詩人:どるとる | [投票][編集] |
何か忘れていませんか?
何かなくしていませんか?
あなたも最近笑うことはあるかい?
心があるのにね空の電池のように
心はあってもなんだかがらんどう
人と人の中で生きることの難しさに
何かが壊れてしまったようにどこか日々に翳りが差す
ふと気づくとそこにいる
でも気づくと誰もいない
優しさやぬくもりは必要なときにだけ
求めても仕方ない
いつもいつもいつも
どんなときにでも
あなたにいてほしいと思うことが大切なんだ
今を生きてるすべての人へ 伝えたいことはただ、生きて 生きて 生きぬいて
終わりの終わりの終わりまで
たったそれだけ
それだけだ
心泣かせぬように
命を見つめ直して
めぐる血潮感じて
そこに痛みがあるのなら きっとまだ
立ち止まってはいけないんだ
そうじゃないのかい?
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浮かぶ 白い雲
アイデアを覆い隠す
言葉の世界見えない
モザイク日和
人通りに咲く憂うつ
ベンチの上の土曜日
雲は 薄く 東へたなびき 僕はほくそ笑む
ああ さみしさもせつなさも夕暮れの赤に
すべて 優しく塗りつぶされた
主役は君さ 雲に乗り 真っ暗な夜に 明かりを連れて来る
そしてやがて また新しい朝が窓の外に…
それ以上は言わないよ 明日がたのしみだ
雲に 雲に おやすみ。
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目の見えない人も
耳は聴こえる
大切な人の言葉は
わかるよ
耳の聴こえない人も
目は見えるから
大切な人の笑顔は
見えるよ
音だけの世界
視覚だけの世界
それぞれの世界
そこに幸せがあれば
きっと音があろうとなかろうと暗かろうと明るかろうと好きになれるさ
わかったように
僕は謳いたい
目が見える人
耳が聴こえる人
両方持ってる人
どちらかが欠けてる人
沢山いるけれど
大切なのはいつだって
変わらないだろう
見えている景色や
聴こえている音が
世界のすべてだと
思ったら 腐るよ
擦り切れた自画像描いていた
そっぽ向いて描いたでたらめな顔
僕が間違っていた。
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夕暮れ時の原っぱで みんなで隠れん坊
誰が言うともなく
始まる 始まる
もーいいかい
まーだだよ
飛び交う言葉が
あちこちから聞こえてくる
心隠して 愛想笑い振りまいて 今の大人たちはまるで隠れん坊してるみたいだな
お笑いだ お笑いだ
もーいいかい
まーだだよ
ちょっとはたまには
本心見せたらどうだい? 本音で語り合いもせずに
今日もあなたもわたしも隠れん坊
互いの心 見つけられないでいる。
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20年連れ添った
奥さん見つめて
まだ愛は冷めてないと目と目でお話
仮面夫婦ばかりのご時世の中
本当の愛を貫いてる時代遅れの夫婦
色あせたベンチに座り 公園の景色見つめてる
流れる雲と青い空とそれから微笑む君
僕らは 僕らのままで明日もあさっても暮らしてく
少し考えの足らない頭だけど君と二人三脚で 歩いて行く
歩いて行ける
どれだけ時が
経っても
変わらずにいよう
奥さん旦那さん
見つめ合ってお話
ときどきはすれ違って
ときどきは背中合わせ
それでも夫婦は何度でも愛を取り戻せるから
僕らは 僕らのままでばかな掛け合い続けてゆこう
いつまでもいつの時までも このまま風に揺らぐ木の葉のように
小さな暮らしにしがみついて離れない
本当の幸せを知ってる
君も僕も。
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寒い冬は こたつで暖まろう
こたつに足を入れて
みんなでみかんを食べる 会話ははずむ
お茶も飲んで せんべいも食べる
木枯らしの吹く 外は寒いね ふゅーふゅー 風が 窓をたたく
わざと君の足の裏に 僕の足を 重ねてみるよ
君は 恥ずかしそうに顔を赤らめて 笑ってる
こたつの中で愛し合う 君の足と僕の足
とても暖かい心までぽかぽかさ
君が好き 大好き
そっと友達がトイレに立ったとき
言うよ
この冬は暖かい冬になりそうだな
愛が生まれたよ
こたつから
愛が生まれたよ。
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よくあるイメージの中 笑っているよ
よくあるストーリーの中 生きてみるよ
楽しいも 悲しいもない真っ白な世界へ この身を沈めるまで
ラララ 僕は僕のままで 長い長い長い本を読むように
目で追うあらすじ
ときどき迷う頭
悲しかったりする
うれしかったりもする
様々な場面に行き着くけれどやがて読み終えるから
悲しさはいつもつきまとうけれど
大事な人と読めたら
悲しみも半分こ
大事な人と読めたら
喜びは何倍にもなる
本を読むように
この足で物語を
知らず描いてゆく
言葉の道たどって
行き着くエピローグ
サヨナラでも
君を確かに愛した
そして僕は愛されていた
そんな昔話が思い出となって僕の胸の中
咲いてるなら 何も怖くない悲しくない
流す涙はあたたかいだろう
浮かべる笑顔はなおきれいだろう
読書をしようか。
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でたらめな地図の上を歩くのさ
でたらめに引かれたレールをたどって
宛もなく 気まぐれに日々を旅するのさ
旅人と名乗るのがおこがましいのなら
風と呼んでよ
何処へでも吹いてゆけるように
自由に描き出した光
瞬いて 移ろって
夜の闇を駆け抜けてく
乱暴に走り書きしていた日々も今では
もう昔話と笑い飛ばせるのなら 過去は捨てて今君の瞳に映る世界をすべてと呼ぼう
千里の道も小さな一歩からはじまる
まだまだこの旅は始まったばかり
ならば、行こう行こう。
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あったかいな
燃えるようだな
あなたの人柄に
僕は包まれてる
日だまりのようだ
陽射しのようだな
あなたの人柄を
僕は愛している
そして、来(きた)る夜に眠る子供たちの夢の中そっとたずねて素敵な明日を祈る
やがて、明ける夜に目を覚ます子供たちの瞳の中いちばん最初に映るのが例えば優しい笑顔なら
きっと明日はいい日になるね
きっと明日はいい日になるね。
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悲しいだけじゃない
嬉しいだけじゃない
誰にでもある光と影のように
それ以上は何もない
これ以上は下らない
いつだってできるなら笑っていたい
願いましょう
祈りましょう
世界中の平和を
あがきましょう
もがきましょう
そんな明日が来るまで
この雨がやむように。