詩人:どるとる | [投票][編集] |
愛してる気持ちを伝えるだけなら
愛してるだけで伝わるのに
それ以上伝えたい気持ちもあるから
僕は余計な言葉も口に出してしまう
それでも選び出した言葉の全てを
包み込むようにあなたという人は優しく笑いかけてくれるね
ありがとう それだけじゃまだ足らないよ
もらった感謝にはほど遠い それでもあなたはまるでそんなことはどうでもいいとばかりに変わらない 愛をくれるんだ
いつまでも いつまででも 側にいて
そしてこんなバカな僕を愛してください
僕なりに頑張るよ それなりに生きるよ
百年くらいしかない人生だけどもしも
君がそんな貴重な時間を僕にかけてくれるなら 僕はあなただけを愛すと誓うから
明日もあさっても
僕の居場所になってね
その膝に 頭を乗せれば 幸せがほら 生まれるから
簡単なもんさ 笑っちゃうほど 幸せになれてしまうさ。
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何もない今日だけど
誰かがどこかで
死にました
何もない今日なのに
誰かがどこかで
生まれてる
さみしいような
うれしいような
そんなどっちつかずの心 小さな風にも揺れたまま
僕の今日とあなたの今日が重ならないように そこには同じ今日でも分かり合えぬ何かがある
そして僕は言うのだろう 何もない何でもない ただ風が少し吹いただけ
変わらないものや
変わってしまうもの
たくさんある
変わってゆくのは
人や景色だけじゃない
心も変わるさ
憎いような
愛しいような
そんな不思議な気持ちで 空を見上げて思う
僕の今日とあなたの今日は決定的に違うのは ただ、他人という柵だけでは片付かない世界があるから
何かを得るという事は何かを失う事でもあるんだと気づくのが少し遅かった
それだけの話さ
僕の今日とあなたの今日が重ならないように そこには同じ今日でも分かり合えぬ何かがある
そして僕は言うのだろう 何もない何でもない ただ風が少し吹いただけ
ただ涙がほほを伝い流れただけ。
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誰かの犠牲の上に
成り立つ世界
争いの終わった
この場所で
小綺麗に着飾って
金は有り余るほど
持っていて
なおも幸せじゃないと叫ぶのは 愚かだ
都会の中にいても
迷うことがあるよ
人ごみの中でも
独りぼっちだよ
たくさんの足音の中に
紛れてしまうから
僕や君みたいな
ちっぽけな存在は
都会の広さに
自分を見失う
都会の冷たさに
やさしさをわすれる
僕は誰だ君はなんだ
思い出せない事ばかりだな
誰かの犠牲の上に
暮らす僕ら
争いのない
安全な場所で
名ばかりの愛や平和を歌ってる
誰かの涙を笑いながら
誰かの傷を見て見ぬふりしながら
本当は偉いねって言ってほしいだけなんだよ。
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聞かせてほしいよ 君の本当を 心から君だけの幸せを祈ってる
僕から最後の思いさ
永遠を君と歩めないなら せめて君がこれから歩く道を少しでも照らす光のひとつになりたい
長い髪をなびかせて
歩く君のその背中を
ずっと見つめていたけれどそれももうできないんだね
さよなら ありがとう いくつもの言葉が
あふれてる 何を伝えればいいのかな
心から 君を愛してた 好きだった僕は誰よりも
心から 伝えたい言葉ももう届けられたし
伝えたいことはもうないけれど 君が幸せになれるように願ってるから
せめて君を愛した人がここにいたことを
忘れないでいてくれたらいいな。
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悲しくないよ 辛くないよ
痛くないよ 苦しくないよ
優しいピエロは今日も笑うよ
君のため 僕のため あなたのために
本当は悲しいくせしてさ
本当は辛いのを隠してさ
どうしてそんなに強がるの
優しいピエロは今日も涙人前じゃ見せないよ
背広姿は道化服
いわば社会は
サーカスの舞台
大人はピエロ
けっして泣かない
心閉じ込めて
笑うだけ 笑うだけ
お客さんの拍手や喝采に包まれて
ばかばかしいと思いながらも笑うんだ
ああ その姿は本当に情けないかい?
