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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[4377] 始発
詩人:どるとる [投票][編集]


ふと見上げると
そこに当たり前に
広がる空が見えている

表紙を閉じたまま
進まないストーリー
目次を読むだけで目が回る

いそいそと出かけてくあの人の背中を
迎える手もないまま
部屋の中に静けさがあふれる

なんでもないけれど
何かが足りないよ
なんでもないはずだ
だけどやっぱり

始発電車に乗って
窓から見える
流れる景色
眺めて思うんだ
色々なこと。

2012/11/03 (Sat)

[4378] ラブソングができるまで
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どんな言葉を君に伝えようかな
どんな場面なら君は笑うのかな
どんな僕なら君を幸せにできるかな
そんなことばかり考えて 考えているうちに夜が明ける

世界で一番好きな人のためになること
どんなものよりどんな人より大切な君が幸せになること
思い描いてる 夢見ている 惚けながらも

例えばそんな気持ちを歌にするならば
どんな歌なら君に一番伝わるだろう
届けたい気持ちは単純なことなのに
どうして絡まる糸
口に出せない言葉
気恥ずかしさにとらわれて僕は今日も言えないでいる

だけど、伝えたいよ
いつの日か
長い夜をいくつも越えて 心を決めたら
その時こそ 僕は言える

いうなればこれは果てしない物語の途中
ラブソングができるまでの淡い痛みと引き換えに望んだ結末

この苦しみがやがて安らぎに変わったら
ラブソングができたあとの君の心に映る僕はどんなふうに見えるかな

好きだよ 愛してる

歌うように
言葉にするよ

そしたらきっとそこにずっと見えずにいた本当の明日が待ち望んだ眩しすぎるほどの朝を連れてくるだろう

いうなればこれは君にこの思いを歌い終えるまでの小旅行
ラブソングができるまでのちょっとした二人のラブ・ゲーム

今夜も歌ってるよ

君を好きだという気持ちや愛してるという思いを

言葉に乗せて

歌歌うように
思っている。

2012/11/03 (Sat)

[4379] いつかその微笑みを
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心も身体もきれいな人だから
そばにいるとなぜだか心がおだやかになる 不思議な人なんだ
君を好きになってよかった

取り返しのきかない日々を何度でも何度でも僕は通り過ぎて行く そして振り返る

この道の先にあるまだ見ない明日が
例えどんなに涙に濡れても
僕は生きるよ
この場所で

いつかその微笑みを
永遠に閉じ込めたい

僕の瞳の中に。

2012/11/04 (Sun)

[4380] 染まれない色
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街にあふれるたくさんの人波に
僕は押し流されて
いつの間にか
こんなありふれた笑顔浮かべて
愛想振りまいている
心にもない言葉口に出したりする

誰かに嫌われないように生きたいから
自分押し殺してでも余計なことは言わないしやらない

空っ風の中立ち尽くすかかしのようだね
僕は自分を笑った

例えばパレットの中でどんな色と混ぜても けっしてきれいな色にはならない
黒い絵の具のように
きっと僕といても誰も幸せにはならないから
僕は何色にも染まれない色なんだよ

だけど君は笑ってくれた
そばにいるだけで意味のあることだと
僕を優しく抱きしめた

その時、僕は恋という色に染まった

時にあふれる理由なきため息が
君の口からもれる
いつの頃から
こんなふうに平気で嘘をついて
他人によく見られようと悲しい努力をしている

誰にも好かれるような人なんていないのにね
なるべく、言いたいことがあっても他人に合わせている

例えば万人が僕の存在を否定したとしても 僕はきっと悲しいなんて思わないよ
それより君という大好きな人に嫌われるほうがそんなことよりずっと悲しいと思う
僕は何色にも染まれない色だけれど

いつでも君は
そんなことなどくだらないと歌うのさ
不器用で失敗ばかりの僕に君は少しも距離を置かない

その時、僕と君という二つの色は混ざり合って
ひとつの色になった

とてもきれいな色さ

恋という色に染まった
恋という色に染まった。

2012/11/04 (Sun)

[4381] 光と影(龍夜さんとの合作)
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人と人の間
無と有の間で
生きる僕は
僕にしか見えない雨で
僕の弱音を
僕にしか見えない傷跡を
隠しながら生きている
誰にでも等しく降る雨は
誰もが抱える傷跡をぼかしてくれる
影にも雨は降る
晴れていても雨は降る
時には傷跡をうずかせ
時には影を慰める
そうして
誰もいつか迎える
それぞれの世界の終わりを待つんだ

