詩人:どるとる | [投票][編集] |
そんな目で 僕を見ないで 単なる優しい人になってしまう
そんな声で 僕を慰めないで 単なる弱い人になってしまう
僕はほかの人とは違う特別な人間になりたいのに かけ離れてく
ありきたりになってしまう
ありふれてしまう
でもそれが一番
しっくりくる。
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道端に 咲いている
小さな花を見て
何を感じる
駅のそば 公園の中
ちょっとした場所に
咲いている
小さな花
名前もわからない
あなたは それぞれの色に染まって
何も言わずに ただ風に揺れている
そんなあなたは 雨の中でも 逞しくて
僕も あなたを見習って強く強く生きたい
道端に 咲いている
小さな花は今日も
そこに咲いてる
咲くことは生きること
生きることは咲くということ
誰も小さな花
僕も生きていこう
君も生きていこう
みんなで生きていこう。
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今日から 変わろう
今日から 笑おう
今日から 歩こう
今日から 生きよう
今日から 咲こう
今日から 進もう
花も人もみんな
今日からの自分次第でスタート地点はどこだって
今日から 変わるさ
今日から 変わるさ。
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明かりを灯そう
寂しい胸に
明かりを灯そう
ふるえる人に
戦争の国に
花を植えよう
いじめの場所に
心を育てよう
明かりはそれぞれ
違うでしょう
あなたの明かり
そして私の明かり
世界に灯そう
明かりを灯そう
悩み迷い苦しむ
あなたのそばに
明かりはあるから。
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立ち止まる影は
夜の中で
闇に混ざって
消えた
でもここにある
正しさは裏切る
僕は本当で
本当は嘘だ
憂いは雨になる
雨は憂いになる
ぬれぎぬを着せる
僕はまだ笑えぬ
進め 夜明けまで
ここからが勝負
まだ 序の口
宵をこえてゆけ
言葉を連れて
彼の国へ
言葉を掲げて
詩の街へ
音やこえを届けよう
人々の瞳や胸の中へ
私を届けよう。
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落ちていく雨粒は 重力に忠実だ
物語のあらすじをなぞるように
続く僕らの毎日
予期されていないことは起きない
神様の指先で 弄ばれて 僕らは生かされてるだけの小さな小さな花の種
重力に逆らって 今という闇から抜け出して
笑った 泣いた 怒った そんな日々をもっと鮮やかに描き出せたら
重力を振り払って 自由になりたい
答えのような 確かなもの抱いたまま 嘘なんか何もないきれいな空を 見えない翼で飛んでみたいんだ。
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季節は独りぼっちだ
さすらうものだ
居場所なんかない
窓の外に吹く風のように
そこにあるだけで
どこにもないものさ
通り過ぎてくもの
見えない悲しみや
旅人の頬に伝う涙
それを笑えるかい
僕は季節のように
時を旅する旅人
ゆこう 風の吹くまま
自由を鞄に詰めて
何ひとつわからない
わからないけど
それもまたいい
空の財布を手にしても
入れ物があっても
中身がなければ
意味はないんだよ
意味がありそうで
生きていることも
本当は無意味だよ
僕は季節のように
少し居座るだけで
ずっとここにいない
僕は旅人だからね
枯れ葉踏みしめ
クシャリと音を立てると街並みは焦げ茶色
少し切ないね
襟をたてようか
寒くないように
僕は季節のように
時を旅する旅人
ゆこう 風の吹くまま
自由を鞄に詰めて
僕は季節のように
少し居座るだけで
ずっとここにいない
僕は旅人だからね
誰も旅人だからね
季節の旅人だからね。
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誰かがいつか
歩いたこの道を
僕も歩く
数えきれない
思い出とか
記憶の上に
僕の足跡をつける
スナフキンのようさ
旅人が 歩いた
この道の上
僕のメロディで埋め尽くせば また
時代が変わるだろう
僕は僕の歌声で
君は君の歌声で
その日その場所
その景色を染める
いくつもの人が
いくつもの歴史が
折り重なってる場所
もういない人と
音を合わせるハーモニー
僕は一人じゃないよ
いつでも誰かと一緒さ。
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耳を塞いでごらん目を閉じてごらん
聞こえないものや見えないものが
聞こえるよ見えるよ
心で見つめたら目や耳じゃわからないものがわかるんだ
何かが違って 見えるよ
何かが違って 聞こえるよ
子供の目の中に たぎる 声にならない叫び
それは 小さなささやき声 心が発するさえずり
夕暮れ色に染まる赤い街並み
普段は見せない街の横顔が
なんとなく浮かんでる
歩道橋の上にのぼって沈む夕日を僕は見ていた
今日あったこと 教えてよ
何が変わるわけでもないけれど
絶え間なくあふれる人ごみの中 佇めば
誰ひとり人に気を配る人などいないだろ
自分に精一杯で 人の痛みや悲しみに気づく隙さえないんだね
悲しい風景さ 心のないこの街は
だから少しだけ 足を止めて僕も周りの音や風の流れに心を研ぎ澄ませてみる
子供の目の中に たぎる 声にならない叫び
それは 小さなささやき声 心が発するさえずり
誰かの助けを必要としている あなたの為
何かが出来るなら こんな僕にも意味がある
大丈夫ですか?の一言に救われるときもある
それは心に差す陽射し あたたかなさえずり。
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夜の中 朝の中 生まれる寂しさに添う
生きている 痛みや辛さに 寄り添うように
僕はあなたのために生きれるならば
ただの椅子の背もたれでもいい
あなたの中 僕の中 生まれる 寂しさは
同じだ 重なってる それは同じ時間を
生きる証
血の巡ったぬくもりだけが伝わるなら
僕は あなたの吸い込む空気でもいい
僕はあなたのために生きれるならば
あなたの靴でもいい
そんな想いだけがはみ出したまま
夜の中 朝の中に生まれる 恋のため息
おはようと交わすたびに 君が遠くなる
それでもその言葉を交わす時間だけでも
あなたの視線を独り占めしてるようで
なんだか幸せになれるんだ 不思議だね。