詩人:どるとる | [投票][編集] |
あしたのことは あしたのことは
あしたにならなけりゃ わからない
わからないから あしたも僕は生きる
あした晴れるのか 雨なのかさえわからない
天気予報もあてにならない日さえある
あした何が起きても 何も起きなくても
あしたが来れば 誰もがあしたを知るよ
あした 誰が死んでも 誰が生まれようと
僕は ただあしたも僕だから それだけは
それだけは変わらないまま 夜は明けるのさ
あしたのことは 今日を生きても
あしたを生きなきゃわからない
わからないから 生きるのはこわい
あした 晴れでもいい 雨でもいいからさ
とりあえず笑えりゃそれでいいんだ
あしたという日が 誰にとっても
いい日であるように 願っているよ
僕のあしただけが幸せだっていうなら
すべての人のあしたが雨のほうがいい
だからみんなが笑えるようなあしたよ来い この夜を飛び越えて
悲しいことがあった日も あくびをするよ お腹がすくよ
だけどけして 悲しみは消えない だからあしたを 生きて
僕らは 笑う必要がある
今日の悲しみを忘れるために
あした 誰が死んでも 誰が生まれようと
僕は ただあしたも僕だから それだけは
それだけは変わらないまま 夜は明けるのさ
夢から覚めるのさ。
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この街並みの景色は人の心をありのまま映し出している
醜さやずるさまでも余すこともなく 街はその姿形をとらえている
僕らが嘘をつけば 街並みも どこか
よそよそしい他人のように 見える
百年余りの ちっぽけな ショウトフィルムのように
回り続ける くだらない映画の中の物語
続いていくのさ 命のテープが 巻き取られてゆくよ
いつか見たような 海岸で君は笑ってた
僕は大切な何かを 失くした
この世界のすべてを知ったような 気になってた
硝子に映った自身の姿は 汚く荒んでその目は淀んでいた
僕らに残されたものがあるのならば
その何かを これから光に変えて
いつか終わってしまう エンドロールに見送られ
流れ続けるスタッフロールはむなしく
奈落の闇へと消えてゆく 誰もいない映画館の中に
取り残されてる僕と君の影が揺れてる
思い出の中で君はまだ僕を愛してる
百年余りの ちっぽけな ショウトフィルムのように
回り続ける くだらない映画の中の物語
続いていくのさ 命のテープが 巻き取られてゆくよ
いつか見たような 海岸で君は笑ってた
僕は大切な何かを 失くした
僕はそっと映画館を出る
公開されない あすという映画を作りに。
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夜の中にも 光は生まれるのさ
目をこらしてみてごらん
暗闇の中でも あなたの笑顔が見える
目の見えない人でも 耳の聴こえない人でも
歩けない人でも
それぞれの光が 目の前にある
それは 気づかないくらい小さな光かもしれない
それでも あなたを照らしてる。
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地球は回る あらゆる悲しみを乗せながら
地球は回る 季節は巡る 誰かの笑顔を
抱きしめるように すべての人の暮らしを支えるように
あくびをしている昼間も 寄り道してた夕暮れも 眠れない夜だって
地球は回る 遠い遠い空の向こう
地球は回る たくさんの命をはらみながら
抱き寄せるように すべての人の思いを受け入れるように
そこにある 夜や朝の隣にほら いくつもの物語が 生まれてる
耳をすましてみてごらん
目をこらしてみてごらん
たくさんの笑い声が聴こえる
地球は回る あらゆる悲しみを乗せながら
地球は回る 季節は巡る 誰かの笑顔を
抱きしめるように すべての人の暮らしを支えるように。
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一歩だけ 歩くだけで そこは未来
1秒だけ 進むだけで もう未来
僕らは常に 未来へ向かって歩いてる
息をした瞬間 吐き出した瞬間 それはもう 今じゃない
未来を未来が追い越してく 一歩先は未来。
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生きることは 特別なことじゃないけれど
生きることは 当たり前なことでもないよ
生き続けることで 意味は生まれるんだ
明日のない今日じゃ あまりに悲しい
だから どんなに 悲しくて 苦しいときでも 生きることだけは忘れちゃいけない
