詩人:どるとる | [投票][編集] |
人の優しさに何か気づく 触れた手が何か伝える
些細なこと ちっぽけなこと 大げさなまでにそれは
僕の瞳の中 泣いたり膨れたりする
何気ない日々の中に
そっと紛れ込むように
子供から親へ親から子供へ注がれる愛や
身近な誰かを思う愛とはまた違うような
ただひとりの人に向かって 注がれる眼差しだよ
あなたがいつも幸せそうに微笑めるように
誰にでも歌える愛の歌がある 愛してると言うだけ それだけでいい
心に何か伝えるさ
簡単なことさ 単純なことさ
大切なことはいつもむねの中
素直な気持ちだけあればいい
心に明日を届けるさ
難しいことは何もない
君が知ってる僕でいればいいだけさ
だから言うんだよ 歌うように 誰にでも歌えるけれど僕にしか
歌えない歌を歌うよ
愛してる 君だけを。
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くだらないな
争うことや人と自分を比べたりすること
無駄なことばかり
ひとつのケーキをみんなで分け合うことのできない世の中だ
世界中の幸せを
誰も独り占めしないように集めたらきっと明日からでも争いはなくなる
世界中のありとあらゆる悲しみを消し去ったらもう涙なんかいらないね
一人一人の傷跡の深さ そこから流れるのは果てのない優しさ であれと願う
気持ちが思いに追いつけない
言葉が声についていかない
脆いガラスの心 まるでビードロ 少しずつ融けていく
綻んでいく世界の片隅で
様々な人が織りなす暮らし
僕には関係ない だけどビードロ 確かに輝いているんだ
君の傷跡に重ねて
見える世界の明日
笑えない日々だ
苦しいことばかりだ
ああ僕はなんだ
この矛盾に気づき始めたら疑いばかりが生まれて存在が危うい
今日が昨日に今日が明日に
変わってゆく中で繰り返す
絶え間ない旅 心はビードロ 目に見えたものを映す鏡
悲しみも鮮やかにこの心に焼きつけて
いつかの痛みや嘗ての苦しみが
幼い心の中にも否応なしに植えつける
だけれど それでも生きる命はビードロ
綺麗だから 僕もビードロ 輝いている。
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いつも 見ていてくれる
あなたは僕の大事な人さ傍にいて
いつも 気づかされる
あなたの優しさに
自分の不甲斐なさを
重ねたように見ているよ
ありがとうだなんて
それは僕のセリフさ
助けられてばかりだ
救われてばかりだ
支えられてばかりだ
嬉しいかぎりだ
愛しあう二人が そろったら あとは簡単
心重ね合わせて 余りある時間を慌てず急がず ゆっくりのんびり生きて行けばいい
愛の言葉が 合い言葉 青い空に浮かんでる 雲や野に咲く花のように あって当たり前のものだと決めつけず 大事にすればいい
「つくってくれるご飯」ありがとう
「行ってらっしゃい」をくれてありがとう
「おかえり」をくれてありがとう
些細なことがいつもいつでも大切だから見逃さないで
誰かがくれる 素敵な言葉や仕草
そこに隠れた言えない寂しさや切なさ
見ていたよ 君の昨日の涙 夜に融けても
まだ君の中にあることも
どんな言葉で 話そうかな 伝えたいことばかり心を埋め尽くす
面倒くさがりやの僕だから 億劫ってわけじゃないけど
簡単でわかりやすい言葉で素直に歌うように言うよ
愛してる それだけ
ほかにはなにもない
大好き それだけ
嘘なんかつかない
余計な言葉も 過度な愛情もきっと 要らない
必要なのは 愛していること 伝えなくても伝わるように
大切な人の心の心配や不安を 思って
握りしめた 手を離さぬように
愛してるのはただひとり君だけだと わかってもらえるように
知っててもらえるように
ほかの誰にも見せない弱さや甘えを
君だけに見せるんだ
頭も甲斐性もない僕が 一生懸命につくったラブソング
君に 届けと 夜も朝でも あの空に 歌ってる
今日も元気かい?
ばかばかしくなるほど呆れてしまうほど
繰り返す言葉
死ぬまでどうか
一緒にいようか
一緒にいてよね。
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ああ今日も 何事もなく平和な一日でした
喧嘩も もめ事もなにもなく 平穏に過ぎた
戦争がつづく国では
僕らの思う当たり前よりはるかに学ぶべきことがある
何より三食飯を食べられて
何より住む場所働く場所学ぶ場所に困らずに
何不自由なく暮らせる環境があること
それだけでもう幸せだって 思えるかい?
