詩人:どるとる | [投票][編集] |
君の顔を描いたんだ
とてもかわいい君の顔を描いたんだ
君の笑ってる顔を描いたんだ
いつでも 優しくて
いつでも あたたかい
君のそんな顔を描いたんだ
気づかずに誰もが通り過ぎる花のように
本当は 幸せなんて近くにあるのにね
それを当たり前と鼻で笑うから 幸せが幸せに見えなくなる
僕が心の画用紙いっぱいに描いた君の顔が笑うとね なぜかうれしくてうれしくて僕まで笑ってしまうよ
愛してると伝えたい今こそ届けたい
君の顔を描いたんだ
とてもかわいい君の顔を描いたんだ
僕が世界で一番好きな人の顔を
眠れない夜 さえない朝
いつでも君が隣にいる
それだけで もう幸せは僕の中に生まれるよ
君の顔を描いたんだ
とてもかわいい君の顔を
もっと笑ってよ もっとこっち向いてよ
生きる喜び 生きる悲しみ 全てを描いた超大作 君の顔の周りに広がる世界に
僕は割り込んで 君の大切な人になりたいんだ
頷いてくれるかい?
詩人:どるとる | [投票][編集] |
風が吹くたび木々が揺れて 僕はポケットに手を入れて歩く
苦笑いとか 愛想笑いだとか 浮かべて歩く
この道の果てまでも
さよならと言えないまま 途絶えた誰かの手紙のように
ついにその時が来る
朝も暗いし 夜はもっと暗い
ポケットにはいりきれない 思い出は幻
誰かが描いた落書きみたいに そこら中あふれる悲しみ 散らかってる
口笛を吹いて 歩く
夢の続きを今から見よう
でも君はそこにはいない いないよ
それでも見るんだ
それでも生きるんだ
悲しみを飛び越えて
ドアを開ける
ドアを開けてその先にある明日に僕はたどり着くのさ
夢の続きのそのまた続きで
誰かと二人きり 無駄話でもしたいな
さみしさ手のひらに乗せて 僕は行く
この道の果てまでも
悲しいとわかってて
切ないとわかってても生きなければと思うのはなぜ
わかりきった答えを抱きしめたまま
僕は行く
夢の続きで今からはじめよう
言い訳でもなくわがままでもない
ただの気まぐれでも生きるには変わらない
さあ行こうぜ 自由の海原へ 流れる涙もどうせなら連れてゆこう
夢の続きで今から
チャンネル回せば
新しい世界が。
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バカみたいに
生きればいいのさ
まともに生きようとするからだめなんだ
誰かを指差して
誰かの失敗を笑うのは恥ずべきことさ
当たり前の定義 その形 それは明らかな思い込み
どうやって生きるのか
どうやって歩いてくのか
それは自由 残酷なほど僕らは放し飼いにされている
身を引き裂かんばかりに吹く 冷たい世の中の風に 僕は吹かれて 歩いてくのさ
ひゅるりらら
ひゅるりらら
風が吹くたび
なんだか胸の中が
胸の中が燃えたようになるよ
バカみたいに
笑ってればいいさ
そのうち傷跡は
癒えるから
アホみたいに
並んでればいいさ
消えてく運命の
その行列に
風が吹くたび 身構えるような世の中にあふれる人ごみの中にあるいくつかのぬくもりに問いかけてみても
本当は自分だけ 独りきり 誰もわかってる
風は あなたと僕の間に吹くのであって
同じ冷たさを伝えるのに ただ、違う人ってだけで 僕にはあなたがうらやましく思えるから
そこに吹く風に 何ひとつ違いはないのに
あなたのその強さが
僕にはもの珍しくて。
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珈琲を飲んで 窓の外眺めて 舞い落ちる木の葉 見つめた
ゆるい坂道を 喫茶店に向かって降りてくる学生たちが 寒そうに手のひらをこすりあわせてる
何も変わらないまま
誰も変わらないまま
街も景色も人も
見えないものも
さみしいな ためらいもなく言葉にしたら
すぐそばで 手を握ってくれる人がいる
変わらないままの日々の中 少し 色づいたモノクロの景色
僕は 愛されている
君に 愛されている
変わらないはずの景色の中 ひとつ 動いた運命とか奇跡とか
変わらないままの時間の中 何かがわかったような気がした
秋
冬
待つのは春
夢
希望
ありったけの幸せ
膨らんだ蕾
