詩人:どるとる | [投票][編集] |
傷つき 涙する君に
どんな言葉かければいいですか
側にいるだけじゃ
伝わらないこともあるよね
だけどあなたに立ち直ってほしくて
また君の笑顔が見たくて
君にエールを 君に拍手を僕は贈るよ 頑張ってる 頑張ってるね
言葉足らずの僕だけど 君の為に何かがしたいのさ
生きている 大変さ 僕も痛いほどわかってるから
悲しみ嘆くばかりの人に 希望という言葉は酷に突き刺さる
何が希望だ 何が大丈夫なんだろう
きれいごとで塗り固めた 言葉が きこえる
そんなんじゃ誰も救えないんだ
君にエールを 君に拍手を僕は贈るよ 同じ雨に濡れながら
同じ痛みを分かち合いながら 君の半分でもわかりたいよ
生きている 苦しみ 嫌という程 僕も知っているから
光なんて 見えないよ 希望なんてないよ
ただ元気なように見せかけているだけで
救いのない日々に少しでも灯りをともしたくて
君にエールを 君に拍手を僕は贈るよ 頑張ってる 頑張ってるね
言葉足らずの僕だけど 君の為に何かがしたいのさ
生きている 大変さ 僕も痛いほどわかってるから。
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見えない何かと向かい合っている
見えない何かに見つめられている
それはなんだろう わからないけどわかるんだ
見えない時の積み木を きりもなく積み上げている
多分重みに耐えきれなくなって積み木が崩れるまで
今日も こうして長かった一日が終わるんだね
気づけば 帰り道 赤い夕日に照らされた街並みに明かりが灯る
何も見えない 何も聴こえない無意識の中
大事なものだけが 光って見えればいい
何もわからない 何も感じない 眠りの中
ただ形あるものだけが存在するこの世界
心を揺らすものはいつでも見えないものなのに 透明というだけですべて幻と呼ぶのか
触れられるものと触れられないもの
どちらがほんとでどちらが嘘だろう
それは誰が決めるのだろう それは誰が教えてくれるだろう
目を閉じてもここにあるもの それは残像のように焼き付いて
はじめから見えなくても それが何かわかるもの
手のひらを伝って伝わる手ざわり 生まれる命
何もかも後片付けされたような暗い夜に 光は何を照らすため輝く?
見えないんじゃなく見ようとしないだけ
ここにあってどこにもないほんとの嘘を
何もわからない わからないのにわかる
矛盾したこの世界 何もかもが意味を持つ
聴こえているものや見えているものが
一つ一つ音や形を持っておらずとも 僕にはわかるんだ
指先からこぼれ落ちる小さな時の砂
どうしようもなく生まれる隙間から
さらさらとこぼれていく さよならをはらんだままの日々
何も見えない 何も聴こえない無意識の中
大事なものだけが 光って見えればいい
何もわからない 何も感じない 眠りの中
ただ形あるものだけが存在するこの世界
心を揺らすものはいつでも見えないものなのに 透明というだけですべて幻と呼ぶのか。
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窓から見える 赤い夕陽が沈むのを
今、見ている僕がここにいる
誰かも同じ 景色を見ているかな
なんだか 違う瞳なのに それぞれ
いろんな場所で 今日とさよならをしてる
振り返れば 今日も長い一日でした
いろんなことがあったけど 全部は思い出せない
さよならが 街並みを 包み込んでゆく
流れるメロディ 五時のチャイム
早くお家に帰りなさい お腹も空いたから 寄り道しないで帰ろうかな
涙も笑顔も一緒に手をつないで帰ろう
夕暮れに手を振って
長い坂道を下るのさ
何もいいことなかった日だってさ
いいよ生きていれば それだけで
明日があるよ 明後日もあるよ
泣くだけ 泣いたならほら笑え
大人も子供も大した違いはないんだよ
みんなそれぞれにたいへんな思いして
今日も生きているんだ ほめてくれたっていいじゃないか
おしまいのページに たどり着いてしまった
今日の続きはまた明日
今日の夕ご飯 何だろうな 考えながら
帰るのがいつも楽しみなんだ おかしいだろう
それ程 悲しい訳じゃない それなのにねえ 夕暮れに 泣かされてしまう 僕なのさ
さよならが 街並みを 包み込んでゆく
流れるメロディ 五時のチャイム
早くお家に帰りなさい お腹も空いたから 寄り道しないで帰ろうかな
涙も笑顔も一緒に手をつないで帰ろう
夕暮れに手を振って
長い坂道を下るのさ
ポケットに無理やり押し込んだ涙が 今頬を伝う 頬を伝う
さよならが 街並みを 包み込んでゆく
流れるメロディ 五時のチャイム
早くお家に帰りなさい お腹も空いたから 寄り道しないで帰ろうかな
涙も笑顔も一緒に手をつないで帰ろう
夕暮れに手を振って
長い坂道を下るのさ
君にも僕にも 帰る場所があるはずだろう
ああ夕暮れに背を向けて 夜を待つのさ。
