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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[4917] 猫が猫である理由
詩人:どるとる [投票][編集]


日向ぼっこしてる猫は今日も
窓の外を 流れる景色を見つめてる

かわいらしい丸いその二つの瞳に
何を映してるのか 僕にも教えてよ

ラララ ラララ 世界は忙しい
ラララ ラララ 猫が思うよりもずっと

悲しい うれしい 繰り返す
世界の時計は回る そしてまた

朝は 夜になり 夜は朝になり

僕らは何かに笑う そして何かに泣くんだ

猫はただ そこに居るだけで 猫だから
猫が猫である理由がないように

僕もただ僕だってことさえ忘れて
あるがままに生きよう 生きていこう。

2013/12/08 (Sun)

[4918] かなしいうれしい
詩人:どるとる [投票][編集]


僕は生まれて
かなしい

でも時々
うれしい

たまには
誰かを死ぬほど
憎んで 愛して

僕は生まれて
かなしい

僕は生まれて
うれしい

君はどうですか
近頃笑ってますか
今何をしてるの?

月がきれいだから
ベランダに出て
ほらお酒を飲む

隣に話し相手が
欲しいときは
君を呼ぶよ

そしてもっと
かなしいうれしいが
増えたなら

人生が楽しくなる

毎日が楽しくなる

そんな気がして
君の手をつないで

好きだなんて
言うよ 言うよ。

2013/12/08 (Sun)

[4919] 雑踏
詩人:どるとる [投票][編集]


人混みの街並みは 夕陽に照らされてる
言葉もないままに誰もが 生き急いでいるように見える
答えを教えてくれないか 本当の僕ってものがいまいちわからなくって
不意の誰かの一言に容易く己を見失う
使い勝手のいい「普通」という言葉の身勝手さに振り回され すっかり僕は周りの色に埋もれた
流行りに流されて 人混みに流されて
押し寄せるたくさんの足音の中から
たったひとりの人を見つけるのはいまの時代容易じゃないよ
雑踏の中に紛れ込む小さな泣き声に注意深く耳をすまし目を凝らせば
本当の世界がそこに見えてくる
時の流れる速さについて行けずに
この頃は流行りも知らない ジーンズのように色あせても
なんの味もない 古臭い歌のようにただ流行りがまた巡る
僕はここに居るのにどこにも居ないよ

戦争といじめを秤にかけて 同じ土俵の上で続く茶番劇の 傍観者は 自分が傷つかなければ 手をさしのべようともしない
周りに合わせないと生きられないような年頃なら
もうとっくの昔に過ぎたのに
まだ僕の中に 大人になりきれていない幼い僕が 居るようで
雑踏の中に紛れ込み 周りを見渡せば 案外自分だけじゃないと安心してしまう
僕は他の誰でもない僕をころしてる

流行りに流されて 人混みに流されて
押し寄せるたくさんの足音の中から
たったひとりの人を見つけるのはいまの時代容易じゃないよ
雑踏の中に紛れ込む小さな泣き声に注意深く耳をすまし目を凝らせば
本当の世界がそこに見えてくる
本当の自分がそこに見えてくる。

2013/12/08 (Sun)

[4920] 母の面影
詩人:どるとる [投票][編集]


夕暮れの台所には お母さんの面影だけが揺れてる
ああ もういないあの人の優しい笑顔は思い出の中にしかない
ああ いつの間にか夜が来て 僕は悲しみの中だよ
心まで寒い冬 あなたを思った あなたを思った
今日もなんとか生きたよ 失敗もたくさんしたけど
今日もなんとか生きたよ 明日も生きられるかな
母の面影が 笑った気がした 気がしたんだ。

2013/12/08 (Sun)

[4921] 喜びの歌
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花壇に横一列に並んだ きれいな花のように
笑顔が 部屋の中に並ぶ景色に 何を思うだろう
何気ないものさ くだらないことさ
幸せなんて 喜びなんて ちっぽけだから
だけどそれだけに尊くてうれしくて
ふとした出来事や場面に心動かされる

普段はバラバラの家族がみんなで写真を撮ろうよって
集まった時普段は比較的蔑ろにされてる父が 自慢のカメラを構えた
当たり前のような ありふれてるような
景色の中にこそ 本当の幸せは咲いている
ありきたりだね ばかばかしいよね それでも本当なんだ
ほらカメラに向かってポーズを決めてよ
「ハイチーズ」

あの頃はまだ小さかった子供たちも
ほら知らない間に独り立ちして 働いてる
時の流れは早いものですね もう
季節は新しい年へと動き出している
アルバムの中にある君たちの笑顔は
もう見れないのかな 大人びたその姿は

嬉しくもありどこか悲しくもあるんだよ 不思議だね
時が経つほどに年をとるたびにお互い少しずつ 離れてゆく
そんな気がしてね 柄にもなく涙こぼす
そんな父に母が 優しく微笑んでいたのを
僕は見ていた 僕の目にも涙が滲んでいた
たくさん迷惑かけたよね たくさん困らせたよね だけど
家族はあらゆる困難を越えて今また再び家族になるよ
喜びの歌 流れる