裸の木々 揺れて
全てが白く染まる
街は変わらないまま
ただ少し塗り絵に 赤やオレンジが 白と黒だったはずの世界に色を足しただけ
それだけで。
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白い雪の中に 隠れて笑う幸せ ほらね
詩を分かち合う幸せ
感じるよ 感じるよ
明日もいい日でまた会おう 元気な顔で
時を分かち合う幸せ
見つめてる 君想う。
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今日は一段と静かな朝だ
布団から出ると寒さが身に凍みる
カーテンをあける
とまっているかのように雪が降っている
世界を覆う白い雪
時の流れまでも変えてしまったようだ
僕のまわりでは忙しなく過ぎていく時間が
窓のむこうではゆっくりゆっくり流れている
それがなんだか悔しい
さぁ 暖房のスイッチを入れて朝ごはんにしよう
雪はうっすら積もってはすぐに溶けるだろう
僕は消えない今日を積み重ねて明日を迎える
明日また明日 繰り返す日々に 疲れたときはただ心空っぽにして 何でもない時間やいつもは気づかない景色の美しさに心の足を止めてみよう
そこにはきっと
走っていてはわからない本当の明日があるから
君がいて 僕がいて
そこには変わらない景色があって 移ろいゆく季節の中 またこの街に雪が降る
言葉じゃ伝えきれない思いがあふれてる
そして僕らは
明日という日のある意味を知るだろう
振り返る あの道に
雪の上の足跡
今はもう溶けてしまった 思い出
遠く空に消える
淡く儚く
明日はまた 悲しみのあとで そっと朝を届けるでしょう
雪もやがて溶けて春が来るように 僕もそっと何かに手を振り
歩き出すのだろう。
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孤独が座る 僕の隣
君の横 夜の果て
闇から目をそらせない 絶望の淵を歩く
水面に映る 月の姿
痛みを伴って
生きる喜びを知る
生きることは
何かを我慢すること
渦を巻きながら
生きる難しさを知る
息を吸うだけで
生きれてしまうのさ
痛みのないものは何もない
ただのひとつも何もない
痛みと引き換えに僕らは生きている
生まれたときから定められたように
痛みの唄が 誰の心の中にも
漠然としたメロディに乗せて流れる
救いのない世界ではないけれど
ひとりで歩くにはとても厄介な世界
だから時には弱さを見せて助け合う
その傷にしみるように唄は流れるから
優しさを求めてよ強がらずに
痛みの唄は聞こえる
誰の耳にも届く
そっと静かに流れる
痛みの唄が聞こえる
わからない誰かの何かに語りかけて
届かない伝わらない思いを照らすように
痛みの唄が流れる
痛みの唄は流れる
誰かの夜の中で
誰かの朝の中で
殻を破って 生まれる朝が光を街に落とす
そして夜をまたぐと
朝は遠く消えていく
僕はそれを見つめてる
僕はそれを見つめてる
昨日のことのように忘れたはずの涙を重ねて 痛みの唄を口ずさむ。
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生きるということ
それは息をしていることじゃない
生きるということ
それは息を吐くことじゃない
生きるということ
それは歩くことじゃない
生きるということは
している全てをいうんだ
だから生きるということは失敗も後悔も全て含めて生きることになるんだ
だから無駄なものなんて何ひとつないよ
だから無意味なことなんてありはしない
生きること それは
自分が生きていることを一番自分自身がわかっていないと成り立たない
生きていると思うことはとても難しいんだ どうすれば僕は生きていることがわかるだろう 曖昧な毎日の中 気づけるかな
答えのない毎日に
問いかけてみるけれどわからないことばかりで頭がこんがらがる
だから生きるということには正しい答えなどないんだよ
それはただ自分自身がそう思ったときこそ人は本当に生きていることになる
君は生きているかい?本当に
心から生きること
魂から生きること
生きることとはそういうことだ。