此処にいるよ 僕は笑って 大きな世界の小さな片隅で 君の帰りを待っている
真っ赤に染まった夕暮れや星の散らばる夜空眺めて たくさんの思い抱きしめる

其処にあるよ 大事なものはいつだって 君の笑い声を君の笑い顔を 心待ちにしてるくだらないことなんて何もない 当たり前なんて幻だから この心に降る一つ一つの雨粒 こぼさぬように
手のひらに乗せて
それを幸せと呼ぶの

それを幸せと呼ぶの

例えば、明日晴れるなら それもいい
例えば、明日雨降りなら それもいい

ただそこにあなたがいて 同じ雨に濡れる 人々の暮らしがある
そんな世界で 光と影のように 背中合わせでもちゃんと 同じ気持ちと気持ちでつながってる

そんな幸せがここにある。

2012/11/04 (Sun)

[4382] 宝物
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今日は君の誕生日
君が生まれた日さ
はじめてこの世界に
君が産声あげた日さ

お母さんもお父さんも君が生まれてくるのをずっと待っていたよ
時にすれ違いながらも

長い夜が 長い朝が
何度でも何度でも
寄せては返していた

おめでとう やっと会えたね 僕が君のお父さんさ
私が君のお母さんよ
あいしてる ずっと変わらない気持ちで見つめているよ

どんなものより価値がある 君は僕の宝物
今、君の名前呼ぼう

今日は君がはじめて
言葉を話した日さ
今日は君がはじめて
ハイハイ覚えた日さ

仕事から帰るなり
君の顔を見に行った
まだ小さな手に 僕の大きな手が 触れたとき 君のぬくもりが伝わって 守るべき存在がいることこの身に感じた

そんな君もやがて大きくなるだろう
お嫁さんに行くかな
いい奥さんに会えるかな
そんな明日にはまだ遠いけれど
いつかそんな日が来たら 笑って送り出したい
君の幸せだけを強く願って

おめでとう 何回目の誕生日だろう 君は反抗期さ
うまく会話ができない 心伝えられない
素直になれない君と愛しすぎる僕の瞳に映った君の背中は
あの頃よりずっと
大きかったよ

喧嘩したこと
仲直りしたこと
家族で行った旅行
たくさんの写真
全てが宝物だけど
君の存在には
代えられない

おめでとう やっと会えたね 僕が君のお父さんさ
私が君のお母さんよ
あいしてる ずっと変わらない気持ちで見つめているよ

どんなものより価値がある 君は僕の宝物
いつか、別れる日が来ても忘れないで
お父さんはいつも
いつまでも嫌われても世界でただひとりのお父さんだから
そしてお母さんもたったひとりのお母さんなんだ

命をかけてでも守ると決めた2人の宝物。

2012/11/04 (Sun)

[4383] 愛の歌
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君に伝えたいことがまだたくさんある
君としたいことがまだまだたくさんある

ラブソングというにはちょっと大げさで
単純な言葉では言えないけれど

あいしてる それだけじゃおさまらない
気持ち あふれてる

抱きしめている
愛されている
僕も君も誰もかも

知らないあいだに
気づかぬうちに
人を傷つけて
時に助けて

みんなそれぞれの役割をちゃんと果たしてる

花が寒そうに揺れてる
帰り道の途中
夕暮れを待ちくたびれたように夜が来る

永遠なんてないから
いつかは終わるけど
好きだという気持ちはずっと変わらない

さあ 夜が来たら もっと冷えるから
これを着てなよ 風邪なんか牽かないように

愛してることが
当たり前のように
君は笑うんだよ

知らない場所で
名も知れぬ人が
その命を燃やして
繰り返す日々

僕も 抱きしめたいよ
愛されたいよ
愛したいよ 重さなんてはからなくても同じ尊くはかない命の残り火を見つめながら
若さに気づくと 痛みも鈍るさ
それでも僕には僕なりの悩みや迷いがあるんだ

