詩人:どるとる | [投票][編集] |
つめたい雨は降る
何かを奪うように
つめたい雨が降る
何かを手渡すように
窓の外 雨が降る
ただすべてを濡らすように
紫陽花の花びら
落ちる雫
一秒の間に
雫は跡形もなく
つめたい雨は降る
何かを語るように
つめたい雨が降る
何かを語り継ぐように
瞳の窓 たたく雨粒
その涙さえ 隠してしまう
つめたい雨は降る
誰かの笑顔の傍に
つめたい雨が降る
悲しみに気づいた頬に
世界のどんな場所
どんな空の下にも
あなたの心の中にも。
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命を蒔けば そこに花が咲く
あなたが生まれそして消えてゆく
それは花の一生に重なる物語
星屑 キラキラ 手の届きそうな程
屋根の上から 見える世界はまるで
僕の想像をはるかに越えてひろがる
何もない時の田畑に
種をまく そして
咲く 今日という1日
どこまでもただ ひろがる 空と海、大地
暮らす 僕らがいる
いくつもの笑う声が聞こえる それは命のひびき
シャラララ そしてまた種をまけば ほら
新しい朝や夜が そこに生まれるだろう
つながってゆくのさ
今日から明日へ
はるかな未来へも。
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軽やかなステップ
公園通りは晴れやか
雨上がり水たまり
光を反射して
跳ね返す 陽射しのシャワー
デイバイデイ ページをめくるように
今日のことはもう忘れて笑い倒そう
ケースバイケース なるようになるから
前向きになって 明日の扉を開こう
声ははずむ 君は笑う
空は晴れて 青空から太陽が顔をのぞかせる
デイバイデイ ページを飛ばし読みする
君のそんなずるさも笑って許そう
ケースバイケース 結果オーライさ
歌えばほらね世界も笑う 世界も笑う
さあ行こう虹の彼方へ
デイバイデイ サヨナラ 今日の涙よ
今日の笑顔よ。
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人は誰も 胸の中に
寂しさ隠したまま
途方もない道のりを
生きているんだ
小さな明かり 最終電車が出る
窓の外に目をやれば星屑が 空を埋め尽くしていた
行き場のない思いは何処へやればいい
誰かがくれる優しさになぜか素直になれず
大丈夫 そんな言葉が胸に突き刺さって
役立たずの強がりだけが残ったまま
いちばん大事な人を傷つけてた
夜の水底 闇に溶け込み涙を隠すのには
好都合だと笑った
僕がここにいた
街明かりが ゆらゆらと揺れて
遠ざかる電車を いつまでも 見ていた
何か名残惜しそうに
君はそれでも優しく微笑んで
こんな僕を包み込んでくれた
愛してる そんな言葉が胸に灯ったら
邪魔な強がりを捨てて涙を流して
寂しいよって心さらけ出して
強がるだけの弱虫の僕なんて ちっとも強くなんてないから
大丈夫 そんな言葉が胸に突き刺さって
役立たずの強がりだけが残ったまま
いちばん大事な人を傷つけてた
君はそれでも優しく微笑んで
こんな僕を包み込んでくれた
愛してる そんな言葉が胸に灯ったら
邪魔な強がりを捨てて涙を流して
寂しいよって心さらけ出して。
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僕らはただ笑った
生きる喜びに
僕らはただ泣いた
生きる悲しみに
明日の空は闇の中
まだまっさらなページに滲む涙
僅かに残ってる
小さな希望の欠片に
すべてをあずけて僕は進む
終わりも始まりもない
さよならも愛してるも聞こえない
ただいつまでも
あなたは寂しさの中で
吹いてもいない
風に吹かれて 悲しみの果てに何を見る
僕らはただ憎んだ
幸せそうな人を
僕らはただ愛した
優しいあなたを
人の幸せは闇の中
手探りしなけりゃわからない
五感でしかわからない
見えないものや聴こえないもの
たとえば触れるぬくもりが答えさ
約束も裏切りもない
朝も来なければ夜も来ない
ただあなたはいつまでも 虚しさの中で
