詩人:どるとる | [投票][編集] |
どうして 僕は君を愛しているんだろう
当たり前のこと過ぎて考えなかったけど
どうして 君は僕は愛してくれるんだろう
駄目なとこばかりのこんな僕なのになあ
人に自慢出来ることなんか何もなくて
だけど君は見つけてくれた こんな僕にも出来ること
それは君を死ぬまで愛するという大仕事
それをやり遂げるまでは死ねないよ
だから僕のこれからの役目は決まってる
人生かけて君を幸せにするということだ
どうして 人は人と愛しあうのだろう
辞書で引いてもわかるはずもなかった
どうして 人は人に愛されたいと思うの
嫌われるよりは幾分かマシなだけなのに
でも愛を知らない人では人を愛せない
ましてや人に愛されるなんて出来ないよ だから
僕の全ての言葉が君を思う愛の言葉
簡単で単純な僕が考えた歌を歌おう
どんな季節もどんな場所でも君だけに
誓う永遠の愛 いつまでも二人でいようね
つないだ手 離せないよ
冬の寒さに凍てついても 君のぬくもりがあれば大丈夫さ
帰り道、君と僕の間には数センチさえ隙間はなかった
人に自慢出来ることなんか何もなくて
だけど君は見つけてくれた こんな僕にも出来ること
それは君を死ぬまで愛するという大仕事
それをやり遂げるまでは死ねないよ
だから僕のこれからの役目は決まってる
人生かけて君を幸せにするということだ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
日の暮れた部屋の中に君の面影だけが
ゆらゆら 炎みたいに揺れていました
瞳の中に映る いつかの幸せな暮らし
まだ君との思い出 捨てられずに
無理に忘れようと 明るく振る舞ってみたけど
無理してる自分があまりに哀れでたまらなかった
君とよく行った あのなんでもない
土手の道を 一人 歩く夕暮れよ
シロツメクサでつくった下手くそな冠と指輪
覚えているかい?風に消された愛の言葉
楽しい夢の終わりのように 目覚めれば
何もなかったように片づけられた部屋
愛された痕跡や愛した痕跡を探すけど
そんなものは 君の心に置いてきたよ
ため息を何度も飲み込んで噎せるよ
いつの間にか泣いてた 多すぎる思い出に
君と永遠を誓った筈なのに短すぎる
永遠だったなあ そのくせ濃密なる日々
日が落ちてく 土手の道にも夜が来て
肌を冷やす風が吹く もう帰る時間さ
君と寄り添って 指折り数えた星が
ほら今日はこんなにたくさん出ているよ
君が見たら 悔しがるかなあ そんな事を考えたらまた 雨が降り出した
君とよく行った あのなんでもない
土手の道を 一人 歩く夕暮れよ
シロツメクサでつくった下手くそな冠と指輪
覚えているかい?風に消された愛の言葉
「愛している」
君には聞こえたかなあ
ほんのひと時だったけど僕は君を
幸せに出来たかなあ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日死んだ誰かの
最後の台詞は
空に消えた 空に消えた
瞳に映る景色や場面に 耳に届く音や声に
何を重ねているのか 僕にも教えてよ
夕暮れの街 暮れていく空 ぽつんとたたずむ君の影が 揺れた
さよならさえも言えないままじゃ
悲しすぎるから なくした何かに
今はもう出会えぬ命に手を振るよ
明日生まれる命に名前をつけるなら
夢や希望を託しなさい
この世界は とても息苦しいから
気づくといつも寂しさに小さな胸をふるわしてる
いつもの帰り道 夜の中 手を伸ばせばすぐに冬の風が指先にふれる
このさよならの声はあなたには聞こえない
だってあなたはもうどこにもいないから
振り返るその先灯る家の明かり 優しく
折り紙折るように
少し 手間のかかる
作業だ それは
命を懸けた日々を
折る あらすじをなぞる物語
さよならさえも言えないままじゃ
悲しすぎるから なくした何かに
今はもう出会えぬ命に手を振るよ
だから今別れるべき時にすべてにさよならをしよう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
夕暮れ時 川を見つめていたよ
石を投げたら 数回跳ねてやがて沈んだ
どうにもいかないことをとりあえず
誰かのせいにしたら気が晴れたよ
笑おうか こんな惨めな僕を
でも笑えるわけもなく涙に濡れる
笑えばいいさ こんなだめな僕を
でも優しい君は いつも僕より先に泣く
そしてやがて夜は街に食らいつく
僕の体はいつの間にか夜の腹の中
