詩人:どるとる | [投票][編集] |
瞳のスクリーンに映る 世界 それはまるで超大作の映画のよう
目の前を 流れる 車の群れを指で数えてる
なんとなく それとなく 始まっては終わるものを
目を閉じた暗闇の向こう 咲いた花
節穴のこの瞳でもちゃんと見えるかな
幕がひらいて 瞼をひらいて
まぶしいほどの光の中 そこにある世界を すべてと呼ぶなら
目には見えない気持ちや かすかな感情の揺らめきに心をうごかしてごらんよ
そっと目を閉じたら 途端に世界から隔離された気持ちになる
目の前を 行ったり来たりする 朝と夜
なにげなく さりげなく 咲いては散る命
耳をふさいでも なぜか消えない音色
誰もいない夜を包み込む静寂のよう
夜が明けてまた 朝になって
目をそらした先にも 続いてる世界が 逃げ場をなくす
ここにはないけど 確かに 存在するすべての 温もりに 手を伸ばしてごらんよ
産声が 上がる
どんな世界にも人のぬくもりや優しさがあるのなら
希望さえも嘘にはならない
幕がひらいて 瞼をひらいて
まぶしいほどの光の中 そこにある世界を すべてと呼ぶなら
目には見えない気持ちや かすかな感情の揺らめきに心をうごかしてごらんよ。
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歩き続けて かれこれどれくらいだろう
終わりのない闇の中を歩き出してから
今日どのくらいの人が生まれても
明日どのくらいの人がくたばっても
ただ僕らはそんなことにさえ
気づかずにたくさんの産声や涙のそばを通り過ぎてく
それは僕にしたって同じだって気づいたよ
影ひとつ残さず 消えてしまえば
せめて 花びらひとつ残っていれば
誰かの心の中に いつまでも生きていられるのに
それは某日某所未明の出来事でした
丁寧な口調でニュース原稿を読み上げる
今日どのくらいの人が笑っていても
明日どのくらいの人が泣くとしても
戦争のない国では 退屈紛れに
いじめに走る病んだ子供たちや我が子に虐待する母親が
偽りの平和の世界の中で 正しさなどと鼻で笑う
悪魔のような顔した子供は 命を足蹴にする
それは張りぼてのおとぎの国の物語
見せかけだけの夢の国
それは僕にしたって同じだって気づいたよ
影ひとつ残さず 消えてしまえば
せめて 花びらひとつ残っていれば
誰かの心の中に いつまでも生きていられるのに。
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この世界で 一番誰を愛してるか
そんなことは わからないけど
たくさんいる愛してる人の中で
君は特別だってことは変わらない
時々けんかもして 時々すれ違って
また何度でも 「好き」が「嫌い」になって
「嫌い」が「好き」になって 数えきれない仲直りの中で 数えきれないキスを重ね
僕らは 揺るぎない僕らを探してく
約束しよう明日は 今日よりももっと君を好きになること
そして 僕も 今日よりも好きになれる君を必ず見つけること
今日よりも明日はもっと君を好きになろう
愛を向けるまなざしそれが
恋人でも家族でも 誰でも
それぞれ違うまなざしがあるんだ
僕が君に君が僕に向けるまなざしは
時には 目をそらして 見つめ合って
わからない お互いを わかりたくって
わからない君を わかりたくって
数えきれない 笑顔や涙が 数えきれない思い出の中に 宝物みたいにしまってる
約束しよう 今日君を嫌いになった僕ならば
明日はその嫌いになった君を好きになってみせるね
歳をとっても 変わらず 手をつないで
好きと言える二人でいよう
運命や奇跡なんて 鼻で笑うような デリカシーもない僕だけど
君と出会ったのは そう呼んでも差し支えない 気がするのは
今が幸せだからかな
約束しよう明日は 今日よりももっと君を好きになること
そして 僕も 今日よりも好きになれる君を必ず見つけること
今日よりも明日はもっと君を好きになろう。
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未来に期待なんか求めちゃいけないよ
未来は 君が思うほど明るくはないから
過度な期待は 脆くも崩れ去ってしまう
行き過ぎた夢や理想に手を振って
窓の外の景色にちょっとだけ
憧れていただけだって思うことにしよう
今よりもっとずっと先の未来も
今と意外と何にも変わらなくて
ただ空や雲が流れて 人は変わらず