ありもしないものを見つめている
たどり着いた 楽園の果てで何を見た
回る時計は ただ寡黙に時刻を告げて
与える痛みや悲しみがあっても 気遣うことはない
それは仕方ない 受け止めなけりゃいけないことだよ僕らが
終わりも始まりもない
さよならも愛してるも聞こえない
ただいつまでも
あなたは寂しさの中で
吹いてもいない
風に吹かれて 悲しみの果てに何を見る
約束も裏切りもない
朝も来なければ夜も来ない
ただあなたはいつまでも 虚しさの中で
ありもしないものを見つめている
たどり着いた 楽園の果てで何を見た。
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本当だと思ってることが一番本当から遠い
幻のように瞳を騙す まやかしのような景色は
あなたの真実の形を変える
遠くまで 遠くまで
僕らは命を連れて行く
遠くまで 遠くまで
僕らはからだを運んでく
ただそれだけの一生が
大した物語を作り出す
意味のないことなど殆どない
ただあなたが生きるというだけで
そこに意味が生まれる。
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いつか君が見つけた光
柔らかな陽射しのよう この世界を照らしてる
心の通った 言葉だけでお話しよう夜が明けるまで
またひとつ生まれる朝
僕の中で 君の中で 脈打つ命の灯火
ほら燃えている。
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将棋盤でふんぞり返る
王将 玉将 守り固めた兵
角と飛車が 睨みをきかせて
桂馬と香車はただ黙って出番を待つ
歩は一歩ずつ一歩ずつ前へ進む
とってとられてはいまた復活
まるで 捨て駒 それでも前進
懐へ飛び込めば金になる
努力の駒さ 僕は歩のようになりたい
そして人生の詰みまで歩は進む
一歩また一歩とマスを埋める
地道な駒さ 僕は歩のように生きたい
焦らず騒がず あわてずに 歩は進む。
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その言葉には心はありますか
ただ言葉にすればいい そんなんじゃだめなのさ
コップに水を注ぐように
言葉は意識しなければ 人の心を簡単に傷つけて
心からこぼれ落ちる あふれたぶんの余計な言葉が 人の心を傷つけてしまう
言の葉 色あせてゆく 色づいてもゆく
ひらり ひらり このからだをすり抜けて
心の中に届く音
ありがとうや愛してる 大丈夫ですか
ただいま おかえり すみません いろんな言葉があるんです
きっとうまく使えるはずだ 多くの言葉は知らなくても
簡単な言葉でも 人の心にひびく言葉がある
誰かの心をあらうような きれいな言葉がある
僕らは言葉には不自由しない だけど言葉は発し方を間違えると腐る
その言葉には心はありますか
計算なんかじゃわからない 人の心の教えです よく考えて
言の葉 色あせてゆく 色づいてもゆく
ひらり ひらり このからだをすり抜けて
心の中に届く音
ありがとうや愛してる 大丈夫ですか
ただいま おかえり すみません いろんな言葉があるんです
きっとうまく使えるはずだ 多くの言葉は知らなくても
簡単な言葉でも 人の心にひびく言葉がある
誰かの心をあらうような きれいな言葉がある
誰かの心を濯ぐような ステキな言葉がある。
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悲しみの中に喜びが
喜びの中の悲しみが
どちらかを消すことは出来ない
僕らの生きる世界は ノンフィクションさ
痛みさえも惨いほどこの体を突き刺す
血潮を見てごらん赤く流れる
甘やかしては目をそらす 日々は人を腐らせる
夢も浪漫もない現実は ただどこまでも
退屈なだけの一本道 変わり映えしない日々を僕らは生きる
僕らの生きる物語は ノンフィクションさ
目に映るもの 耳に聴こえるものは全て
だから夢みたいに あなたのその手で
目の前にある大切な人を 現実の中で
思いきり愛するんだ。