詩人:どるとる | [投票][編集] |
積み重ねる 誰かとの時間の中に
誰もが 身を置いているのです 今日も明日も
与えられた 時間はあまりに短い
それでも余裕があるうちはまだ 長く果てしない
そしてまたひとつ夜が過ぎて またひとつ朝が終わる
その中で得るものそして失うものはあまりに多い
魔法みたいに 生まれた 命だから
魔法みたいに 消えてゆくのかなあ
泣いたり笑ったり 繰り返す日々の先で
いい人生だったって笑うために
僕は今日という時間を生きている
みんな今日という時間を生きている
振り返る 思い出の中の数ある場面
明日の今日は今日だけど今日じゃない
与えられた時間は誰にも等しく同じ
僕を追い越していく人の後ろ姿を見送る今日がある
やがて僕にも この世界とさよならをする日が来る
その前に もっと誰かを愛したい もっと愛されたいよ
偶然みたいに 生まれた世界は
今日もただ繰り返しを繰り返す
消しゴムだって消せない絵を描いてるその途中さ
僕は自分という世界を描いている
みんな自分という世界を描いている
魔法みたいに 生まれた 命だから
魔法みたいに 消えてゆくのかなあ
泣いたり笑ったり 繰り返す日々の先で
いい人生だったって笑うために
僕は今日という時間を生きている
みんな今日という時間を生きている
魔法のない世界で魔法のような命を抱きしめている。
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おはようって 言う君に僕もおはようって言う
そんな他愛ない会話の中にも愛はちゃんとあるかなあ
ただいまって 言う僕に君は おかえりって言う
一日の最初と最後に言葉を交わすのはいつも君だね
変わらないものがもしもこの世界にあるのなら
それは そんなひとつひとつの当たり前な繰り返し
ただ そこにいてね それ意外は 何も望まないよ それだけで
愛なんて 痛いほど伝わるから おはようのない朝はない
ずっとこの平凡は続く
愛してるって 言う君に僕も愛してるって言う
そんな言葉も恥ずかしげもなく言えるよ
大嫌いって 言う君のことホントは好きだよ
いつも喧嘩したときは心が 裏返し嘘ばかりつく
変わってほしくないものがこの世界にはある
それは 君といる一分一秒 積み重ねていく時間
ただ 明日も変わらず
僕は君がよく知る不器用な僕で ため息が出るほど情けない
愛なんて 大げさに言ってるけど 愛そうと思って愛してない
いつもただ一緒にいるだけ
ラララ まっさらなノートに ちりばめたいくつもの言葉
星のように 輝いた
拾い集めて 切ったり貼ったりつなげてみたりしながら やがてそれはひとつの歌になる
ただ そこにいてね それ意外は 何も望まないよ それだけで
愛なんて 痛いほど伝わるから おはようのない朝はない
ずっとこの平凡は続く
ずっとこの幸せは続く。
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大切な人が いつもそばにいてくれる
それだけでもう僕は幸せになれるんだ
時折すれ違うけど それでもすぐに仲直り出来る
あなたの笑顔やあなたの優しさに 触れて僕はそのたび気づくんだ
あなたがいるというそんな当たり前なことに
迷いもなく僕を愛して
ためらうこともなく僕を抱きしめる
そのまっすぐなまなざしに僕はいつも照らされている 守られている
そしていつか積み重なる 感謝を 返せるときが来たなら
僕にしてくれたのと同じようにあなたを幸せにしてみたいんだ
道端に咲く名も知らない花のよう
そこに咲いているのがまるで当たり前のよう
だけどあなたがそこにいるのはとても嬉しい
涙流すときあなたがひどく落ち込んだとき 何が出来るか考えて
結局元気づけられてしまうのは僕のほう
こんな不器用な僕を愛して
まるでそれが当たり前のようであるかのように
僕はあなたの温かなその血の通った両手に包み込まれてる
大好きだ 愛してる そんな言葉が風のように耳に心地よく
特別なことなんてきっと何ひとつないけれど
あなたといるとなぜか毎日が特別に思えるから不思議だ
迷いもなく僕を愛して
ためらうこともなく僕を抱きしめる
そのまっすぐなまなざしに僕はいつも照らされている 守られている
そしていつか積み重なる 感謝を 返せるときが来たなら
僕にしてくれたのと同じようにあなたを幸せにしてみたいんだ
あなたが僕を愛してくれたように
僕もあなたをあなただけを愛してみせるよ。
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君はいつも 人知れず頑張っているよね
僕は知ってるんだ 君の涙も笑顔も
なかなか仕事が 忙しくて会えないけれど
仕事してても君のこと考えているよ
遠く 遠い 場所から空と空でつながってる
同じ思いを抱きしめて 僕らはいずれひとつに重なる
今何をしていますか?
