詩人:どるとる | [投票][編集] |
触る 触られる
ぬくもり伝わって
隠してる嘘まで丸裸
柔らかくて
温かい 優しさを孕んだ熱を帯びた光
この感触がいい
ずっと触れていたい
温度の中にいたい
包まれていたい
光って 瞬いて
輝いている
それは愛
それが愛
君を照らす光
回って 移ろって
舞い踊っている
すべて愛
ぜんぶ愛
世界を変える光
愛してるの続きは
やっぱり愛してる
ずっと変わらない
退屈なほどの連鎖
どこまでもただ
好きの一点張り
瞳にも届く朝
窓の向こうの青空
空気は透き通って
なんだか今日は
良いことありそうな
そんな気がしたよ
行こう宛もなく
出かけよう
靴を履いたら
急かす君の声が
背中越し聞こえて
僕は振り返り
笑顔の君に走り寄る
光って 瞬いて
輝いている
それは愛
それが愛
君を照らす光
回って 移ろって
舞い踊っている
すべて愛
ぜんぶ愛
世界を変える光
何でもないことの
繰り返しの中にも
特別な光を放つ
明日に導く光
僕を 君を すべての人に纏うように
輝いてる 命の光
それぞれの日々に
寄り添うように
輝いてる 永久の光。
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この意識の向こう側で
僕の知らない君の夜がそっとつづいてる
地球の反対側でも
少し距離を隔てた
街にも今誰かの傍で確かに夜が同じ夜の中違うものを見ててもつづいてる
瞳のレンズでのぞいてみる 誰かの心は
ひどく冷えきって寒いのかおびえてるのか震えている
優しさは足りない寂しさを補うためのアップリケの代わりだ
そう言う君でも
たまには誰かの傍にいたいんだね
素っ気なくてもいい
味気なくてもいい
ただ君の見ている
夜の中に僕も
身を置いていたい
それだけなんだ
たったひとつの君の夜に添う 僕は一人 君も一人 迷いや悩みと闘っている
誰もそれを知らない 傷跡を埋めることは出来ない
それでも一人よりは傍に誰かがいたら
少しは安心するから
愛というのとはちょっと違うかもしれないけれど
今近くにいてほしい人を選べるならあなたがいい それだけだ
星が瞬いてる
まばたきするように
それぞれの夜の中
同じもの見てても
すれ違うように
瞳を離れると 僕と君が見てるものとで
全然違う世界がそこにあるように
誰かにとっての夜が光り輝いていても
僕や君の夜もそうとは限らないから
下手な慰めは多分必要ないさ
ただ遠くから君のことを想う それだけでいいんだ
この夜空を越えて越えて ちゃんと思いは届くよ
僕は何も心配なんかしていない
君なら今頃笑ってるさ
同じもの見てても
違う世界生きてても
確かに同じ空の下
同じ時に並ぶように
生きているから
君の夜に添うように
僕は君をそっと想うよ
愛は夜の中に生きている
何も聞こえないほどの静かすぎる夜の傍に
あんなにあるのに星の瞬く音ひとつさえしないように
形すらない想いなんて聴こえるはずもないけれど
気持ちの上ではわかっているさ
涙さえ融けてゆく
生まれたのは笑顔。
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丘の上に登って
君と二人行くんだ
星を見に行くんだ
一度きりの出来事
命の終わりまでは
終わらない星の旅
僕はその時まで
君の傍にいたいな
瞬いて 輝いて
少し笑ったその横顔が 影って 揺れて
悲しく見えた
振れる君の 心の振り子が なんだか 涙を滲ませていた
ゆらゆら 揺れている 夜が君を 独りにさせている
会いに行くよ 今すぐ 時間もすべての事情を振り払って
時計など壊して 常識も踏み越えて
愛する君の元へ
ただ好きだという思いだけで走りつづけてる
日々好きだと思われていることで生かされている
そんな気がするのさ。
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君は今何をしているかな
君は今笑っているかな
遠くから思いを馳せている
君は今どこにいるのかな
君は今泣いてやしないかな
遠くから心配しているんだ
ひとりぼっちの僕らは互いにさみしさを知っている
だから二人でいることがとても温かくて幸せで それだけで
もう全て許されてた
悲しい君の夜があるならば 僕が君のその夜に添うように 涙を一緒に流したい
幸せな君の夜があるのなら 僕も君のその夜に憩うように 笑い転げていたい
同じ気持ちで心重ねていたいのさ
どんな気持ちでいるかな
君も僕を思っているかな
思いが重なれば嬉しいな
どんな顔しているのかな
小さなことでも気がかり
何をしてても手がつかない
寂しがり屋の僕らはひとりぼっちだったから 二人になってからはもっと寂しがり屋になった 君を思うと胸の奥がキュンと締まるように 痛くて
こんな気持ちにさせてくれた君に一言だけありがとうを届けたいんだ 今すぐ
こんな気持ちに変えてくれた君にたくさんの幸せをいつでも感じてほしいんだ
悲しい君の夜があるならば 僕が君のその夜に添うように 涙を一緒に流したい
幸せな君の夜があるのなら 僕も君のその夜に憩うように 笑い転げていたい
そんな気持ちが誰にでもあるように
遠くにいてもお互いのこと思い合っていたいのさ
夜に添うように寄り添うように。
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その命の旅を終えて
いつか無に還るとき
僕は笑っているかな
さよならが辺りで聞こえてる夕暮れ
気づくともう街の向こうは夕餉の支度
悲しみも喜びもひとつに束ねて
振り返らずただまっすぐに終わりまでまっしぐら
最後くらいは笑おう
涙はしまっておこう
たやすく投げ出せる命なら最初から咲かない
降り止まぬ雨ならば
濡れながら行こうか
傘など必要ないのさ
雨の中でも強く咲く花のように
僕も生きるから
