詩人:どるとる | [投票][編集] |
目には見えない
ものに触れている
お金より価値のある
ものを知っている
当たり前なんて
言葉に左右されない
そんな概念は最初から意味を持たない
誰かに愛されていること
誰かを愛していること
「当たり前」という言葉に当てはめるとなんだかそうじゃなければふつうじゃないように聞こえてしまうじゃないか
人を思うことや
人に思われてること
ただそれだけで見えるものがある
数多ある愛の形その全てに重なるようにあなただけの
特別がそこにある
誰ひとりどんな愛にも当たり前なんてなく
そこに君がいて僕がいる
そんな場面があれば
ただそれだけで
世界がこんなに愛しく見える
君が好きだ ただそれだけで生きることに前向きになれる
そんな僕がいるよ
そんな今があるよ
だから生きて行くと
決めたんだ僕は。
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君がここにいる
目の届く場所にいる
ただそれだけで
もうそれだけで
生きていくことが
幸せで仕方がない
誰かを感じてる
心のどこかで
伝わる寂しさも
届かぬ思いも
悲しみも喜びも
ひとつに束ねて
同じ世界重ならず
混ざり合うこともなく僕に伝わるよ
ひとりで生きていくには何かと手持ち無沙汰だよ
だから一緒に生きていく人が必要だ
君に愛される人がここにいて
その人が僕ならばとても嬉しいな
僕に愛される人が傍にいて
その人が君ならばとても幸せだな
存在の大きさが時にありがたみを教えてくれるね
ただそれだけのことが時に大助かり
君に愛される人がここにいて
その人が僕ならばとても嬉しいな
僕に愛される人が傍にいて
その人が君ならばとても幸せだな
存在の偉大さが時に気づかない自分の恥ずかしさを教えてくれる
ありがとうとかごめんねとか 言えるんだ ひとりじゃわからないことがわかるんだ
愛すべき人がいる
愛してくれる人がいる
それだけでもうそれだけで幸せなことだ
生きていくことがより輝く気がする。
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要らないものを
捨てるために
ゴミ箱があるなら
この世の悪やを理不尽をいますぐゴミ箱へ捨てたい
鼻水かんだちり紙を
捨てるだけで
いっぱいになるなら
世の中の戦争や
銃や刃を
ゴミ箱に捨てよう
いつしか この地球もゴミ箱のように
散らかす人たちがいると 汚れてしまう
だからね きれいなこの地球を守るために
良いことわるいこと
うるさいくらいに叫ばなくちゃ
ゴミ箱があるのなら
そこに捨てるのは
誰かを思いやれない
人の心や卑しい気持
捨てよう 捨てよう
要らないもの全て
捨てよう 捨てよう
丸めてポイさ
そして優しい人たちだけ残る世界で
いつかみんなで笑いあえたら素敵ね
ゴミ箱だって最初から汚れるためには
ないんだってこと
ただゴミを捨てるから汚れるだけで
捨てるゴミを出さなきゃきれいなままだよ
わかるか 伝わるか
僕の言いたいことが。
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最近ちょっと
最近ちょっと
部屋も心も
片付かない
最近ちょっと
最近ちょっと
詩の出来映え
よろしくない
あぁ あぁ
そこの隙間が気になるもんで
何かで埋めようと
試せど試せど
埋まらない
あぁ あぁ
外野がいちいち煩いもんで
耳を塞ごうと
逃げれど隠れど
喧しい
あぁ あぁ
とどのつまりは
寝不足なのさ
今夜もラーメン
明日もラーメン
のびたラーメン
啜るのさ
今夜が勝負
明日も勝負
勝てぬ勝負の
行く末は
最近ちょっと
最近ちょっと
下っ腹の出が
気になるよ
最近ちょっと
最近ちょっと
妻の態度が
つめてえな
あぁ あお
痒いところに手が届かない
そんな気持ちで
生きていると
ため息ゆらゆら
あぁ あぁ
肩こり 腰痛 物覚えの悪さ
歳にゃ勝てぬさ
白髪も増えて
痴呆自治体の仲間入り
痴呆自治体の仲間入り。
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ごらん貧乏人が
言っている
景気が悪いな
ケーキも買えねえ
ごらん金持ちが
言っている
旅行も飽きたな
珍味も食い飽きた
風呂なし 夢なし
三畳一間に住みたいな
ギター抱えて 歌うのさ
そこに夜空があれば月のメロディ奏でてさ
そこに幸せがあれば
愛の歌なんて作ってさ
貧しい卑しい
そんなこと
言う暇もなく
忙しい
そんな日々に
埋もれたい
三畳一間もあればいい
幸せは小さくても
生まれるだろう
三畳一間もあればいい
夢は見るだけなら
見れるだろう
ごらんろくでなしが
言っている
幸せってのは
金じゃ買えねえ
だから金持ちも
