつものペース
言い聞かせても自分のペースなどわからない
だからねそれなりでいいんだよ
さあ 何もよけいなこと考えずに そのままで歩いて行こう。
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目を閉じたら きっと何も見えないだろう
耳を塞いだら きっと何も聴こえないだろう
目が見えなくなったら何が目の代わりを果たすだろう
耳が聴こえなくなったなら何が耳の代わりを果たすだろう
目の見えない人が見つめているのは いつも暗闇だと思ったら
間違いだよ
暗闇の向こう側
見えないはずの闇に
浮かぶ笑顔、涙がある
耳の聴こえない人が佇んでるのはきっと音のないつまらない世界だと思ったら間違いだよ
耳は聴こえないかもしれないけれど
その聴こえない耳でも聴こえる音色があるんだ 心に直接届くメロディさ
目が見えない人より
耳が聴こえない人より
僕らは不便しないのにな
大事なものを見逃している
大事なものを聞き逃している
目の見えない人ほど
耳の聴こえない人ほど
大事なものを見分け聞き分けられる
耳が聴こえないからこそ
目が見えないからこそ
僕らには聴こえない音色が聴こえ
そして
僕らには見えない景色が見えているんだ
なまじっか目が見えるから
よけいな欲望が生まれる
なまじっか耳が聴こえるから
よけいな情報に惑わされる
本当は目も耳もないほうがいいのかもしれない
目の見えない人が見てる暗闇には 今日も見えない景色がどこまでも広がり
耳の聴こえない人の耳には 今日も聴こえない音色が響く
ほらね、大事なものはいくら耳をすましても聴こえない
そうさ、大事なことはいくら目をこらしても見えない
大事なものは いつだって 聴こえないし見えないんだから
ほら、それは形のない愛だったり 優しさだったりするんだよ
耳や目で聞き分けたり見分けたりするものじゃないさ
心があれば ちゃんとわかるんだ
耳を塞いでも 音は消えない
目をつむってみても指の間から 君のにやけ顔がのぞく
耳にも目にも不便しない僕らには本当に大事なものは聴こえますか?見えますか?
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君をわかってくれる人はどこにでもいる
そして
君を傷つける人もどこにでもいる
嫌い 憎み 人を疑って 挙げ句人を信じることができなくなる
そんな嫌な世の中の風潮に惑わされることなく 今日も人と向き合うたび 殺したいほど人を憎んだとしてもその憎しみを愛に置き換えることはできていますか?
人の中に 優しさを見つけるたび
人の中の 愚かさが重なるように 目の前をよぎるよ
人に 変われと言ったって そういう人だから 変わらない
せめて 自分はいつまでも人にやさしくいたいから 今日もどれだけ人に冷たくされようと 僕らしく 笑ってよう
「強がりじゃない強さ」握りしめて立ち向かう
大人の中にいる大人
何故かひとり泣き顔さ
嘘や でまかせばかり
曖昧な供述ばかり
繰り返す世の中で
どれだけ 人にやさしくいれるかな
試されているんだ
試しているんだ
見えない神様に
人にやさしくいるためには
人を憎むことも知らなければ
人にやさしくなるためには
人を嫌うことも大事なことだ
憎んで嫌って 蔑んで その愚かさに気づくまで そして気づいたときにはね人にやさしくしている僕がそこにいる
そうさ、やっぱり人にはやさしい人でいたいから 僕は人にやさしくするのです。
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僕の姿は 君にはどう映っているのかな
心まで見透かされているようで 目を合わせるのもおっかない
透明なその心には 見合わない汚れた世界でも 君は優しさを忘れない 誰にでも同じ笑顔を浮かべるね
泡となり消えたマーメイド
おとぎ話の中のハッピーエンド
目指すのはいつでも大げさなくらい輝く未来
人間に変わったマーメイド
誰かを恋する気持ちに素直になる
ただそれだけで魔法のようにほら寂しさも嘘のよう
ああ 僕だけのマーメイド
雨のあとに用意された虹のように
必ず幸せはめぐりめぐって
君の顔に笑顔を取り戻させてくれる。
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僕は描く 鏡も見ずに自分自身を描く
アトリエには 今日も失敗作が並ぶ
天窓からの眺め ありきたりだが美しい
アトリエの夜は短い
腹を空かせた猫が鳴く 分け前をねだる猫に チーズをあげる
悲しいような 嬉しいような表情で
笑うように 泣くように生きてる
僕は描いた自画像のタイトルを考える
絵の具などなくても僕らは鮮やかに染まる
たったひとつの灯火
アトリエにともるよ
アトリエの冬は暖かい
愛という不思議な唯一の傑作を眺めながら
僕は言葉もなく 静寂の中に佇む
誰より大好きな君を描きたい 僕の瞳の中笑う君や涙する君
いろんな君がアトリエにはあふれている
なんて素敵なんだろう
何ひとつ価値なんてないのにね
どれもこれもが宝物
アトリエの夜は賑やか
今日も人生という絵の中で二人は愛し合う 互いを思う心を信じながら
アトリエの夜は過ぎても窓に映るばら色の幸福よ。