詩人:どるとる | [投票][編集] |
表は裏があるから
表になる
裏は表があるから
裏になる
表と裏は一つの存在
離れることも片方を消すこともできない
何故なら、片方を消せば忽ち裏でも表でも無くなるからだ。
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大切に人に贈りたい
言葉があるんだ
「ありがとう」や「愛してる」をこえた気持ちがあるんだ
どうして言葉は気持ちを追い越せない
本当はもっと伝えられたらいいのに
昨日寝ないで綴った
手紙を書いたんだ
字は相変わらず
へたくそだけれど
なぜだか一人がいいって強がったけれど
やっぱり一人だと心が淋しがるよ
夜も眠れないよ
簡単な言葉だけれど
伝えたい 届けたい
ラララ うまく言えないな でも、君がいないと…
世界が終わったみたいになるんだ
お世話になってる
人が沢山いるんだ
一人一人に違った愛を教えてもらった
血の通った言葉も
どうしても人は痛みを分かち合うことでしかわからないことがある
だからこそ 時には心を尖らせて 背中合わせで 別々の暮らしをしながら 互いの大切さを思う時間が必要なんだ
くだらないことだけど
知ってもらいたいよ
ルルル いつか言えたらいいな そう僕は君の存在に支えられて
この世界にいられるんだと歌うよ
君に贈りたい歌がある
大切な人に贈りたい
言葉があるんだ。
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淋しい夜があるなら
僕の夜においでよ
いつでも窓を開けて
待っているから
悲しい夜があるなら
僕の夜においでよ
涙も言い訳も好きなだけ流せばいい
夜と夜が重なって
ひとつの夜になる
君と僕の夜が
光と影が重なって
今日という日を形作る
その時はじめて世界はなくした色をとりもどす
傷ついた夜があるよ
傷つけた夜もあるよ
いろんな夜がこの窓から広がる世界にあるよ
夜と夜が入れ替わっても
誰もそれに気づかない
唇を塞ぐように
光と影は教えるよ
今日という日のその意味を
僕がいて君がいてそして歩き続けるこれからを
夜と夜がありまして
遠い昔のあの夜が
時をこえたこの世界に嘗ての空を映し出す
夜と夜のそのまた夜もずっと変わらず夜は夜さ
この淋しさも切なさも変わらない
だけど淋しい夜ならば 僕の夜に割り込めよ
そして、少しでも
君の心癒せたなら
たったひとつしかない唯一の愛をあげるよ
唇と唇が重なって
あるはずもない永遠を呼ぶ
君と僕だけの
夜と夜に。
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戦争や虐めの
関係のない
世界で
僕ら二人
手を繋いで
笑いあえたなら
暖かな陽射しが
ゆるやかに差し込む
幸せの咲く場所と
今日から呼ぼうか
何気ない日常の片隅にあるいくつもの心満たされる場面に
目を閉じていた
瞬きしてその瞬間を見逃していた
ここには何も特別なものは何ひとつない
だけれど 不自由はしない 必要なものならすべてそろってる
あなたの笑顔やかわいらしいその仕種
少しずつ愛らしさ増してゆく
流れ行く季節の途中に 見つけた けなげな花 素敵に咲いてる
摘んでしまうのはもったいないほどに
それでも一緒に僕と歩んでくれるならば
どんな困難でさえ乗り越えられそうな気がするよ
不思議だね
ここには何も価値のあるものはない だけれど何物にも代え難い宝物がある
それは君だよ 気づいているのかな
幸せの咲く場所とでも名付けようか
幸せの咲く場所と今日から呼ぼうか
気づくより前から
ここには咲いていたんだね とびきりの幸せが。
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ありふれていることを幸せに思えること
それだけで他人の痛みが見えてくる
例えば誰かを一途に思うように
気遣うように生きる
ただそれだけで見せかけの心が熱を帯びる
単純なようで難解な僕らの日々はつづく
計算も策略も本当は必要はない
秋めく街並みに色はまた再び帰ってくる
ただまっすぐに人らしく 歌を歌えばいい
大切に思うような人に 歌を歌えばいい。
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明るい 歌を歌おう
あなたの頬に降る雨が早く止むように
君は僕のアンブレラ
雨が降ってきたなら
君がそっと僕の傘になって優しく守ってくれる
人生は山あり谷ありだから
そんなに簡単にはいきっこないね
それでも大切な人が傍にいたら頑張れることもあるよ
楽しい歌を歌おう
ひとつの喜びに二人で笑いあえるように
君は僕のサンシャイン
悲しいことがあって落ち込んでるとその元気のいい声で励ましてくれるんだ
人生に無理は禁物さ