抱きしめること
人を愛すこと
まだまだ そう
わからないことばかり

それでも、僕は
僕なりのやり方で
君を愛したい
君を幸せにしたい

僕は僕の役割をちゃんと果たしてるかな

君が笑うと世界が
愛の歌にあるような
甘い幸せに包まれる

そうだ、単純なことだ

僕がいて君がいて
当たり前に朝が来て
窓を開けて そこに見えた今日という1日が また何か新しい景色を見せてくれる。

2012/11/04 (Sun)

[4384] 歌を歌おう
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悲しくても
嬉しくても
歌を歌えば
元気になる

へたくそでもいいよ
自信がなくてもいい
思うように心のままに
のんびり気ままに
歌を歌おう
歌を歌おう
楽器なんてなくても

人の目気にしないで
歌を歌えば不思議
ほら笑顔になる

スキップ踏む靴音も
しとしと降る雨音もメロディになる
街にあふれるたくさんの笑い声 いろんな音、リズム

歌になるさ
歌になるよ
さあ君も歌おう
歌を歌おう

悲しいときこそ
歌を歌おう
その時の気持ちに合った
歌があるさ
見当たらなければ
自分で自由に
つくって歌え

ラララでもいい
ルルルでもいい
とにかく歌おうよ

一緒に 歌を歌おう

みんなで歌を歌おう

平和が平和であるように
当たり前が当たり前であるように

どこにでもある
景色がきれいだな
そんなふうに思う
ありのままの幸せを
歌にして歌おう。

2012/11/04 (Sun)

[4385] こんな時代に
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きれいごとかもしれないけれど
命の大切さ 考えたことありますか?
人を簡単にころすこんな世の中で
僕は何か 見失っている気がして

正しさとは何か
当たり前なこととはなんだ
もう一度考えてみた
誰もいない部屋の中

いくら考えても
僕にはわからない
こんな時代に
あふれている
心をどこかに置き忘れた人の気持ちなど

当たり前であるはずの 僕らの明日を
奪う権利などないし
そこに暮らす 誰かの営みを脅かす
そんな人を許さない

きれいごとかもしれないけれど
大切なことはいつの時代もごく当たり前なことで 何も考えなくても ただ人の痛みに気がつくだけで
人は人としてできることをするだけだ

例えばそばで泣いてるあなたを気遣うこと 名前を知らない誰かを思いやること
それは見返りを求めないただの心の所業
特別なことは何もない ただ、あなたが心配なだけ

こんな時代に 僕が求めるものはきっと
便利な魔法のような機械じゃなくて
画面に映された触れられぬ情報じゃなくて 人と人が心を通わせられるような
そんななんでもない毎日

僕は思う

庭で揺れる 小さな花のように 気づかない場所に 咲いてる幸せをあなたは知っているのでしょうか?

大事なことはただ、
人の痛みに気づく心の余裕を持つことだ

胸に押し寄せる不安だとかさびしさだとかさざ波のように

こんな時代に足りないもの
こんな時代に本当に必要なもの

それは、そんな時代に生きる人の足りないもの
そして欠けてるもの

僕は思う いつも思う。

2012/11/04 (Sun)

[4386] 気づきの魔法
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ただ人を思いやる
ただ人を気遣える
ただそれだけでいいんだよ

僕らにできることなどただ探さないだけで
たくさんある
ただそばにいるだけで
あなたが笑ってくれるなら僕はこの命続くかぎりずっとそばにいてあなたの笑顔を見ていたい

押し寄せてくる人の波にのまれないように 流されないように 人の隙間縫いながら たどり着いたこの夜に僕はあなたを思うからね
それだけでなぜかな
この胸が熱くなる

今僕は気づいたんだ

気づかないと何も見えない
何もない部屋の中に
こんなにもたくさんの幸せがあふれていること
気づかないと何もわからない
ありふれた日々の中にこんなにもかけがえのないものが目の前にあることも

ほら、魔法のように
ステッキ振るだけで
なんでもできるわけじゃない 不便な世の中

形のないものを信じたり 見えないものに助けを求めたり
そんなふうなもの全て 振り返って気づく
僕はいつも 守られていた
気づくといつもそばにいる
当たり前じゃないね

あなたが笑う それだけで僕は幸せだってこと

それは魔法じゃないから 不思議なことじゃないけれど
なんてすてきなんだろう

幸せになれるよ
あたたかな気持ちに気づくたび
僕はそこに魔法のような 輝く光を見るんだ。

2012/11/05 (Mon)
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