| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
なんとなく幸せだった
なんとなく安らいだ
ありがとう 君との日々楽しかった
時には喧嘩もした
だけどまるで陽射しの中にいるような
そんな時間だった
海にも行ったね
いろんな景色を見たね
でも君と二人いられればそこが幸せという場所になる
そんな気がするよ
愛というにはとても大げさで
でも友達というにはとてもちっぽけだ
そんな僕らはなんだろう
笑ったり 泣いたり
一緒にいるだけで
ただそれだけのことも一緒だと特別になる
ポケットにかんたんにおさまってしまうくらい
小さな小さなラブソング 届け君の心へ
愛してるとか大好きだとか言える日まで
ずっとずっと今の気持ちのままで時間を止めて 僕は君の手をにぎるよ
何年何十年経っても
今の気持ちのままで
笑いあえるように
『好き』言い合えるように
僕なりのラブソング
声を出さずに歌うよ。
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もしも天国があるなら 僕は行けるかな
くたばったあとにまたみんなで笑いあえるかな
沢山の人がいる世界
嫌いな人も沢山いるけれど
そんな人ともできればいつかは仲良くしてみんなで笑いあいたい
人と人との連なりの中 難しい問題が山積みなのは昔から何も変わらない
だから天国があるのなら
傷つけた人よりも多くの人を助けたい
だから天国に行けるなら
今までしてきた悪事より多くの人の手助けがしたい
鳥がうたい 緑に囲まれた そんな場所へ
いつか行けるのなら生まれ変われる
そんな気がする。
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いつか この場所に
あった暮らしの中に
幸せは確かにあった
いつか この場所に
あった顔の中に
笑顔は確かにあった
いつからか無くなった 突然に奪われた
でも誰のせいでもなく誰を責めることもできない
瓦礫の下に埋もれた思い出が 目蓋閉じれば今も思い出せるけれど
津波に流された あの記憶がそんなきれいな思い出を涙でにじませる
だけどいつか またこの場所で あんなふうに笑いあえる日を
僕は待ってる
願ってる
あなたが幸せに
なれるように
僕は祈ってる
いつか 必ず。
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本当の楽園はあなたの心の中にある
目の前に見えているのにまだ気づかない
本当の楽園は誰もが見ている
今という名のまさしくこの世界
物で溢れかえったなんでもある世界
緑があれば それだけで良かったのに
鳥たちと歌えればそれだけで良かったのに
いつの間にか楽園はこんなにもさみしい世界に変わった
要らないもの 要るもの 分けたらきっとずいぶん広くなる
楽園がまた顔を出す
あなたが求めるような本当の楽園が。
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機械も要らない
銃も要らない
刃物も要らない
いっそ裸になって
お話しようよ
語学力も要らない
パスポートも要らない
知識も要らない
頭空っぽにして
笑いあおうよ
そこに銃があるから
戦争が起きる
そこに刃があるから
血が流れる
何もない世界のほうが望ましい
何もなければ戦争も起きないしつまらないいじめもなくなるだろう
無駄な知識をひけらかすより
お金を数えることより
ちょっとだけ心裸にして
誰かのことを思いやってみる
それだけでずいぶん違うよ
明日の世界
だから裸のおつきあいをしましょう
あなたも僕も
私も。
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高い空を見上げたら
自分の悩みの小ささを知る 恥ずかしくて笑う
酸味と甘味が混じり合った 1日の中で今日も笑う
行こう あの坂道を軽々のぼって 待ちわびた場所まで
行こう あの人が待つ丘の上の家まで
悲しんだってしかたないよ なにが起きたって風の吹くまに過ぎてゆく
だから振り返ってばかりじゃだめさ 今を見つめる目を持とう
あの場所まで行こう。
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全ての人を 全ての物を濡らす雨のあとにのぞいた晴れ間に出会うとき
1日ではじめての太陽をこの瞳に映せる
どこかに出かけたい
人の足どりを 止めないで その人が笑える時間をなくさないで
僕は屋根の下
同じ地球の外れで
雨に濡れている
悲しみの
このほほを伝う
雨のわけは
僕以外誰も知らない
この街の誰もが
雨のわけを
一人一人持っている
雨のあとに笑うのは
さっきまでの悲しみを忘れるためだけじゃない
雨のあとに必ず笑うのは悲しみに苛まれている自分の心を乾かすためなんだ
雨のあとにお日さまが顔を出すように
雨のあとに虹が架かるのと同じように
僕らは雨のあとに笑うのがその代わり
笑顔が太陽だ
だからもうそろそろ笑おうか
晴れた青空の下に涙は似合わない。
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季節の列車に乗り込んで目指す 夏という波を越えるための
駅を目指し 海を越え山を越え はるかな大地を越えて行く
夏の列車 蝉しぐれに何処までも追いかけられて 夏を忘れられない
夏の列車は緑に染まり やがて秋の色に変わるまで 風に凪ぐ
明日の荷物を 鞄に詰めて 揺らぐ木々のあいだを縫うように走る
夏の列車 蝉しぐれもやんで 静かなトンネルくぐれば そこは一面紅葉色の世界
まだだよ まだ始まったばかりだ
夏の列車 これから残暑を抜けて 最後の汗ばむ日々をゆっくりと走り抜けてゆく
もう少しの辛抱だ
坂道を下ったら
そこは新しい駅。
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生きていることが恥ならば 死ぬことは恥じゃないのか
生まれたことが恥ならば 生まれなければ良かったのか
恥を恥と思わずに
少し小石に躓いた
それくらいに思えないものかな
恥を恥と考えず
風当たりが悪かった
その程度で笑えないものかな
恥の端をつまんで
恥を知れと恥に云う
恥に思うことこそが
恥だと僕は思うんだ。
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人と自分を比べても
その人の良さは見えてはこない
その人をよく知るためには自分をまず知ることだろう
自分の悪を見定めて
自分の良さにも気づいておくことが人の良さに気づくことの早道だ
あくびが出るほどつまらない長い長い人生という旅路の中で
僕は何をしようどこへ行こうか
風に行き先たずねてみても答えは出ない
空や海や野の花に囲まれて僕は 幸せというものを探して歩き続ける日々を送る
僕らしさを見いだすための旅でもいい
誰かを愛すためだけの人生でもいい
それはその人の決めること 正解や答えはないよ 好きなように歩いて行け。