ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 投稿順表示

どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[4237] 万華鏡
詩人:どるとる [投票][編集]


いろんな見え方がある
いろんな思いを抱える

僕の言葉は誰かからしたら完全に間違えで
もしかしたらほかの誰かから見れば正解かもしれない

万華鏡のようにさ
回すたび形を変えて
人の数だけ僕の言葉は嘘になる より正しくなる

いくらだって描いて行こう
何もない真っ白なキャンバスに
笑われたって笑ってやろう
地道に 欲張らないで計画的に

少しずつ束ねて行こう
散らかった言葉たちを
宛もなく彷徨ってみよう
地平線や水平線も見えない毎日を

万華鏡と同じなんだ
品を変え人を変え
より都合のいい
感想だけを記憶する
この脳みそはいくらだって 都合のいい結果を期待してゆく

だけど、いたって真面目で 思いのほか本気で向き合ってるんだよ

そしてまた新しい形が 君の瞳に映ったら
聞かせて 話して 傷つけて 優しくして

君の言葉で 僕の世界に価値を見いだして。

2012/09/13 (Thu)

[4238] あざやか
詩人:どるとる [投票][編集]


変わった 僕の心
歳をとるたび
時を経るたび
変わる 街のように

変わった 僕の生き方
道に躓くたび
過ち犯すたび
変わる 季節を吹き抜けて

緑もやがて枯れて
思い出も過ぎ去って
変わらないのは
僕の中の何か
輝いてる

鮮やかに 今 僕は変わるよ 見た目じゃなくて表向きじゃなくて

心が 中身が 気持ちが 思いが

あの頃の君よりずっと 変わった

それを悲しいと
思うか
それを変わってしまったと嘆くか

それより僕なら
新しい僕を 新しい風を 新しい景色を愛したいよ

鮮やかに 染まる あの空のように 僕もいつか黄昏時をむかえるけれど

それはまだ先の話
まだ色あせない
このグラデーションで 季節を吹き抜けて行く

ほらなんでだか
何もかもが素敵に見える

それは誰かの微笑ましい悪戯みたいに
僕の心くすぐった。

2012/09/15 (Sat)

[4239] なんでもない今日に
詩人:どるとる [投票][編集]


さよなら 今日も終わるんだね 街は明かりをともして

おはよう 言うまでまた夢を見るんだね 少し何か心に残して

思いが心に追いつけないなら 無理に言葉にせずに 帰っておいでよ

何もなくても素敵な今日みたいな夕暮れ色した なんでもない今日に

幸せの価値 突き詰めたら たどり着くのはやっぱりこんな おだやかなおだやかな
なんでもない今日だね

さあ 何もなくても笑えるのは 幸せな証だよとほら 夕陽が教える

そしてまたなんでもない今日にたどり着く

僕ら案外幸せ者だね。

2012/09/15 (Sat)

[4240] ありふれたメロディー
詩人:どるとる [投票][編集]


見つけたよ 当たり前な今日の中に
見つけたよ 流れる景色の途中に

ほら君にも見えるよ
耳をすませば聴こえるよ幸せの音色

どうして当たり前を愛せないのかな
ほらいつもの毎日がどれだけ幸せか
ただこんなふうに何事もなく過ごせるだけで僕らはいつの間にか 気づかなくても幸せなんだ

わかる人にはわかる
ありふれたこのメロディーが何より美しく聴こえること

目を凝らしてごらん
いつも見ている景色や人がなぜか愛しく見える

耳をすましてごらん
いつも聴こえている音や声がなぜかいつもより透き通ってる

当たり前な幸せさえ
当たり前であることの証明には何もならない
当たり前と呼ばれてる毎日さえ当たり前じゃなかゃったら特別になるのだろう
だからどんな些細な出来事も喜びも僕らには願ってもない
明日への希望 心から感謝しよう

当たり前にしているいろいろは全て当たり前なことと思いこんでるだけで 本当はとてもめぐまれているということだ

そう思ったら 何もかも 当たり前なことなど何もないさ

ねえそうだろ?

2012/09/16 (Sun)

[4241] 月曜日の僕と君
詩人:どるとる [投票][編集]


こんなに晴れてる
空は久しぶりだな
野を駆ける風が
僕の心を包んだ

不思議な気持ちが
いつの間にか
僕のちっぽけな悩みを平らげてしまった

どうでもいいことさ
だけど素敵なことさ
聞かせて 話して
笑わせて 月曜日の君はなにしてる?

