詩人:どるとる | [投票][編集] |
実像は常に偶像を生む
真実は常に偽造を生む
光が影を生むように
形をもつもの
実体をもつもの
全てなんらかの闇を背後に抱えてる
そんな闇から抜け出せない僕だけがまるでヌケガラのようにうつろなまなざしが空(くう)をさまよう
本物から生まれたまがい物が少しずつ本物を追い越そうと画策している予感
そんな根も葉もない確証を僕はただ抱きしめてる
ヌケガラの僕のままで
長い夏の日々を彩った
今は亡きセミのように
遠いメロディ
きれいなアンサンブル
冬というに似つかわしい寒さの中
僕は思い出していた
ちょっとずつ
ちょっとずつ
思い出にかかった
靄がはれていく
そこに見えたは
小さな 喜び
そして
なぜか その喜びに
かぶさるように存在する あたたかい悲しみ、そして伝う涙
ヌケガラのままの僕は
寒い寒い毎日を歩くのに手一杯で
笑ったり 喜んだりする暇などなく
ただ寝て起きて寝て起きて
今日も日は暮れる
ヌケガラの僕のままで
ヌケガラのままの僕で
もう二度と生まれ変われない
僕のままでこのまま新しい夏へ 新しい冬へ 何度でも繰り返すよ
そこに希望がある限り
ヌケガラでも生きてくよ
僕には光見えるのさ
そんな嘘を偶像代わりに打ち立てて
筋道の代わりに打ち立てて
ヌケガラである自分を巧妙にひた隠す。
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昨日の続きでまた今日が始まった
明日もこのぶんじゃ今日の続きかな
長い夢を見ているような見させられてるような気持ちに落ち込むのは僕だけなのかなぁ
楽しい夢の続きなら
いつでも見たい
でも悪い夢の続きなんて見たくない
時を切り刻む時計の針がいつかおしまいを告げるまで
見よう 夢の続き
運命のイタズラにころがされて
明日が今日と同じ夢でもね
変わらない幸せ そんな夢もあるさと
変わらないことを言い訳にする
きっときっと今日が幸せなら明日もまた幸せだと
夢の続きにささやかな平穏だけを願う僕なのさ
そしてまた夜の闇がはれ
目がつぶれるほどのまぶしい朝がおとずれたら僕はまた夢の続きの続きのその続きの中
また続きの続きのそのまた続きの続きを再開するだろう
昨日となんら変わらない自分をはじめるだろう
それがきっと明日に唯一願えることだと思うのさ
ああ 今日の夢の続き 明日も変わらずあれ
それだけで もう
僕は何度だって飽きず腐らず笑えるから
退屈なくらいの1日よまた舞い戻れ
そこに僕が新しい思い出を見つけるから
ただ 時間は時間で流れてくれればいい
夢の続きの続きのそのまた続きの続きの最果てで僕がこの世界からほころんでゆくように全てほつれたら その日はきっと本当の夢に召される日 召される日
なんて素晴らしい
なんて悲しい
なんて喜ばしい
いろんな思いが一気にあふれるだろう
ああ それでも夢は終わらない 時間は止まらない 僕を確実に終わらせるためにそれはあるのだから
帰らねばならない
はじまる前のはじまりへ
続きの続きのそのまた続きのずっと昔の何もないはじまりの闇へ
去らねばならない
それを僕は痛いほど知っている
だからこそ夢の続きに少しでも輝きを欲する
しかし僕が願うのはいつの日も平穏と平凡
無欲なほどそれだけ。
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ねえ 僕の存在は
まるで光らない太陽かい?
光ることができるのに光らない太陽かい?