貧乏人も
気づけない
誰かの愛を知っている人にだけ気づける
誰かの恩を受けた人にだけわかる
そんな人間でありたい
そんな人生を送りたい。
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もしもあした死んだらどうしようか
そんなこと時々考えてしまう
まだ僕には時間が腐るほどあるっていうのに
膨大なその時間が重たく感じるときがたまにあるのさ
窓から見える雨降りの今日
無数の雨粒が
窓を滴り落ちて行くけれど人もあんなふうに生まれては消えていく繰り返しの中で生きていく
今日も生きている
待たなくても
何もしなくても
時間は進む
急がなくても
慌てなくたって
終わりは来るのに
想いは先々にも
放たれていって
終わりを気にする
あした死んだら
どうしようかじゃなくて
今を生きることにだけ精一杯なればいいのに
たたみかけるように訪れては去っていく日々の波に 僕はいつの間にか流されて
大事なことを失っていたのかもしれない
さよならは多分突然にやって来て
愛も情けも容赦もなく さらっていくよまだ小さな命も
だから僕らは今を生きて 不器用でも躓きながらでも
ちゃんと生きなくちゃ 明日のない人が まるで可哀想
あした死んだら そんな想像は日々を腐らせる
だからなんとなくでも生きてみるのさ
ふるえる両手でも扉を開くことはできる
明日が雨でも 問題ないよ ただ少し涙が降るだけ
明日戦争で国が滅ぼうが 病気にかかって余命を宣告されようが 構わない構わない
ただ今日を 幸せに生きれるなら
くだらない心配も不安も今はなくて
その時だけでも心安らかに生きれたら
死ぬ間際の今日でさえ価値のある人生をそこに描く
あした死んだら 僕はもう多分ここにはいない
それでも、それまでの今日という時間を精一杯 そう精一杯 生きることにしよう
命を光らせて
生きることにしよう
あした死ぬとしても
今日を生きよう
今日を生きよう。
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そこにある
今日に手を伸ばして
遠慮もなく広がっている
闇をかき分けて光を探す旅に僕は一人出る
幸せは人を試して
悲しみの向こうへ誘う
僕はその場所で
空を見上げて
「人生はなんて
悲しいんだ」と
思うだろう
生きることに
前向きにはなれずとも
生まれたことには
けっして後悔を感じないで
それは望まれたことだから
せめてここにある時間を生きるんだ
希望なんて 見えなくてもいいんだ
期待なんて されなくてもかまわない
ただ 命張って 笑ってみろ 泣いてみろ
それが生きるということだろ
結果には残らないような 努力でも
やったということに意味があるように
花にはならない種を蒔こうとも
ここにある時間はいつかきっと輝くよ
ここにあった時間はいつかきっと大きな意味を持つよ
そして君を 包むよ
生きているという光が。
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熟す時を待てない
僕の恋は
君を少し
苛立たせた
まだ少し寒い
駅のホーム
今日も気持ちを
伝えられず
手を振った
改札を出ると
まん丸い月が
夜空に浮かんでた
なんとなく
離れると寂しくて
なんとなく
寄り添うと
近すぎて息苦しい
さよならの駅まで
僕らを乗せた電車は
少しずつ少しずつ
向かって行くよ
さよならの駅までは
あとどれくらいで着いてしまうのかな
寝たふりしていても
たどり着いてしまうよ
閉まるドア
遠ざかる君
別れの言葉もないままに
ああ僕の人生から君が消えていく
さよならも言えなかった
ゴメンネも言えなかった
ありがとうも言えなかった。
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詩を書くけれど
歌を歌うけれど
何を伝えたいのか
何を届けたいのか
いつもわからない
伸ばした手をしっかりと掴む熱を帯びた君の手が
愛がここにはある
当たり前なほど
笑ってしまうほど
どこにでもある
愛はここにはある
泣いたり笑ったり
二人なら特別だね
生きていこうよ一緒に 悲しみなんかぶちのめして
歩いていこうよ一緒に たくさんの幸せを見つけよう
一緒に歩こう 手を繋いで
たくさんの人がいるけれど誰一人同じ人はいない
伝えたいことや届けたいことだって違う
心置き去りにしたら悲しい だから不器用でも心から
幸せはここにある
ありきたりだけど
ため息が出るほど
大切な宝物なんだ
幸せがここにある
僕だけの幸せが
泣いても笑っても
二人だから楽しい
一緒に歩こう
一緒に歩こう
ただそれだけで
ほらどこか特別さ
魔法にかかったように心が何かに気づく
それが愛かもしれないな。