詩人:どるとる | [投票][編集] |
歩き疲れて ふと立ち止まる帰り道
わざと遠回りして このままどこまで行こうか
明かりが 灯って 闇を照らすのに
わずかな明かりだから 足元くらいしか照らせない
その切なさを そのさびしさを
包み込むような夕暮れがまだ
僕の瞼の奥で熱く燃えている
さっき聞いたさよならがまだ 僕の中に残っている。
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夜が通り過ぎてく 僕の後ろ姿
追いかけるように
闇が果てなく広がってゆく
答えなんてない ただそこに世界があって
それを見つめる瞳があるだけ
悲しかったり うれしかったりするだけの心が 愛した日々が宝物になるだけ
尊かったり慈しんだりするだけの心が愛した日々を 思い出と呼ぶだけ。
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美味しいものが食べたい
景色のきれいな場所に行きたい
高いバックや時計が欲しい
人の欲は尽きることはなく
今日も人は必要以上に欲をかいて多くを欲しがる
あなたの その瞳に光るものは何ですか?
何を見ているの?何を聞いているの?
大切なものは たくさんあるけど
命ほど大切なものはこの世にはないよ
ふつうほど幸せなことはこの世にはないよ
だから僕は何もいらない
本当はそう言いたいんだ
僕らが鼻で笑う毎日や
僕らが蔑ろにしている物さえ
当たり前じゃない世界じゃ
それはなんて羨ましいんだろう
それでも僕らは気づかずただ欲張るだけ
あなたの その心にとまったものは何ですか?
それはたとえば誰かが幸せそうに笑う顔や なんでもない誰かの優しさなのに
僕は何を見ていたんだろう
君は何を見ているんですか?
幸せの中で 幸せを欲しがってる
滑稽な姿だ 僕らは誰かから見れば
欲張っているだけで 満たされない心の醜さをさらけ出したまま それを隠そうともしない 愚か者
あなたの その瞳に光るものは何ですか?
何を見ているの?何を聞いているの?
大切なものは たくさんあるけど
命ほど大切なものはこの世にはないよ
ふつうほど幸せなことはこの世にはないよ
だから僕は何もいらない
本当はそう言いたいんだ
幸せだって 叫びたいんだ
だけど欲望がそれを邪魔する。
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それを悲しみと 喜びとわからせるものはなんだ
その名を呼べば なんだって必要なものはすぐ側にある
だけど本当は僕は僕じゃなくて君も君じゃなくて
たくさんの中のひとつってだけで名前なんかないのに
私が私とわかるよう
ほかの誰かと間違えぬよう
私に私という名前をつけたのさ
だから私は私であって あなたじゃなく
だからあなたはあなたであって 私じゃない。
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名前をつければ
それがそれだとわかるけど 名前がなかったら
僕はきっと君を呼べない
君はきっと僕を呼べない
花はなぜ花なのか 空はなぜ空なのか
人はなぜ人なのか つけられたその名前
死ぬまで愛すことが出来るかな
あなたがいつかつけてくれたその名前を
そこにあるものを
区別するためだけの名前ならつまらない
名前の向こうにある意味を悟りなさい
僕はなぜ僕なのか 君はなぜ君なのか
なぜ生きているのか その答えはあなたの名前の中にある
あなたが生きている証です その名前は
存在するものにはどんなものにも名前があるけど
聞こえないものや見えないもの たとえば感情や思いなんてものには名前がない
だけど名前がなくても僕らは ここにあるってわかるよ
本当に大切なものは名前なんてなくても宝物だから
花はなぜ花なのか 空はなぜ空なのか
人はなぜ人なのか つけられたその名前
死ぬまで愛すことが出来るかな
あなたがいつかつけてくれたその名前を
僕は胸を張って自信を持って 守ってゆけるかな。
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歩き疲れて やっと家路にたどり着いた時には
空の向こうまで 赤く染まっていたよ
なんでだろうか もう何度も見てるはずなのに
いつも日が暮れると切なくなるんだ
