詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日会った人や
電車の座席で
隣だった人
全ての人の今日が
同じ時の中
すれ違いながら
ある瞬間に重なる
影のような思い出が
庭先で 揺れてるのを今日も見たよ
あなたはもうここにはいないんだ
そんな当たり前がとても悲しい
笑ったように
泣いていたんだ
泣いてるように
笑っていたんだ
そんな僕をもうひとりの僕がただずっと
遠くから見ていたよ
本当に忘れたくないものはいつまでも僕の中にある光
今さよならははじまりに変わる。
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いつも隣にいてくれる人の存在は 当たり前なんかじゃない
あなたを見つめているそのいくつものまなざしが当たり前じゃないように
ほらね何気ない景色の中に咲いてる
数えきれない幸せが 君に微笑んでる
あなたがいてはじめてここに僕がいる
一緒に泣いたり笑ってみたり たまには喧嘩をしたり
そんな時間を幸せに思えたら
なんでもない日々が特別になる
余すことなく 君に愛されよう そして君をずっと好きでいたい
何不自由なく送れる毎日は誰のおかげだ
少なからず 誰かに支えられているから
君は 今日もそんなふうに 笑ってられるんだろう?
自分の一人で生きてる気になってはいけない
見えない手が君をいつも守ってる
あなたがいるから僕は笑ってられる
大げさだねって君は言うけど 僕には君の存在が 何より力になってるから
悲しくたって生きていけるよ
君が笑うと僕も頑張らなきゃと思えるから今日も頑張るよ
君のよく知ってるとおり弱虫で 情けない僕だけど
頑張るよ 頑張るよ
だから僕のいちばんの味方でいてね
あなたがいてはじめてここに僕がいる
一緒に泣いたり笑ってみたり たまには喧嘩をしたり
そんな時間を幸せに思えたら
なんでもない日々が特別になる
余すことなく 君に愛されよう そして君をずっと好きでいたい
歳をとっても 変わらない気持ちのまま 君を好きでいたい。
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悲しいときは 無理に悲しみと向き合おうとしないでいい
目をそらしたっていい 背中向けて逃げたっていいんだ
闘う力が残ってない時は 渾身の力でため息を吐くんだ
悲しいときには 気がすむまで 泣けばいい今は休むときだと思って休めばいい
ラララ 生きる為に人は強くなる為に
涙を流して 誰かの痛みがわかるように
自分自身の心に負った傷跡と見つめ合うんだよ
眠れない夜は 用もないのに出かけてみる 財布だけ持って
あたたかい珈琲を飲みながら 夜空見上げて 目を閉じる
瞼を閉じても 瞼の裏の暗闇に 浮かぶ星 明日へと流れてく
駄目そうなときは 弱音吐いたっていい
結果に残らなくても頑張ったなら
それでいい
ラララ 生きることがわからなくなったら
空っぽのまま 何も考えず 泣いていればいい
いつの間にか雨は上がり心に日が差すだろう
悲しいときには 気がすむまで 泣けばいい今は休むときだと思って休めばいい
ラララ 生きる為に人は強くなる為に
涙を流して 誰かの痛みがわかるように
自分自身の心に負った傷跡と見つめ合うんだよ。
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雨が降るのは誰のため
お日さまが昇るのは誰のため
きっとそれは誰のためでもないのだろう
夜が暗いように
朝が明るいように
そこにはただのひとつの答えもないよ
日が暮れて 空があかね色に染まるのも
帰り道 ぼんやり見上げた空に昇る月も
其処にあってホントは何処にもない 悲しみや喜びに僕らは
笑ったり泣いたりする 今日が此処にあるのも すべてはきれいな嘘なのさ
だまされてることにも気づかないまま
僕らは終わりまで 生きるのでしょう
誰かを愛すのは得意なのに
誰かに愛されるのは苦手なのです
抱きしめられるのがたまらなく恥ずかしい
今日が終われば明日が来るように
当たり前に続く日々は至って単純で
言い訳をしたり 駄々をこねてるうちに
一日は終わって 遠ざかる誰かの背中が見える
意味があるようで無意味なことの繰り返しさ 僕らは
落ち続ける砂時計の中の小さな砂の粒 いつかはこの世界とさよならするんだね
だまされていることさえ 楽しみながら
嘘で出来た 光り輝くこの世界を生きる
行ったり来たり 振り子みたいに
朝と夜を行き交って
やがてたどり着く
最後の日に僕は何を思うだろう
其処にあってホントは何処にもない 悲しみや喜びに僕らは
笑ったり泣いたりする 今日が此処にあるのも すべてはきれいな嘘なのさ
