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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[4957] 道草
詩人:どるとる [投票][編集]


当たり前な事がとても悲しくて
時にうれしくてたまらなくなる
生きることを悲しいと思ったり
幸せだと思うのはなぜなのかな
夜の中 朝の中 僕らはただ生きている
そんな当たり前な事に今僕は気づいた
笑っていたね 喜びに 泣いていたね 悲しみに
そんな繰り返しの中で 僕は生きていて
何ひとつそれを不思議にも思わないまま
ふと立ち止まる僕は 不安に苛まれ 見えないままの明日におびえた
いつからだろう こんな気持ちになったのは
生きている事さえ それだけで こんなにも…
道草するように 空白を ただよう意識。

2014/01/16 (Thu)

[4958] 頑張る君に
詩人:どるとる [投票][編集]


頑張ってる人に 「頑張れ」と言ってはいけない
頑張ってる人に 「頑張れ」だなんて無用だよ
人は誰も迷いの中
人は誰も悩みの中
そんなこと当たり前
だけど生きていれば誰も 頑張るしかない

頑張ることが当たり前だと 多分言ってほしくないんだよ
生きていることを否定されるようで とても怖いから
頑張るという当たり前なことを 褒め称えることで僕らは
生きてゆくことを頑張れるように しているんだ
だから頑張る君に
僕はそっと呟くよ
「頑張ってね」じゃなくて「頑張ったね」って

頑張ることってなんだか わからない
生きていくことや生きていることが
時々わからなくなる
明日が見えなくなる
そんな事があるんだ
だけど生きていくことをやめたくない

頑張ることが当たり前なことでも 生きていくことが
誉められるものじゃなくても とりあえず言ってほしい
結果じゃなくて頑張ったそこにたどり着くまでの過程を
生きていく事を続けるために 誰かの温もりに寄りかかる
頑張る君から
頑張る僕へ
お互いに 「頑張ったね」って言ってさめでたしめでたし

頑張ることが当たり前だと 多分言ってほしくないんだよ
生きていることを否定されるようで とても怖いから
頑張るという当たり前なことを 褒め称えることで僕らは
生きてゆくことを頑張れるように しているんだ
だから頑張る君に
僕はそっと呟くよ
「頑張ってね」じゃなくて「頑張ったね」って。

2014/01/18 (Sat)

[4959] 自分を好きになるところから始めよう
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誰かのことを好きになるまえに
自分のことを好きになれているのかな
自分のことを知っているようで
知っているふりしているだけさ
自分のいいところを人に説明する時に
自分の良さを知らなければならないように
自分ってものと向き合わなければ 自分を知っているということにはならないんだ

自分の欠点も 自分の利点も 全部ふくめてあなただから
いいところもわるいところも知ってはじめて自分になれる
だから ほら 自分を知ってみよう
怖くはないさ 自分を知るってだけさ
一番身近で一番愛すべき自分のことを
まず自分自身が好きになるところから始めよう

自分も愛せない人にはたして
ほかの誰かを愛すことは出来るのかな
自分ってものの存在理由を
肯定してくれるのは一体誰だ
自分の一番の味方は自分自身だろう
自分自身にも嫌われた自分は自分にはなれない だから自分が自分自身を知るところから 始めなきゃ

自分の欠点も 自分の利点も 全部ふくめてあなただから
いいところもわるいところも知ってはじめて自分になれる
だから ほら 自分を知ってみよう
怖くはないさ 自分を知るってだけさ
一番身近で一番愛すべき自分のことを
まず自分自身が好きになるところから始めよう
一番の理解者で一番の難敵の自分のことを まず自分自身が理解することから始めよう。

2014/01/19 (Sun)

[4960] たとえば
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寂しさは風 僕の胸を吹き抜けてゆく

ぽっかりあいた穴 埋まらない穴

ずっとつきまとう悲しみは この頬を
伝ったまま そのまんま 変わらない

暮らしの中に 寄り添いながら 眠る 眠る

バスの後ろの座席 振り向けば遠ざかる景色

そこから見えるやさしい闇に微笑んで

今日はこれでおしまいって 眠るのさ
手を振った そのまんま 変わらない

表情の中に 笑顔を書き足し生きる 生きる

たとえば 人生は そんなんで いいのさ

堅く考えないで 描き方は自由自在
決まりなんて あるようでないのさ

ずっとつきまとう悲しみは この頬を
伝ったまま そのまんま 変わらない

暮らしの中に 寄り添いながら 眠る 眠る

寂しさは風 僕の横を吹き抜けてゆく

悲しみはもうないよ ない。

2014/01/25 (Sat)

[4961] 親と子
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こんなにも うれしそうに笑う君の顔が
愛おしくて
こんなにも 悲しそうに泣く 君の顔が
憎たらしくて

僕は悪魔にもなる
僕は天使にもなる

誰よりも大切なもの
そのはずのもの

なのに親と子は
血のつながり以上に
難解なもの。

2014/01/25 (Sat)

[4962] 守るべきもの
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言葉にならない気持ちに 包み込まれて
歩くことさえ 面倒くさくなってしまう
人混みの中 ふいに気づけば 誰かのぬくもりを探してる僕がいる
答えのない 日々の中に 正解はあるのかな
こうして生きることに 意味はあるのかな

誰かに愛されてることや
誰かを愛していること
時々 見えなくなる
時々 聴こえなくなる
人が人を思いやることを忘れてしまったように
簡単に命を奪ったり 誰かを傷つけたり
そんなことを笑い飛ばすような世の中じゃ 生きることさえ嫌になるよね
だから人を守れるような強い誰かが
その人の 味方になってあげておくれ