普段はバラバラの家族がみんなで写真を撮ろうよって
集まった時普段は比較的蔑ろにされてる父が 自慢のカメラを構えた
当たり前のような ありふれてるような
景色の中にこそ 本当の幸せは咲いている
ありきたりだね ばかばかしいよね それでも本当なんだ
ほらカメラに向かってポーズを決めてよ
「ハイチーズ」
喜びの歌 流れる。

2013/12/08 (Sun)

[4922] 背もたれの歌
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いつも僕は助けられてる 誰かの力で支えられている
それはまるで 椅子の背もたれのようなもんさ 座る人がいりゃ
それを支える人がそばにいるから
時にはその役目を 交代するんだな
僕は君を助けて 君は僕を助けてる
人が嫌いになる時もあるにはあるけど
時に人の優しさに涙流すこともあるさ

人は一人じゃ生きられないんだな
誰かがいてはじめて人は一人前になれる
助けることを当たり前に思っても
助けられていることを当たり前に思っちゃいけない
ただ僕は誰かの生きる支えになって
椅子の背もたれのように黙って
誰かの背中に身をあずけられていよう

誰かに支えられてる
そんなことに気づいたら
僕は君に何が出来ているのか 考えてしまうよ
ああ助けられているばかりです
たとえば小さなことでもいいからさ
君に何かしてあげられたらいいな
すべての人を好きになれるわけじゃない
だけどなるべくどんな人にも優しくしたい

一人じゃ出来ないこともある
誰かがそばにいることで出来ることは断然増える
ありがとうを聞くために助けたんじゃない
何ももらえなくても助けることが当たり前
ただ僕は誰かが少しでも楽が出来るよう
そこにいるだけで頼られる人になって
誰かの居場所になってあげられたらいい

今の世の中 助け合うことがあまりなくなってる
そんな世の中 誰が望んでいるでしょうか
心をなくして生きるのは悲しいだろう
だから心を胸にしっかり 落とさないように抱えて 生きていこうと思いました僕は

助けることを当たり前に思っても
助けられていることを当たり前に思っちゃいけない
ただ僕は誰かの生きる支えになって
椅子の背もたれのように黙って
誰かの背中に身をあずけられていよう
誰かの明日の笑顔をつくれる人になろう
そんな人になろう。

2013/12/08 (Sun)

[4923] 自画像
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不思議だな 心が悲しいと 僕の顔も泣き顔になる
不思議だな 心がうれしいと 僕の顔は笑い顔になる
だけど時に人は心にまで嘘をつくのか
顔だけじゃわからない
少しずつ嘘がうまくなって いつか心は汚れきって誰かを傷つけてしまうかな

僕の心が 嘘をつくなら
嘘つきの僕を 絵に描いてみよう
きっと 悪い顔をしてるだろう
きっとそんな顔を見たら
思い直すだろう こんなんじゃだめだって
描いたように 生きてるままに自画像は僕の心を書き写す
ほらね 嘘をついても君は君を偽れない

不思議だな 誰かを憎むと 僕の顔は嶮しくなる
不思議だな 誰かを思いやると 僕の顔は優しくなる
人を憎むより人を思いやるほうがいいのに
どうしてそれだけじゃ生きれない
何度も何度でも 考えても 気づけば誰かを憎んでる
気づけば誰かを傷つけてる

誰かの心が 見えなくなったときは
見えなくなったその痛みを
自分の痛みと同じように考えてごらん
きっとそうすりゃ見えないものも
すぐに見えてくるだろう
人の痛みを知るのには計算なんかいらない
心をつかって誰かのことを強く思うだけでいい
心で描いた自画像は本当の君を描いてる

僕の心が 嘘をつくなら
嘘つきの僕を 絵に描いてみよう
きっと 悪い顔をしてるだろう
きっとそんな顔を見たら
思い直すだろう こんなんじゃだめだって
描いたように 生きてるままに自画像は僕の心を書き写す
ほらね 嘘をついても君は君を偽れない。

2013/12/08 (Sun)

[4924] 意味
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意味なんてものは無意味なものほどその意味を濃密にする。

2013/12/10 (Tue)

[4925] 生きているを生きていくに変える生き方
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「生きている」

ただそれだけの事実が私たちを生かす

「死んでいる」

それに気づくことは生きていることを確かにより難しい

「生きていく」

その言葉に言い換えることによって事実は少し易しくなって

より明確な決心に変わる

だから私は生きているというように
人生をとらえるよりも
生きていくと思うような 生き方を選ぶ。

2013/12/10 (Tue)

[4926] 選択肢
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たとえば道に迷ったとき
目の前の道が二つに分かれていたとき

どちらの道を選ぶかですべては決まる

たとえば選択を迫られたとき
どちらかを選ばなくてはいけないとき

人はより有益な方を選ぶだろう

先の見えない道を選ぶとき

自分の選択肢が たとえ間違った選択肢でも

人は気持ちを切り替えることでどんな逆境の中でも生き抜ける

おそらくそこにはどちらの選択肢を選んでも間違った道など無い

いつでも目指すべきものは、困難の先にこそあるものだから。

2013/12/10 (Tue)
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