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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[4247] 冷たい灯り
詩人:どるとる [投票][編集]


人の数だけ いくつもの夜があるんだね
君も今自分だけの夜を見つめている頃さ

淋しさも切なさも
むなしさも侘びしさも
束ねて 闇の中へ捨てられたら

何かが悲しいよ
何かが辛いよ
そして波はまた引いてゆく

何かが欲しいよ
誰かにいて欲しいよ
ぬくもりのない冷たい部屋の中に
今日も形だけの明かりがともる

凍えるほど心淋しい
冷たい灯りだ。

2012/09/21 (Fri)

[4248] 休日の雨
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憂うつな気持ちが
雨になって降る
屋根をつきぬけて
僕の心を濡らすよ

休日の雨は どこか
悪足掻きのように
見えるんだ

久しぶりに晴れた
空も君がそんなんじゃあの太陽もうまく笑えない

もうそろそろ
泣き止んでもいいんじゃないか
笑え 笑え
そして悲しみなんか
忘れてしまえ

これはきれいごとかもしれないけれど
君のためになると思うから歌うように
奏でるように僕は君の瞳の中降る雨にいっしょにうたれよう

せっかくの休日にさえ降る雨のように
救いのない 今日にせめて光に代わるものがあるように。

2012/09/22 (Sat)

[4249] 雨降る日曜日
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雨が降る街角で
誰かが誰かを待ってる
いつやむかもわからない晴れ間をそれでも期待してる

彼女は素知らぬ顔で
今日から明日へと視線を送る
飲みかけの珈琲をぐっと一気に飲み干せば忽ち体熱くなる

何かが悲しいから
何かが嬉しいから
傘を差す必要はない
濡れてやろう心まで
気配りも下手な優しさも必要はない
二人は素のままでずっとやっていけるさ

天使のようなその横顔に僕は恋をするよ何度でも

雨が二人の雰囲気を盛り立ててくれる
ほらね雨降る街角を二人歩いて行く

傘も合羽も必要ない
要らないさ
心に燃えるような炎を携えて

ずぶ濡れのままで二人は歩いて行く
傘の森をつきぬけて二人だけの日曜日

雨降る日曜日。

2012/09/23 (Sun)

[4250] 僕だけを愛して
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君は白い百合のように笑った 僕の小ささを気にすることなく
いつも変わらない眼差しで見つめている

気のそこらへんが好きなんだよ
恥ずかしいことじゃないのさ 愛してる
いつでも言おう

つまらない雨降る日もこんな晴れた日も
君といればどんな時間も特別になるから

ずっといっしょにいておくれ

そして僕だけを愛して。

2012/09/23 (Sun)

[4251] どうして地球は丸いんだろう
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どうして子供でもわかることなのにね
大人はつまらない理由ですぐに争いあうんだろう

ラララ もっと簡単に笑いあいたいよ
1+1が2であるように もっと単純に誰かを思いやれないものかな

どうして地球は丸いんだろう それと同じように多分答えなんかないように

僕らは明日もただ人でいつづけましょう

僕らはいつでもただ心なくさないように生きましょう。

2012/09/23 (Sun)

[4252] 彼方
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彼方まで思いを馳せて僕は昔を思う
懐かしさに焦がれてる胸に優しさが募る
彼方まで思いを飛ばせばはるか未来へも行ける
遠い今日と同じ日に僕は何をしてるかな

どんな顔で どんな人と どんな営みをして
どんな場所で どんな景色の中 どんな気持ちで

彼方には 何がある
彼方には 何もない

宇宙に抱く夢のよう
天に召します神のよう

それは形のない
でも確かな祈り

僕は見つめている

彼方の光。

2012/09/26 (Wed)

[4253] イッツ・ア・スライドショー
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つかの間に消えてく
流れ星 ひゅるり

ただひとつの命が消えてはあらわれる
涙と笑いのスライドショー

今 幕は上がる
途端に閉まる

突然さ 瞬間さ

でもなんでだか
心は開け放された
そんな心地

はじまりの時を逃さないで
今さ その時は

さあ笑え 存分に泣け

イッツ・ア・スライドショー

いつも いつでも
はじまり 終わり

今日も 明日でも
はじまり 終わり。

2012/09/26 (Wed)

[4254] モザイクの雨
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僕は何がしたいのだろう
僕は何になりたいのだろう
漠然としたまま
大人になってしまった

足りないものばかりだな
わからないことだらけだな
中途半端なまま
大人をやっているよ

まるでそれはTV画面に映るモザイクのような意味のなさない日々

さめざめと雨のように降る。

2012/09/26 (Wed)

[4255] しあわせのかたち
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簡単なことだと思う
人と人が仲良くすることなんてさ ただ誰かを愛する そんな当たり前な気持ち持てばいい

だけどそれだけじゃだめだと思い知る
人と人が仲良く居続けるにはたまに本音ぶつけ合って喧嘩しなきゃわからないこともあるらしい

面倒だな 難しいな
人と生きるって
それでも誰かと
笑いあいたい
泣きあいたい
そして愛し合いたい

ここにある暮らしの中にあるありふれた幸せ それは消耗品のように抱きしめてしまえばつかの間にこの心を離れていく

それでもそんな幸せを何度でも欲しがって誰かといっしょに歩き続ける旅の中で僕はいろんな幸せの形を思い知る

そうだ、僕は世界を知らなさすぎたんだ

あなたが教えてくれた

僕だけじゃ見えなかったしあわせのかたち。

2012/09/26 (Wed)

[4256] くずかごの中のラブソング
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君が笑ったら 僕も笑える気がするから
君が泣いてたら 僕まで萎んでしまうよ

たまに悲しくて
たまに贅沢で
少しさみしくて
わりと楽しくて
どこか曖昧で
シュールな
そんな日々が今日も

夜が来たんだ 誰にでもわかるよ
夜が来たんだ いつの間にか隣に座ってる

月が満ちてる 瞳の中に黄金色が映る
月が満ちてる 雲のショールを羽織ってる

脆くたっていい
カルシウムをとれば
弱くたっていい
鍛えればいい 今からでも

2、2、3、4
数を数えて 腕を振る
今日は晴れたよ
良かったね
センチな気分はやめにして
今だけは笑おう

くずかごの中漁れば見つかる 小さな小さな昔話のような懐かしさ

比喩は苦手さ
でも短く言うなら
愛してる

そんな気持ち
伝えたい 届けたい

くずかごの中のラブソング どうぞ ただです

そう難しくないさ
悲しいのなら
泣けばいい
楽しいのなら
笑えばいい

僕が見本さ
ばかな見本さ

さあ 荷物降ろして
たまにはふざけろ
屁をこけ 見事にすっころべよ

僕はそれを全力で愛すから。

2012/09/26 (Wed)
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