詩人:どるとる | [投票][編集] |
行き場のない
悲しみや痛みは
一体誰が拭ってくれるんだ
ポタリ ポタリ 雨が頬に伝う夜には
どんな慰めも聞こえない
さよならの涙が 溢れるだけさ。
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血の通った
優しさが
床に散らばった朝
君のだめなところを
精一杯叱りつける
誰かの愛の一発が
君をたたきます
「生まれなきゃ良かった」なんて言うんじゃない
あなたは少なくとも私にとっては何よりの宝物なんだから
涙が ビー玉のように ころころ転がって
心の琴線をふるわせた ふるわせた
もう昨日のことは
忘れてもいいのよ
過ぎたことは昔話
あしたになれば
誰もがみんな
忙しそうに
今日を生きる
「生まれて良かった」の数が増えるように
私は私の出来ることを あなたにしたいと思うからね
涙がビー玉のようにころころこぼれて
言葉にならない気持ちが僕を包みました
ああ あなたのその優しさや絶え間ない 愛に僕は何度も大切なことに気づかされるの
涙が ビー玉のように ころころ転がって
心の琴線をふるわせた ふるわせた
「生まれて良かった」って思うのは あなたに出会えたときからずっと感じていたことさ
ありがとう 愛してる 世界でただひとりの僕のお母さん。
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靴を履くけど
履く人がいなければ
靴はある意味がない
靴を履く人がいても
靴がなければ 靴を履くことは出来ない
靴があって 靴を履く人がいて はじめてそこに靴を履いた人がいる
だから必要のない人なんか誰ひとりいない。
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孤独だと気づいたら
小さな 誰かの慰めが大きく見えました
孤独だと気づいたら
当たり前な誰かのぬくもりに気づきました
一人になってはじめて気づくことがある
一人じゃないということに気づいたんだ
孤独だと気づいたら
それは間違えで
本当は誰よりも
僕は誰かに支えられていつも助けられて
孤独なんかじゃないんだと気づきました
ほら僕を呼ぶ声の先
大切な人たちがいる
孤独だと気づいたら
あなたの 存在が 痛いほどありがたい
孤独だと気づいたら
人はけして本当の孤独にはなれないと気づきました
必ずそばで 誰かしら 僕に気づいてくれるから。
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数えれば数えるほど
増えてゆく
星はいつも少しずつ
命のように増えてゆく
星の命が儚いように
人の命も儚い
それでも精一杯輝きながら
人も星も儚く短い一生を生きる。
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電気を消した部屋
かすかに灯る明かりは
小さな豆電球 弱々しく光ってる
鏡に映った 景色は退屈な僕らの日々を鮮やかに映すだろう
今日もまた何かが悲しかったような
うれしかったような気がするよ
とりあえずさよならなんて言ってみたりするんだ
さよならにさよなら出来ずに 僕は
取り残されたままの思いと向かい合わせ
まだ大人になるには歩き足らないよ
今日にさよならしたつもりで 本当は
ちっとも 今日の涙にさよなら出来なくて
鼻歌が台所に聞こえる
君が見つけた音色は
虹色に光って くるくると揺れてる
何ひとつ悪びれることなどあるはず無いのに猫背のまま
明日もまた何かが悲しいんだろうし
うれしいこともそれなりにあるだろう
とりあえず無理矢理にでも歩かなくちゃ
おはようから何ひとつ変わってない
宙に浮いたような意識を引きずりおろせ
早く自分を取り戻さなくちゃたいへんだ
なんでもしっかりやってるようで
出来損ない穴ぼこだらけの日々だ
さよならにさよなら出来ずに 僕は
取り残されたままの思いと向かい合わせ
まだ大人になるには歩き足らないよ
今日にさよならしたつもりで 本当は
ちっとも 今日の涙にさよなら出来なくて
暗がりにぼんやり浮かぶ顔 俄かに何か察したように
あきらめるべきことをあきらめたら
夢の中へ明日を探しに行こう
あとはなるようになるだけさ
そしてその時やっと今日にさよならできる
今日にさよならできる。
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どうしてかわからないけれど
側にいたいと思うから
あなたの頬に 頬寄せて 幸せって顔で
ここにいる
生きてるってこういうことだって
はじめて気づいた 気づかされた
あなたが教えてくれたじゃない
そんなあなたに似てる夜は優しく頼りなく
ひとりぼっちの僕をやんわり包む。