詩人:どるとる | [投票][編集] |
何が正解で
何が間違いなのか
こんなに身をすり減らし生きてるけれどまだわからない
命をかけて人を守る
人もいれば
命をあざ笑い簡単に人を殺める人もいるんだ
最初から 何もなかった 生きる意味や理由なんて
気づいたら目を覚ましたように ここにいてそれなりに いい暮らしにおさまって 生きていたんだ
でもなぜかどこかが
満たされずにいます
訪れては去る流行り廃りも早い この街の中で 自分が生きる意味を生まれたときから探している
流れるように行き交う人波の中で 何かを見失わないように 自分という不透明で不確かな影を抱きしめている
この街の中で 僕はなんとなく 誰かを愛し なんとなく死んでゆくのか それが幸せというものなのか
ルルル… 何もわからない
ルルル… 何も知らない
ルルル… 何もわかりたくない
ルルル… 何もしたくない
ルルル… でも何かがしたい
ルルル… 僕はどうすりゃいい?
この街の中で 投げ出されたように さまよって
何かもわからない探し物をずっと 探している
旅人というには 夢もロマンもない日々の中で。
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何かが うれしくて
今日の僕は笑う
何かが 悲しくて
今日の僕は泣いた
たくさんの僕が
そこにもここにも
いただろう
忘れないで
たとえ今日が
どんなに悲しくても
生きること
それを忘れたら
そのほうがよほど悲しいよ
だから雨に濡れても
転んでも つまずいても
生きること それだけは忘れないで
歩いて行こう
生き方がどうのじゃなくて
とりあえず今日 生きれたら あしたも生きられる
今日の失敗 今日の反省 そんなことより
今日流した涙
今日うかべた笑顔
忘れないで 忘れてしまわないで
あしたの力になる
自分の糧になる
強さに変わるから
悲しいね だけど
生きている
痛いね辛いね
それでも生きている
何故だろう
答えはどこにもない
でもなぜかそれだけはやめちゃいけない気がする
忘れないでいればいつかは晴れ渡る空の下 笑える時が来る
きっと きっと きっと。
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あしたは誰にでも
訪れるものだけど
それぞれのあしたがあるもので
たどり着く場所は同じでも違うあしたが待っているんだ
たとえあなたのあしたが見えない雨に濡れても どうか少しでも闇の中に救いがあればいいと願う
何人 何十人 何億人の人々が迎える それぞれの瞳に映る夜明けの空の色
人の数だけ 物語が
命の数だけ 分岐点がある
またあしたねと 言い残し そのまま帰らない人もいる
だけれど僕らはまたあしたも 変わらない暮らしの中で 予想もつかないシナリオをまっさらな世界に書き足してゆく
歴史の中のほんの小さな 出来事だけど
僕やあなたの毎日は どんな名場面より素晴らしい
またあしたねと 言い交わし 日が昇り沈む その繰り返し
あわただしい日々の中 なにが僕ら突き動かすのか 悩ましいほどに生きたいと思う
矛盾した心抱いたまま 持て余した優しさで自分慰め笑うけど
あなたの笑顔が欲しいのさ だからあしたもまた会いたいな
だから 僕はまたあしたと言い残し 次のドアを開ける
その先に待つ新しい
あしたに出会うため。
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足らないよ 笑顔が
足らないよ 涙が
君の元気な声が
ぽっかり胸にあいた
穴ぼこ 風が通り抜けて
いないさみしさに泣いている
いない いる いない いる
気づけばいない 誰も
大切な人の影がすぐそこで 揺れても
それは幻
余ってしまう 幸せが
余ってしまう 夕飯
テーブルの向こうの静寂 まるで色のないぬりえだよ
沈んだ眼差しが やっととらえたもの
それはまだ降り止まない雨の夜
いない いる いない いる
街は穏やかだ 何も変わらない
君が消えても 僕が消えても 変わらず日は昇り
そこに朝や夜が
当たり前に生まれる
産声もきこえる
在りし日の大地に
嘗ての暮らしの中に。
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当たり前な日々の中
