詩人:どるとる | [投票][編集] |
言葉を汚く 使う人がいる
ただそれだけで 悲しいな
言葉を巧く 使う人がいる
でもそれだけで 何か忘れてる
見合った人かい?その言葉を使うに値する心があるかい?
言葉も死ぬよ 誰かを傷つけたときには
言葉は死ぬよ 誰かを蔑んだときには
だから どうせだったら きれいを言葉を使おうよ
誰かを慰めたりさ
元気づけたりするような言葉を使おうよ
わざわざ人を傷つけることはないさ
単純なほど 簡単なほどきらめくような
そんな言葉に肖(あやか)ろうよ
言葉も育つよ 誰かを慰めたときには
言葉は輝くよ 誰かを元気づけたときには
そうさ、簡単なことだったのさ 言葉を巧く使いこなそうなんてきっと僕らにはできないのだから
せめて言葉は言葉が生き生きと生きるように 誰かの心をそっと 撫でるような
そんな言葉に 自分の声を乗せて 伝えよう 届けよう
言葉はその時 羽ばたいていくよ
たくさんの言葉たちが 色とりどりの鳥になって 大切なこと 大事なこと 教えてくれるよ
言葉は 言葉は。
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ねえ この世にはさ
無力な人などいないよ
ばかはばかなりにできることがある
ねえ この世にはさ
役に立たない人なんかいないよ
ただあなたという存在がいるだけでさ
それが救いになってる人もいる
ねえ この世にはさ
いなくていい人なんかいないよ
失敗ばかりでも生き方はあるよ
道はひとつじゃない
いくらだってある
脇道 近道 トンネル
獣道 遠回りでも必ずさ たどり着ける場所がある
慣用句が味方です
気づきの努力
要は見方や角度
ひとつの考えや概念にこだわらずいろんな方向から人生を見りゃいいさ
自分を責めるな
ああだこうだ言うな
誰がわかるのだ
あなたの涙
あなたの痛み
他人には多分
それだけは
分からない
だからこそ
食い違う
だけどねだけどね
大切なのはどんなときでも忘れないで
あなたはこの世にひとりだというその事実
ねえ この世にはさ
無力な人などいないよ
ねえ この世にはさ
いなくていい人などいないよ
あなたがあなたの存在を否定したら
それは一番悲しいと思うから
せめて自分くらいは自分を肯定しよう
自分の存在を庇えるのは自分しかいないからさ
そうだ考えようによっては 百万通り いやそれ以上
ねえ この世にはさ
この世には あなたの存在が必要だと思うよ
もしも不必要なら きっとこんなに苦しくはない
もしも不必要なら きっとこんな痛みはないよね
そろそろ素直になることさ
そろそろ夢から覚めるべきさ
ばかはばかなりにやれることがある
ばかはばかなりにできることがある
それは それは なんて素晴らしい
くだらないほど馬鹿らしい
だけど なんて なんて素晴らしい
歌うように 踊るように
僕は生きる
風吹くように 陽が照るように
僕は進む
何が恐いことがあるものか 邪魔するものは愚かしい
扉はすぐそこ 目と鼻の先。
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雨のような涙のあとに 昇るのは 笑顔という太陽
さっきの悲しみがまるで嘘のように 消えていく 乾いていく
雨空のような天気のあとに架かるのは 虹という道
ついさっきの落ち込みようが夢のように
笑っている 輝いている
どんな世界でも
どんな場所にでも
変わらず 悲しみはあるからね
それを 避けたいなら
死ぬしかないよ
だけどそれじゃ悲しいよ
だから生きるんだ
生きて涙のあとに昇る太陽という笑顔に照らされるんだ
難しいことじゃない
ただ生きることを繰り返せばいい
何もすることはない
だけど生きることにはたくさん面倒なことがつきまとう
だから面倒くさいし難しい
だけど生きるんだ
涙のあとの青空という幸せに出会うため
喜びと抱き合うため
涙のあとに 僕は笑う
今日も笑う 誰かと笑う
僕は悲しむために生まれたんじゃない
あくまでも 幸せになるため 生まれたんだ
だから涙のあとに昇る太陽を 今日も雨の中 待っている
悲しみを受け流す傘こそない世界だけれど
それの代わりを果たすものは たくさんあるからさ
涙のあとに 僕は知るんだよ 誰かの優しさや愛を
そうさ 何も恐れることはない
僕は生きていこう。
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きっと僕は何色でもなく 笑い 泣くんだ
欲しいものなら なんだって手に入れられる世界ならば
