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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[5910] 僕の居場所
詩人:どるとる [投票][編集]


僕はどうして生きているんだろう
そんなこともわからないようじゃ
生きてる意味もないよね
それでも生きたいよ
たまには死にたくなるけれど
嫌いな人もたくさんいるけど
優しい人もたくさんいるからね
なんとかやってるよ
下手くそな生き方だけど
これからも生きてくよ
この命果てるまで

泣きながらだっていいから
生きようと思った今日の僕は
死のうとした昨日の僕を恥じた
そうなんだ 僕の居場所は変わらずここです
雨のち晴れで雨が降ればまた晴れる この世界です

僕はなんの為に生きているんだろう
なんとなくここまで歩いてきたけれど
気づけば知らず知らずに歳を重ねて
老いさらばえた体を見つめる
なんでも出来るわけじゃないから
時には大きく間違えてしまう
それでも生きてるよ
ゆっくりだけど少しずつうまく歩けるように
生きたいと思う
笑えた昨日があるから

間違いだらけだっていいから
下手くそでもいいから生きてごらん
何が僕に出来るんだろう
とりあえず 僕は僕を幸せにするために生きるよ
笑って泣いてまた 笑って 泣いて歩いてく

青く晴れた空の向こうに
見える明日はけして悲しいことばかりじゃない
だから生きていこう
だから生きていこう

泣きながらだっていいから
生きようと思った今日の僕は
死のうとした昨日の僕を恥じた
そうなんだ 僕の居場所は変わらずここです
雨のち晴れで雨が降ればまた晴れる この世界です。

2014/11/05 (Wed)

[5911] 言い訳
詩人:どるとる [投票][編集]


疲れたように笑って
また悪態ついて
誰かのせいにした
心腐らせていた

まるで 何もなかったように片付いた
今日の景色に 涙が見える 僕には歩いてきた道のりがあるから

言い訳をするよ させておくれよ
僕だけが悪いんじゃない それだけを
ただ言いたいだけでこんなに死にたくなる

わるい夢を見たそのあとで気付くのさ
朝はとうに明けていたことを
何か僕に出来ることがあるのなら
教えておくれよ 見つけられない長いトンネルの出口

言い訳をするよ させておくれよ
聞いてくれる誰かがいればまた違うんだ
だけど僕は悲しいほど孤独なんです

まるで 何もなかったように片付いた
今日の景色に 涙が見える 僕には歩いてきた道のりがあるから

言い訳をするよ させておくれよ
僕だけが悪いんじゃない それだけを
ただ言いたいだけでこんなに死にたくなる

だからもう死にたいなんて言えないように
僕を死ぬほど愛してください
僕だけを見つめてください
そしたら少しは生きることも楽しくなる。

2014/11/05 (Wed)

[5912] 涙の役割
詩人:どるとる [投票][編集]


誰かの優しさを 余計なお世話だとか
ありがた迷惑だとか思わないでほしいよ
おせっかいも 愛の形だから やんわりと受け取って ありがとうって笑いなさい
人と人が向き合えばそこに争いが生まれるのは免れないから
せめて心と心を向き合わせて 互いの苦労を労り敬おう

うれしいときに笑うことなんて簡単だ
難しいのは悲しいときに泣くことです
どうして 素直に心さらけ出して生きられないのかなあ
素直さよりも嘘をつける人が喜ばれる世界に僕は生まれた
涙の役割は 心のままに抑えきれない
喜びや悲しみを 吐き出すことなのに

人とのつながりをなくした時代に
求められるのは顔の見えない会話です
温かみのない会話だけで 成り立つ付き合いならばそれはなんて悲しいのだろう
人と人が向き合うならせめて 顔を見合わせて話をしたいよ
どんなに心通わせてもすべてを分かり合うことはできないけれど

うれしいときに 笑うことは許されても
悲しいときに泣くことは許されないよ
どうして大人は涙を見せるだけで 恥ずかしいと言われてしまうのかなあ
いつの間にか笑うことさえ出来なくなった
涙の役割は 見えない今の心の姿を
形にするはずの 手段なのになあ

嘘をついて悲しくないふりすれば それでいいなら
僕らの心は なんのためにあるのかな
いつしか意味をなくした心が 悲鳴をあげる

うれしいときに笑うことなんて簡単だ
難しいのは悲しいときに泣くことです
どうして 素直に心さらけ出して生きられないのかなあ
素直さよりも嘘をつける人が喜ばれる世界に僕は生まれた
涙の役割は 心のままに抑えきれない
喜びや悲しみを 吐き出すことなのに。

2014/11/08 (Sat)

[5913] 孤独になりたい
詩人:どるとる [投票][編集]


ひとりぼっちの寂しさを知るにはまず
誰かの痛みを知ることだ 近道なんかないからね
人は誰も孤独になりたいと願う生き物で
だけれど孤独になったらきっと寂しくていられない

