詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕を呼ぶ声がするよ
それはとても
優しくてあたたかい
君という声です
聞こえるその声は耳には届かない
心のポストに直接届くのさ
ありがとう
愛してる
大好きだよ
おはよう
さよなら
また会おう
そんな言葉が宝物
僕の人生に いつでも寄り添ってくれる
何度も繰り返しこだまするその声は
寄せては返す波のよう 引いてはまた押し寄せて 僕の涙をぬぐってくれるんだ
愛されたい痛いほど抱きしめられたい
たとえば僕にそんな人がいたなら
この世界は天国にもなるよ
だから願うことはただひとつだけ
君がいつも元気でいてくれること
愛とはちょっと大げさかもしれないね
それでもこの胸を濡らすやさしい雨
僕が泣いてたら君も一緒に泣いてくれる
僕が笑ってたら自分のことのようにうれしがる
そんな君に僕はいつも愛してもらえてるんだね紛れもなく幸せだ
僕の人生に いつでも寄り添ってくれる
何度も繰り返しこだまするその声は
寄せては返す波のよう 引いてはまた押し寄せて 僕の涙をぬぐってくれるんだ
当たり前な でも大切なぬくもりをくれるんだ。
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どうでもいいことはどうでもいいままで
とにかくよく眠ってよく食べてたまには働く
なんとなく悲しかったからいつの間にか泣き顔になってしまう
やさしい誰かのぬくもりに包まれながら
お日さまのようなあたたかい手のひらが
僕の弱さまでも愛してくれる
歩いていこうよ どこまでもこの道を
鼻歌を歌いながら陽気に腕を振り
晴れ渡る空の下 涙は似合わないよ
さあ 行こう 輝ける明日へ。
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七色の記憶が絵日記を埋める
アスファルトの向こうで日が沈む頃
子供たちは まだ明るいよとだだをこね
青い空を指差して笑う
思い出はまるで積み木のようだね
ひとつずつ積み上げてゆくものだから
庭の片隅 咲いたひまわりの花は
けしてうつむいたりなんかしない
だから僕も前を向いて歩いていこう
汗といっしょに流れる涙が記憶さえも濡らす
多分楽しくて嬉しい思い出だけが思い出じゃないこと
きっとどこかで僕らは知っているんだ
だから重ねた思い出のそのすべてが光り輝く宝物
ホースから流れ出す水がつくる虹
絶えず蝉はこの耳に音の雨を降らす
子供たちのはしゃぐ声が遠ざかると
代わりに聞こえるのは打ち上げられる
花火の音
夜空に咲いた大輪の花 闇を照らす
何かを残したようなそんな気持ちです
縁側に座って食べたスイカの味や
かなわなかった恋
日焼けのように
言葉になんか出来ないほど思い出は鮮やかで
この胸の中に永遠に消えないものをくれるんだ
もう二度と出会えない少年の日の夏よ
もう少しだけ僕の記憶に寄り添っていて
なくしたものはもう戻らない だけれど本当に大切なものはいつでもここにある
大人になると当たり前のようなことがね如何に大切だったかを気づかされることがある
たとえば今はもう遠い昔のあの夏
汗といっしょに流れる涙が記憶さえも濡らす
多分楽しくて嬉しい思い出だけが思い出じゃないこと
きっとどこかで僕らは知っているんだ
だから重ねた思い出のそのすべてが光り輝く宝物
だから忘れない 刻んだ思い出はいつまでも僕の宝物。
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悲しみが僕を包み込んで何も言えない
言葉にならないほどの悲しみもあるさ
救いがあるなら今すぐ優しさをください
この世界のすべてを信じられなくなる前に
ラララ 言葉にならない心 持て余したまま
僕は自分の中の弱さだったり 脆さなんてものを見つめてる
ラララ 打ちひしがれた心 濡らすのは雨
見えない 棘が突き刺さる 感情をひっぱたく無痛の痛み。
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僕は生きていますか
君は生きていますか
それを確かにするのは一体なんだろう
痛みの中に 安らぎの中に答えはあるのかな
どしゃ降りの雨の中に 晴れた昼下がりの空の下に
誰かの笑顔の中に
ふれたときのぬくもりの中にそれはあるのかなあ
あなたがここにいるから僕もここにいるんだよと
なんのためらいもなく僕は肯きたいよ
あなたが寂しいときには
支えになってあげるから
独りだなんて言わせないよ
あなたはまだ歩けるから 同じように生きる僕といっしょに生きよう
僕は笑っていますか
君は笑っていますか
鏡を見てもほほにふれてみても
わからないことがどうしてもある
夢の中に 街の片隅に幸せはあるのかなあ
いつか見た記憶の景色や 果てしなく広がる海や
交わしてきた言葉とか 降るような星の夜
はじめて誰かを抱きしめたときのあの鼓動の中にそれはあるのかなあ
あなたは僕の光 僕もあなたの光になりたい
すべての闇を照らし出すようなやさしい光に
あなたはまるで夜明けの朝陽のように
この心に新しい朝を届けてくれる
ありがとう それとも愛してるかなあ
あなたと手をつなぐとき伝わるぬくもりがすべての答えならば
生きることは幸せ以外の何物でもない
