詩人:どるとる | [投票][編集] |
幾つの言葉を
生み出せばいいのかな
生み出した言葉で
誰に何が出来るだろう
言葉は生乾きの洗濯物のよう
まだ 言いたいことがうまく纏まらず
途切れ途切れ ばらばら 形にはならない
何かが足りないというならば
すべてだと言える 勇気があるか?
自分を裁く言葉を持ちなさい
自分を戒める拳を打ち下ろしなさい
その先に光は 瞬く
何もない それならそれでいい
ただ確かめたいのさ
僕は失敗もまた結果のひとつ 何を恐れることがあるものか
自分を貫けばいいだけだ
若さに染まりきらない心が 抱いた
渋さを 大切にしてればやがて煌めく
自分を 誉める言葉もいいだろう
だけど自分を叱れる言葉はそれよりいい
その先の未来を支える
言葉は生乾きの洗濯物のよう
まだ 言いたいことがうまく纏まらず
途切れ途切れ ばらばら 形にはならない
何かが足りないというならば
すべてだと言える 勇気があるか?
自分を裁く言葉を持ちなさい
自分を戒める拳を打ち下ろしなさい
その先に光は 瞬く
まぶしすぎる程の
朝が 舞い降りる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
天国より遠い遠い場所から命が召します
ほら、今あなたが生まれてはじめての夜が明ける
はじめて笑う はじめて泣く
いろんなはじめてを一つ一つ
こなしてく 君はやがて自分の足で立ち上がる
重なり合う 手と手が 今 違う血と血を混ぜる
そして僕らは繰り返す 愛あるピストン運動
君が喘げば僕も同じタイミングで 喘ぐだろう
やがてその時を迎える 天にも昇るような絶頂
僕の真似して 飛んでごらん 或いは駆け抜けてごらん
人は誰でもイクときクルとき 人真似小猿のパントマイム
重なり合うのは手だけじゃないのよ 心も重なり合う
やがて僕らは 白い涙を吐き出す それが愛の残り火よ
真夜中のちょっとした行き過ぎた行為
たまにハードで マニアックな世界に
片足を突っ込みたくなる なる なるのよ
でも許してねこれが私が男である確たる証
重なり合う 手と手が 今 違う血と血を混ぜる
そして僕らは繰り返す 愛あるピストン運動
重なり合うのは手だけじゃないのよ 心も重なり合う
やがて僕らは 白い涙を吐き出す それが愛の残り火よ
それが 残り火よ。
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少女は思う 私はどうしたのだろう
したくて でも
いけないことのような気がしてしまうの
少年は気づく 大人になったよって
下半身の変化
見えない部分の成長
重ねている父のラララ
夢の中に 白い天使が
僕にくれた 未開の地を開く鍵
今 僕は差し込む
ゴム製のお帽子を被せて
今、世界が変わった
僕は僕から僕になる
でもその僕はもう
昨日までの僕じゃない 僕じゃない
少し大人を知った
位の高い僕だ
位の高い君だ
童貞は今愛する君に捧げた
処女は今愛する君からもらった。
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もう何も見たくない
もう何も聴きたくない
目を閉じて耳をふさいだ けれど光は僕を照らし
いくつもの音が僕を取り囲んでいるよ
どこへも逃げられない
誰からも逃げられない
いろんなものに向き合った時から僕は動けない
今日も笑うんだろうか
何かしら うれしいことがあれば
今日も泣くんだろうか
気づけば頬にまっすぐに流れる涙
生きているよ 僕は生きているよ
当たり前なことだけど
時にそんな当たり前なことが
うれしくてしかたない
でも悲しくてたまらない
もう僕にさわらないで
もう僕に関わらないで
そんな寂しいことを言っているよ 僕は独りになりたかった
なのになあ 今は寂しくてどうしようもない
どこまで逃げたらいいのかな
どこまで逃げているつもりなのかな
わからない 今は何も見えない聴こえない
明日も生きているんだろうか
今日みたいに出来損ないでも
ちゃんと息をしているんだろうか
普段なら考えない呼吸の必要性
今ならわかる それがどんなに大切なのか
だから思いきり息を吸い込み吐き出す
そしたら不思議なことに命が少しだけ
息を吹き返したような気になったんだ
そこに映るもの 或いは聴こえているもの
ひとつひとつ数えて
時になくすこと
そして手に入れること
「そんな当たり前が息をする世界で僕は生きてる」
今日も笑うんだろうか
何かしら うれしいことがあれば
今日も泣くんだろうか
気づけば頬にまっすぐに流れる涙
