詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕のストーリーは単調なリズムでいつでもドレミファソラシドと続いてゆくよ
読み進めてゆくうちにその素晴らしさにだんだんと気がついていった
あまりにきれいな茜色の空の下で古いカメラを構えてシャッターを切ればアッカンベーするみたいに出来上がったばかりの写真が出てくるよ
なんてあたりまえな毎日なんだろう
それでも大切な大切な時間さ
僕は今、幸せだよ、この上なくきっと…
燃えるような真っ赤な空に誓う愛の言葉
燃えるような真っ赤な空と同じくらいの愛で誰かを愛せたらいいなと思うんだ
イメージの海原から船出して探しに行くよ 今夜も 夢の中
君に贈る
ありがとうに添える言葉
夕暮れの彼方に明日がほら揺れている
そうさ 僕は彼処に用があるんだ
君が明日へゆくというなら僕もゆくよ
死のうかと思った
今日でも君と出会えたことで見違えるように輝き出した世界
ほら決意をするよ
僕は明日も生きたい
そして君に愛をささやきたい
今日と同じような夕暮れにきっと言うんだ
日々の流れは単調でも幸せなことは変わらないさ
ほら君が笑ってる
それだけでたやすく決意なんて気持ちなんて変わるんだ
死んでしまおうという決意さえ生きていこうという決意に変わるんだ
脱ぎ捨ててしまおうと思ったダサい身の丈に合わない洋服も君の似合うの一言でまた着直す
それと同じようにさ
僕は誓うよ 誓うよ
明日も生きること
意外にも僕が人に流された
それはそれはとても幸せな流れで
さらさらと流されていった
僕は夕暮れの終わりに君とサヨナラを交わした
別れ際明日もまた会おうね
なんて別れる駅のホーム
君は僕が帰るホームとは別のホームに止まった電車に乗ってゆく
このサヨナラはこれからも何度でも繰り返される
それでもきっとそのサヨナラのひとつひとつにはあたたかな始まりの予感が凝縮されてるんだ
そう思う僕なのさ。
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傷つけられる者と傷つけられた者を同じ立場に位置づけてしまったらそれは傷つけられる者も傷つけられた者もどちらも同じだけの非があるという理不尽な現象が理不尽に生まれる
それが今のこの世界のひずみだ。
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人生という戦場を生きるためには常に何かに抗う心が必要だ
そのための勇気ならば銃刀法違反にはならないさ
心にナイフやトゲトゲした感情を持っていても
感情までは裁けないから
問題はそのナイフで何を切り裂くかだ
時には自分も切り裂かないといけない
だけれどナイフは自分を守るためにある
だからその切っ先を誰かに向けることもある
常に常識を豪語する輩は間違いなど自分にはないと言う
しかし間違いを犯さない人間などいないからどんなに偉く地位の高い人間でも常にナイフの腹のような切れない部分と鋭利な部分を持っているんだ
心は常にナイフだから
切り裂くために
心に常にあるのだから
無傷ではおくれないのさこの人生は
最後に笑うのはそんな悪魔的な感情かもしれないんだ。
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命の重さを量る天秤などどこを探してもありはしない
命は常に一定で平等だから
量る必要などないのですから
命は何と比べても常に重いに決まっているのだから
量ろうと思うことさえおこがましいんだ
命はどんなものより
重くそして尊い
それでいいんだと人は皆 命を量ることをためらう
命は重い
が、同時に
はかなく小さい
たやすく消えてしまうから
だからこそ重い
だからこそ軽い
重さを持たないのもまた命の姿だから
本当のことをいえば命を量ることなどそもそも不可能だ
だから皆量ろうとしない
自分のすべてをつかさどる命の重量を。
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君の笑顔は僕をいつだって照らして
そっとそっと助けてくれる
闇の中に時々人は迷い込んでしまうから
そんなとき君の存在の意味を僕は知るんだ
ほら君が笑っている
それだけで僕の心に咲いている花は咲き誇るよ
冬なのに
冬なのに
桜が咲いたみたいな
こんな気持ち
僕のすべてを包んでゆく
君の小さな手のひら
僕の悲しみをすくってくれました
今 僕は気づく
たったひとつの笑顔で
闇から抜け出し
君を抱きしめている
冬なのに
冬なのに
桜が咲いたみたいな
こんな気持ち
僕のすべてを包んでゆく
君の小さな手のひら
僕の悲しみをすくってくれました
ああ 君の笑顔は僕をいつだって照らして
心に花を咲かせてくれる その花の名前は冬桜
とてもきれいな花さ。
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果てしないこの旅の終わりには何が待つのかな
