詩人:どるとる | [投票][編集] |
愛を僕らは勘違いしているかもしれない
ただやさしいだけなら愛とは呼ばない
やさしさの中に厳しさを込めなけりゃ
愛とは到底呼べないことを知らない
固めた拳は 本当に愛すべき人にだけ
振り下ろされる 人の痛みを痛みを持って
伝えよう 届けよう
愛するすべての人に
あなたに嫌われても
あなたに憎まれても
ただ一途に 愛を教える
愛すればこそ やさしい人は人の心を教える
虐待と愛の違いもわからない大人は
ただ躾として我が子の命を奪う
なにが愛かわからないうちに親になり
愛とは到底呼べないことをしている
子供との距離のとり方や向き合い方が
わからないのに親になんかなれない
わからないままの愛なら一番近くにある愛を感じればいい
あなたが教えてくれた愛じゃきっと愛とは呼べないから
不器用でも下手くそでも心を込めて愛してみよう
手をつなぐこと いつでも寄り添うこと
でもたまには遠くから見守ること
そして何より私があなたの親であること
それを子供に気づかせること そのすべてを愛と呼ぶんじゃないのかなあ
固めた拳は 本当に愛すべき人にだけ
振り下ろされる 人の痛みを痛みを持って
伝えよう 届けよう
愛するすべての人に
あなたに嫌われても
あなたに憎まれても
ただ一途に 愛を教える
愛すればこそ やさしい人は人の心を教える
愛すればこそ あなたの心を人の心のかたちにつくる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
見上げれば果てしなく広がる青空よ
おまえのその腕の中で私は抱きしめられているのです
花は咲いては散ってゆく儚い命だから
せめて美しく限りある時間の中で
生きようと懸命に大地に根を張るけなげな命
私は 私に生まれたこの当たり前を
全身で受け止めて 今をかみしめよう
私を 照らす太陽の光のあたたかさや
私を濡らす雨や私に吹きつける風の冷たさに
ここにある命を何度でもたしかめる
暮れゆく夕暮れは赤く染まる空が
私のこのからだを優しく抱きしめるのです
何を焦っているのか生き急ぐ人よ
いつか終わる命だというのに
あなたは何をそんなに追いかけるのか
私にはわからない
私は私の何を知っているのでしょうか
いつの間にか私は私だったというのに
私が見つめる先に揺れるきれいな花や
私が愛している大切な人々の笑顔や涙の中に
育まれてる命を重ねて見ているのさ
ただどこまでも変わらない営みの中に
私が私であることを いつでも望んでいてくれるあなたが
私が生きている というただそれだけのことを幸せに思ってくれる気持ちが
うれしくて私はあなたのために生きようと思ったんだ
私を 照らす太陽の光のあたたかさや
私を濡らす雨や私に吹きつける風の冷たさに
ここにある命を何度でもたしかめる
私があなたの青空であるように
あなたも私の青空だから
雨降りの空でも私の中にはあなたという青空が広がっているよ
だからもう生きることに迷いはない。
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太陽からこぼれる陽射しの雨を
浴びて 濡れた頬に笑顔が咲いたのは記憶にも新しい
殺風景な部屋に 花でも飾ろうか
でももう必要ないね いつの間にか君が咲いていたから
知らず知らず ひとつひとつ 増えてくものを指で数えながら
そしていつしか 見失う程に たくさんの思い出が 僕の胸の中には刻まれてたよ
道のりは険しく 見上げる程に遠く
人生というものは難解で解き明かせない命をはらんで
私のこの体を巡る血潮に重ねる
命の形 そっと垣間見る時 痛みの向こうにある光
知らず知らず ひとつ ひとつ 失ってゆくものは数えきれない
やがていつしか なくしてしまうすべてを
少しでも引き止めることが出来るなら
ここまで来てわかることがあるよ
躓いた痛みは全身を切り裂く程に
私を深い悲しみで包み込むだろう
それでも時折見える光が私のちっぽけな命を意味ありげに縁取るんだよ
知らず知らず ひとつひとつ 増えてくものを指で数えながら
そしていつしか 見失う程に たくさんの思い出が 僕の胸の中には刻まれてたよ。
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君が生まれて ひとりで歩けるようになって