多くて 苦労話も尽きなくて
君と僕も 相変わらず喧嘩ばっかしてるよ
今日と明日が同じ世界の続きなら
今と未来もそれと同じで
ちょっと時間が 流れただけで
ちょっと時計が 回っただけで
世界に果てなんかあるわけもないこと
世界はどこまで行っても世界のまんまだ
少しだけ旅に出ただけで進んだように
思ってしまうけどどれだけ歩いても
僕は僕のままではみ出せもせず
変われるわけもない 一歩たりとも
今よりもっとずっと先の未来は
今よりもっとずっと何かが違うのか
同じことを繰り返して行くだけさ
ただいまやおかえり おはようやおやすみ
どれだけ言ったのかさえ覚えてないくらい
寝起きを繰り返し 時には大いに粋がって
つまんないことを人に自慢する
ちょっと 余裕が持てただけで
ちょっと 運が良かっただけで
腕を振って とにかく今より前へその先へ
風が吹くまま気の向くまま 歩いてこう
今よりもっとずっと先の未来も
今と意外と何にも変わらなくて
ただ空や雲が流れて 人は変わらず
多くて 苦労話も尽きなくて
君と僕も 相変わらず喧嘩ばっかしてるよ
今日と明日が同じ世界の続きなら
今と未来もそれと同じで
ちょっと時間が 流れただけで
ちょっと時計が 回っただけで
それだけで。
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日が傾いて空がオレンジ色に染まったら
そろそろあなたも帰って来る頃ですね
いつもの道を通って
いつもの顔で たまに見せる涙が またいいね
素直になりなよ そう言ってるようで
弱虫な君も強がりな君も 全部 抱きしめてあげるから
夜が来て 足元も見えないくらい 暗くなる前に 帰って来てね
そして今日あったこと 話してよ伝えてよ
悲しかったこと嬉しかったこと くだらないことなんかも
あなたが 笑えば まるでそれは
魔法のように 僕の心に明日へと続く虹を架けるんだ
おはようからおやすみまでずっと一緒にいるのに 知らない君もまだたくさん
いつもの顔で笑っても
嘘ならすぐに見破られて 無理しないで泣きたいなら泣けば?
君の前でなら 素直な僕でいられる
悲しいときは お互い様 遠慮しないで 生きてこう
夢を見た 起きたら君がいなくなる夢を
目覚めた僕は涙を瞳にいっぱいため込んでた
だから、僕は君がいないと 多分生きることさえ
つまらなくなって しまうんだよ
それは愛することを知ってから
魔法にかかったように泣き虫な僕をもっと泣き虫にするよ
君がいなきゃ 笑うことさえ こんなにむなしいよ
何でだろう君と笑えばどんな くだらないことさえも
輝いていく そんな時間をこれから
いくらでも積み重ねていけるなら
ほかにはなあんにもいらない
夜が来て 足元も見えないくらい 暗くなる前に 帰って来てね
そして今日あったこと 話してよ伝えてよ
悲しかったこと嬉しかったこと くだらないことなんかも
あなたが 笑えば まるでそれは
魔法のように 僕の心に明日へと続く虹を架けるんだ
さっきの雨が嘘のように 晴れ渡ったように笑う僕がいるんだ。
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夕陽が沈んでも まだ遊んでいた
あの秘密基地が 僕らの青春だった
いくら遊んでも遊び足りなかったよ
時間はいくらでもあったけど
あっという間に日が暮れて
どうしてこんなに楽しい時間は過ぎるのが 早いのか
気づけばほらまた 夕陽が沈む
回る 回るジャングルジムの上から
見上げた夜空に 星が流れたのを
確かに僕は見つけたよ
ああ あの頃の僕らはまだあの星を 追いかけている
そんな気がする
夢から覚めても まだ夢見心地
夢を見ても 夢を見てもまた夢の中
いくら 笑っても 笑い足りなかったよ
転んだって平気だったよ
遠い東の空から お日さまが昇れば
自転車に乗って出かけていった いつものあの場所へ
約束なんて 僕らにはいらなかった
いつの間にかあの公園も あのジャングルジムも
なくなってしまったよ
秘密基地は思い出の中に
埋もれて 夢を追う僕らの影だけが
いまだ星を 探してる
都会の空には 星さえも見えない
夜になっても明るい 東京の街は
薄情なほど 人とのつながりは薄いのに
どうしてだろう こんなにも たくさんの人の中にいても
ちっとも 寂しさを拭えません
ああ僕は僕を見失いそうになる
僕は一体 誰ですか?
