詩人:どるとる | [投票][編集] |
どこへ行こうか どこへ飛んで 行こうか
あの空の向こう あの道の向こう
あの夢の水底
さよならが待っている 待たせているのかもしれない
ただ僕らは あらすじをなぞるように
追いかけるようにページをめくるだけ
それはまるで 目を閉じたまま平均台の上を歩き続ける あやふやな旅のよう
いつかやがて 知るであろう すべての夜や朝を 僕は迷いなく愛せるだろうか
思い出と呼べるだろうか
どこへ行くのか どこへ 連れて行くのか
見えない時に 導かれて 明日の行方は
誰もわからない
おはようもおやすみもない
交わす言葉は さよならだけ
そんな寂しい 世界ならいらないよ
明日を欲しがることもないだろう
それはまるで 読みかけのまま 読まずに放り投げた物語の続きを求めるように
手を伸ばす 歩いて行く どこまでもどこまででも 僕は僕の意味を求めるように
すべてに意味がなくても
跡形もなくなって
影さえもなくなったら
僕は何を答えるだろう
すべてを失ったあとで何が残されてる
僕は何も失ってはいない最初から
何も手にしてはいない
それはまるで夢の中で していたような
それはまるで 目を閉じたまま平均台の上を歩き続ける あやふやな旅のよう
いつかやがて 知るであろう すべての夜や朝を 僕は迷いなく愛せるだろうか
思い出と呼べるだろうか
あなたのことも。
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どこを見つめてるの?
何を聞いているの?
わからないことがあるのに
わからないことが何かわからない
そんな気持ちが 僕を形作ってる
いくつもの迷いが いくつもの悩みが
渦を巻いて やがて ひとつの世界になるように
いくつもの 悲しみが いくつもの喜びが
寄り集まって やがて 僕や君に なるように
そして 聞こえた産声の向こうに君がいる
誰を愛しているの?
何にふれているの?
朝にいるのに夜のような
夜にいるのに朝のような
道しるべなんてない 時間は目安
いくつもの 今日と いくつもの明日が
重なってつながって ひとつの時間になるように
いくつもの はじまりと いくつもの終わりが
生まれては 消えてく 命にそっとささやきかける
そしてやっと読み終えた本の表紙を閉じる
またひとつ 何かが
変わるような 変わらないような
またひとつ 何かを
手にしたような 手放したような
そんな 余韻の 片隅に 過ぎる やがて来る雨の気配
いくつもの迷いが いくつもの悩みが
渦を巻いて やがて ひとつの世界になるように
いくつもの 悲しみが いくつもの喜びが
寄り集まって やがて 僕や君に なるように
そして 聞こえた産声の向こうに君がいる
そしてその君もいつか聞いた産声を聞く。
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まばたきすることももったいないくらい
君といる時間は 僕にこれ以上ない幸せをくれる
ほら また きりもなく
喧嘩したって 何度も仲直りだ
今までどれだけ 繰り返してきただろう
喧嘩した数だけ仲直りしてきたよ
だからまた喧嘩したら仲直りすればいい
仲直りのとき 「ごめんね」って言うのは
きまって 僕からだけど それはそのあとの「もういいよ」って言う君の笑顔が見たいからなんだ
自分だけが幸せになる方法なんてない
幸せになりたければ誰かの幸せをまず
願えるようにならなくちゃ 幸せにはなれない
だからあなたを幸せにすることで
やっと僕も幸せになることができる
単純な僕にはわからないことばかりで
でも単純だから多少のことでは怒らないよ
優しすぎるからと君は心配するけど 優しすぎるって
悪いことなのかなあ 優しさを知らないまま生きてくより
たくさんの優しさに出会えたら
生きてくことも楽しくなるんだよ
呆れながらも「あなたらしいね」って笑ってくれる 君は 僕より僕のことをわかっていてくれる 僕以上に僕の味方してくれる人だよ
自分だけの幸せを願えば 必ず自分以外の誰かが悲しむんだ
幸せになる資格のない人なんていない 誰もが幸せになる権利がある
だからあなたも僕も幸せになることができる
ならば二人で幸せになる方法を見つけよう
こんな僕だから
いろいろ迷惑かけたりすることもあるけど なぜだろう
もっと君を困らせたい
僕も君に困らせられたい
変かなあ?