きらめくような 波間にただよう浮き輪のような ありふれた恋でいいから
ドキドキさせて ウキウキさせて 月曜日の僕はいつも君に会いたくなる

だって止まらない。

2012/09/17 (Mon)

[4242] 落書きのような人生
詩人:どるとる [投票][編集]


意味のないものなんてひとつもない
戯れに描いたノートの端の落書きのように
泣いた昨日も転んで痛い思いをした今日も
それなりに意味があって 誰も今を生きてる

吹きつける風に そのわけを問いただしても 無駄だろう?
僕らの始まりもそれと同じだ 悩んだり迷ったりすることに答えはない
悲しければ泣き楽しければ笑い目の前にある景色が心さえも動かすんだ

まるで落書きのような他愛もない人生だな ついでのような雨や陽射しに降られ照らされているけれど
何かしら うれしくて
どこかしら 愛しくて
僕は今ここにいる
君は今ここにいる

そして生きてる

旅立つにはまだ惜しい光を見つめながら。

2012/09/18 (Tue)

[4243] 風の詩
詩人:どるとる [投票][編集]


風のように ほら
いつの間にか詩が
まっさらなノートに綴られてる

窓から 吹き込む
風がくれるアイデア
心を騒がす

さあ 描こうか
湧き上がる悲しみを
さあ 描こうか
押し寄せる喜びを

風の詩 そよそよと
この命を 痛みのない時間という見えない刃で少しずつ削りながら やがて突然にさらうだろう

風の詩 ゆらゆらと
この身も心も老いがやがて蝕んで 生きる希望もなくなったとしても またこの場所で詩を描きたい

幾何学模様のような難解な気持ち 抱えて 歩き続ける日々も
安らぎに変わるまで

僕は僕を描いてく

それが正しいか
間違いかは わからない

ただ風が教えるままに ページは言葉で埋め尽くされてゆく。

2012/09/18 (Tue)

[4244] 月が出ている
詩人:どるとる [投票][編集]


ほら 月が出ている
きれいだねと
一言くれたら
今夜はそれだけで
よく眠れそう

ほら 月が出ている
当たり前なことだけど何よりそんなことほど愛せたなら
人生がたのしくなる

散歩に行こうと
誘ってみれば
どうやら
君も同じ気持ちだったよう

重なる声が 外に飛び出す サンダル履きで僕らは行くよ

悲しみ喜び 今は置き去りに ただ誘われるままに行くよ

くだらないことだ
僕の悩みや足裏の水虫なんて

ありふれてるんだ
それでもそういうものほど大事にしたい

声に出さずに 歌おうか 闇にも光がともるようなふしぎな夜さ
月が出ている それだけで今夜はなんていい夜だ

なんていい夜だ。

2012/09/19 (Wed)

[4245] 一日
詩人:どるとる [投票][編集]


何かが悲しい
何かが嬉しい
今日も1日
そればかり

でもいい1日だった
ほら気づくと日は暮れて カラスが鳴く

何かを得れば
何かを失って
いつもどおり
何事もなく終わる

ただの一日でも遠くの未来では今日が忘れられないくらい
そんな思い出に変わるかも

繰り返すだけ
ただそれだけで
いつかの今日に
僕はくたばるけれど
だけどまだ先の話
今は今を生きよう

たかが一日
されど一日
どんな一日
君の一日は

ただの一日
すごい一日
いつの一日
今日の今日だよ

ほらね 気づく間もなく夜が来る そして灯りが街にともる

わけもなくせつなくなるだろう?
その痛みは傷跡もないのに棘のように胸の奥突き刺さる

どんな悲しい一日も
どんな嫌な一日も
今日しかない何かがあるから素晴らしい

君の帰り道を照らす月明かりが優しくなれとせめて僕は祈るよ

さようなら
おやすみね。

2012/09/20 (Thu)

[4246] ありのままの僕で
詩人:どるとる [投票][編集]


他人様(ひとさま)に流されて
世の中のいうとおり生きるのもいいけれど
「自分」ってものをしっかり大地に打ち立てて
風に逆らうように生きて行くほうがかっこいい

辛いこと悲しいこと
たくさんあるけど
どんな土砂降りだっていつの日か空は晴れるって思えば案外頑張れる

今一番の君で 笑うんだ
今一番の君で 泣くんだ
そしてその一瞬一瞬をありのままの僕で 走り抜けて行け。

2012/09/21 (Fri)
8416件中 (4121-4130) [ << 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 >> ... 842
- 詩人の部屋 -