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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[5478] 僕の大好きな人
詩人:どるとる [投票][編集]


大好きな人を見つめている
ただそれだけのことで
いろんな君が見えてくるんだ

怒ったときのそのふくれっ面や
散々泣いたあとの疲れきった寝顔に
僕は言い知れないいくつもの宝物を見つけるよ

大好きな人の声や仕種の向こう側に
絶え間ない光を見つめているんだよ

愛なんて大それたものじゃないとしても
そう紛れもなく
いつまでも大切にしていたい思いなんだ

当たり前な暮らしの中に
捨て去られた普通という概念
人はそれを鼻で笑うだろう

何が幸せなんだろうかと考えたとき
僕がやっぱり最後に行き着くのは
君と日向ぼっこしてるような 今日みたいなことだよ

僕が君のことを大好きなように
君も僕のことを大好きならいいな

そんなふうに想いながら 笑ってる毎日
そう 間違いなく
幸せはここにあるよ 僕には見えるんだ

君には見えるかなあ
僕の大好きな人には
幸せになって欲しいから 本当は面倒くさいことも厄介なことも引き受けるよ
滅多にないんだよ
図々しいけど少しは感謝してね なんて笑う

大好きな人の声や仕種の向こう側に
絶え間ない光を見つめているんだよ

愛なんて大それたものじゃないとしても
そう紛れもなく
いつまでも大切にしていたい思いなんだ

僕が君のことを大好きなように
君も僕のことを大好きならいいな

そんなふうに想いながら 笑ってる毎日
そう 間違いなく
幸せはここにあるよ 僕には見えるんだ

君には見えるかなあ。

2014/07/05 (Sat)

[5479] ジェスチャーテクスチャー
詩人:どるとる [投票][編集]

回るレコード 季節を連れてくる
風が回してる 機械なんか要らない

感情論で お話しようよ
言葉無くても 声が出なくてもいいからね

心と心つなぎ合わせて
夜が明けるまで いろんな話をしようよ

ぴちゃんと音の隙間に落ちる雫
濡らすのは梅雨 雨宿りの七月

パントマイムで 会話をしようよ
言葉なんて 身振り手振りで心を探れば

目や表情から読み取れるものがある
確かには出来なくてもそれでいいんだ

なんとなくどことなく優しさが見える

感情論で お話しようよ
言葉無くても 声が出なくてもいいからね

心と心つなぎ合わせて
夜が明けるまで いろんな話をしようよ

パントマイムで 会話をしようよ
言葉なんて 身振り手振りで心を探れば

目や表情から読み取れるものがある
確かには出来なくてもそれでいいんだ。

2014/07/05 (Sat)

[5480] 愛は不器用に
詩人:どるとる [投票][編集]


花のように 可憐な出で立ちで
僕の目の前で凛と咲いている

夢のように 胡蝶舞う光の中に
僕の瞳の奥に佇む 食べ頃 熟れた果実

手を伸ばして 抱きしめてしまうと
傷つけてしまいそうで
汚してしまいそうで
触れない 触れない

愛は不器用に 明日の夢を語る
僕は不器用に 君に好きだと言う

雨降る日には 屋根の下であたためあう
晴れた日なら 太陽の下で笑う

そんなふうにして
躓きながらも続きの続きを続けてく

ばかみたいに 大げさに笑ってたいんだ
当たり前な喜びや誰かとの時間を

悲しいときだって 泣いたっていいんだ
どこまでも変わらない自分でいたいな

見えない爪が 君を傷つけてしまうとき
人間のいちばん邪悪な部分がはみ出て
互いの醜さが露わになるよ
でもそんなときこそ

愛は不器用なくらいが丁度いいんだよ
なまじしっかりしてると許し合えない

どこか間違って それを笑っていられる
そんな愚かさがどこかで必要なんだよ

そんなふうに誰かを愛したいよ
そして誰かに愛されたいな

愛は不器用に 明日の夢を語る
僕は不器用に 君に好きだと言う

雨降る日には 屋根の下であたためあう
晴れた日なら 太陽の下で笑う

そんなふうにして
躓きながらも続きの続きを続けてく

夜の最果てで
ページは見えざる何者かの手で捲られる。

2014/07/05 (Sat)

[5481] 泣いてもいいんだよ
詩人:どるとる [投票][編集]