自分だけが幸せになる方法なんてない
幸せになりたければ誰かの幸せをまず
願えるようにならなくちゃ 幸せにはなれない
だからあなたを幸せにすることで
やっと僕も幸せになることができる。
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ひゅるりら ひゅるりら 風が吹いていく
物語のページをめくるその指先が
手繰り寄せる未来 ほら見えるかなあ
今が思い出に なりますように
やがて蕾から花開く
そっと 静かに 踏み出すよ
その一歩は そよ風のよう
水たまりをひとつ追い越して
そこに映る世界が 春を 見つけたら
僕もそっとあなたの心に咲くとしよう
読みかけの本のページに 栞をはさむように
そしてまた昨日の続きから今日がはじまる
物語が歩き出す
あらすじの向こうへと続いていく
続いていく。
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世界は 今、歩き出すよ 物語は確信へ あらすじの向こうへ
聞き分けのないこの心は どこへ向かうのかなあ
ねえ 教えてよ
どこまでも 世界は明けても暮れても
世界のままで ただそこに 悠然と 広がっているだけで
めくるページの先へと 続いていく 物語の向こうで長い夜が明ける
枠からはみ出すように踏み出したその一歩から はじまる新しいストーリー
追いつけないよ 足早に過ぎ去っていく 時間の速さに
ほらまた行き止まりだ 迷い込む袋小路 鏡の中の世界
いつまでも 僕は僕でキミはキミで
それは それで 影は 表情ひとつ変えずに たたずむだけ
昨日の続きから今日はまた始まって 今日の続きはまた明日に持ち越しされ
今日の続きからまた明日ははじまる
踏み出すよりも前から世界はそこにあったんだ
踏み出したその場所から世界は どこまでも広がって
空も 海もなくただ 限りなく つながって ひとつの世界になる
相変わらず時計は 合わないけど 開けたドアの向こうにある 世界を見に行こう
めくるページの先へと 続いていく 物語の向こうで長い夜が明ける
枠からはみ出すように踏み出したその一歩から はじまる新しいストーリー
世界は今、歩き出すよ 物語は確信へ あらすじの向こうへ。
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帰り道はいつもなんだか 切なくなるのさ
大好きな人と手を繋ぎながら帰ろう
会話なんて なんでもいい
今日の晩ごはん 何にしようかな
話しながら 家路を歩くこの時間が好きなんだ
大切なあなたと一緒に歳を重ねてく
それは悲しいことなんかじゃない
幸せへとまた一歩 また一歩 歩いてく
なくしたものばかり数えてしまうけど
ほら胸の中にはいつの間にか こんなに 思い出が あふれてる
遠く 街明かり揺れているのが見える
ひとつひとつ今日あったこと聞かせて
うまくなんて話せなくてもいい
泣きながらだって 笑わないよ
流れる涙その瞳の奥には 素直な君がいる
こうやって何度でも同じことを繰り返し
積み重ねたその足跡が物語になっていく
涙だって大事な道しるべだって思うよ
だから今日は僕から手を繋ごう
いつもと何も変わらない でも変わらないことが変わらないよ
そんなふたりの帰り道 アスファルトに影がふたつ揺れてる
僕は買い物袋を重たそうにしてる君と
分け合いながら ひとつの袋を 二人で持ってる
そんなふうに 人生も支え合いながら二人三脚で行こう
大切なあなたと一緒に歳を重ねてく
それは悲しいことなんかじゃない
幸せへとまた一歩 また一歩 歩いてく
なくしたものばかり数えてしまうけど
ほら胸の中にはいつの間にか こんなに 思い出が あふれてる
昨日よりも今日は君を 好きになる
明日は 今日よりも君を好きになれる
好きになれる。
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幸せは目を閉じないと 見ることが出来ないよ
目を開けたまま見える幸せは 形ばかりだけど
つまらない嘘で なんでもごまかしてしまえるけど
たとえばこの手を伝わって 届くぬくもりは 暗闇に光を差すように