回る 回るジャングルジムの上から
見上げた夜空に 星が流れたのを
確かに僕は見つけたよ
ああ あの頃の僕らはまだあの星を 追いかけている
まだ 遊んでいる時のままの心が
秘密基地に 取り残されてる そんな気がする。
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あなたに出会って本当に良かった
そんな出会いもあれば
出会わなければ良かった
そんな出会いもある
だけど 出会いは たくさんのことを僕に教えてくれるよ
大好きになった人も
大嫌いな人も
知らない人も
人生という道すがら
出会ったならば
それは なんて素敵な奇跡にも近い出来事
魔法仕掛けの 種も仕掛けもない
あなたに訪れた 愛のとき 夢のとき 今、笑うとき
出会いはほんのささやかな神様からのプレゼント
それはまるで魔法のようにこの世界に降り注ぐ光
あなたと 出会ってから変われたよ
少し優しくなれた
出会ったことに意味を求めても意味はない
だけどひとつの出会いは 運命と見まがうほどに美しい
家族との出会い
恋人や友達との出会い
それが他人でも
出会った瞬間 リボンを 結ぶように
ひとつにつながる
魔法仕掛けの 種も仕掛けもない
知らない人同士でも出会えばほらね
みんなお知り合い 蝶々結びのよう 心にそっと誰かとの出会いの数だけ結んでる
それはまるで 魔法のように魔法のない世界に咲き誇る光
絆なんて 言わないよ そんなくすぐったいことはね
でも、あなたと出会ったことは
きっと きっと 僕にとっての明日を生きる光になってく なってる
魔法仕掛けの 種も仕掛けもない
あなたに訪れた 愛のとき 夢のとき 今、笑うとき
出会いはほんのささやかな神様からのプレゼント
それはまるで魔法のようにこの世界に降り注ぐ光
この世界に降り注ぐ光。
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傷ついたその心にそっと伸ばした僕の右手は
あなたのところまで届いているかな
時々すべてがわからなくなってしまう
この世界は全部 最初から まるで夢のようだから
大切な人が また一人 また一人 増えていくのに
それを引き換えにするように 誰かが消えてしまうのは
誰のせいにも出来ない 風のいたずら
きらめくように ただ笑っていて せめて
この命が 限りあるものならば どうにもならない悲しみを
とかすように ずっと そばにいて 日ごとに 生きれる時間が 削られていくなら ビードロのように
儚いその一瞬さえ光り輝いて
鏡に映る あなたの姿が 泣いてるのなら
何もかも放り出して 船を漕いで行こう
時々 雨が ほっぺたに川をつくるから
無理はしないで 立ち止まるのも わるくはないさ
かけがえのない思い出は心に刻まれる
だけど きのう いたはずのあの人も時の流れには逆らえずに
いつか その時が来たら さよならの向こう
ささやくように ただ 生きていければ
きっと今日笑えなくても明日には 疲れるくらい笑ってる
揺れるように ほら 移り変わる景色
歩き出さなくても 旅しているみたいだ
永遠に見失わない光を閉じ込めて
一瞬一瞬を 瞼に焼きつけて
朝の扉が開ければ 夜の扉は閉まる
きのうと今日はすれ違いながら どこかでひとつに重なりつながる