きっと 楽しみもなくなり 僕らは揃いも揃ってあの世に憧れを持つだろう
僕らはお金持ち 欲しいものなら大概手に入れられる
だけどそれでもあいにく 欲しいものはいくら手に入れても尽きない
だから 汚れて もとが何色だったのかわからなくなる
無色の街に 無色の心 無色の言葉 無関心が服を着て歩いてる
見上げたら 空が泣いてる 地球の叫びは聞こえない
だから僕は何色でもなく 生まれ死ぬんだ
きっとみんな何色でもなく 笑い泣くんだ
足場さえない見えざる明日に 踏み出すすべを知らないから
地図さえない知られざる未来に 歩み出す勇気さえわかないから
ここにいます 来るはずもないバスを待ち
出るはずもない太陽を ビルの間に期待して。
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泣きながら 何かを変える
笑いながら 何かに抵抗する
反作用と作用の法則を用いて こじ開ける秘境のまか不思議
泣きながら 何かに訴える
笑いながらも 何かを我慢する
梃子の原理さ シーソーは力あるものにのみ傾く
泣きながら 何かを諭す
笑いながら 何かに語りかける
反作用も作用も 梃子の原理も 何ひとつ要らない
必要なものは 無限の空に最初からあった
偶然のかけらに 救われた朝、夜明けは真実をも呼び覚ます
微かな痛みに目が覚めた
僕はもう 無駄には
泣かない
僕はもう無意味には
笑わない
そんな強さを欲した
決意だけ 新たに。
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僕らは得てして 本当に見つめるべきものから目をそらす
僕らは意図して どうでもいいものから目を離さない
底なしの愚か者
何を見るための目なのか
何のための目なのか
心は盲目 瞳は節穴。
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当たり前の中に あるような 何か
捨てるには惜しい 押し入れの中の 何か
それによく似た 何か
わかるかな 目を閉じたときの暗闇に似た
不安のような 安らぎのような 何か
瞼の裏に 広がるのは暗闇 だけど、その向こう側にイメージを広げたら きっと
ただの闇も ただのさびしさも 悲しいだけではいられない
だまったままじゃいられない
アクションを起こすのだ 僕の中で
例えばね いつも通る道の途中に 咲いている花や 新しく建った店 気づかないだけで日々 何かが変わり また何かが役目を終える
わかるかな かなりの確率で 大切なことなんだ
見えるかな 気づけるかな 見逃す前に 大切なことに。
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目の前にあるのに
気づけない 見えない
大事なことなのに
見ようともしない
すぐ隣にあるのに
なぜかわからない
大切なことなのに
頭から否定する
ふれられず見えもせず
形のない「それ」を
愛と呼んだり 優しさと呼んだりするけれど
見えもしないのに僕らは まるで見ているかのように「それ」を
本当のところは 何ひとつわかっていない
実際のところは 何ひとつわかっていない
盲目です 開いた瞳には 幻だけがはっきりと映るだけ
盲目です 閉じた瞼の裏にさえ 理想ばかりが堆く 重なるだけ
目の前にあるのに
すぐ隣にあるのに。
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目の届かない場所に
大切なことはある
だけれど目が届かないためにそれは完璧な死角になってしまう
それでも見ようとする優しさや根気が努力なんだ。
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何かを 抑えつければべつの何かが耐えきれず心の中で破裂する
何かと何かを比べたら小さな違いが僕自身をちっぽけに思わせる
比べ始めたらきりがない 他人の才を恨んでも他人にはなれないしそれを越えることも容易にはままならない
だから人と比べるのは愚かなことだというのです
僕と他人の違いなどくだらない
僕になく あなたにはあるものより あなたにはなく僕にあるものを探せ
僕には君にないなにがある?あるなし論は尽きないな
君には僕にないなにがある?あるなし論から目をそらせない
哲学のように 頭の中で数字が回る
迷路から未だ出られず 僕は抜け出す策を探しながらも他人と自分を比べてる
他人の才ばかりが光り輝いて見える
近頃そればかり。