詩人:どるとる | [投票][編集] |
心を使うときは
どんなときですか
頭ばかり使ってる
僕は駄目な人ですか
さあ 今、心は
あなたに問いかける
私を使ってください
今誰かのために
シャラララ 地球の回る音に耳をすまし
すべての生ける者に等しい幸せと恵みを与えたまえ
シャラララ 大地が呼吸する音に耳すまし
すべての悩み迷える者に輝ける明日を 報われますように
走りきった今日が
頑張った今日が
あるなら。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
深く目を閉じて 暗闇の中に光を灯す
目の見えない人の光に代わるのは
耳の聴こえない人の音に代わるのは
きっとささやかな景色の中にある
僕らには見えも聴こえもしないものだよ
あなたが闇に迷うときは 僕がその手をとって光へと導くから
あなたが涙に暮れるときには 僕があなたの笑顔になるから
どうか、生きることを嫌いにならないで
いつか長い夜は明けてあなたの胸元へ
あたたかな光が差すから。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
この世界で 誰よりも大好きな人のため
届けたい思いがある
伝えたい気持ちがある
たとえばここに一枚の紙があったら
そこに愛してる人の名前を書き出して
その中で一番の人を選ぶとしたら
きっと僕は選べやしないだろう
だってみんな同じように大好きだから
愛してるっていうごく当たり前な思いを
胸に抱きしめてこれが宝物なんだよって
それこそ当たり前のように言いたいよ
今日もいろんな人の手に支えられ 僕は生きている
この世界で 一番大切なものはなんですか
そう聞かれたら僕は答えられずに困ってしまうよ
歌詞を書くときや詩を書くときと
同じように簡単にはいかないもんです
でも自分にとって大切な人のそばで
その人のぬくもりや優しさにふれて
気づくことで僕は幸せな気持ちになる
愛されてるっておしえてくれるのは
言葉じゃなく仕種じゃなく 形のない見えないそのまなざし
愛なんてきっとそれくらいでちょうどいいんだ
はじめはちっぽけなのに 日を追うごとに確かになってゆく
つないだ手から伝わるぬくもりが
僕に生きる力をくれる
愛してるっていうごく当たり前な思いを
胸に抱きしめてこれが宝物なんだよって
それこそ当たり前のように言いたいよ
今日もいろんな人の手に支えられ 僕は生きている
誇りを持って 愛し愛されながら 僕ら生きている。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
なにもないこんな夜には たださびしさだけが募ります
どこまでも続いてる果てしない夜空の向こうに光る星たちがざわめく夜には
言い知れぬ切なさに心は世界からどこまでも 遠ざかってく
僕の頑張り 君の頑張り 比べてしまえば
なんてちっぽけ何だろう僕は
ため息で一日が始まり
ため息で一日が終わる
そんなに頑張らなくてもいいよ
肩の力を抜いてたまには休みなさい
そんなやさしい言葉をひたすら探してた
見上げた夜空の彼方に浮かんだ月は
そんな僕の弱ささえ照らしている
ちょっと寄り道をしようかな
もう少し泣きたい気分だ
ああ ねえ僕は星たちから見たら
輝いているのかな
なんてことを思った 僕の夜に住まう心よ 僕から離れないでね
独りにはしないでね
流す涙があまりに貧相で どこか滑稽に見えるから。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
頑張らない 頑張らないでたまにはサボってもいいよ
走りつづけることに疲れたときには
泣き言も弱音も吐いたっていいさ
生き方に 決まりなんか無いのに
いつから誰が決めたのか その形
いいさ いいさ 僕は僕なりに今を生きているから
そんな声を弱いとは言わないんだよ
ため息の数だけ 元気が逃げてゆくけど
ため息をつくたびに どこかラクになれる
何か吹っ切れるんだ
諦めがつく
駄目だって思われてることも
ほらね見方を変えりゃすてきなんだ
すてきなんだ
だから今日も
ふぅとため息ひとつついて また歩き出す 僕なのさ
夜がひとつ明けたら
朝へと歩き出す僕なのさ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