今どこに誰といますか?
今の時代携帯電話ひとつありゃ
いつでも話せるけれど
そのぬくもりだけは伝わらない
だから僕は 君に会えたらとてもうれしくて
涙なんか流してしまうよ 愛してる 愛してる 君だけを
不器用なとこも二人はそっくりで
忘れっぽいとこも 似ているよね
だけど君は諦めの早い僕と違って
一生懸命な頑張り屋さんだから
心と心が 重なって愛は生まれるのさ
根拠など何もない
僕らは理屈を越えて生きてゆく
今どんな気持ちですか?
今何が悲しいのうれしいの?
今の時代 部屋の中でもパソコンがあれば誰とでもお話出来る
だけど大切なことは面と向かって言わなきゃ
心にゃ届きはしないんだよ 愛され 愛して 二人で
今何をしていますか?
今どこに誰といますか?
今の時代携帯電話ひとつありゃ
いつでも話せるけれど
そのぬくもりだけは伝わらない
だから僕は 君に会えたらとてもうれしくて
涙なんか流してしまうよ 愛してる 愛してる 君だけを。
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人はどうして 恋をするんだろう
わからない でもなぜか好きな人の前ではうまく言葉にならなくて
どれだけ時間があっても足りないよ
思いを伝えたいのに伝えようとするけど
また明日また明日と日々を見送っている
初恋という 夢を見ている 僕はまだ若い
もう少し時間をかけてあたためていこう
そしていつか届けるよ あなたの心まで。
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闇の中に 浮かぶ
小さな光 それは
無音の中に ある
聴こえない音
確かめるには
心をつかうんだ
目を開けたままじゃ
耳をすましただけじゃ
わからない それがきっと大切なことなんだ
僕らのささやかな暮らしの隙間に
流れるメロディ ひとつひとつ重なって
命が奏でる 素敵な歌に変わる
僕は謳う この世界の悲しみを
生きることの 苦しみさえも
目をそらしてちゃいけない
耳をふさいでいてはいけない
幸せとは 無縁の世界で生きる 人にも
見える光があるのならそれがきっと希望だ
僕らの つつましやかな努力や頑張りの積み重ねで
何が出来るかわからないけれど 何かが出来る
僕は 抱きしめる 目の前のすべてを
僕に涙を流すことを教えてくれる
悲しみさえも愛している
苦しみさえも尊いんだよ
争いの絶えない国に生きる人の明日は
悲しいだけでは終わらない そう信じていれば
それが希望と呼べる
僕は謳う この世界の悲しみを
生きることの 苦しみさえも
目をそらしてちゃいけない
耳をふさいでいてはいけない
幸せとは 無縁の世界で生きる 人にも
見える光があるのならそれがきっと希望だ。
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今日を生きる私は
明日を生きる私には
会えないよ
だって明日の私は
今日の私にはなれない
悲しみの中 喜びの中 すれ違うように
表情を変えながら
移ろう季節を旅する僕らは さまよい舟
明日の私は 今日の私にはないものを
たくさん持っているかなあ
明日の私が 今日の私にそっとつぶやいた
幸せになってねってバトンを渡す
そしてまた走り出すのは明日の私。
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知り得た知識を
蓄えた頭で
試行錯誤しても
わからない心がある
頭は心を追い越せない
そういうふうに出来ているこの世界は
木星のようにただ 闇の中に佇んだまま
回る 季節を ただ無表情に眺めている