生きているよ 僕は生きているよ
当たり前なことだけど
時にそんな当たり前なことが
うれしくてしかたない
でも悲しくてたまらない
ただただ幸せなんだ。
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僕は深い海の底で
祈るみたいに
何かを待っている
光がつくる
水面に描かれる絵
輪のように
僕らの空を飾る
僕は少しずつ
ありふれて
道端に落ちてる
小石みたいに
同じ群れに混ざった
いいさ 見た目なんてつかなくても
僕は僕だ それだけで何も変わらない
いいさ 願い事が叶わないと知っている
そんな世界だと どこかで知っていたよ
きれいなものは
数少ないから
指折り数えられるほどのその小さな美しさを僕らは逃がさぬように抱きしめる
いいさ あふれかえる人の中に愛がなくても
僕は 僕自身の手で愛をつくれる人になる
いいさ 希望がいつまでも見えなくても
僕が光になって誰かの闇を照らすから
夜の中に光る目がひとつ それは深海魚の目に似てなんて頼もしい。
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夕まぐれ映す影
握る手と手伝わる
疑いようのない愛
ここにあるよ
ここにあるよ
寂しさが 胸を貫き
穴を空けている
すきま風にすっかり
冷やされ
やがて涙になる
側にいるよ 側にいるよ
こんなありふれた笑顔でいいなら
側にいさせて 側にいさせて
こんな当たり前な優しさでいいなら
愛のように 君を抱きしめたいな。
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生きる意味など探してみました
答えなんてものを探してみました
真っ赤な夕日が帰り道を照らしてる
足元に伸びる影が誰かと手をつなぐ
寂しさはまだ拭えずこの胸に突き刺さったまま
誰かに呼ばれた気がして
振り返ってみたよ
だけどそこには何もなくて
ただ彼方に沈む夕日が見えただけ
ほんの少し今は 迷路の中にいるだけだ
自ら命を絶つ人をあざ笑ったら
途端に自分の心が薄汚れた気がした
なんとなく寄り道して公園のブランコ
意味もなく一人漕いでる僕がいました
大人にはまだなりきれず 恥ずかしい傷跡を隠してる
誰かの声が聞きたくなって
でも優しい声じゃなくちゃ
すぐに壊れてしまいそうで
抱きしめてほしいのに素直になれない
背中向けてる僕の顔は涙でぐしゃぐしゃさ
帰りたいのに帰れない
心は帰り道を探してる
おかしいなあ 帰る場所ならあるのになあ
誰かに呼ばれた気がして
振り返ってみたよ
だけどそこには何もなくて
ただ彼方に沈む夕日が見えただけ
ほんの少し今は 迷路の中にいるだけだ
前より少し今は うまく気持ちをごまかせる
だから今はもっと悲しい。
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ああ 恋をしたとき 人は言葉をなくしてしまうよ
ああ 恋をしたとき心の中に薄紅色の花を咲かせるよ
君のことを想うだけで
胸が張り裂けそうだから 早くこの気持ちを君に打ち明けなくちゃ
「好き」の一言で伝わる愛でもないけど
なるべくまっすぐにありのまま届けたい
素直という言葉を胸の中に描いたなら
その言葉にふさわしい僕になって
君にひとつ残らず 思いを伝えたい
ああ 恋に落ちたら 人は世界が見えなくなるよ
見えている世界が変わる 好きな人を中心に回りだす
君のことが好きだからね
それは嘘偽りない気持ちだ ずっと変わらないよ 好きなまま
「好き」の一言で片づけてしまえる程
簡単な愛じゃないけれどまずはそこから
愛という言葉の意味がわからなくても
「大切に思う」そんな気持ちがあるなら
きっと君にまっすぐ届くはずだ
「好き」の一言で伝わる愛でもないけど
なるべくまっすぐにありのまま届けたい
素直という言葉を胸の中に描いたなら
その言葉にふさわしい僕になって
君にひとつ残らず 思いを伝えたい。
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なんとなく 悲しくて
なんとなく うれしくて
どことなく 愛しくて
どことなく 憎たらしくて
そんな気持ちを抱きしめて人は生きてる
今日も人を憎んだよ
でも憎しみの中でも
誰かを愛せたよ
それならいいだろう
手のひらは何のためにあるのかなあ
悲しみ傷つく人を慰める為にある
だから側にいさせてね マイダーリン
夜が明けるまで
ページがめくられる
その時まで。