僕らは気づいているのかな この幸せに
ありふれた出来事も
一つ一つ数えてゆけばあとでわかる
その中に隠れてる
いくつもの光に
なんとなく嬉しい
なんとなく悲しい
そんな気持ちに
心を傾けて 僕は行く
この身に落ちる 雨の一粒に 命の片鱗を見る
冷たい あたたかい 感じる 形はそれぞれ違うけど
今日が積み重なり 人生になるように
雨の一粒の価値は大きい ばかにはできない何かがある
だから僕は今日という日を 精いっぱい生きようと思うんだ。
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詩を書いている
心の景色を描いてる
画面の中に
映るキャンバスに
言葉にしている
声は出さずにうたってる
様々な人の中に
紛れ込み見つめてる
憎しみか 愛か 悪意か
情か 優しさか 妬みか 労いか
僕は何を書こうか
真っ白い 画面の中に
打つ文字が 少しずつ言葉になる 詩になる
星のように瞬く 僕の言葉 時には人を思い 時には人を憎む詩になる
過去の栄光が 昔とった杵柄が 僕を まだ 僕を 青葉のままにしている
散る花びらを見送って 新しい僕に変われないものかな
散る花びらを見送って いっそ今だけを愛せないものかな。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
昨日の 太陽が まだ君の中に 沈まずに
浮かんでる
今日の太陽が 最後の太陽ならば 僕にはただの太陽も愛らしい
人を憎む心まだ離せない それでも詩をうたうのだ 僕は太陽になりたい
小さな太陽になって
あなたの太陽になって 最後のひとときの中 沈むその時を 一緒に見送るんだ
詩よ 流れてゆけ
言葉よ 散ってゆけ
君が笑える その時を僕は沈まずに待ってるから
kikaku2012太陽
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さよならが染み渡ってゆく 僕の心に
今日誰かが死んだ
だけれど僕には
関係ない 関係ない
関係ない世界さ
最後の言葉も
最後の笑顔も
最後の涙も
これでおしまい
なんだか悲しい
なんだかむなしい
だけれど踊るよ
ラストダンス。
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さよならのうたがきこえる あなたの声で囁く 『またあしたね』それだけでいい
少しずつ暑さもおとなしくなって
風が吹き抜けたあとの静けさ からだを包むこのおだやかな時間に身をあずけ
僕は久しぶりに笑ったんです
見てごらん陽射しが笑ってる 庭のひまわりもあじさいも笑ってる
なんて素敵な夏だ
なんて暑い夏だ
でもどこかに優しさがある
夏の幻 遠く揺れて
追いかけるほど遠ざかる つかめない風
また会いましょうって風に 囁いて
静かに いつの間にか扉は閉まるのさ
そして気づいたら
汗もひいている
どうして暑さが恋しいのかな
夏の終わりは 切なさを残して
心に置き忘れた 何かがあるよ
夏は幻のように 終わっていった
夏は幻のように さよならを連れて
やって来ました
kikaku2012太陽
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繰り返される日々の中 大事なものがある幸せ 平穏をもたらすのはその笑顔その涙
日々、消えてゆく人
日々、生まれてる人
今日も誰かの誕生日
今日も誰かの命日
笑えない事もある
だけれど
取り戻せない笑顔はない
笑うなら今さ
スマイルアゲイン
スマイルアゲイン
忘れているその笑顔をもう一度見せて
スマイルアゲイン
スマイルアゲイン
二度とないこの時間を悲しみで満たさないで
もう一度笑って
振り返らずに歩くのは
難しい 簡単じゃない
幸せの隣にはいつも悲しみが座ってる
日々、変わりゆく街
日々、消えてゆく景色
行かないで 消えないで ずっとそのままで
誰もいない部屋
申し訳程度についてる明かり 揺れるたび影も揺れる
誰のためでもなく何かを照らすため
スマイルアゲイン
スマイルアゲイン
忘れてたその笑顔がもう一度咲く日を
スマイルアゲイン
スマイルアゲイン
僕らはずっと待ってる いくつもの夜をこえて
一緒に笑おう。