見上げた空には月が浮かんでた
ごまかして口笛吹いたら星が流れた
優しくするなよ こんな僕なのに
君の優しさが僕の傷にしみる
やさしい人よ 優しさは薬にはならないよ
でも優しい君の手はあたたかい
君を好きな僕と 僕を好きな君が
ほら ただ いるだけでそれだけで
なんだって出来るようなそんな気がするから今日は君と一緒に泣こうか それとも笑おうか
笑おうか こんな惨めな僕を
でも笑えるわけもなく涙に濡れる
笑えばいいさ こんなだめな僕を
でも優しい君は いつも僕より先に泣く
僕より僕を知ってる
君は いつも僕の前を歩く。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
波紋ひとつない水面に
あなたという花びらが落ちてきて
はじめて私の心を乱したね
うれしかったよ
この気持ちは名前は初恋というんだ
だけどそんなことどうだっていいんだよ
風の中に 一人
立つように僕は
この世にひとつの孤独な思いを抱いて
あなたというただひとりの人を思う
闇の中に 一人
浮かぶように 僕は
今までにない 不思議な 痛みを抱いて
あなたという ただひとりの人を思う
初恋はただ それだけじゃ初恋と呼べない
たくさん悩んでたくさん迷うから初恋なんだ
叶わなくても初恋なんだ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
どうして 白く染めてしまうの
積み重ねた思い出までも
いつかはさよならする為の出会い
それはまるで雪のようだね
固く閉じた蕾たちは
あたたかい季節を待っている
遠くで僕らを待ちわびている
春は冬に埋もれて今はまだ見えない
そのせつなさを そのかなしみを
すべて白く染めてしまう
ささやかな魔法 負ったはずの傷跡さえも今だけは見えないよ
君はすこしだけ 足を止めて
空を見上げて目を閉じた
冬の寒さの中で飛べない鳥は
抱き合いながら冬を越すよ
遊び疲れた子供たちは
眠りの中でもまだ遊んでる
ほの明るい暖炉の前で
あたたまる僕らには寒さも愛しい
忘れがたい場面や 旅の疲れを
すべてひとつに束ねて
思い出と呼ぼうか やがて雪は解けて 冬終わるとき花が咲く
たとえばこんな 季節に名前をつけるなら
なんだろう 僕はいつも言葉に出来ずに
美しい景色の前に 小さくたたずむんだ
そのせつなさを そのかなしみを
すべて白く染めてしまう
ささやかな魔法 負ったはずの傷跡さえも今だけは見えないよ
忘れがたい場面や 旅の疲れを
すべてひとつに束ねて
思い出と呼ぼうか やがて雪は解けて 冬終わるとき花が咲く
今はまだ夢うつつの中 やがて長い夢から覚める君は 一輪の春を待つ花。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
月から見た地球はどんなふうに見えるのかなあ
眠れない夜にそんなことを考えていました
本のページをただめくってたって
何も変わらない 物語なら読み込んで
隠された意味を 紐解かなくちゃ
「なんとなく」でいつも何かが始まって
「なんとなく」でいつも何かが終わるよ
夜を見上げる月は 夜の闇に隠れないで
ちゃんと光り輝いて僕らの夜をやさしく照らしてる
だから僕らも負けじと心を光らせる 光らせる
天体の図鑑を読みながら子供のころの僕は思った いつか宇宙に旅立つんだと
ギターなんか弾けない人でも
譜面が読めない人でもそれぞれのコードで今をつま弾いてる
「なんとなく」でも何かが始まりゃいい
「なんとなく」でも何かをつなぎ止めて
夜を見上げる月は 夜の闇に紛れずに
僕は 私は ここにいるよって歌ってる
そうさ僕らの存在を 歌にして高らかに歌おうよ
旅はいつもなんとなくで始まり終わる
人生もまた旅と同じさ さあまた終わったなら 新しい旅を始めよう 今旅立ちの時
夜明けをつらぬく光の矢それは朝陽
夜を見上げる月は 夜の闇に隠れないで
ちゃんと光り輝いて僕らの夜をやさしく照らしてる
だから僕らも負けじと心を光らせる 光らせる
僕らの世界をもっともっと 内側から照らせ 照らせ
いやな世の中のシルエット
鼻で笑い飛ばせる日がいつかやってくるまで。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
季節の椅子に座って
眺める世界は
あなたの瞳にどう映るんだろう
なんとなく一人で歩き疲れるまで
月面みたいなメビウスの帰り道を行く