そして、また
僕は長い冬の終わりにそっと起き上がる
目の前を遮るすべてのカーテンを開け放す
あなたがここにいるから僕もここにいるんだよと
なんのためらいもなく僕は肯きたいよ
あなたが寂しいときには
支えになってあげるから
独りだなんて言わせないよ
あなたはまだ歩けるから 同じように生きる僕といっしょに生きよう。
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君の瞳に映る僕の姿はどんなふうに見えているんだろう
雨粒のひとつひとつに重なるように映る
僕の姿は 嘘偽りなく
心を映すから
時に醜くゆがむけど
それが本当の僕の姿さ 涙を雨に流して
僕はつま先から一歩明日へ踏み出す
泣かないでね 今しばらく耐えていよう
雨上がりをじっと待つ人のように
笑わないで僕の決意を どんなにちっぽけな声でも正しさを叫ぶよ
そっと 過ぎるのはいつか見た誰かの涙の中に灯ってた光
希望という言葉はきれいごとみたいであまり好きじゃないんだ
何ひとつわからない
何ひとつ解き明かせない
けれど、何かが見えた気がするから
傘に落ちる雨粒の音を聞きながら歩く
君の背中は何かを悟ったように頑なで
雨の冷たさも難なくすり抜けてくように少し涙に濡れた言葉を残した
今、何かが変わる
僕の中 君の中
すべての人の中
泣かないでね 今しばらく耐えていよう
雨上がりをじっと待つ人のように
笑わないで僕の決意を どんなにちっぽけな声でも正しさを叫ぶよ。
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向かい合うのは人と人のような
見えるものばかりじゃないんだね
ああ ほら見てごらん
目頭が熱くなるのはなぜだろう
それは簡単 生きているから
形のないものと形あるものが向かい合うとき
そこに生まれる 新しい光
真っ白い画用紙に好きなように絵を描くように
心にだって絵を 描けるんだよ
そしてやがて 生まれた尊い感情を
抱きしめられたとき僕はその先にいる僕と出会う
朝と夜がすれ違うようにねえ
見えているのにすべてを見極められない
ただ見るだけじゃ 或いは聴くだけじゃ
わからないことばかりだ この世界は
だから目を凝らして耳をすますよ
見えないものを見るには
聴こえないものを聴くには
心を役立てなきゃ駄目さ
そこにあるものとそこにないもの
何をもって決めつけているのか
存外、答えは闇の中さ
形のないものと形あるものが向かい合うとき
そこに生まれる 新しい光
真っ白い画用紙に好きなように絵を描くように
心にだって絵を 描けるんだよ
そしてやがて 生まれた尊い感情を
抱きしめられたとき僕はその先にいる僕と出会う。
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戒めの雨は降る 僕を絶えず叱る
戒めの平手が飛ぶ 僕を絶えず励ます
何が本当の正しさなのか
わからなくなった時にはね
すぐ傍にある人の瞳を見つめてごらん
その瞳がおまえを見つめるときまっすぐなまなざしならば
きっとその人の言葉は正しさなんかより
ずっと大切な大切なことを教えてくれる
傍にあるものそれはすべて
あなたに必要なものなんです
道端に 咲いている花のように
無意識にあなたの瞳の中に過ぎる光
ふとした瞬間、見つめてみたら
なんとなく心が穏やかになった
愛は痛みを分け合うことだと思う
叩く人と叩かれる人の間にあるもの
親は叩いた手を見つめやりすぎたかと
ため息をついて愛するあなたを思う
ねえ あなたが思われていないなら
その頬の痛みはないんだよ
記憶に残る誰かの涙はないんだよ
だから、目を閉じて何が大切かをよく考えるんだ
そこにあるだけの存在じゃない
君の人生にどこまでも関わってく
愛されていないと思うのは
愛されていることに気付いてないから
見上げた空の青さを嘘だとほざくなら
僕はあなたの心を憎むだろう
傍にあるものそれはすべて
あなたに必要なものなんです
道端に 咲いている花のように
無意識にあなたの瞳の中に過ぎる光
ふとした瞬間、見つめてみたら
なんとなく心が穏やかになった。
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寂しさという駅に降りた
夕暮れが果てなく空を橙に染めた
何か物足りなくていつも悲しくて
埋められない心の穴 すきま風が吹き抜ける
やがて夜がやって来て あたりはこわいくらいの静けさに包まれた
凍えるような孤独にすべての言葉をなくしたまま
立ちつくす 僕はさっきから何度もため息ついてる
まるで子供が駄々をこねるみたいに
自分でも恥ずかしいくらい弱いんだ
それでもどこかでそんな自分を愛してる。
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まっすぐ歩けない
ふらついてしまうよ
蒼い憂いを抱いて眠る
まだ何か 出来そうな気がするのに
進めない 動けない
心と体がばらばら
雨が降る 街を
僕は歩いている
見事なまでに独りだ
時が粒子状に
流れるくらいに
心は見えるものを
或いは聴こえるものを喩えば繊細にする
それは孤独がつくる影に灯る幽かな光
弱さの隅っこで様子を窺う素直な君
それでも前を向いて歩こうとする勇気ある君。