その夢から覚めたら
やがて記憶も消えて
君のことも忘れてしまうかな
別れを交わす手を振る帰り道
気づけばもう空の向こうは夕闇迫る頃
ただいまとおかえりが聞こえている
お腹がすいたよと子供が家族の中へ帰ってく姿浮かぶ
立ち止まらず行こう
唇噛みしめて行こう
たやすく諦められる夢なら最初から見ない
癒えない傷跡なら
背負ったまま行こう
慰めなど必要ないさ
闇の中にも輝く光のように
僕は生きるから。
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夕日に照らされて
子供たちが
帰ってくるよ
誰より大好きな
あなたの耳と瞳に
元気な声と姿届けるんだ
泥だらけの服を叱りもせずにね
「今日もたくさん遊んだんだね、楽しかった?」
そう言うお母さんとお父さんと手を繋いで暮らしてる
転んだ傷の数だけ
いやそれ以上の
思い出がほらね
今日もまたひとつ
出来ました
おざなりだけど
今日もあなたを待つ
優しい人たちの元へ
扉を開けて帰るよ
きまって聞こえるのは言い交わすただいまとおかえり
それだけで今日は
きれいに片づくのさ
世界中に何万何億って数えきれないほどいる人たちの帰る場所が 今日もあるように
君の開くその扉の向こうに待っているのが優しい人でありますように
祈りながら僕も開けるんだ
愛する人が待っているような
この世界に誰ひとり帰る場所のない人なんているはずもないよ
お願いだから 今日の君の帰りを待つ人の瞳に 君の泥だらけのその姿と元気な声見せてあげてね
日が暮れ 空はきれいなあかね色 影も伸びて 人気もなくなる
街に灯る明かりと夕飯のいい匂い
もうじき夜がやって来る
それぞれの一日が優しいものでありますようにと願うよ
全然関係ない顔も名前も知らない人の明日も晴れますように
帰り道、そっと願うよ 良いだろう?
待つ人も待たしている人もいない僕には誰かの幸せが僕の幸せさ。
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冬の背中 旅に出る
春の訪れに気づいて
旅支度をする
寒さもあと少しすれば消えるだろう
冬の旅立ち やがて桜も芽吹いて
あたりまえに街並みは春の色
別れと旅立ちの季節
春の訪れに気づいて
切なさを知る
なんだか近くにあったものが遠く見えると涙零れるね
別れと旅立ちの季節
腰を上げた冬の旅人
街から去っていく
その背中を見つめて
かける言葉もないままに僕は手を振る
さよなら冬
久しぶりだね春
今はまだその真ん中
寒いような 温かいような 人の心も定まらない
別れと旅立ちの季節
近づく春の足音
この耳にきいている。
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恥なんか思わなくていいんだよ
人が泣いているのを笑う奴は
本当に強い奴を笑っているんだよ
本当に強い奴は悲しむことができるから
他人の悲しみも自分の悲しみのように思える だから本当に強い奴は涙を流せる奴のことを言うのさ
人を指差して笑う奴は弱い奴だ
自分だって悲しいときは泣くくせにさ
他人の泣きじゃくる姿を見ても まだ何も気づかない
それが恥なんだ
本当に強い奴は 泣くことも知っている
だから悲しいときは我慢せずに泣くんだ
悲しいときに悲しくないふりをする奴は
恥をさらしているのと同じなんだよ
本当に強い奴は 生きることの難しさを知っている
挫折する痛みも笑われる苦しみも知っている
だから他人の痛みや苦しみが自分のことのように重なるんだ
そこに優しさは光っているんだよ
恥なのは恥なのはそれさえも笑い飛ばすような奴なんだ
まだわからないか
人が一生懸命生きている姿を笑うような 馬鹿にするような奴は本当に闘ったことがない奴なんだ
恥を知らないっていうのはそういう人のことを言うんだよ
恥は傷跡でもなく涙でもなく人の心の弱さに隠れ潜んでる
君も肝に命じておくといい
知らないうちに人を指差して笑っていやしないかい?
それを恥だとも思わずに
そっちのほうが恥ずかしいとも思えずに
恥をさらしている
君がいるんじゃないか
人の恥を笑っているつもりで自分の恥をさらしてしまっているのに気づかないか。
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命は最初から
終わることを前提に
始まるわけじゃない
いつも足元にはスタートラインが引かれてる
生まれたことを
時に喜んで
生まれたことを
時に悲しんで
繰り返す日々の向こう闇雲に生きても
必ず見つけてしまう
生きたいと思う理由
その証や光
君は僕のためには
生きないでほしい
君は君のためだけに
生きていてほしい
だけれど愛されたい
誰より愛されたい
たったひとつの
愛されているという
シンボル刻みたい
それをラブソングというのなら
少し恥ずかしくて
ため息が出る
だけれど温かい
いつまでもこの胸に
留めておきたいな
君に愛されているということ
君を愛しているということ
誇りにできるものはたくさんある
思うより僕は恵まれている
ほらごらん雨の一粒にも命が宿ってる
雲から放たれて地面に落ちるまでの時間を一生と呼ぶのなら
君は僕のためには
死なないでほしい
君は君のためだけに
笑っていてほしい
だけれど愛していたい
誰より愛したい
たったひとつの
愛してるという
シンボル刻みたい
同じシンボル刻みたい。
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どこにでも咲いてる
顔も声も似たような
僕も君もたんぽぽ
綿毛を飛ばして
新しい命咲かす
そこにある
あたりまえな暮らしの中にそっとよぎる
いつかの景色に
夢から覚めて気づく
僕も君も同じ花
写したように
変わらない人
それなのに全てが違う。