やがていろんなものを見て 聞いて さわって
生きてることの喜びや幸せをかみしめて
肌で感じて心で味わって
少しずつでいいから頭のいい大人よりも心優しい人になりますように
全身全霊を込めて愛を注ぐから
咲くのが花なら
枯れるのもまた花の形
それを知りながら
私は命を抱きしめるのです
私は命を愛すのです
そしてあなたという世界にただひとつの存在を この身に宝物と刻み込むのです
長い夜が明けて朝がやって来て
寝坊助の君は 一番遅くに起きてやっと
朝ご飯を食べる おはようは後回し
忘れた頃にごちそうさまと一緒に言うね
僕が望むのは自分のことを愛せる自分になりますように
そう願う僕は もう少しで役目を終える
君が花ならば
私は一体なんだろう
きっと見窄らしい花なんだろう
あなたは私を照らす太陽
まるでそれが当たり前のようにそばにいて抱きしめてくれるんだ
私もまた あなた同様に小さな花です
風に吹かれながら種を未来に運ぶ役目を担う
そしてあなたも
咲くのが花なら
枯れるのもまた花の形
それを知りながら
私は命を抱きしめるのです
私は命を愛すのです
そしてあなたという世界にただひとつの存在を この身に宝物と刻み込むのです
あなたが私と同じように命をその身に抱きしめた時わかるよ
愛する人が出来た時わかるよ 自分より大切な宝物が出来るよ。
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抱きしめてしまおうか あなたの心ごと
愛しても愛されてもまだまだ足りないから
どれだけ季節が巡っても
どれだけ歳を重ねても
わからないことがある
変わらないものもある
僕は多分いつまでも僕のままだから
これからも君に迷惑をかけてしまうと思うんだけど
そんなときには僕を叱ってね
あなたと出会ったあの日から
僕は幸せへと 少しずつ歩いていたんだろう
そして今たどり着いたあたたかな
君の笑顔のそばで生きてるこの毎日が
僕には何よりの宝物
ありがとう なかなか言えない言葉
愛してる 恥ずかしくて言えない言葉
誰かが君を傷つけたら僕まで傷ついてる
僕が君を傷つけたらこんなには傷つかない
結局僕はわがままで他人が君を傷つけるのは我慢ならなくて
だけど自分が傷つけるのは平気です
そんな自分がたまにとても嫌いになる
そんなだめな僕ですが君を死ぬまで愛すから
どうかつないだ手を離さないで
あなたと出会うずっと前から
運命に似たものを感じていた気がする
らしくないなんて笑うなよ
これでも精一杯かっこつけてるつもりさ
かけがえのない宝物
ありがとう なんてきれいな言葉
愛してる 僕も言われたい言葉
あなたと出会ったあの日から
僕は幸せへと 少しずつ歩いていたんだろう
そして今たどり着いたあたたかな
君の笑顔のそばで生きてるこの毎日が
僕には何よりの宝物
ありがとう なかなか言えない言葉
愛してる 恥ずかしくて言えない言葉。
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最近「疲れた」が口癖になっているよね
君も僕も似たもの同士だから口癖も同じ
悲しいこともたまにはありますけれど
どうにかこうにかやっております
今日も日が暮れてく 帰り道を歩く僕の後ろから 近づく夕闇がやがて夜を連れてくるだろう
ささいなことですれ違っているようじゃ
まだまだ 二人は 大人にはなれそうもない
とりあえず言い訳はあとにして家に帰ろう
どんなに好きでもすべてを同じには
出来ないしすべてを好きにはなれない
君のことでいやなこともありますが
それはお互い様だから言いっこなしよ
手をつないで帰る 僕のすぐ隣でうれしそうに笑う君のその笑顔がまぶしかったから
今日はそれですべてゆるしてしまおう
ちょっとだけ遠回りして もう少し君とこうしていたい
やっぱり僕はなんだかんだ君が好きだ
今日も日が暮れてく 帰り道を歩く僕の後ろから 近づく夕闇がやがて夜を連れてくるだろう
ささいなことですれ違っているようじゃ
まだまだ 二人は 大人にはなれそうもない
とりあえず言い訳はあとにして家に帰ろう。
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誰かを思うなんて
簡単に言うけど
誰かのこと思うには
心に余裕がないと
他人のことまで
目がいかないのです