たとえそうだとしても光らない太陽でいたい
光らない太陽でいい
なぜか そんな気持ちが光った1日
僕という太陽はいつまでも光らないけれど
なぜか そんな気持ちだけは光ることができる
それはとても小さい されど僕にはかけがえのない欠くことができない希望なのです
光らない太陽は僕の光なのです
強がりでも言い訳でもなんだっていい
ただそれは僕の光なんだ
目映い光にも勝る光なのです
太陽は光らないけれど
無意味じゃない
だって僕はこんなにもいい気持ち
その太陽は人の心を照らす太陽
光らないようで光っている
僕の中で あなたの中で
光ってないようで光っている
ほら 全ての人の中で
キラキラと ただキラキラと光っている。
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僕は世の中に順応できない人間だ
なにかと気に入らないことがとかく多いから横暴な態度と問われても仕方ない強引なやり方で切り抜けたりするから
ただ僕は平穏にすり抜けたいのにそうなってしまう
まるで天国に昇天しそうな気持ちさ
ゴートゥザヘブン
ゴートゥザヘブン
頭に血がのぼる
ゴートゥザヘブン
ゴートゥザヘブン
言葉にもなりゃしない
僕はただ 僕はただ
平穏に過ごしたい
それだけなのにね
世の中はそんな気持ちをわかってない
横暴にもなるさ
溢れかえる理不尽な扱い 不平等の影
ほら 当人が言ってるよ
世の中というリング上で涙を見せてるよ
ああ この先どうなるの?不安が僕をおかしくする
はじめて この世界に目覚めたときからそこにあったルールに今 大きな 矛盾を見つけた。
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いつかこの日々は
伝説になる
誰も知らない伝説に
伝説は今も
続いているのです
僕の中で 君の中で
日々 形作られ増えながらその数をひろげて
また 僕の 足跡が伝説を生み出す
ほら 精一杯生きたよ ただ生きてるよ
それだけでも素晴らしい伝説だから
無理に夢や理想を叶えようとしないで
死にたくなるくらいなら立ち止まっていたほうがいい
化石になればいい
伝説には程遠いかもしれないが伝説には足がない
だからほうっておいても伝説は伝説を生むだろう
心の中に 心の中に
そして伝説は新たなる局面へゴートゥザトゥモロー
明日へと続くさ。
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生きていることこそ
人生において一番最大級の喜びなんです
だから生きていてくれよ自分の為に
どんなに悲しくても
明日は晴れるだろう
そう思い続けてゆこう
悲しみがなぜあるのか
なぜ僕らは泣いていなきゃいけないのかな
その答は
悲しいことがあるからさうれしいこともあるのだろう
それだけだよ
どこまでも果てしない青空の下
こんなに笑えるんだ
なぜだろう僕は幸せ
どこか今、幸せ
僕は生きている
だから生きている
そして生きている
それだけで幸せ
なんにもなくたって
平凡な毎日だって
誰かに怒られたって
僕は生きている
それさえ確かならずっと幸せだよ
生きていればこそ悲しい
だけれど生きていればこそうれしい
それも事実だよ
今日を生きたその証は
明日へ向かうための
大事な切符だ
今日を生きた人じゃなければ行けない特別な場所だ
だからなくさないで
たやすく死なないで
全てはそうだ
生きていればこそ
なし得る もの
生きていかなければその先にはなにもない
どんなに貧しくおろかな生活でも生きていればどうにかなるものです
ちゃんと生きていかなくたっていい
ただそこにいればいい
生きていくことの意味をかぎりなく履き違えながらゆこう
生きていくということは
生きているということは
間違いなくこの世界に存在しているという事実自体を指し示すものだ
間違ったって誰もそれを否定できない
自分を自分で否定することは一番悲しい
だからこそ思う
どこまでも果てしない青空の下
こんなに笑えるんだ
なぜだろう僕は幸せ
どこか今、幸せ
僕は生きている
だから生きている
そして生きている
それだけで幸せ
なんにもなくたって
