詩人:どるとる | [投票][編集] |
声は聞こえるかい
仄暗い闇の中にも
妄想の箱庭で
戯れていたよ
ずっと待っていた
あなたのこと
伝えたいことが
届けたいことが
まだこんなにあるんだ
僕は風 僕は花
僕は空 僕は海
色んなふうに変わって
色んなふうに染まって
今日も生きてるよ。
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楽しめない 楽しめない そんな笑顔捨てちゃいな
堅苦しい 堅苦しい 挨拶など いらない いらない
僕らを縛りつける常識の糸 解き放って
一緒に ばかにならないか さあ今がその時
イッツパントマイムショー 何が始まるの 何が待っているの?
イッツパントマイム ショー 何をする気なの?世界は変わるの?
魔法仕掛けの始まり 始まり 不思議の幕開けだ。
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万華鏡のようにきらきら光って
僕の目を眩ます あなたはまるで
地上に舞い降りた天使
レモンの香り 甘酸っぱい季節が
僕の心を 染め上げている 好きと言いたいのに でも言えない
どうしたらいいのか うまく歩けない
うまく言葉に出来ない
あなたの面影ばかり追いかけていたよ
日暮れ間近の通学路 あなたの後ろ姿を見ていた
誰かのことを 好きになることは
簡単なのに どうして 生まれた気持ちを伝えようと思うと
伝えられない 届けられない
万華鏡のように 見るものを惑わして
たったひとつの世界にいくつもの
気持ちを降らすんだ
のぞき込めばあなただけしか見えない
万華鏡のようにきらきら光って。
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振り返る道 もう
こんな時間だね
ため息混じりの
帰り道は切ない
どんな言葉でも
慰められない
思いがある
鼻緒が切れたような
気持ちのままで
僕は立ちすくむ
季節の途中
風に踊る花が
旅立つその時を
僕は見ていた
ありふれた景色のその中に何を見ているんだろう
僕は何色でもない
色に染まった
僕は何者でもない
僕に変わった。
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遠ざかる今日を見ていた
夕陽の赤い色が まだ瞳の奥に焼き付いてる
何もない 僕の日々
歌を歌おう 慰めの歌を
奇跡の後ろ姿 波のように 寄せては返すリズムで
僕の心を遠く遠く遠く引き寄せるものよ
もう行かないで そばでその愛を伝えていておくれ
何もない 部屋の隅
積み上げた言い訳も 光になる
埃舞い上がる ストロボ焚いて 焼き付ける奇跡の後ろ姿
もう 行かないで そばでそのわがままをきかせておくれ
遠ざかる今日を見ていた
つながる出っ張りと穴
世界が 七色に見えた
世界が 七色に見えた。
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とある雨の日
傘を忘れた
僕はまぬけにも
楽しめないなら
笑えないなら
血の雨を降らせよう
見えない幻
見えてるものは
たいてい退屈の塊
さあ おふざけの延長 九回戦
何ひとつ わからないものはわからないままで 言葉はまだ
空の果てまで続きそうだ だから謳う
愛を その神髄を
さあ僕は濡れる
君のあたたかい
血潮やさしく
肉まで裂いて。
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僕はここにいるよ
君はここにいるよ
ただそれだけが
世界のすべてです
君が笑うこと
そして泣くこと
そんな毎日が
もう生きているということ
わからなくなったなら足元を見てごらん
影が教えてくれるよ
僕が僕であるために
君が君であるために
今日を生きて明日を生きて
絶え間なく今を生きるんだ
僕が僕であるように
君は君でしかないよ
君を生かせるのも君
僕を生かせるのも僕
生きることこそがただひとつの光
生きているという光
僕は ここにいるけど どこにもいないよ
ほんとは すべて幻さ
そんなよく出来た幻に騙されながら
続いてく日々を命からがら生きる
空を見上げて空の青さが嘘だと
思ったときは 胸に手をあててごらん
鼓動がきこえるよ
僕が僕であるために
君が君であり続けるために
時間という積み木を崩さないように
高く高く積み上げていく
僕が僕であるためには
君が君であるためには
きっと生き続けなければならないから
今日も当たり前に生きてるようで
ほんとは 必死に生きているんだよ
強い風に とばされないように
大地に根を張る 草木や花を見てごらん
微動だにしないだろう それは生きる光を放ってるから
僕が僕であるために
君が君であるために
今日を生きて明日を生きて
絶え間なく今を生きるんだ
僕が僕であるように
君は君でしかないよ
君を生かせるのも君
僕を生かせるのも僕
生きることこそがただひとつの光
生きているという光
生きることこそがただひとつの選択
生きているという証。
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見えない 見えるの向こうにある
暗闇に 問いかける
ああ 生きているというまか不思議
答えは 僕の中 そして君の中
暗闇さん 暗闇さん
あなただけが知ってるのさ。
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青く広がる 空の向こうに
たくさんの物語があるのです
僕は見つめてる 僕は聞いている
僕は見抜いている 僕は聞き取っている
物語に物語が重なった物語
誰が読むのか 誰が書き綴るのか
それはわからない 誰ひとりわからない
物語に物語が書き足されてゆく
君が生まれ そして死んでゆく
代わりに始まる誰かの新しい物語
今日の君が生きる 明日の僕の物語と繋がって そこに朝や夜が生まれる
開かれたページ空白を埋めるのは
あなたの刻んだ足跡
空の彼方へ 遥か最果てへ続いてく物語
終わりなんてまるでないみたいだな。
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鸚哥のように
語る お喋り
物言わぬ惑星
孤独を住まわせてる
さよなら さよなら
永遠なるお別れをしよう
さよなら さよなら
永遠なる悲しみに出会おう
二度と 抱けぬ命に
息を吹きかけて
回る 風車 音もなく
誰かを 呼んでいる
鸚哥の声は
美しい声で
鳥かごの中で
見た夢の続きを
スクリーンに映す
おはよう おやすみ
繰り返す 波の形
おはよう おやすみ
行ったり来たりの振り子
二度と 出会わぬ逢瀬 夢に夢を重ねて
春を待ち望む 僕らに愛を教える
さよなら さよなら
永遠なるお別れをしよう
さよなら さよなら
永遠なる悲しみに出会おう
二度と 抱けぬ命に
息を吹きかけて
回る 風車 音もなく
誰かを 呼んでいる
誰かを 待っている。