急がず慌てず歩いて行こうよ
いくつもの朝と夜繰り返して 生きるのが嫌になったら
歌を歌おうよ
悲しむことなんかばかばかしく思えるほどのくだらないうた
言葉じゃない
でも、幻じゃない
ここにあるさ
君の心よ
天気になあれ
晴れ渡れ。
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何が悲しいのだろう
何が嬉しいのだろう
言葉にすればするほどにわからなくなる
何を畏れているのか
何を迷い悩んでるんだ
歳を費やして時を経るごとに霧は深くなる
さよなら 今日の日よ
僕は手を振って
何も言えないまま
夜を迎えたよ
何が悲しいのだろう
何が嬉しいのだろう
言葉で縛り付けようとしても遠くなるばかり
おやすみ 今日の僕よ
上出来でもなく不出来でもない1日が
また夢の水底に沈む
さよなら さよなら
誰もがさまよって
生きる意味もわからないまま
死を迎えるんだ
それでも何かが
今日も悲しくて
でも嬉しくて
どんなことが
押し寄せても
生きたいと思うよ
「愛してる」や
「ありがとう」
「おはよう」
「ただいま」
「おかえり」
そんな当たり前な言葉たちがあふれてる毎日には求めてる以上の幸せがある
もう何も望まなくたって探していた全てはこの手のひらの上に生まれている
手のひらサイズの幸せが本当は もったいないくらいだと思えればどんな誰より幸せになることは簡単だよ
だってそれが何よりも大切な宝物だから。
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今日まで生きてきた
日々がまるで無意味なように
感じてしまうのは
誰かの日々が今日で終わってしまうからなのか
途中で古ぼけた日記は終わってしまった
路地裏に集まる猫たちの談笑が 少しずつ聞こえなくなるのと同じようにね
命には終わりがあるの
いないいないばぁって赤ちゃんをあやすように
そこにはなんの憎しみも作為もないの
沢山の人が手に手をとりあって
たったひとつの目的のために今日も
馬鹿なくらいくだらないことを 本気でするように
例えば誰かの言葉の外で ざわめく 隠れた淋しさや切なさに気づいてさ
かける言葉ひとつさえ 選んでみるけれど きっと僕は不器用だから君を傷つけてしまうかもしれないけれど
とりあえず言ってみる
「大丈夫だよ、僕がついてるから」
いないいないばぁって赤ちゃんをあやすように
純粋無垢な心を携えて嘘のない僕でいるから
痛いの痛いのとんでけって擦りむいた膝に魔法をかけるように
そこにはなんの確かなものもないけれど
愛は本物なんだ
心は備わってるんだ
感じてよ 触れてみて
君を思う気持ちが
所狭しと 溢れてる。
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遠い昔父に
連れられて
星を見に行った
最初は何をしに
行くのかも
わからなかった
ほら、見てごらん
星がきれいだろ
そう言って
あまりふだんは笑わない父が笑った
優しい星はまるで
父のように
僕を照らす光
今夜も流れてる
たくさん 殴られた
たくさん 怒られた
だけどあとで
それは愛情の裏返しだと知った
確かに愛されていた
確かに守られていた
それはいつも
規則正しい時計のようだった
だけど、心の中 血の通った教科書には載ってない この世界の不思議のような
深い深い愛を僕は注がれていた
帚星 ふらり 空を駆け抜けて行く夜
僕は願いかけてみた
父の幸せを祈った
これからは僕が
愛す番だ
守る番だね
白髪になって
背も低くなって
腰の曲がった
父に僕は何ができるかな
帚星が 何万光年かけて僕の瞳に映るけど
流れてる姿は一瞬だね 人生に似ている
帚星 ふらり 空を駆け抜けて行く夜
僕はあの頃のように望遠鏡から覗いた
懐かしいあの父の優しい笑顔を
そして落ちそうな星の夜を
僕の心の空一面に
広がる思い出
プラネタリウム。
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君の心にぽっかり
空いてしまった
穴ぼこひとつ
ふいに見つけたよ
どんな言葉なら
どんな僕ならば
君のその涙を
忘れさせてあげられるだろう
ドーナツみたいに
君の心には穴が
空いているんだね
ザラメみたいな
甘い日々は
しばらくおあずけさ
少し辛くて酸っぱい日々が続く
君の心にぽっかり
空いた穴ぼこが
すきま風を通す
夕間暮れの商店街
どんな幸せなら
どんな夢ならば
君は笑ってくれるだろう 僕にはなにができるんだ
ドーナツみたいな
君の心が涙を流すとき全ての時計は前に進むのをやめて
止まってしまったかのようにいやな静けさが君を包む
少し息をするのが苦しくなる
それでも、生きてる君は僕からすれば
素晴らしいよ
誰にもほめてもらえないなら僕が君の全てをわかってあげる。