星を渡る風
夜をゆく人を見送って
さよならさえもないままで
朝は静かに訪れる
扉の向こうは
目映くて きっとすべてを覆ってしまう
悲しさや寂しさや
言い知れない
気持ちや 忘れたくない思い出を
僕らはどこまで 抱きしめていられるのか
麦畑 バスケットいっぱいのサンドイッチ
ラジオから流れるカントリーソング
ぬけるような青い空とオレンジジュース
それだけあればいい
牧場の朝は早い
カウボーイ気取りの太っちょは牛たちを起こす
世界はまだ少し
夜の名残を残したままで遠くの空に朝日が昇るまで
夢うつつのまま
牧場娘は 干し草の上に寝転がる
お腹だけは正直に
時間通りに鳴る
ぐぅ ぴぃ どぅ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
スターダストを待っていました夜の底で
幼い微熱のまま 一杯の珈琲は頼りにならず
眠ってしまう僕を起こすのは 君の役目さ
千の夜よ 今 この世界を包む光たちよ
生き物は皆、兄弟 僕もその中のひとつ
歌え 奏でろ 口ずさめ 生きていると歌え
火を囲み 肉を食らい 夜を明かせば
皆、同じ 血潮通う
仲間さ
人種も国籍も言語の違いも関係ねえや
皆、いつかは同じ場所にたどり着くさ
夜の底でまたその時は笑おう
今夜のように。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
あなただけを あなただけを愛してるという
そんな気持ちが そんな気持ちが 心を包んだら
人は たちまち 恋の奴隷さ
あなただけに あなただけに誓うよ あるはずもない永遠を
甘い言葉で ささやきあって 明かす夜に
今夜も余念がないさ 指でさわって
唇でおしえて
愛はどこにあるかと聞かれたら僕は言うよ
ここにあるって。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
光学二球式投影機(プラネタリウム)で 夜空に映し出すのさあの日の記憶 忘れられない心地いい痛み
忘れたくない誰かの満面の笑顔
角度はいいかい このくらいですか
目蓋の裏に 今も焼き付いたあの場面が
スクリーンいっぱいに広がる まるで大パノラマ
ヒューと流れていったあの帚星に
願いかけてみる
「もう一度、あの夏を」
さあ いよいよ
始まるぞ
光学二球式投影機(プラネタリウム)で 夜空に映し出すのさあの日の記憶 忘れられない心地いい痛み
忘れたくない誰かの満面の笑顔
さよならプラネタリウム 僕は未来へひとり飛び立つ
もう出逢うことのない一瞬のすれ違い
手を振る僕の姿がそっちからは見えるかい?
光学二球式投影機(プラネタリウム)は静かに役目を終えて
眠るように 動きを止めるだろう
そしてあとに残るのは日焼けのあとのようなかすかな夏の匂い
スターマイン 遠く舞い上がる
さよならプラネタリウム 僕を愛してくれてありがとう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
ぬけるような青い空
そして綿菓子のような白い雲
揺れるかげろうと 風鈴のきれいな音
庭の畑 咲いているひまわりの花
昨日降った雨に濡れて光る雫
特別なことなんて何ひとつないのに
どこか胸ときめく不思議な季節
目を閉じればそこに広がる万華鏡
いろんな形に変わる 思い出たちよ
二度とは出会えない少年の日の夏は
今も誰かのポケットの中にある 光り輝くビー玉
絵日記の中に閉じ込めた あの夏を忘れない
とれたて熟れたトマトにかぶりつく 夜には花火
線香花火をしよう 誰が長く持ちこたえるか競おう
アイスキャンデー溶けて 地面に落ちて
アリたちが群がるのをただずっと見てた
誰の心の中にも思い出はあるけれど
誰もが知ってる 忘れたくはない夏
耳をすませば聞こえてくる蝉しぐれ
遠くなったり近づいたり不思議だね
また今年も夏は来るのにね
流れる汗もじめっとした五月雨も どこか少し他人行儀さ
いつかこの背中に刻まれた日焼けのあと
いつの間にか痛みも夏の暑さも坂を下るようにひいてゆくのに 僕らは恋しがるよ
いつか追いかけた夏の思い出たちを
二度とは出会えない少年の日の夏は
今も誰かのポケットの中にある 光り輝くビー玉
絵日記の中に閉じ込めた あの夏を忘れない
アルバムには入りきらない思い出が僕を呼んでる。