泣いてもいいんだよ
悲しいときはね
無理して我慢せずに
泣いてしまえばいい

泣いてもいいんだよ
うれしいときには
笑顔じゃ足りない
そんな気持ちならば

大人はどうして
涙を隠そうとするのかな
恥であるかのように言うけれど
泣いたっていいじゃないか
悲しいときやうれしいときには
感情をさらけ出して
心に嘘をつかずに素直になって
ばか正直にいつも生きていたいもんだよ

道化師の顔をして
笑ってる人を見たら
悲しみを隠している
滑稽にしか見えない

涙なんか見せない
そんな生き方よりも
どこか弱くてその分優しくあればいい

大人はどうして
涙を隠さなきゃいけないんだろう
子供のときには許されてたことが
大人になった途端に責め苛まれる
悲しいときにはうれしいときには
大人も子供もないんだよ きっと
誰かの涙を 弱さだと笑うなら おまえは涙を流さないのか
人の涙を 誰も笑うことは出来ない

涙は弱さではなく
泣けない おまえのその勇気の無さが
弱さであることに気付くまでは
本当の強さを 知らない弱いおまえが
涙を流す人を見て 笑うだろう
鏡に映した自分の姿を笑ってるおまえがいるのだろう
それこそ僕には滑稽に見える

大人はどうして
涙を隠そうとするのかな
恥であるかのように言うけれど
泣いたっていいじゃないか
悲しいときやうれしいときには
感情をさらけ出して
心に嘘をつかずに素直になって
ばか正直にいつも生きていたいもんだよ

だから僕は恥ずかしげもなく言うんだ
泣いてもいいんだよ。

2014/07/06 (Sun)

[5482] あまのじゃく
詩人:どるとる [投票][編集]


絶え間ない人の流れの中
その流れに逆らうように生きていたい

わがままな僕らは楽をしたいけれど
苦労しているように人に見せたくて

ちょっとは嫌なことも我慢してみるけど
最初から逃げ腰ですぐ諦める
現状を投げ出す

独りは嫌だけど 馴れ合いはしたくない
食べず嫌いの子供たちは口にもせずに
見た目や想像だけで毛嫌いする 天の邪鬼
あらゆる矛盾の中に身を置いているのです

何処まで行ったらいいんだろう
肝心なことは相変わらずわからないまま

殴られた試しがない為に人の痛みがわからず
傷つけても悪びれない

それは誰が悪いんだろう
悪いことは悪いと教えない大人が悪いよ
でもねそれを言うには今更遅いよ

世の中にあふれる不条理や理不尽は
どこから生まれてどこへ行くのだろう
かなり切実な問題だ 先が危ぶまれる

僕たちはいつから親の背中から目をそらすようになっただろう

大人の言葉が信じられなくなっただろう
幼稚な大人はまたしても言うんだ
「時代のせいだ」

独りは嫌だけど 馴れ合いはしたくない
食べず嫌いの子供たちは口にもせずに
見た目や想像だけで毛嫌いする 天の邪鬼
あらゆる矛盾の中に身を置いているのです。

2014/07/06 (Sun)

[5483] 心は旅人
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大きな悲しみに包み込まれたら
言葉なんてなんの役にも立たないよ

ただ悲しみしか見えない僕は
泣くばかりの弱虫と指を差された

何かをなくしては手に入れる
そんな事を繰り返してこのまま
どこまで人は流れていくんだろう

心は住む場所を持つことはない
死ぬまでずっと旅から旅へと移ろってく
流れていく季節のよう 心は旅人

目を閉じて 3つ数えて深呼吸
目を開いたとき世界は見違えている

昨日と何ら変わらない今日なのに
呼び名を変えて「明日」という不思議

滑稽なものだと 僕は鼻で笑ったよ
最初から生きる意味など無いのさ
だって自ら願って出た旅じゃない

心は誰も待たず誰も待たせない
必要とあらばいつでもそばにある
置き去りには出来ないのに時に無くすよ

遠ざかる今日の名を呼んでみる僕の声が
見知らぬ明日の名を
呼んでいる僕の声と
見事に重なって
同じ「今日」になる
そうさ いつだって
僕らは今日にいる
そうさ いつだって
君のそばにいる

心は住む場所を持つことはない
死ぬまでずっと旅から旅へと移ろってく
流れていく季節のよう 心は旅人

心は誰も待たず誰も待たせない
必要とあらばいつでもそばにある
置き去りには出来ないのに時に無くすよ

だから取り戻すように手繰り寄せるんだ
傷つけた人をまた愛せるように。

2014/07/06 (Sun)

[5484] コスモ
詩人:どるとる [投票][編集]


