詩人:どるとる | [投票][編集] |
おかえりなさいを言うために それだけでもいいから
待っていてよ
ただいまを言うために それだけでもいいから
帰っておいでよ
愛してるとつぶやいてみてよ そばにある大切なものが ほっと頬染めて あたたかい気持ちになる
たくさんの言葉が
それ以上のぬくもりが世界にあふれたら
きっと争いもこの世界から自然と消える
何も特別なことはいらない ただみんなが優しくなればいい
ただみんなが人を選ばず思いやればいい
魔法の言葉さ 世界を変える
魔法の言葉が 世界を変える
おかえり ただいま 愛してる それだけでいい
それだけでいい。
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えんぴつころころ転がって 今日も誰かの手の中で
絵や字を書くために働いている
えんぴつさらさら削られて 今日も誰かの使いやすいように
短くなるまでえんぴつは働いている
あなたがいつでも
きれいな字が書けるように
あなたが疲れたときには落書きも描けるように
えんぴつはそこにある
ただあなたの机の中でじっとして動かずにあなたが使ってくれるのを待ってる
だからまだ使えるのに少し使いづらくなっても これ以上使えなくなるまで使ってほしいんだ
小さな小さなことだけど
大切な大切なことだろう
えんぴつは今日もあなたの手の中であなたのために字や絵を書いてる
たまにはありがとうと言ってあげたいな
たまにはその頑張りを労いたいもんだな
そしてえんぴつにさよならする時、
僕はなんだか泣いていた
なんでだろう
わからないけど
わかるんだ。
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坂をのぼる
僕はのぼる
どこまでも行く
坂をのぼる
僕はのぼる
いつまでも行く
花が咲いて
やがて散って
そこに見るよ
悲しみ見るよ
時の流れを知る
ふんわり 青い空に浮かぶ雲
澄み切った空に旅人のように漂う
待っていたって
何も変わらない
動かない
だから僕は
自分から会いに行く
楽しい夢や
まだ見たことのない景色
目には見えない気持ちや心
歩き出したら くたばるまで止まらない
このまま 僕は行く 行くぞ
腕をあげて 笑顔掲げて 渦を巻く不安も
ぜんぶかき混ぜて 僕は怪しく微笑むぞ
旅立ちの朝 明日が楽しみで眠れない夜
例えば 旅に出るまえにそんな気持ちがある
僕は哲学の塊抱いたまま 真っ向勝負をしかける
くだらない言葉やしぐさで すべてを丸め込む
坂はつづく 人知れず気づかないあいだに
僕は頂上に着く
そして振り返ると
そこに未来の顔
僕を見て 笑う。
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幸せはどこにある
どこに咲いている
探しても探しても
見つからないはずだ
だっていつも
そばにあった
気づかないだけで
知らないあいだに
僕らの中に幸せの花が咲いている
幸せは空の上 旅人がいうのです
それでも僕には信じられなくて 笑った
例えば 手のひらに夢を描いて いつかの明日を手に入れに行く
言葉は連なって
やがて歌になる
アイデアが固まって
やがてメロディ生む
目を閉じたまま 見る そこにある幸せ
瞼閉じたままで 見える 輝くような幸せ
それは形のない思い
見えるはずもない
だけど今僕の中に
あふれているんだよ
今そのさなか。
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数センチ
宙に浮かぶような
そんな優しい時間
僕を包んだ
緩やかな陽射しの中で笑うこと あなたとなら嬉しさも倍になる
愛してるの言葉を言おう 大事な何かを僕は忘れてた
ふんわり 漂う雲のような時間を生きてる
それでも確かなぬくもりが確かな手触りが僕を幸せにする
今ならどんな悲しみにも打ち勝って
君と二人 この海を泳いでゆける
そんな気持ちさ
夜もあたたかい。
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僕ら言ってしまえばみんな嘘つきだ
誰もが誰かに隠し事している
世の中に振りまく愛想笑いとお世辞
胸の内にある思ってることと口に出して言うこと
本当はみんな本当のことだけで生きたいけれど
嘘をつかなくちゃ生きてゆけない
本当に生きづらい世の中です
ピエロの顔で 笑っていても その笑顔の向こうは雨模様
傘を差さなくちゃ 受け流すための傘を
どしゃ降りの日々
涙に濡れないように努めても いつの間にか世の中に泣かされてる君がいる
なにぶん小回りがきかない世の中さ
空き缶吸い殻 落ちてても誰も僕や私には関係ないと見て見ないふりしてる
今日も見つけたよ
そんな光景
それも時代さ仕方ない みんなそう言うけれど 時代なんて言葉じゃ片付けちゃいけない
電車の中で平気で携帯電話で大声で話す人
大勢の目の前でポイ捨てする人
歩きたばこに 路上駐車 誰彼お構いなしにタメ口で話す人
そんな人であふれたら嫌な世の中になるのは目に見えてる だけれど僕ら人のこと言えるほどできた人じゃないね
省みてごらん そんな人と変わらない馬鹿な自分を
ああ ちょっと街を歩くと やたら目につく人の嫌な面 嫌な言動
目をそらしたよ 見ないふりしていたよ
だけれどなんだか胸が痛くなった
