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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[4987] 冬のよこがお
詩人:どるとる [投票][編集]


今日の悲しみは 明日の喜び
明日の喜びは いつかの悲しみ

笑った顔が 誰かに似て 愛しくて かわいくて
なぜだか 抱きしめた

雪の降った朝は どこか心透き通って
誰にでも 優しく 出来そうな気がする

手のひらを 空に
伸ばして
舞い降りる 雪のかけらを そっと
包み込めば

伝わる冷たさが冬をおしえてくれる

まだ夜明けには遠い道を歩けば
誰かが 置き忘れた面影に出会う

何ひとつ 確かなものなんてないのに
それでもかけがえのないものがひとつあれば

真っ白に 染まった街並みは どこまでも
ただ 単純なんだ 僕は目を閉じる

誰かがつけた足跡を辿れば 誰かの思いに到達する
巧妙な言葉なんていらない

「ああ冬だ」
それだけで 僕にはすべて見える

手のひらを 空に
伸ばして
舞い降りる 雪のかけらを そっと
包み込めば

伝わる冷たさが冬をおしえてくれる

時折 覗かせる 冬の横顔が 優しく

心を洗う。

2014/02/11 (Tue)

[4988] 冒頭をとばして
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あらすじのない 物語の中に 決まった規則はない

本の数頁を 無精してとばす

冒頭をとばして いち早く結末へ走る

心に 足が生えて
千里を走る。

2014/02/11 (Tue)

[4989] 
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人魚のように
泡になりましょうか

記憶の海の果て
昇る朝日に

重ねてみる希望
光は群れをなして

水面を 飛び魚のように 跳ねて 泳ぐ

そこにとこしえの言葉があるのなら

愚かな 言葉は 跡形もなく燃やして
規則正しく 躯に並んだ 鱗のように

ただ 引かれた直線をなぞる

正しいように嘯いて 人は凡てを真と語る。

2014/02/11 (Tue)

[4990] 生の音
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虫は 這うのです
人の世界とは
少し はみ出した
暗い暗い地の上

鳥は 飛ぶのです
人が見てるものより 少し 真上の世界を
眺めながら
見下ろしながら

虫の命も 鳥の命も
生き方が 違うだけ
人の命も 僕とあなたでは 違う

それぞれ違う音を立てながら 生きる

僕は 生きるのです。

2014/02/11 (Tue)

[4991] 雨のひとつぶに
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君の姿を 重ねてみる
僕のほほを ゆっくりと優しく 流れる

雨のひとつぶに

戻っておいでと 言ってみたってさ
君はもう どこを探してもいないのに

なぜだろう もう取り戻せないと
知ったときにはじめて君のあの涙の
意味を 知ったんだ

街並みを濡らす雨よ
僕の思い出も洗い流して

どうしてだろう 大切なものから ひとつずつ消えてく

窓を ゆっくりと優しく流れる

雨のひとつぶに
僕は君の面影をみた

さようならは勇気がいる言葉さ
胸を引き裂く言葉さ

だけど今、言うよ

さようなら。

2014/02/15 (Sat)

[4992] 雪をかく
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降り積もった記憶の雪をかく

僕の思い出を冷やす 悲しみの雪をかく

ドアは開く そしてまた閉まる

僕は手を出せない それは神様の所業

さよならの夜も
おはようの朝も
ただあなたと一緒に笑い泣くだけのことさ

それだけが幸せを
僕や君に 教えてくれるただひとつの世界。

2014/02/15 (Sat)

[4993] 夕日のせいにして
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僕の胸が 寂しがるのは 夕日のせいだ

僕の胸が 思い出を必要するのは 夕日のせいだ

切なさに 燃やし尽くされて 焦げついた魂だけで今を立ってる

夕日のせいだ 夕日のせいだ 何もかも

あのさよならもあの過ちも 夕日のせいだ。

2014/02/15 (Sat)

[4994] 夜の芸術
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これを芸術と呼ばずして なにを芸術と呼ぶの
星が 月が きらめいている 夜が 際だたせている
闇の中だからこそ光って見える
光の中では光は 見えない
そんな当たり前が まるで 変わらないのが
幸せだって 心が言うよ まさに夜は芸術。

2014/02/16 (Sun)

[4995] 深海
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深い深い 海の中に
いつか生まれた命よ

いつもいつも僕らの為にごくろうさん

笑い泣き時に誰かを憎み費やす日々に

おまえは いつでもただ深い海をただよう

目には見えない命よ
巨体をも凌ぐ命の力

地球を支えるは 神様ではなく

驕り高ぶる人でなく

おまえのような小さな命

僕は知っているのさ

みんな知っているのさ。

2014/02/16 (Sun)

[4996] 幸せの灯り
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誰かの声がする さよなら交わす声がする
僕も帰ろうかな 寄り道なんかしないで
なんでだろう 帰り道はいつも 切なさで胸がいっぱいになる
通りには 人もまばらで 道草してるランドセル背負った子供たちが歩いてる

電柱に とまっていたカラスも 巣へと帰ってく

さよならがしみてくる 誰もいない公園のブランコが風に揺れて 少しだけ動いた
昼間子供たちが遊んだ 砂場に置き去りにされた バケツとスコップ
何気ない場所に 残ってる幸せの灯りがつくった影

あなたの 今日は 楽しかったかな
おはよう言ったと思ったら日は暮れて
とっぷり 暮れて 夜になりました
闇の中じゃ 何も見えなくて 時々不安そうに猫が鳴くよ
僕の胸も ふるえてるのがわかるんだ 誰にでも等しく今日が楽しい訳じゃないから
涙で濡れた帰り道を歩いてる 人もいるだろう

さよならが押し寄せてくる 今日という小さな貝殻を 時の波が明日へとさらうよ
目を閉じても消えない記憶だけが 僕の頭の中映写機のように回り続けてる
何気ない場所に あるのだろう 幸せという灯りのような光

帰り道ふと立ち止まり見上げた空に星がひとつ流れた
僕には空が流す涙のように見えた

さよならがしみてくる 誰もいない公園のブランコが風に揺れて 少しだけ動いた
昼間子供たちが遊んだ 砂場に置き去りにされた バケツとスコップ
何気ない場所に 残ってる幸せの灯りがつくった影。

2014/02/16 (Sun)
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