だまされてることにも気づかないまま
僕らは終わりまで 生きるのでしょう
僕らをだましてる嘘はほんとの嘘だから
其処にあるものだけが すべてになる。
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嘘をついたよ 誰かの為を思って
だけど大切な誰かを傷つけてしまった
「愛」とか「思いやり」とかいう名目で
本当を覆い隠すならそれはただの嘘さ
自分の傷跡や恥をさらけ出すように
誰かと向き合って
僕は僕だと言えたならきっとそれは
素直な僕だ 素敵な僕だ
ずっと君に見せたかった僕だよ
涙を覆い隠してたら 悲しくなった
隠れて泣いていた 胸が締め付けられた
愛とか思いやりという言葉を借りて
たとえば自分をごまかしたって
それは僕じゃないよ
僕が僕であるために
まずは自分の弱さを知ることだ そして
自分の苦手とすることを克服することだ
頑張る僕を 頑張れる僕を
君はいくつも持ってるはずさ
転んじゃたっていい
その傷の一つ一つに刻まれるよ
誇りというしるしが
自分の傷跡や恥をさらけ出すように
誰かと向き合って
僕は僕だと言えたならきっとそれは
素直な僕だ 素敵な僕だ
ずっと君に見せたかった僕だよ
ずっとなりたかった僕だよ。
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あの星は 近く見えているのに
遠い場所に あるんだね 不思議さ
命の終わりを迎えた人は星になって 空に輝いている
ほら あの星もあの星もきっと
あの星の一つ一つにいくつもの物語があるんだね 素敵さ
僕も負けじと 輝いている
ねえ あの星は 今光っているんじゃない
僕らは星の残像を見ているに過ぎない。
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人は流れ星
一瞬を駆け抜ける
目映いばかりの閃光
フラッシュライト
またたいて
暗闇を切り裂く
命の放つ光
過ぎ去った光を
夜空に見つけては
僕らは願いをかける
おかしな生き物
命は流れ星
永遠に光り輝く
目映いばかりの閃光
プラネタリウム
天体観測
指差す場所には未来
ありもしない幻に
だまされながら
時計仕掛けの林檎をかじる
手を伸ばす先には未来 後先は暗闇
真っ逆様に落ちていく
まぶしすぎる光 それはまるでいつか見た夢 無謀にも立ち向かう
君だけの流れ星
手を伸ばしてつかまえろ
その腕に閉じ込めて
いつか放たれた
光をその手に。
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悲しみを見つめている
喜びを見つめている
僕の心は その時々の気持ち映すように
そっくりそのまま素直に真似するパントマイマー
悲しい気持ちになった僕の中に
あふれた涙が はみ出せば悲しくて
雨を受け流そうと傘を差すけれど
悲しみは傘をすり抜けて僕を濡らす
あるはずもない壁をつくって
あたかもそこに 何かがあるように
振る舞う街の中で嘘ははびこる
目を眩ます 七色の光 なにが本当でなにがまやかしか
考えるまもなく僕らは忙しさに
目を回す 目を回す
身振り手振りで 見えない何かと向き合う
まるでその姿はパントマイムのようさ。
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水清き河のせせらぎと懐かしい日焼けの痕
ゆっくりと時をたゆたう 急ぐことのない流れの中に身をゆだねている
碧き空の彼方に 浮かぶ太陽に手を伸ばした あの夏を忘れない
静かな風景(けしき)の中に あらゆるものたちのざわめき
それぞれの見つめる世界の中で 今日も私は確かに生きている
「ここにいる」という当たり前を
内にはらみながら
息づいている命。
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花は咲いて散ってゆく ただそれだけの為に今日もあなたの瞳の中で花はただ花としてのつとめを果たしている
不思議だね ありとあらゆるものたちに
違った命が宿る
ほらねあなたと私では同じようでも
絶対的に重ならない部分があるでしょう
すれ違う時の中で 全く放し飼いの季節は巡り巡る 遥かなる明日へ
ゆらりゆらり 風に舞い踊る 花びらたちは知っているのか
己の運命を
ひらり ひらり 羽を広げて蜜を吸う蝶たちは何を見、何を聴いているのか
ただ花は咲いて
そして散ってゆく
その様を 僕は己の命に重ねてみる
命の儚さに 心はざわついて いつか抱いた 終わりのない闇のような 哀しさに 言葉を無くしたまま
ただ今は これからも続いて行くであろうこの流れに身をゆだねている。