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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[4287] 雑草
詩人:どるとる [投票][編集]


誰だってそれぞれの
今を生きてる
今しかできないことをしているんだ

落ちてるゴミを拾うような小さなことから
誰かを愛するため永遠を誓うような大きなことまで
そのために今を費やしてる

何気なく笑ったり
さり気なく泣いたり
くだらないほどの毎日を本気で生きてる

道端に空き缶転がるように
誰かが気づかない間に
僕は誰かを傷つけてるかもしれないのに
それさえなんでもないみたいに微笑むあなたがずっとわからなかった

だけれどそんな君も今を抱えているんだね
僕らと同じように迷い悩み苦しんでいるんだね

雑草のように生えては枯れるきりのない人々の流れの中
君はいつだって自分らしく生きてる
君はいつだって思ったまま生きている

2012/10/02 (Tue)

[4288] 少し世界がきれいに見える
詩人:どるとる [投票][編集]


大好きなあの人に大きく口を開けて愛してるって言おう

くだらないことなんだよ
きっと僕らが思ってるほど毎日はつまらなくなんてない

バス停でバスを待つ
そんな当たり前なことが今はどうやら物珍しいようで
誰もが散らかった道を見ても見向きもせず
落ちてる空き缶や吸い殻を僕や私には関係ないと見て見ぬふりをして
その場を通り過ぎる

夜が 朝が 昼に
君の笑顔が 涙が 苛立ちが 切なさが やりきれなさが
僕の瞳に幾つでも溢れる
目の前の色々な事柄に言葉をなくすこともあるよ

例えばそう少し思いやりを持ってみる
それだけで周りの景色が塗り替えたように変わって見える

その時、少し世界の素顔が見える

今まで気づかなかった世界が少しきれいに見える

なんでもないことさ

ただみんな幸せを目の前にしながら通り過ぎているだけ。

2012/10/04 (Thu)

[4289] はつこい
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この心を紅に染めし
遠き日の恋の記憶 始まりの花びらが風に舞うような

あどけない瞳の少年と少女 近づくでも離れるでもなく 流れゆく時をただたゆたっていた

はつこいは夢だから
すぐに醒めるけれど
いつまでもただ
いつまでもこの胸を離れない

あなたを好きになれてよかった
そんな恋でした
蕾のまま花咲くことはなかったけれど
それでも僕の中に
あなたがくれた笑顔が ぬくもりが 咲いているから

元気でいるでしょうか
手紙さえ届かない場所に行った君を
時おり思い出してはさみしく思う

つかの間の夢なのか
醒めてはじめて思う
どこまでもただ
どこまでも青すぎる空のような

あなたに出会えてよかった
そんな人でした
例えば出会えてなかったらきっとこんな苦しささえ わからなかったでしょう
だからこの淡い痛みはあなたを好きになれた証 いずれ誇りにもなろう

たしかにあなたを好きだった
まぎれもない傷跡
僕にもはつこいの季節があったこと
一人、懐かしみ振り返る

今も変わらぬ思い抱きしめ
あなたを好きなままの僕で歩き続けてる

少し大人びた面立ちと甘い風に抱かれて

新しい恋に胸焦がす。

2012/10/04 (Thu)

[4290] 新しい世界へ〜ウェルカムニューワールド
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ーさあ行こう 船出の時は今 帆を揚げて新しい世界へー

絵の具を塗りたくったような原色の街
新しいもの、真新しいもの、ありきたりなヒットソング
廃れてく昔からある古き良きカントリーマイラブソング

少しずつ何かが
変わり始めたような気がしてるけれど
気のせいだといいな

新しい世界への扉を今 開こう その手で
新しい世界の夜明けが 訪れる もう何も恐れない

ーさあ行こう 船出の時は今 帆を揚げて新しい世界へー

あの日交わした口づけのような甘い風
戯れに買ったギターと読めもしない譜面、無駄に増えるアイデア
実にならない蕾や花じゃ明日の天気さえどうか判らないな

苛立ちや歯がゆさも今は何ひとつ僕を支配するものはない…

新しい夢たちが君や僕を未来で待ってる
新しい夢たちに迎えられたら世界がとたんにひらけた

さあ行こう
船出の時は今
帆を上げて
新しい世界へ

ウェルカムニューワールド
たどり着こう あの空の向こう側へ。

2012/10/05 (Fri)

[4291] 想像
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君を思うような
君を気にするような
そんな想像があれば
戦争や虐めも消える

席を譲るような
他人を気遣うような
そんな心のゆとりがあれば今日から変われる

想像してみるんだ
誰かが傷つくのと
幸せになれることの
どちらがいいのかを

想像してみるんだ
誰かが悲しむのと
喜ぶのとではどちらが素敵なのかを

自分がされたいこと 自分がして欲しいこと
他人に求めるなら

想像してみるんだ
優しい人の姿を
想像してみるんだ
暖かな陽射しのような

そんな人々が暮らす明日を この世界に。

2012/10/05 (Fri)

[4292] なんにもないようでなんでもある世界
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たくさんの物であふれたこの世界 本当に大事なものが隠れて見えないよ