1人になんかなれないよ
いつもどこにいても誰かの眼差しの中
僕は結局誰かに助けられながら生きてる
僕も誰かの助けを期待しながら生きてる

1人で生きてるつもりだったけれど
こうして生きていられるのは誰かのおかげなんだなあ

誰からも孤独になれない人はいつも
人の中でしか 人とは名乗れないですから
人は誰も生まれてくるときも
死んでいくときも孤独だけど 思いはいつもそばにある

孤独を望んだ僕が最後にたどり着いたのは人のぬくもりの中
僕は誰かのそばにいなけりゃ生きられぬ
人は人と寄り添って生きるものなんだ
移り変わる季節の中で変わらないもの
何があるだろう 多分それは僕の中のあなた あなたの中の僕

1人になんかなれないよ
いつもどこにいても誰かの眼差しの中
僕は結局誰かに助けられながら生きてる
僕も誰かの助けを期待しながら生きてる
1人で生きてるつもりだったけれど
こうして生きていられるのは誰かのおかげなんだなあ。

2014/11/09 (Sun)

[5914] 右手と左手の唄
詩人:どるとる [投票][編集]


日が落ちて すっかり暗くなった街並みに
アスファルトに影を落として帰る家路よ
どうしてなのかなあ わけもなく切なくなるのは 冷えた君の左手に僕の右手が語りかけてる

悲しいですか うれしいですか 寂しいですか
なんとなく握れば わかってしまうんだなあ
泣きたいですか 笑いたいですか少し疲れてますか
何も言わなくてもわかる右手と左手が会話をしてる

雨降る日も 晴れ渡る日も変わらない
肝心なことはずっと飽きてしまうくらいに
どうしてなのかなあ すべてを分かり合えないのは
喧嘩したときは言葉の代わりに手をつないで会話をするよ

ごめんね 僕がわるかったよ
私も少しは悪いとこがあったよ
言葉より確かなぬくもりが心に気持ちを伝える
愛してるよ 大好きだよ
君より僕のほうが いいえ私のほうが
右手と左手で通じ合う 僕の心と君の心 二つでひとつ

愛なんて不確かで見えないものが
もしも本当にあるならそれは心の中にあるんだろう
だって大切なものはいつも目には映らないから 目を閉じて感じることで ここにあるものを愛せれば

悲しいですか うれしいですか 寂しいですか
なんとなく握れば わかってしまうんだなあ
泣きたいですか 笑いたいですか少し疲れてますか
何も言わなくてもわかる右手と左手が会話をしてる

喧嘩をするのも仲直りするのも
右手と左手ですればいい おかしくて不思議なコミュニケーション。

2014/11/09 (Sun)

[5915] あの光
詩人:どるとる [投票][編集]


言葉もなく僕らはただ暗闇の中に
身をひそめて 隠れるように息をした
水銀灯の光だけが時折ゆらゆらと揺れて
陰鬱な路地裏にやがて来る夜を待った
「なぜ」だとか「どうして」だとか
もう考える気力もなくすべてを流れるように受け入れた

ああ数えきれないほど繰り返した
自慰のような その場しのぎの安らぎを
得るために 僕らは生きていく

どこまで行くのか どこまで行けるのか
道は来る者を拒まずただそこにある
踏み出したその一歩から世界が広がる
夜明けとともに消え失せるあの光
わけもなく 愛おしくて。

2014/11/12 (Wed)

[5916] 明日の笑顔
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今日も夕暮れ 空は果てまであかね色に 染まりきれいだね
化粧をしているようだな おめかしした空はきれいだね
僕は悲しかったことも
うれしかったことも忘れたくはないから
この胸の中に突き刺さったままの痛みさえも抱いたまま
明日に歩いていくよ

日が今まさに 落ちていくところ
さよなら さよなら 明日また会おうね
約束したから 明日にはまた会えるだろう
今日と変わらない 笑顔を浮かべながら
いつもの調子で
好きだよなんて言うかもしれないね
調子に乗った僕は君を抱きしめるだろう
だから涙は あしたにとっておこう

駅のホーム 見上げれば夜空が屋根の上に広がっている
星が散らばっている 改札を出れば月も輝いていました
僕は辛かったことも
転んだ膝の痛みも忘れないからね
この胸の中に 宝物のようにしまったすべての記憶は ひとつ残らず僕の思い出だから

押し花のように いつまでも捨てずにいよう
一度きりの出会いもあれば永遠の別れもある 今日出会った人に明日も会えるかな

今日と同じ顔をしたあなたに 僕はまたいつものように笑いかけられるかなあ
そして また別れ道 君に手を振るよ
さよならよりもまたあしたって言うよ
その時流した涙は 明日の笑顔になるさ