君は時には 泣き虫で
君は時には 強がりで
それは僕も 同じで
だから、責められないよ 誰もわるくない
だからまた同じことの繰り返しだ
見覚えのある朝や夜を 行ったり来たり
まるで月面旅行
天気予報はあてにならないから
この頃は観ない
正しさって時に醜く見える
空の終わりを探していかだをつくる
でも川は途方もなく冷たかった
僕は時には 素直です
だけど時には 意地を張る
それは誰にもいえることだよ
そうさ誰も同じ人間
不完全この上ない
だから、ちっともメゲる必要はない
聞き覚えのあるやさしい声とぬくもりの中で
君と月面旅行
夕陽の影が僕の影と重なって ほら
まるで僕の命に寄り添ってくれてるみたい
君はけして幻なんかじゃないって言ってくれているのかなあ
君は時には 泣き虫で
君は時には 強がりで
それは僕も 同じで
だから、責められないよ 誰もわるくない
だからまた同じことの繰り返しだ
見覚えのある朝や夜を 行ったり来たり
まるで月面旅行。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつの間にか僕にも宝物と呼べるものが出来たよ
それは思い出という君と刻んだ日々や時間だよ
ささやかなれどもかけがえのないもの
私が生きてきた足跡の代わりに遠いきのうから続いてる
今日という日まで
笑ったこと 泣いたこと
たまには喧嘩して
たまには落ち込んだりして
そんな他愛ない日々のひとつひとつが
いつか素敵な思い出になる
それは君がくれた贈り物だよ
これからも変わらず大切にしていこう
目には見えないものは抱きしめてみれば
あたたかなぬくもりがこの胸に灯るのさ
思い出は過ぎても色褪せることなく
遠くなればなるほどその色はあざやかに見えるよ
まるできのうのように思い出せる
あの日の涙 あの日の笑顔
思い出のすべてがきれいなものばかりじゃないけれど
誰かと同じ思い出を持ってるだけで
いつか懐かしく今を語り明かせる
思い出ほど大切なものはないんだと
年老いた旅人は僕を追い越していく
僕が歳を重ねることは 大切な誰かも同じように歳をとっていくことと同じだから
時の流れが 出会いを生めば 別れを連れてくるから
涙は拭えないけど
あなたのことは多分ずっと忘れないから
あなたの思い出を胸に明日へ僕は飛んで行く
笑ったこと 泣いたこと
たまには喧嘩して
たまには落ち込んだりして
そんな他愛ない日々のひとつひとつが
いつか素敵な思い出になる
それは君がくれた贈り物だよ
これからも変わらず大切にしていこう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
鏡で自分の顔をまじまじと見つめたことはあるかい?
意外と知らない自分が見えてくるだろう
自分の欠点も自分の利点も知らないあなたは
他人を通して 自分というものがどんな姿であるかをはじめて知った顔をしている
自分なんて自分じゃうまくわからない
他人の瞳に映る自分も自分の中のひとつの一面でしかない
なら僕はどこだ 僕は一体誰なんだろう
未完成な僕らは 未完成ゆえに誰かを傷つけてしまう
だけど それゆえに人の痛みに傷つけた後で気づくことが出来る
未完成な僕らは 未完成ゆえに正しさに逆らってしまう
だけど それゆえに正しさの中にある ひずみを探し出せるんだ
自分のことを自分で愛せるかい?意外と難しいだろう
他人を愛するよりも自分を愛することは
何をどうすりゃ自分を愛することが出来るのか わからない僕は
自分が傷ついた時にはじめて自分に申し訳なく思ったんだ 僕は自分を愛しすぎたと
どんな花も水を与えすぎたら育たない
肥料もそこそこにしなけりゃ腐ってしまう それと同じように自分に甘すぎた僕は腐った
未完成な僕らは 未完成ゆえに ばか正直に生きられない
だけど 曲がったままでいるのも耐えられない
未完成な僕らは 未完成ゆえに 間違ったことも平気でする
だけど 間違ったことをしたことに後悔することが出来る
不器用なんだ ひとつのことにも
うまくのめり込めないし
かといって 途中で放り出すことも心底嫌う
そんな矛盾した生き物で
その矛盾のおかげで僕らは
完成されたものよりうまく出来ている
未完成な僕らは 未完成ゆえに誰かを傷つけてしまう
だけど それゆえに人の痛みに傷つけた後で気づくことが出来る
未完成な僕らは 未完成ゆえに正しさに逆らってしまう
だけど それゆえに正しさの中にある ひずみを探し出せるんだ