そんな人の姿に自分を重ねてみるとなんだ僕も変わらないじゃないかと気づかされる
だからほら ちょっと今日からでもいい
歩き方変えてみよう
少し丁寧に ちょっと気を遣って
他人や時代のせいにしなくても いいような世の中にするために
世の中にするために。
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ヤジロベエのように
ぎりぎりのところで
安定を保ってる
そんな日々さ
ちょっと悲しくて
どこか楽しくて
たまに苛立って
いろんな今日を生きてる
街並みは飴色に染まって ほらきれいだね
どこまでもつづく空に昨日の空を重ねた
何も変わらないのに
全てが変わってゆく
今日の僕にはあって昨日の僕にはない何かがあって
昨日の僕にはあって今日の僕にはない何かもあるよ
ぶつくさ文句言ってても文句も言い切れないほど 生きづらい世の中だけど
とりあえずなるようになるさと歩き出してみた未来は
少し想像とは違うけど 昨日の僕を見習って ちょっと優しさ思い出してみる
見える世界が ほんの少し 穏やかに見えた
横たわる景色を ほんの少し好きになれた
なんてね。
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ひとりしかいない
僕もあなたも
この世界で
たったひとつの命
みんな同じだ
それぞれの日々
それぞれの道
見渡せば空
はるかどこまでも
青くつづく
疑いようもなく
世界は平和だと
信じていたかったんだ
唯一の君がいて
唯一の僕がいる
この世界もまたひとつしかない
だから大切なんです
人の死を近く感じて
何かに気づく
ああそうだ僕は 愛されていたんだ
だからあなたがいなくなるかもしれない時 とても悲しくなる
お願いだ お願いだ
まだ逝かないで
お願いだ お願いだ
ひとりにしないで
あんなに元気だった
あんなに明るかった
そんな人もわからないものなんだ
だから恐い
僕は生きてることがついにわからなくなる
夕暮れの赤や夜空の星の瞬きに 昨日を重ねて 微笑めど
とてもじゃないが
笑えたもんじゃない
あなたが いなくなることなんて考えられない
あなたにまだ恩返しもしていないのに
ひとりにしないで
ひとりにしないで
あなたの笑顔が
あなたの優しさが
なければこんな
暗い世界は歩けない
僕には持て余してしまうほどだ
この明るさも
果てのない健やかさも
あなたが目をつむると世界がとたんに暗くなる
だからひとりにしないで お願いだ。
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当たり前だったはずの毎日が いつの間にか 大切だったんだ
ただこんなふうに陽射しの中で 微笑むような そんな幸せに笑っていたかったんだ
何か大事なものを見逃していた
君が笑うこと 君が泣くこと 君が落ち込んでいたこと
何気ないようで特別な一瞬の一つ一つに目を凝らすべきだった
ほんの昨日まで当たり前だと思っていたものをなくした時
僕の中にはただ切なさだけが残っていた
手に入れたものなくしたもの
数えてももう何も意味はない
だけど君が見せてくれた あの景色 あの夢のような日々
僕の中でいつまでも色あせることなく生きている
あなたがいたから
僕はきっと
笑っていられた
あなたがいたから
僕はいつも
歩けていた
あなたがいたから
僕はきっと
強がれた
あなたがいたから
僕は僕でいられた
ありがとう
ありがとう
さよならは
言わないでおこう
また会う日のために
とっておきたいから
気づくとそこに
あなたがいて
気づくともう
あなたはいない
そして僕はふっと
思い出すだろう
あなたはもう
思い出の中。
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僕の大好きなお母さん
いつも優しく微笑むよ
あなたと過ごしてきたこれまでの日々
いろんなことがあったね
全部は思い出せないけれどそれだけたくさんの思い出がある
迷惑かけたこと
ごめんなさいと言いたい
感謝したいよ
あなたにもらった果てしない愛に
何もできないこんな僕なのに あなたは変わらない眼差しでいつも僕を見つめていてくれる
この世界でただひとりの僕だけのお母さんへ
伝えたいことがありすぎて言葉なんかにできない
でももしもあなたにひとつだけ言えるなら
生んでくれてありがとう 僕はそう言いたい
見返りを求めないのは当たり前なことだ
あなたは私の子供で私はあなたの母親よ
だから抱きしめることも見守っていることも
母親なら当たり前なこと ありがとうなんて言われるいわれはない
あなたならそう言うのかな
いろんなこと考えながら
いくつもの朝をいくつもの夜を同じ屋根の下過ごした
例えばいつかは誰もお別れをするから
その時のことを考えたら やっぱり悲しくなるんだ
この世界でただひとりだけのあなたの子供だよ
あなたのもとに生まれてこれた奇跡のような出来事に
笑いかけて 時に悪態をついて それでもやっぱり僕はあなたの子供だから
まだ叱られることがたくさんあるんだ
だからまだそばで笑っていてほしい
なんだかんだでさり気なく 僕を愛してくれるあなたの心が時折見え隠れ 僕は泣きそうになる
母へ 今なら 伝えられそうさ
いつも いつも 本当にありがとう
ずっと元気でいてね
僕の大好きなお母さん
僕は一生あなたの愛を忘れない
ただひとりお母さんと呼べる人よ。