それだけで 悲しい
それだけで うれしい
いつか果てる命を抱えた体は血を浴びて
今日も 誰かのぬくもりにそっと微笑む
それだけで 幸せ
それだけで いいんだ
木星のようにただ 闇の中に佇んだまま
回る 季節を ただ無表情に眺めている
それだけで 悲しい
それだけで うれしい。
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喩えば この世界が一枚の画用紙として
一人一人の存在がその一枚の画用紙に
描かれた絵だとしたらどうだろう
僕らは どんな絵なんだろう
空のような 海のような 花のような
そんな絵になれるだろうか
「わからないすべて」に確かな答えを出すのは難しい
だから僕らは 絵を描いて見えないすべてに想像という世界を与えた
見えないから無いんじゃなくって
聴こえないから無いんじゃなくって
見ようとしないから無いように見える
聴こうとしないから何も聴こえない
ただそれだけだって気付いただけで
不確かだった世界は途端に色づいてく
だから僕は まだ真っ白な画用紙に
自分という 絵を描く
自分という 絵を描く
喩えば この世界は宇宙の中のたったひとつ
数多ある星の中のちっぽけな惑星さ
たくさんの人々の営みが見える惑星さ
僕らはいつか 夢や幻のように 消えてしまうけど
それでも消えない何かを 残すことが出来るんだ
存在しないものや 形を持たないすべてに
命を吹き込むのは心 僕らの気持ちや思いだって 無いのにここにある
ふれられないから 無いんじゃなくって
味わえないから 無いんじゃなくって
ふれようとしないから無いように思う
手応えがないから 無いと思い込む
でも無いものの輪郭をなぞるのは
心という同じように見えないものだろう
人は知っている心のありかを
心が心を絵に描く
心が心を絵に描く
見えないから無いんじゃなくって
聴こえないから無いんじゃなくって
見ようとしないから無いように見える
聴こうとしないから何も聴こえない
ただそれだけだって気付いただけで
不確かだった世界は途端に色づいてく
だから僕は まだ真っ白な画用紙に
自分という 絵を描く
自分という 絵を描く。
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孤独の中にいるうちに 人の心が見えなくなってしまったのか
誰かの涙を見ても心が痛まないよ
それは惨たらしい朝のニュースを
見飽きてしまったから
或いは見慣れてしまったからなのか
喩えば僕が 無関心に誰かを傷つけても
痛みが伝わらなければ何もわからない
人の痛みを 見るためには心を通して
見えないものを見つめなきゃいけないのに
心が 汚れてしまったら もう何も見えない
目を開けたままじゃこの世界は見えないものばかりだ
暗闇の中に目を凝らせば 見えてくる
光のない世界にも朝はやって来る
通り過ぎる日々の中 遠ざかる今日が
思い出という形で心に刻まれるなら
意味は確かにあるのだろう
けして 無意味なんかじゃ無いはずだ
喩えば 泡のようふいに生まれて ふいに消える命 そのすべてに全神経を注ぐ
人の痛みに気付くためには 自分の痛みに気付くことがどうやら先らしい
汚れた心は 涙で洗われて 隠れた傷跡が見えたら
ほらね不思議 見えないものも感じることでここにある
そばにあるもの 影が無ければ
何ひとつ確かに出来ない
だけど僕らには見えないものも見たのと同じように
感じることが出来る心がある
人の痛みを 見るためには心を通して
見えないものを見つめなきゃいけないのに
心が 汚れてしまったら もう何も見えない
目が役に立たない時には 心の視野で世界を見渡す。