生きることに答えなんかないのに
気づけば探してる 割り切れない答え
複雑な毎日に 絡まり合う人と人 路線のように繋がってる
なんでだろう あなたを信じていたいのに
時々あなたをどこかで疑っているんだ

誰かに思われてること
誰かを思いやるということ
時々 忘れかけては
また思い出すよ
人が人を思いやることなんか 当たり前な事なのに
心に 抑止力を 与えるものはなんだろう
していいことわるいこと 時々曖昧になる
人を守る法律がもし 心さえ縛ることが出来たなら
そんな事 出来るはずもないからね
僕らが互いに わかってなきゃいけないんだ

ほら 誰かの涙を 放っておけない君の
その優しさが誰かの心に光を届けるさ

誰かに愛されてることや
誰かを愛していること
時々 見えなくなる
時々 聴こえなくなる
人が人を思いやることを忘れてしまったように
簡単に命を奪ったり 誰かを傷つけたり
そんなことを笑い飛ばすような世の中じゃ 生きることさえ嫌になるよね
だから人を守れるような強い誰かが
その人の 味方になってあげておくれ

守るべきものはいつも変わらず あなたの中にある 当たり前な振る舞い。

2014/01/26 (Sun)

[4963] 言の葉
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誰かのことを思って
言葉にすれば 不思議と言葉もやさしく丸くなるんです
誰かのことを傷つけようと言葉にすれば
尖った言葉が誰かの心に突き刺さる
言葉を汚さないで
言葉を大切にして
いつも人のためを思って使ってほしい

誰だって 人のこと傷つける言葉を言えてしまえるけれど
誰だって そんな言葉よりやさしい言葉が聞きたいはずだから
言葉に困ったあなたの口から たとえば下手くそな慰めでも
もらえたらきっと聞いた人は 笑って言うだろう ありがとうって

言葉の使い方って
とても難しいね 良かれと思って使った言葉が
ありがた迷惑になってしまったりもする
だけどそれでも人を思わずにはいられない
言葉と人は隣り合わせ
いつでもいつまでも
言葉なしでは 会話もままならない

本当に本当に分かり合ってる人ならば
心だけで 何も言わずとも通じ合う
ならばなぜ言葉はあるのだろう 心だけじゃ伝えきれない
気持ちを伝えるためにある
完璧な言葉などありはしない たくさんの言葉にあふれた世界で もしもただひとつ あなたに届けられる言葉があるなら
僕は何を言うだろう
君は何を言うだろう

ラララ ふいに浮かんだ言葉 川面をただよう一枚の葉っぱ
どこへ向かうのか 行き先は誰も知らない
拙い思いをのせて運んでおくれ僕の心

誰だって 人のこと傷つける言葉を言えてしまえるけれど
誰だって そんな言葉よりやさしい言葉が聞きたいはずだから
言葉に困ったあなたの口から たとえば下手くそな慰めでも
もらえたらきっと聞いた人は 笑って言うだろう ありがとうって

完璧な言葉などありはしない たくさんの言葉にあふれた世界で もしもただひとつ あなたに届けられる言葉があるなら
僕は何を言うだろう
君は何を言うだろう。

2014/01/27 (Mon)

[4964] あしたが見えない
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「孤独」って言葉があるけれど 僕はその孤独って言葉にあてはまるのかな

家族はいるけど まるで形だけでさ いつもそばにいるわけじゃないと ふてくされた

離れて暮らす 家族のことを ふと思うと
涙がこぼれて こぼれてくるんです

何かひとつでもうまくいかないと
自分を責める僕がいるんだ
完璧になんか生きれる筈もないのにね

ふいに「孤独」に気が付いて 胸の中が空いていく
僕の中には何もないまた今夜も眠れない
あしたが見えない

「希望」って言葉があるけれど 希望って言葉を使えるのは
心に安らぎがあるから

「未来」って言葉を僕は信じない
一秒先でさえ未来ならば 追いかけるだけばかばかしいから

帰り道 見上げた空はもうすっかり 暗くて 油断すると 何かを見失いそうになる

すべての悩みや迷いに答えが用意されてると 思い込んでいた 僕はきれいごとを抱えて生きていた

ふいに自分の生きてる意味を 考えてみた時に 何も思いつかない僕の意味のなさに
あしたが埋もれた

あの頃の僕は届くことのない星に一生懸命手を伸ばしていたような気がする

何かひとつでもうまくいかないと
自分を責める僕がいるんだ
完璧になんか生きれる筈もないのにね

ふいに「孤独」に気が付いて 胸の中が空いていく
僕の中には何もないまた今夜も眠れない
あしたが見えない。

2014/01/27 (Mon)

[4965] 雄叫び
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空っぽの部屋の中
空っぽの歌を歌う

真っ白な頭のままで
真っ白な歌を歌う

あれをやりたい
これが欲しい
煩悩 オーノー

消えてくれ影法師

雄叫びをあげる
間際に 焦げる
君の胸の中

久しぶりに咲いた
シャボテンの花
笑いがもどる

君はそんなふうに
笑うんだね 素敵さ。

2014/01/28 (Tue)

[4966] 花の見る夢
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ため息を吐き出せば
種が芽を出したよ

これは なんの種?

早く咲かないかな
待てど暮らせど
花は咲かない

土は乾き 喉も乾き
やがて僕は
土塊になりました

夢に 魅入られて
さまよう桃源郷

ゆらり ゆらゆら
シャラララ

僕らの見てるのは
花の見てる夢

どうりで鮮やかな世界

ああ 鉢に植えた
夢は きっとやがて
花咲くさ

君が 笑うことを
忘れなければ
君が 夢見ることを
やめなければ。

2014/01/28 (Tue)
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