生きることは法律では縛ることは出来ない
だけど生きることは何よりも大切なことだ
生き続けることは 簡単に見えて難しい
だけど 死ぬことは出来ないししない
そうだ 心が張り裂けそうなときは 少し立ち止まり 目を閉じて休もう
ラララ どんなに 辛くって いたたまれないときでも 生きることからは逃げちゃいけない
だから僕は今日も生きる 明日も生きる。
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変わるものさ 見えないものさ
それは 波のよう ざわめく風のよう
人の中にあらゆる景色を 抱かせる
思いともいえる 気持ちともいえる
色も形も手触りも ないものさ
耳でも目でも 感じられる
目をつむっても消えないから不思議だ
僕の中に巡り巡る感情 あったりなかったりするものではなく
いつもどんな形であれ 存在するものさ
君の中にも どんな景色の中にも その袂に寄り添って 僕らの暮らしを影から支えている。
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生まれたときから
抱いていたのかな
生まれるまえから
抱いていたのかな
笑ったり 泣いたり
表情を変えて
形にするけれど
悲しみ喜び
憎しみ 愛しさ
憐れみ 妬み
羨み いろいろある
歩けるまえから
あったのかなあ
歩いたときから
あったのかなあ
今日も他愛のない景色の中に 寄り添う
いくつもの 悲しみ喜び 見えないのに
ここにある 不思議だ
言葉でも 形に出来る
表情でも 形に出来る
さあ 歌おう 喜びを
或いは悲しみを
時には憎しみを
誰かへの愛を
悲しみ 喜び
この世界に生まれて
意味を考える いくつもの瞬間の隙間に
差し込む 小さな疑問を
解かしてく あたたかな光。
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そっと 捲る 今日のページ
わかっていることは命にはいつか
必ず終わりがあるってこと
ほら ほら 夜の中
朝の中 誰かが生きてる そんな当たり前を笑えるものなら笑ってごらん
「なんとなく」だからこそ
「どことなく」だからこそ
形に出来るもの 何があるだろう
始まりの先に終わりがあっても
終わりの先の始まりはないんだ
つづきのない物語 これからをつくる日々
慌ただしく急かされて 追い立てられて
僕らは 今を生きる
あらすじを求めない物語 明日を築くのは今日を築く自分で 一文字が重なって 膨大な物語になるように
読み込むのも書き進めるのも あなた自身だ
ふと 見つめる景色の傍ら
僕がしっていることなんて ほんの少しのちっぽけな世界
ほら ほら 空の色 風の匂い ふれて感じて 形のないものに形を与えるのさ
「それとなく」でいいのさ
「さりげなく」でいいのさ
目に見えないものを描くイメージで
おはようの先のサヨナラはあっても
サヨナラの先のおはようはないんだよ
生まれる朝 消えゆく夜 明かりに代わるものはなに?
つづきのない物語 これからをつくる日々
慌ただしく急かされて 追い立てられて
僕らは 今を生きる
あらすじを求めない物語 明日を築くのは今日を築く自分で 一文字が重なって 膨大な物語になるように
読み込むのも書き進めるのも あなた自身だ
書きなぐるのも 読み捨てるのも あなたの自由だ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
何をするために 生まれたのだろう
何をするために 生きているのだろう
何のために 誰のために 僕らは生きる
わからないものは 日々増えていくだけで
減ることはない 積み重なるばかりだ
今を色で喩えれば
ひどく透明な「蒼」
このまま どこまでも
ただ、昨日の痛みを忘れるために 生きて
いつか 何もかも
片づくのを待つのさ
意味の意味はどこに あるのだろう
無意味の意味さえ ないというのに
「ただ生きる」だけではあまりにむなしい
季節という椅子に座って 眺める景色は変わり映えのない「不変」を映す
今を 形にするのなら
いびつな幾何学模様
このまま いつまでも
ただ 昨日の哀れみを思い出さないように生きて
跡形もなく 消える日を待つのさ
ふいに生まれた言葉で
目を覚ましたように気づいてしまう
僕らがしている「当たり前」はあまりに押し付けがましい
今を色で喩えれば
ひどく透明な「蒼」
このまま どこまでも
ただ、昨日の痛みを忘れるために 生きて
いつか 何もかも
片づくのを待つのさ
いつか 何もかも
白紙に戻るのを
ここで待つのさ。