平凡な毎日だって
誰かに怒られたって
僕は生きている
それさえ確かならずっと幸せだよ
生きていればこそ悲しい
だけれど生きていればこそうれしい
それが本音だよ。
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感謝しなければならないことがあるんだ僕には それも山ほど
ありがとうと歌ってしまいたいほどあるのさ あるのさ あるんだよ
感謝しなければならないことがつきないかぎりあるんだよ
僕にはねあるんだよ
ありがとうの数だけ
歌いたい歌があるよ。
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不安と期待を5対5で割って
一気に飲み干したら
さあ 明日へゆこう
急いでばかりでせわしない毎日
日々は風のように過ぎて行くよ ただ流れるように
こんなに傷ついても
どんなに悲しくても
時間はためらわず他人事のように僕らに明日を届けるんだよ
明日に向かう僕らは
それを精一杯喜び
また時にはそれを胸一杯悲しむのさ
夜の空に散りばめられた宝石のような星
それに対抗するように浮かんだ大きな月
ただ眺めてた 眺めてた
僕らは何かを紛らすように涙さえ夢うつつで
誰にもそんな夜があっただろう
誰にもそんな夜があるだろう
今までもこれからも
それを避けては通れないぞ
トウセンボするように ほら悲しみがお待ちかね
門番みたいにね人生の節目節目で仁王立ち
さあ 勝負は如何に
明日に向かう僕らは
果たして勝てるのか
必死でこらえてる涙がとても切なくてもどかしくてなんとも言い難い気持ちなんだ
明日に向かう僕らは
明日に向かう前夜に
そんな気持ちとただ
闘っていたんです
ほら あなたはただ終わってしまえば楽だろなんて言うけど僕にはそれだけに長くしんどい夜だったんだ
瞬間に飛び込む恐怖さえ僕には耐え難い苦痛なのさ
そうこうしている間に月が雲にかかりあたりが闇よりも暗くなった
そこには一片の光さえなくてなんだか救われない気持ちに沈んだ
夢から覚めたら
たどり着いた未知なる世界をご覧じろ
そこは地獄か極楽か
まだわからない
夜が明けるまでは
朝になるまでは
真っ白なイメージだ
明日に向かう僕らは
みんな
だからこそ
しりたい それを
なればこそ
生きていく
されどぬぐえない
涙が ほら 流れ星のように ひとつ 目じりに光る
それだけはどうしても止められなかったよ
明日にたどり着いた僕らは
落ちてはじけていった涙のしずくを死なせてしまった。
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あなたが寝言で
布団の中
ムニャムニャ
つぶやくのさ
半分 意識は夢の中
だけれどたしかに
聞こえた 聞こえたよ
午前零時の密告者
秘密の虎の巻
紐解いて 開くように
ほら わかりきったこと
いつでもあなたは言うけれど
寝言はいつもこの僕を喜びで満たすのです
「だーい好きだよ
世界でいちばんあなたが好き」
たかが寝言に赤面の僕
午前零時の密告者よ
うれしい報告 ごくろうさま
安らかに 眠ってる
いい夢を見てるのかな
どうか いい夢を見てるといいな
明日は君にこの上ない幸せと転機を
なんて笑う僕なのさ
おやすみ…おやすみ
君は寝るのが早い
そしてすこぶるかわいい寝顔ですね
思わず 抱きしめたくなってしまうよ
夢の中でも
寝ても覚めても
僕も君が好きだから
わかりきったことでも
本当のことを言ってくれてありがとう
僕も世界一愛してる
ずっといつまでも
地球が何周しても
約束する 約束するよ
なんて 言ったあと
僕はやっと眠れるのです 安心しきった面もちで夢に飛ぶ意識
そこからはもうそれぞれの世界
されど忘れない
互いを思う気持ち。
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終わりは何かのはじまり
はじまりは何かの終わり
何か終われば何かはじまり
何かはじまれば何かが終わる
永遠に延々つづく浮き世の掟
エンドレスでつづく
終わらないその回転
はじまり 終わり
終わり はじまる
エターナルエピプロローグ。