風が運んできたいつかの今日と同じ
夕暮れの匂い 夕闇が迫れば
僕はいつも あの日のことを思い出すんだ

日が今まさに 落ちていくところ
さよなら さよなら 明日また会おうね
約束したから 明日にはまた会えるだろう
今日と変わらない 笑顔を浮かべながら
いつもの調子で
好きだよなんて言うかもしれないね
調子に乗った僕は君を抱きしめるだろう
だから涙は あしたにとっておこう

今日流した涙は 明日の笑顔になるさ。

2014/11/16 (Sun)

[5917] 
詩人:どるとる [投票][編集]


冬の訪れをしらせるように
今年最初の雪が 街を白く染めてゆく
お互いに距離をとりながらの恋だから
ぎこちなくてもどかしくて寂しかった
息も白く曇る帰り道にあなたに離されないようについていくけど

いつもあなたの背中に追いつけず見失ってしまう

待ってよ 行かないで 私はここにいるんだよ もっと寄り添って 痛いくらいに抱きしめて
寒さなんか感じさせないあなたのぬくもりの中で 冬が終わるまで眠っていたい
そう思う私は まるで春を待つ蕾だね

恋人たちであふれた表通り
電飾で飾られた店先 煌めくツリー
そういえばもうすぐクリスマスですね
気づかなかった 忙しさに紛れて
似合わない優しい言葉を君にかけても冗談なんて笑われた
あなたのそんな自由さが私は好き でも嫌い

冗談でもいいから愛してるってささやいて
強く強く抱きしめて 私の側にいてよ
寂しくなんてさせてやらないから 覚悟しててね 振り向きざまに言ったあなた
その時、私の中で蕾は静かに花開いたの

やっぱり側にいたいけどやっぱりひとりにもなりたい
揺らぐばかりの女心に私はいつも あなたを求めては どこかで避けてる
そんな私でもいいのなら あなたとこのまま

待ってよ 行かないで 私はここにいるんだよ もっと寄り添って 痛いくらいに抱きしめて
寒さなんか感じさせないあなたのぬくもりの中で 冬が終わるまで眠っていたい
そう思う私は まるで春を待つ蕾だね
偽れる筈もない この思いは
小さな この身に 閉じ込めた永遠の愛。

2014/11/16 (Sun)

[5918] 水たまり
詩人:どるとる [投票][編集]


君の流す 涙が やがて水たまりになっちゃった
そして水たまりはついに海になってしまったよ
魚も泳ぎだして 鯨なんかもいたりして
でもそんなことあるわけなくて 全部僕の夢で

君が僕のこと好きになってくれたらいいな
そんなことばかり考えてたら僕の足元に小さな水たまりがひとつ出来てたよ
そこに映る僕は
君にとても似合わなかったんだ

僕の流す 涙は弱さをたださらけ出すだけで 誰も守れやしない 役立たずな涙さ
泣いたりしても 何が出来るわけでもなく
ただ夜が朝に 朝が夜になる ただそれだけだ
何度も行ったり来たり 昨日と今日 そして明日

君のことばかり考えてたら いつの間にか少しは強い僕になれるかなあ
だからもう少し歩いて行こう
せめて晴れ間が見えるまで

君が僕のこと好きになってくれたらいいな
そんなことばかり考えてたら僕の足元に小さな水たまりがひとつ出来てたよ
そこに映る僕は
君にとても似合わなかったんだ

だから、もう少し
強くなれるまで
この思いは箱ん中。

2014/11/21 (Fri)

[5919] がらがら
詩人:どるとる [投票][編集]


終電間際の電車はがらがら
無駄話すら聞こえない始末だ
ガタゴトと線路を走る音だけが
いつまでも僕のそばに寄り添ってる
誰かの悲しみとか痛みとか乗せて
電車は走る ため息が車輪を回してるみたいだなあ
涙の雨に濡れた 今日だから 容易には笑えないんだ

ああ 誰もが自分がここにいることの意味とか理由とか探しながら
誰かにすがってもここにいたくて でもそれじゃあまりにもちっぽけで
それでも 人はたまたま電車に乗り合わせたようなこの運命に遊ばれている

新聞を広げてる人や寝息を立てる人がいる
僕はひたすら眠らないように
頑張りながら窓に映る景色を見てる
僕の今日と誰かの今日があるけれど
少しも違わないよ どんな今日にも必ず終点がある
思いきり泣いたら 何が悲しいのか 忘れてしまう

ああ 誰もがみんな実は無傷に見えて傷だらけの心を背負ってる
それを僕は知らないしあなたも僕を知らない ただ単純にすれ違うだけ
そうしてやがて降りる駅に着いて ドアから出ると夜が広がってた

なにが悲しいのかな
わからないのに
こんなに涙が出るのはね がんばりすぎたからでしょうか
少しは 上手に生きれていますか

ああ 誰もが自分がここにいることの意味とか理由とか探しながら
誰かにすがってもここにいたくて でもそれじゃあまりにもちっぽけで
それでも 人はたまたま電車に乗り合わせたようなこの運命に遊ばれている
そんな気がする。

2014/11/23 (Sun)
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