ここでいう大事なものはお金やきれいな宝石じゃなくてさ
目には見えない幸せだったり 誰かからもらう無償の愛を指す

なんにも不自由なんかしないはずなのに
便利すぎて 手間がどんどんなくなって
何かを僕らを見失ってしまったのかもしれない

なんにもないようで
なんでもあるこの世界で 僕らは明日もただの人として生きる

泣いたり笑ったり繰り返すだけの日々の中で 誰もが自分の身の丈に合う今を生きる

あなたは幸せなのかい?
通り過ぎた道に咲く
小さな花のように
気づかないあいだに僕らはきっと忘れているんだよ
本当の幸せはとても些細なものばかりだから

たくさんの人であふれたこの街並 その中のただの一人さえ生きている意味は分からない
それでも、何かしら大事なもの持ってる

誰かの笑顔とか誰かの優しさとか 注意しないと見過ごしてしまう小さな気遣い
その全てが僕には何より価値のあるものに見えるんだ

気づかないあいだに誰もが 幸せになっているのに 気づかないのか気づかないふりをしてるのか 十分すぎるほどの幸せに見向きもせず偽物の幸せ大事そうに抱えて欲に走ってしまう

なんにもないようでなんでもあるこの世界 何不自由なく暮らせるだけ それだけで

本当は世界見渡したらそれだけでも幸せなことなのにまだわからない人がいるよ

回り続ける地球の中
生まれてくる子供たち
そんな子供たちが生きていることを心から幸せに思えるようなそんな世界つくるのは僕ら大人の仕事なのに
あなたはそれでいいのですか?

自分にも問いかける

なんにもないようで
ありすぎるほどのこの世界に生まれたことが不幸なんじゃなく

幸せの価値を見誤る僕らの心が この世界にある大事なものを
知らぬ間に隠しているだけなんだ。

2012/10/05 (Fri)

[4293] 秋色センチメンタル
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大きな声で 叫んでみよう 大好きなあの人に 愛の言葉を

人の目気にしないで
好きならば どこででも 愛の言葉囁こう

何をためらうことがあるものか

波に乗り 景気に乗り タイミングに乗り
マウンドを駆け抜ける君の瞳がとらえた青い空 ぬけるように今日も果てなく広がる

さあ 行こう 真夏を忘れるための 鮮やかな鮮やかな色彩が君の全てを秋色に染めてしまう迄

センチメンタルな気分をぶっ飛ばすあの素敵な君の声、それと笑顔

連れて行こう
何もかも
片っ端から

この長雨が止むように。

2012/10/05 (Fri)

[4294] どんな言葉なら
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言葉って 簡単に人を傷つけて
言葉って 時には人を助けて

たくさんの人
その数だけある心
どんな言葉なら
君は笑ってくれるかな

過ぎ行く時と
追い越してく歳月
思い出はこの胸をただたゆたって
僕はつかの間の安息の中 気をゆるしてしまうよ そして
心は酔いつぶれたように君を欲しがる。

2012/10/05 (Fri)

[4295] 家族のいる風景
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お父さんはいつも
頑固で働き者で真面目で
お母さんはいつも
優しくて気が利いて
料理が得意で
笑った顔がまぶしい

お兄ちゃんは勉強に忙しくて 近頃どうしてなかなか遊び相手になってくれない

お姉ちゃんはお姉ちゃんで彼氏ができたようで 近頃は化粧も濃くなって 言葉づかいもなんか変

だけれど何かがあったときには 約束しなくても 家族の危機を感じ取って集まって
どうもお久しぶりですなんて 離れ離れの家族がひとつになる

そこにお父さんがいて
そこにお母さんや
お兄ちゃん、お姉ちゃんがいて
もしかしたらおばあちゃんやおじいちゃんの姿もあるかもしれない

家族がいる風景が
当たり前に思うのは
そんな毎日に気づかず安心してるから

それが当たり前だと思ってるからね 時々家族のことを思うときゅっと胸が詰まる

家族のいる風景が
ずっと当たり前だと思っているからこそ
いつかいなくなることなんて想像もつかないや

ああ、だってなんだかんだで家族が好きだから

今日も帰るよ
寄り道、道草せずに
家族のいる風景の
僕もその一部になる

かけがえのないありふれた幸せをくれる
自然と顔がほころぶ
明るい話題咲く食卓
今日もそんな風景が
こんなにも近く見える

ラララ…

2012/10/05 (Fri)

[4296] この悲しみに名前をつけるなら
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そして夜が訪れて
さみしさあふれて
言いようのない気持に包まれて 僕は見えない雨に降られる

階段の踊場で 何を見ているのか 星を数えて 今をごまかしてる

何かが ただただ
悲しくて
何かが ただただ
苦しくて

入り口も出口もない
部屋の中をさまよう
そんな日々の中僕は徒然なるままに生きる

この悲しみにもしも
名前をつけるなら

迷わず僕はただ悲しみと名づけようかな

それ以外 それ以上
わからないから

そしてまた夜が訪れて
同じ雨に濡れている

君がそこにいる
僕がそこにいる

みんなそこにいる

違うもの見てるようで同じ世界の中
それぞれの今を抱えながら

他人にはわからない
明暗を見つめてる。

2012/10/05 (Fri)
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