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夜が 座ってる
朝の隣にいつでも
悲しみが座ってる
幸せのそばにいつも
ああ 繰り返す
波のように それは寄せては返す きりのない行き帰り
やさしい人よ 移ろう季節を旅する人よ
どうかあなたに幸多からんことを祈る
やさしい人よ どんな闇に紛れても ねえ
いつもあなたを思う人がいることを忘れないで。
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のぞき込んだら 闇の中に光が見えました
それはさながら希望のように見えました
回り続ける地球の片隅で呼吸する僕らの小さな鼓動
ひとつひとつが 星のように輝いて それぞれに異なる 今を生きている。
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大切だといえるものは君にはどれだけ あるだろう
当たり前のように過ぎてく日々のあちらこちらに
見え隠れする幸せ 君には見えるかな
ただ 寄り添って
ただ 同じ空見上げて
何てことのない時間を 幸せと思えたら
それだけで もう何もいらない
たったひとりの人を愛していること
たったひとりの人に愛されていること
そんな事全部ひっくるめて僕のかけがえのないもの
いつまでも 同じ輝きで僕を照らしてくれる
何不自由なく暮らす毎日の中にも悲しみはあって
だけど貧しい人にはきっと羨ましく見えるだろう
いともたやすく死にたいとほざくこの口を黙らせたい
今日泣いたぶんだけ
明日は笑おうと
思うのに 笑おうとすればするほど悲しくなるのはなぜ
たったひとつの命 風に晒されてる
たったひとつの心 深く傷ついて
そんな事人知れず 積み重ねて今日も何かを得ては失って
傷跡をごまかすようによく出来たとほめそやすのさ
僕という物語のページを捲る
真っ白なページに雨が降り
僕は時に意味をなくしながら
適当な理由をこじつけては
生きることだけがさも正しいように思い込む
たったひとりの人を愛していること
たったひとりの人に愛されていること
そんな事全部ひっくるめて僕のかけがえのないもの
いつまでも 同じ輝きで僕を照らしてくれる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
命の足許に 生まれた影が そっと陽射しの中
手のひらをひらいて 日だまりの一欠片をぎゅっとつかんだ
笑ったり 泣いたりするありふれた日々の中に
咲いている 幸せに微笑んだまま 君は生きてる
どこか満ち足りているようで どうしようもなく降る雨に
濡れた君のその心を慰めるのは なんですか
流れる人混みの中 小さく生きてる僕ら
日々の隙間に 生まれる影を ただ悲しみと呼んでしまえば
僕らは 笑うことさえ容易には出来ない
だから、声を押し殺して 囁くように
己の存在を謳いながら 不安と期待でくすんだ東京の空見上げてる。
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空は高くて手の届かないくらい遠い
見上げたら僕など小さすぎて身の程を知る
空に比べたら僕はなんてちっぽけなんだろう
あの果てのない青さに 吸い込まれていく 包み込まれていく
もう僕の中には迷いはない
もう僕の中には悩みはないのさ。
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僕の言葉は とてもとても不完全で
脆くて 誰彼かまわず傷つけてしまう
なんでもかんでもすぐに言葉にするから
人知れず嫌われてしまう 憎まれている
きょとんとした顔で無垢に 悪びれることもなく人と真っ直ぐ向き合っていた
少年の瞳に映っていた ものはただどこまでも美しくて嘘のない世界
いつか裏切られるとも知らないですべてのものに変わらぬ愛を注いでいた
帚星のように流れた時の果てで
僕はいつしか嘘をつく事に慣れた
人を傷つけることで自分を守った
そう勘違いしていた僕がいちばん傷ついてた
少年の瞳を 騙していたのはただどこまでも美しすぎる世界
きれいなものだけを見つめていた
知らないものが多すぎた
引かれた線をなぞるように 正しさに則(のっと)った生き方で歩いてた
少年の瞳に映っていた ものはただどこまでも美しくて嘘のない世界
いつか裏切られるとも知らないですべてのものに変わらぬ愛を注いでいた
目に映るものすべてが 光り輝いて見えた 僕が変わったのか
世界が変わったのか
それとも何も変わっていないのか
少年はもう何処にもいない。
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悲しいときには 泣いてみる
悲しいときには 笑っていたけれど
もう心に嘘をつく事はしない したくない
うれしいときには素直に笑いたい
人も場所も関係なく 気持ちを隠さずに笑いたい。