物にあふれたこんな世の中じゃ きっと本当の幸せなんかにゃ気づけないだろうな
僕らは欲を 捨てれない
ああ それでもだからこそ思うんだ なんとなく
金も大してなく仕事もあまりうまくいってない
それでもなんだか幸せだと 何気ない景色の中に ふとしたときに浮かぶ 幸せの雲
ただ真っ青な空に
ほら 気持ちよさそうに 僕らのせわしなさを笑ってる
ああ明日もいい日でありますように
願うとき 僕らはひときわ素直になる
要らぬ欲望は 片づいて そこにはただ
いつものように まぬけな僕の一日が つづいてるだけ
歩いて行くには 遮るものがありすぎる
世の中ですが 明日もとにかく 生きていこうと思うから
なるべく 笑っていようと思うのさ
なんてね 空を見上げて 鼻歌ひとつ
腕を振りつつ 道はどこまでもつづく
悲しみさえ 今は優しく 夕暮れ 僕を包む
なんとなくわけもなく幸せと隣り合わせの日々。
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淡いソーダー色した季節が街を染めて
悲しみも今では遠くはるか向こうに見える
僕らは何も言わないまま 手を繋いでるだけで永遠を誓う
最初からなにもない
ここにはなにもない
鈍色の気持ちだけが
僕を突き動かす力
揺るぎない胸の鼓動
明日に向かって走れ
明日に向かって走れ
明日に向かって走れ
その先に待つ未来
ばら色に輝いて
振り向かず走れ
振り向かず走れ
振り向かず走れ
春の扉が開けば
桜の蕾も開いて
優しい人が笑うたび
僕も優しくなれる
行こう 雨上がりの虹が消えてしまうまえに
たどり着こう 誰もが自分らしくいれる
そんな 明日に。
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戦争がつづく世界でも 笑う声がする
こんな穏やかな国でも 涙の音がする
どんなに 豊かな土の上にも理不尽や不条理が咲く
君の痛み 僕の痛み
量りの上に乗せて重さを比べることなどするなよ
それぞれの苦しみや頑張りの程を決めるのは誰でもなく自分のからださ
もういいんだよ
十分傷ついた
悩み迷ってきた
世界中に視野を広げて僕より何倍も苦しむ人の今に比べたら
僕の迷いや悩みなどちっぽけなのかもしれないけれど
誰しも抱えているんだ
だから誰一人 楽して生きられる人はいない
常に光と影は交錯しながら あなたを雨晒しにするんだから
人を人として見ない人の愚かしさ
小さな社会で生きていくには苦労を要する
いくら金に換算しても価値のあるものは目には見えない
君の明日 僕の明日
ありもしない適当な物差しで計られても
他人には到底理解できない自分だけの痛みがあるからさ
偉そうに人の生き様を笑うなよ
ねぇ何もかも
わからない 僕のこともあなたも
あなたの瞳に映る世界と僕の瞳に映る世界が同じだろうと
それはなんの意味もなさなくて僕にあなたの何がわかるか
世界中に視野を広げて僕より何倍も苦しむ人の今に比べたら
僕の迷いや悩みなどちっぽけなのかもしれないけれど
誰かのくだらない無駄話 ばかでもわかる当たり前なこと
鼻で笑い 傷つけるのを楽しむようなそんな人に教えてやりたいな
幻滅するほど汚い世の中でも誰かのためになろうとする人がいて 優しいその人の声がするよ
強くなるために
たくましくなるために
流れる涙の音がする
涙の音がするよ。
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もっとずっと素敵な未来が来ると思っていた
努力が足りなかったのかな
頑張りが足りなかったのかな
僕は迷い悩んだ 日々を思うたびに あと一歩前に進めずに
扉のまえ立ちすくむ
不条理だな 理不尽だな こんな世の中は
言い訳したっていい
笑われたっていい
泣きながらでもいい
君の未来は君の中
花を咲かせるのを待ってるんだ
あれも だめで これもだめで 未来はずい分質素になったよ
片付いた部屋の中
散らかっているのは
僕の心の中
不意に泣きたくなった
不意に悲しくなった
未来はもう過去の果て 記憶の海の底だよ
それでもまだ素敵な未来が来ると思っている。
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窓の向こうに広がる景色に僕は今 融けて
そこに見えるものの向こうにある 世界をこの瞳に映す
何もかもが全部
嘘ならいいのにな
そんな気持ちがよぎったら悲しくなる
だから僕は 空っぽになってもう一度
心を夢で満たす
行こう 誰も知らないような 素敵な素敵な明日まで
行こう 悲しみ喜び繰り返す日々の中 何か見えるその時まで
答えのない問いかけを僕は何度も 何度でも巡らして
振り返る先に見えた赤い夕日の燃える姿に僕は強く誓う
生きる そう決めた時から迷いなんてもう捨て去った
生きる どんなに惨めをさらそうと僕は僕の道を行く
瞳の奥に映る世界に僕は今 立って
そこに見えるものの裏側にある 現実をこの心に刻みつける
明日の窓を開けばまた新しい朝が来て
その窓を閉めるとき赤い夕日が沈むのを見た
世界は夜にのみこまれ鯨のお腹の中
涙の音さえ聞こえない
たくさんのおやすみが聞こえる
明日もまたあの窓の向こうに広がる景色
そこでつづく一日
明日の窓に映るよ。
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優しい心を知っている
あたたかい気持ちを持っている
そんな人さ あなたは
人を気遣い思いやれる
それだけでいいと思う
そんな人なら 僕は何もかもあずけられる
簡単なことなのに
難しくなる 絡まる
ただみんな誰にでも
予想もしない向かい風に立ち止まるときがある
楽しいことばかりじゃないからさ
たまには命さえ重荷に思うこともある
だけれどすぐ傍にともる灯
ふとした時に気づく優しさに 僕は知るよ あなたのぬくもり
ありがとう 愛してる 言えなかった言葉さ
やっと言えるね 素直になれるね
傍にいるから傍にいて 君は僕の光だよ
ずっと一緒に いたいと思うよ。