人が人を思うことなんて当たり前だろう
だけどいざ 君は人を思いながら生きてますかと聞かれたら
答えに困るだろう
誰かの優しさにふれてはじめて気づく
僕は一人じゃない
大切なのは人にどう思われるかじゃなく
人をどう思うかだって知っているから
数えきれないほどの人であふれた街
そのすべての人と心通わせられるかな
分かり合えない部分はせめて認めよう
人と人が生きる場所には争いがあるから
少しでも 誰かの「わからない」をやわらかく受け止められたなら
傷つけあわず手をつなげる
重なるように ひとつになれない心が
寄り添うその時
忘れていたものが少しずつ見えてくるから せめて心だけはなくさぬように
優しさってなんだろう
思いやりってなんだろう
時々忘れてしまうのは
そんな当たり前であるはずの気持ちが見えない場所に生きてるから
だけど僕だけは変わらないよ
誰かの優しさにふれてはじめて気づく
僕は一人じゃない
大切なのは人にどう思われるかじゃなく
人をどう思うかだって知っているから。
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僕の足元を飾るスニーカーが
長い旅路の間にすっかり色あせて
薄汚れてしまった
心と同じように
誰かを心底憎んだら なんだか心が汚れてく気がしたよ
誰かを愛せた日には
なんだか心が輝いてる気がしたよ
若者よ 無理して器用に生きようとしなくていい
少しずつ ちょっとずつ 夢みてる私に近づければそれでいい
いつか 私の心に履かせていた
子供用のスニーカーを脱いで 裸足になるとき私は今よりずっと私らしくなれる
人の心には飾りなんていらないよ
ありのままの自分を愛せたら
それが一番私らしいと気づいたから
誰かに傷つけられても 仕返ししようとしなくなった
代わりに不憫に思ったんだ 私を傷つけないとあなたは生きられない人なんだ
若者よ 身の丈に合わない生き方しないでもいい
いつの間にか 知らない間に 私は私を見失っていた
やがて 私は私を見つけて
もう小さくて履けなくなったスニーカーを脱いで 私は一歩先の私になる
溢れかえる人混みの中 誰もが誰かに憧れながら
羨んだりもしてそうやって寄り道しながら本当の自分を少しずつ探してく
若者よ 無理して器用に生きようとしなくていい
少しずつ ちょっとずつ 夢みてる私に近づければそれでいい
いつか 私の心に履かせていた
子供用のスニーカーを脱いで 裸足になるとき私は今よりずっと私らしくなれる。
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ひとり夜の片隅で何をしているんだろう
昨日の痛みを抱いたまま
思い出の引き出しを開けたり閉めたりしているよ
ねえ 僕はうまく生きれているのかなあ
わからない 自分じゃ だから教えてよ
笑えない 今日がある
今日もまた 笑えない
一日中 空ばかり
眺めていただけで
それだけでもう死にたくなるんだ
おかしいかなあ
暮れゆく空の下で ひたすら歩く
家路はなぜか遠ざかり
ぐるぐる回る記憶の中君の笑顔探してた
ねえ 君はどうして僕に優しくしてくれるの
わからない こんなダメな僕なのに
笑ってた 昨日がある
泣いてる 今日もある
案外、悲しいだけじゃないと気付く
それだけでも救いだなあ ちょっとだけ進歩
だけどまた何度でも同じ気持ちになる
それは仕方ないよ 人なら誰でも同じ気持ちになる
だから笑えないんだなああなたの痛みを
自分のことのように思ってしまうから
笑えない 今日がある
今日もまた 笑えない
一日中 空ばかり
眺めていただけで
それだけでもう死にたくなるんだ
おかしいかなあ
おかしいはずもないさ
だってみんな同じ
雨に濡れてる。
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どうして僕は君のことを好きなんだろう
思えばなぜかはわからないんです
でもいつの間にか君のことが好きになっていたんだ
恋というらしいねこんな気持ちのことを
どうすりゃいいのかなあ 行き場のない気持ちを持てあましたまま
僕は空を見上げてはため息ばかりついていました
汚れのないまっすぐな思いを抱えた心は
薄汚れた僕には似合わない でも今確かに思うのは あなたが好きだということ
気づいたんだそれだけで恋だ。