恒星が僕に 語りかけてくるのは
遠い昔のいろんなおとぎ話さ

もう二度と出会えない一瞬のめぐり逢い

宇宙にいつか 行ってみたいと窓の外に
イメージの翼 広げていた少年の僕

君に会いに行くよ いつか見た光の中へ
僕と友達になろうよ 姿形は違えど
おんなじ生き物じゃないか

まだまっさらな未来想像図に描いた
心の中だけに広がる僕や私だけのコスモ

窓をたたくのは 風の音か 奇跡の来訪か
夢を語るならそれ位はみ出してないと

いつか誰かが望遠鏡からのぞき込んだとき

見えた 行ったこともない惑星の 輪っかに 引っ掛けたはるかな置き手紙

君とひとつになるよ 君と手を繋ぐよ
いつの間にか忘れた 未来を夢見る心
取り戻しに行く長い旅に出かけよう

まだ埋まらない 中途半端な未来想像図
今の僕や私の中にも 確かに広がるコスモ

君に会いに行くよ いつか見た光の中へ
僕と友達になろうよ 姿形は違えど
おんなじ生き物じゃないか

まだまっさらな未来想像図に描いた
心の中だけに広がる僕や私だけのコスモ

いつか埋まるんだって信じてるんだよ
まだ僕の瞳の中のキラキラは消えてない

たくさんの星と星が結びついた星座のように今日と明日を何処までも繋げている。

2014/07/06 (Sun)

[5485] ハミングバード
詩人:どるとる [投票][編集]


窓の外は雨 僕の中にはまだ消えない
あの日の君の声 さよならって言葉が

まるで 繰り返される波のように
寄せては返して 胸の中の襞を撫でている

君のこと愛してた
死ぬほど好きだった
それは紛れもなく
確かなことなのに

あとひとつ何かが
足りなかったんだよ
僕は言えなかった
君を引き留められず

さよならを許してしまったよ
遠ざかる君の背中をただ見つめていた

甘い蜜のような 時間は既に過ぎ去り
すっかり甘さを無くした萎れた花で

僕は君のいなくなったあとの部屋の中
タバコばかりごまかすように吸ってた

君の笑顔も涙も
今は遠い日の幻
だけど思い出すこの手に灯っていた

あたたかいぬくもり
風のように吹き抜けて 僕を独りにした
僕は寂しさを隠す

さよならなんてしたくなかったよ
羽ばたくように消えた君はハミングバード

君のこと愛してた
死ぬほど好きだった
それは紛れもなく
確かなことなのに

あとひとつ何かが
足りなかったんだよ
僕は言えなかった
君を引き留められず

さよならを許してしまったよ
遠ざかる君の背中をただ見つめていた

どしゃ降りの雨の中に 佇みながら
ずぶ濡れの心は行き場もなく ただ雨音に沈んで。

2014/07/06 (Sun)

[5486] ナイトグライダー
詩人:どるとる [投票][編集]


飛んでゆくナイトグライダー
星と星の隙間を駆け抜けてゆく心

見せておくれよ 見たこともない魔法仕掛けのドリーミングナイト

すべての意識は 無意識に変わる
意味の意味は繋がれてはまた途切れて

風吹くようにただ なすがまま
或いはなされるがまま 時に弄ばれ

二人乗せたナイトグライダー
午前零時過ぎ君を連れ出すのさ

今夜ならきっと 言えるよ 言えるよ
好きだよって 隠してた心もう隠せない

想像が創り出す不屈の鋼鉄の勇気
君に愛してる その言葉を届けるために

今夜僕はナイトグライダーに乗って
君を 君を 君だけを迎えに来たのさ

シャルウィダンス 僕と一緒に何処までも踊りませんか?

2014/07/06 (Sun)

[5487] くらしのささやき
詩人:どるとる [投票][編集]


見えないすべてがそっとささやいている
見えるものしか信じない僕らには聴こえない声で

聴こえないすべてがそっとざわめいている
聴こえるものしか わからない僕らにはただの幻さ

ほらね くらしの隙間から差し込む光
オーロラのようなカーテンを照らしてる

そうさ 答えは いつもこんな近くに
あったことを今気付いたよ だから

見えなくても
聴こえなくても
ここにあるよ
大切なものが

触れなくても
つかめなくてもね
ここにあるよ
きらめくものが

それがくらしのささやき

それはくらしのささやき

僕らの毎日を 影からささえている。

2014/07/06 (Sun)
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