まるでそれは片時も目の離せない出会い
きらめくように ただ笑っていて せめて
この命が 限りあるものならば どうにもならない悲しみを
とかすように ずっと そばにいて 日ごとに 生きれる時間が 削られていくなら ビードロのように
儚いその一瞬さえ光り輝いて。
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悲しくないなんて 嘘だろう
下手な強がりはよしなよ
君の涙を見れば わかるよ
馬鹿にしないでね
好きな人の気持ちくらい 聞かなくてもわかるよ
うまく言えないけど
とりあえず 泣いてしまえばあとは
夜が明けていくだけ
僕らは待ち人 雨上がりをひたすら待つ人
僕らは待ち人 夜が明けるのをのんびり待つ人
それしか出来ないよ 魔法のない世界じゃ
大好きな人の 心を慰めるのもひと苦労
ごめんね でもせめてそばにいさせて
一人では悲しませないから
大丈夫って言葉はいい加減さ
大丈夫なわけはないことくらい わかるよ
一人で悩むより二人で悩めば 答えは案外早く見つかるよ
うまく言えないけど
愛を 君に あげたいんだ 愛ってものを あげたいんだ
僕らは待ち人 雨上がりをひたすら待つ人
僕らは待ち人 夜が明けるのをのんびり待つ人
それしか出来ないよ 魔法のない世界じゃ
大好きな人の 心を慰めるのもひと苦労
ごめんね でもせめてそばにいさせて
一人では悲しませないから
いつか 愛された意味がわかるとき
僕だけが 気づくなんてことのないように
君にも 僕が愛されたのと同じ いやそれ以上の愛を君にあげるよ。
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ほんのささやかな幸せを
つつましく分け合いながら
大好きな人と二人で 一人だけで 楽しむような幸せは
きっと悲しいから
ラブソングを歌うように 人を 愛せたら素敵なのに
どうして愛すれば愛するほどに 傷つけてしまうのでしょう
また今日も 言い過ぎかなって
けんかのあとで気づくのさ
人に愛され人を愛する そんな場所には
いつも雨が降っている だから僕が歌う
下手くそなラブソングはいつも 泣いてるように 涙声で
あなたにつぶやく
少しだけ涙に濡れたアイラブユー
どんなふうに愛せたら 君を幸せに出来るのかな
「笑ってくれよもっと 楽しそうに」
いつの間にか君の為じゃなくて自分の為に
ラブソングを歌っていた 僕が愛してたのは
君じゃなく僕だったよ だから君は寂しかったんだね
今さら気づく だめな僕だったね
わるいのは 全部僕だったね
人に思われ人を思う そんな場所には
いつも 分かり合えない隙間がある
そんな隙間なんてみっともないから 愛の歌で 離れたぶんの距離を埋めてしまおう
愛されてばかりの僕が歌う傷だらけの アイラブユー
汚い 言葉で 心を傷つければきっと
僕らはすぐに愛を 忘れてしまうだろう
だから、そんなことがないように
腫れ物にさわるように 恐る恐る 愛し愛されていた
でもそれは間違いだったよ
人に愛され人を愛する そんな場所には
いつも雨が降っている だから僕が歌う
下手くそなラブソングはいつも 泣いてるように 涙声で
あなたにつぶやく
少しだけ涙に濡れたアイラブユー
君を傷つけた僕が今度は君を愛すために
歌う ラブソング。