今から考えていても悲しいだけだろう
だから今は今を楽しみこの旅を抱きしめていくんだ
旅の終わりに出会うもの
それはきっと生まれたときと変わらないはじめての光にさ
包まれるような鮮やかな景色さ
きっときっときっと
きっときっときっと
それは僕をためらうことなく迷いなく照らすさ。
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夜明け間近の街の景色にささやかなれどさわやかな愛を感じたんだ
店といえばコンビニしかやってなかったのでささやかなれど菓子パンを買いました
菓子パンを食いながら歩いた商店街
朝早すぎて誰もいない道
時々犬を散歩させてるおじさんとすれ違うだけ
どこかいつもの街とは違うご様子で
空の彼方に君臨している誰よりも早起きの太陽もまだ眠そうな顔で
夜明けの朝に僕は
気づいたんだ
この胸の高鳴り
ただ夜明けだってだけで胸躍る不思議
今 抱きしめて
僕は昇る太陽に吠える
今日もありがとう
胸をふるわす感動を
ああ ありがとう
僕を照らす遠い光
今 輝いて僕を包む
あたたかなその光で
やがて闇もひらけ
まばゆい朝が来たように どんな夜も明けてゆくんだよ。
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逃げていた自分も
もしも愛せたら
それはきっと素晴らしいことだろう
時間も一日経てば
また新しく生まれ変わるから僕も明日になったらまたひとつ大人にならなくちゃいけない気がする
逃げていた理由は
思い出したくないんだ
それはきっと誰かが思うよりも辛いことなのだから
今だけは殻の中に閉じこもらせてね
自分を愛せない自分に自分自身を愛せるわけもないだろう
まずは自分を愛すことから始めることが大切な一方なんだ
スタートはいつでも始めようと思えば始められるから
どんな場所でも走り出せばそこからスタートになるんだ
スタートの銃声聞こえなくても僕には聞こえるんだ
そう感じれたら
きっと自分を愛せることもたやすいはずなんだ
マイラブ
そして
ユーアーラブ
それがしかるべき順番だろう
まずは自分を愛すことから始めよう
そのために自分のいいところを見つけよう
かならずあるはずだ
探せ 探せ 探せ
時間は山ほどあるんだ
焦らないであわてないで探せばいいんだ
逃げていた自分も
逃げている自分も
愛すことができたら
また叱ることさえできてしまえるはずだ
求め目指すのは完璧な自分じゃなく不完全でも優しい心をもつ自分だということを忘れないで
歩いて行くのさ
この場所をスタートラインにして
歩き出そう 心の中の自分と心の外の自分で手をつないで
さあ 旅立ちは今。
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この旅はまだ終わらない 明日も続く
イバラの道を避けて歩くことはできない
誰も無傷では生きれない
なんだか妙に急いでしまう毎日
急ぐ必要なんてどこにもないのに
急ぐあまりしてしまうよ 小さな失敗
失敗するくらいならばゆっくり生きていったほうがいいに決まってる
だから
走るより歩こう
空に浮かぶ雲のような速さでいい
極端すぎるほど
君は君のペースで生きるべきだ
人生はどうせ一度きりなのだから
急ぐ必要なんてないさ。
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君が見ている世界は
僕が見ている世界と
全く同じってわけじゃないんだろう?
だから僕が苦手なものも君には幸せの何物でもなくて
僕が幸せだと思ってることは君には苦手なもので
大まかにいえばそんなものなんだろう?
君が見ている世界も
僕が見ている世界も
同じ世界のはずなのにどうしてってくらい心が違うだけで僕らは重なれない部分がある
ほら 僕らは所詮別々の人間だからどうしてもこえられない一線がある
それがそんな重なれない部分なんだ
いくら好きになりたい気持ちはあっても心の面で重なれない世界がある
君の中にあるそれを憎んでみても悲しいだけだ
わかってる
いや
わからない
気持ちはいつも定まらないよ
ひとつの世界の中でふたつの世界が生まれてしまった
それはひとつのものがふたつに割けたように同じ世界の出来事だ
君は光を愛し
僕は影を愛す
たかがそんなことの違いなのにそれだけで僕の心は君を好きになれない
君の中にあるそれがただ憎いだけなのにね
君が右といえば
僕は左という
ああ そんな違いがなぜこうも僕らを苦しめるんだろう
同じになりたいと思っても一ミリさえ動かない心
本心じゃもう愛してるはずなのに
ふたつの世界は重ならないままふたつに分かれたまま
僕を暗い世界に
君を明るい世界に
閉じこめたまま
心の中に鍵を掛けた
心の中の話さ
それでも見過ごせないことなんだ
ただそれだけで
僕らの愛も傾くんだ。