わき上がる思いに逆らえなくて また涙がほほを伝う
悲しかったこと うれしかったこと
聞かせてよ 話してよ もっと伝えてよ
言葉にもならないくらい 辛いことがあるのは
お互い様だけど
少しでもあなたの力になりたいから
そばにいさせてよ そばにいたいよ
ごらんなさい 今日もまた日が暮れればほら
カラスも群れで巣に帰るよ
あなたには帰る場所がある 待っていてくれる人がいる
それだけで幸せじゃないか
これ以上の幸せはほかにはない 何もいらないよ
泣いちゃったことも笑ったことも
恥ずかしいことでもなんでもいいから
お互いの今日あった出来事を 食事でもしながらゆっくり話そうよ
そんなささやかな時間をいくらでも
積み重ねたら いつの間にか幸せになれる
気づかないところで
きっと誰もが幸せの前を 通り過ぎていく
当たり前な幸せじゃもう我慢出来なくて 特別なこと 望むから もう自分が幸せなんだとは思わないのです
泣いちゃったことも笑ったことも
恥ずかしいことでもなんでもいいから
お互いの今日あった出来事を 食事でもしながらゆっくり話そうよ
そんなささやかな時間をいくらでも
積み重ねたら いつの間にか幸せになれる
そこに幸せは生まれる。
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夕暮れの街並みはどこか優しくて
思わず似合わない涙なんか流してしまうんだ
歩道を並んで歩く 家族の姿に重ねてみる幸せのかたち
きっと特別なことなんか何もなくても
ただ大切な人がそばにいてくれる
それだけでいいと思うんだ
あなたの影と 僕の影が背伸びをしたら
だいだらぼっちのお出ましよ
サヨナラするときはみんなひとりぼっちだよ
寂しかったり悲しかったりするのはしかたないことです
だから、せめてその寂しさや悲しさを
吐き出すように 泣いたっていいんだよ
だって生きることは思うよりとても辛いから
すっかり日が落ちてあたりは真っ暗
誰かが泣いててもきっと気づかない
忘れていることや考えもしないいろいろなことがある
きっと生きていくことなんかは
きれいごとを言わないでいいのなら
泣くことのほうが多いくらいで
あなたのそばであなたの心臓の音を
誰より近くで聴いている僕がいる
だいだらぼっちはとても寂しがり屋さ
だからいつも寄り添っていないと すぐに泣いてしまう
ひとりじゃ荷が重いなら 誰かと一緒に
人生という高い山の頂目指し登ろう
笑ったり泣いたりたまに喧嘩もしたり
きっと楽しい毎日になるだろう
あなたの影と 僕の影が背伸びをしたら
だいだらぼっちのお出ましよ
サヨナラするときはみんなひとりぼっちだよ
寂しかったり悲しかったりするのはしかたないことです
だから、せめてその寂しさや悲しさを
吐き出すように 泣いたっていいんだよ
だって生きることは思うよりとても辛いから。
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胸の片隅に 小さく 膨らんだ 蕾がひとつ
君がいつかくれた思い出が 咲いた 咲いた
アルバムの中の 写真 ひとつひとつ 指で辿る あの日の音や光
夜や 朝の 中にある
言葉じゃ言えない さまざまな幸せのかたちとでも言おうか
さすらう風が カーテンを揺らす
たとえ今日が誰かの世界の終わりでも
僕は幸せなまま
君は幸せなまま
今日を迎えそして終える。
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どこにいるの ひたすら僕や私を演じて
かたちを勝手に決めつけて 時にわがままに己の境遇をうらむ
半分 夢の中に 意識がいってる
時の流れはゆっくりと 命をはこぶ
名もしれぬ花です 私は 風にもなれる
旅人が空の監視の目にさらされたまま
色とりどりの夢を見る。
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君の目は 何を映しているの
君の耳は 何を聞いているの
当たり前みたいに人が死に生まれる世界で
今日もまた 君は わけもわからず生きている
動機なんて いつもちっぽけなもんで
意味もなく ただ僕らは そこにいて
変わらない営みの中に身を置いて
あたかも平気なように見せかけている
あたかも幸せそうに振る舞っている。