だけれど優しいピエロはあなたを愛してる だから笑うのさ
ただいまの声に
おかえりを乗せて
僕は笑って迎えた
行ってきますも
行ってらっしゃいも
悲しく聞こえます
それでも、あなたを
思いながら今日も
優しいピエロは笑うんだ
自分を笑いながら
自分を笑うように
笑うんだ 笑うんだ
それがお仕事
強いね 優しいピエロは本当は弱虫だ
だけれど、あなたを思うとどこか力がわくんだ
だから笑うんだ
笑って 笑って
涙に打ち勝つよ
その姿がどんなにかっこわるくてもあなたの目にはその向こうの涙が見えるだろう
だからかっこわるいなんて言わないし言いたくないよ
大好きだ 優しいピエロ 私や僕のお父さん
今日も頑張ってね。
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本を読んだら 言葉が頭の中にあふれる
景色を見たら 美しさが心の中に 絵となって浮かぶ
例えそれが形のないものでも あふれるイメージ
絶対的なもの、確かなもの そんなものはないに等しい
ただ、あなたが笑うから 心の中に浮かぶ楽しげなイメージ
絵にも描けないくらいの美しさ 幸せ 喜び 僕は感じてる
いつも 隣にある 側にある これがそうだよ
差し出したその手を握り返した 道の途中 ぬくもりがまた形のない何かを伝えて
そこに生まれるイメージ なんとなく なんとなく わかるんだ
それくらいでいい
僕は幸せだ この上なく だけれどうまく言えないよ
だから、君の側にいて その形のないイメージが やがて形をなすその時を死ぬまで
待っていよう
もしかしたら死ぬまでわからないかもしれない
でもわかるよ ひとつだけ
イメージならば届くんだ 雲の上も 夢の果てへも 僕は行ける
ありがとう
愛してる
小さな泡のような予感たちが肯けるのは見えないのにここにある
そんなイメージ
そこかしこにあふれるイメージ
気づいたら世界はばら色。
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自殺をしようとする
その人の背中を見ても僕にはわからない
その人の心にはなれない
人を殺める誰かの背中を見たって僕には何も見えません
たくさんの人、人、人 腐るほどいるけれど 僕は少しでもそんな人たちの中で
何かができているんだろうか
意味のないことだとわかってても
誰かを思いながら
無意味なことだとわ知っていても
誰かを気遣いながら
自分の小ささに気づいても 命の儚さ思い知らされても
消えていくその命の背中を見送る時
僕はやっと気づくだろう
ああ その人のいた意味がなんとなく見えるだろう
あなたの背中に 見えるたくさんの今までやこれからを
映したような物語 どんな背中にもある生まれている形のない荷物
誰もが背負いながら
気づかずに 僕は見ているんだな その人の傷跡や苦労を
それでも、あなたの背中には 僕が見えている以上の悲しみがあり喜びがあり
そして誰もわからないあなただけの痛みがあるのだろう
原稿用紙に どれだけ言葉を書いても見えてはこない
痛みが 苦しみが 喜びが 幸せが
その背中にはあるのだろう
だけれど僕はわかっていながら それを見て見ぬふりで通り過ぎる
すれ違う人、たまたま隣になっただけの人
その全てのあなたの背中に映る世界が誰も誰一人重ならないその人だけの今を
僕が知ることはできない
だからわかっていても目をそらすのさ
そこに例え愛や友情が あったとしても
越えられぬ壁が立ちはだかる
だから僕は一歩、距離をあけて人と並ぶ
そうやって生きるから見えないものもまだ消えない
だけれど遠目からでもわかる あなたの背中には見えない傷跡が 伝わらない痛みがあることも
だから時には突き放して 目をそらして
僕は僕 君は君 あなたはあなただと言い放つのさ。
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それでも詩を書くんだ 誰も読んでくれなくても
票に価値などあるものか
評価に価値などあるものか
ただ僕は描く
ただ僕はボタンを打つ
ここに言葉の世界を広げる
詩人になりたくて
僕は言葉を集めて
知ってるだけの
言葉で歌を歌ってる
人間でありたくて
僕は心をみつめて
たくさんの人の闇も
知ったように語る
それでも
それでも
見えない何かがまだあるんだ
あなたには見えるというのかい?
言葉のさらに奥
その向こう側の世界
心の手のひらを今
見せよう
ほらこんなに汚れている
罪の意識はまだあるよ
だけれどまだ歌いたい
見ててください
僕を愛す全ての人
見ててください
今にあの日の歌を
超えるような歌を
この場所に描くから
心の手のひらを今
隠したら
僕はうそつきになってしまう
だから偽らず欺かず僕は僕と向き合うよ
そして闇をさらけ出す
誰かを僕だって
憎むこと
誰かを僕だって
恨むこと
そうだ僕は人間だったんだ
思い出したら
心が 晴れた。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕を愛してくれる人
今日もどうもありがとう
僕を見守ってくれる人
いつもどうもありがとう
僕を叱ってくれる人
僕を敬ってくれる人
僕を労ってくれる人
僕を慕ってくれる人
その全ての人に言うよ
ありがとうを言うよ
なんて僕は愛されているんだろうか
気づくのが少し遅かったね だけど本当に僕は愛されていた
いくつものありがとうが今日も
あなたの中に僕の中に 私の中にあふれてる
誰かに感謝もするし人から感謝もされる
不思議なこのやりとりが 当たり前のようにつづいてく
繰り返す日々の中
目と鼻の先の景色
お辞儀しあう世界なら戦争は無意味だね
思い合える世界ならば虐めなどはいらないね 似合わないよ
だからありがとうを言おうよ
君には感謝するべきことがあるはずだ
君には感謝されることだってあるはずだ
だから、ありがとうを言われたら
ありがとうと言おう
ありがとうと言ってくれてありがとうと言うよ
こんな世界にありがとうがあふれたら素敵だね
たちまち平和になるでしょう
争いあう国と国
すれ違う人と人
バカなことをやっていた
愚かなことをしていた
そう気づく日が来るのなら
僕はこんな世界でも
未来があると信じたい
そしてやがて訪れる今の子供たちが大人になるころ
愛すべき世界だと
誇らしい世界だと
思えるような世界をつくりたい
そう思うから僕は言うんだよ
ああ 当たり前なことでも 生まれなかったら思えなかったね
だから全てにありがとう
僕はここにいれて幸せだ
ありとあらゆる出来事に
ありがとう言わなきゃ
全てが僕を形作ってる
全てが僕を支えてる
だからこの世界の全てにありがとう。
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僕は 何かを守ってる
僕は 何かを愛してる
その何かは人それぞれ
今日も何かがあるよ
守るべきもの愛すべきもの
あなたの中に 僕の中に 目には見えない色々なものがあふれてる
何かをいつも見つめてる
思考から外れたもの
範疇を超えた場所に
何かはあるよ 何かがあるよ
そして今日も僕は何かを抱えてる
君にもあるか
君にはあるか
そんなものが
触れたら わかるよ
見えないのに
ここにあるって
何かを守ること
何かを愛すこと
その意味その理由
全てが何かを象り
その回りを軸にして
僕らは生きてる
そして今日も
何かを 見つめてる。