僕に「生きるということの喜びや強さ」を教えてくれるんだ
だから僕は迷わずに ためらわずに 言葉にすることができるよ
今が幸せだと 今が幸せなら明日も 間違いなく幸せだと
いくら見つめても心はそこにはありません
耳をすましたところで聞き取れる音や声は
雑音に重なって ささやき声も聞こえない
たとえば ふと君の手と僕の手がふれたときのその瞬間
僕は 言葉に出来ない くらい胸を打たれてしまう 言葉はまるで役に立たないね
だから僕は 何も言わずに あなたの手にそっと僕の手を重ねる
幸せが何かなんて まるでわからないけど
幸せは今この手の中にあるよ
たとえば 愛は この手を かりてこの声や肌をかりて伝わるものだと思うよ
どんなに遠く離れてても心には ちゃんと届いてる
大好きな人のひとつひとつ
だから僕は迷わずに ためらわずに 言葉にすることができるよ
今が幸せだと 今が幸せなら明日も 間違いなく幸せだと。
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夏は君に 語りかけてくる
「もう忘れてしまったのか」と
少年の日には ただ青い空を
飛ぶように 走り回っていたよ
膝小僧に すり傷 つくって
自転車ひとつあれば どこまでも行った
泥だらけになっても平気に笑ってた
いつの間にか そんな気持ち 忘れてしまったんだ
今はただ 忙しい日々に 身をあずけているんだ 身を削っているんだ
それがなんだか 悲しくて
それでも夏がくれば 僕も30度を超える陽射しの中で
目を閉じて あの日、感じた気持ちを
心の中で思い描きながら 開けた窓から
広がる空を見ている
寂しそうに壁に立てかけられたギター
もう何年も弾いてない
久しぶりに手にとってぽろんと鳴らせば
間抜けな音が 小さな胸をゆらした
東京のくらしは どんなもんですか?
遠く離れた家族からの手紙が届いた
生まれた場所に帰って 家族に会いたいよ
夢だとかもう 放り投げて 時々そんなふうに思っては 諦めきれない夢と 向き合っては 目をそらして
悔しいやら 憎たらしいやら
アイスを食べながら あくびひとつして 扇風機ひとつだけの部屋の中 蒸し暑い夏の夜
心のひだを さざ波が 撫でていく 東京の夜空にも星が光る
愛する人と もうじきしたら そっちに 行って
紹介するよ 笑った顔がかわいらしい素敵な人なんだ
ああいつの間にか そんな気持ち 忘れてしまったんだ
今はただ 忙しい日々に 身をあずけているんだ 身を削っているんだ
それがなんだか 悲しくて
それでも夏がくれば 僕も30度を超える陽射しの中で
目を閉じて あの日、感じた気持ちを
心の中で思い描きながら 開けた窓から
広がる空を見ている
今は 愛する人と二人。
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ただ胸の高鳴りで 人を愛した気になって
たったひとつのおごり高ぶりで
恋をした気になって
気づけば誰かを 傷つけていたよ
あとになって悔やむから後悔という
きのうの影を引きずったままで
ごめんねって言っても
傷跡は 変わらず傷跡のままで
人を愛すことは 人をゆるすこと ひいては弱い自分を ゆるすこと でも そんな自分をゆるせない自分もいることを 確かに認めること
愛する人よ 本気の愛は ときにいい加減さ
ただ胸の高ぶりで 走ってきたよ今まで
あぜ道に咲いた花のように
ただシャララと揺れて
気ままな僕には 君の迷いなど
見えなかったよ わからなかったよ
愛することの意味だとか糞食らえだ
でも君の涙は
僕のチンケなハートをゆらした
人に愛されることは 人を愛される覚悟があってのこと 愛してしまえない人と愛する人との違いはこの際どうだっていい
ただ大切なことは君を 愛する それだけ
愛する人よ 真面目な愛は 少々 窮屈さ
僕のダメなとこ数えたら
きりがないのにね
いいとこ数えたらすぐに答えが出る
君はどうしてこんな僕を好きになったんだろう
そしてずっと好きでいてくれるんだろう
それが 愛なのかな
人を愛すことは 人をゆるすこと ひいては弱い自分を ゆるすこと でも そんな自分をゆるせない自分もいることを 確かに認めること
愛する人よ 本気の愛は ときにいい加減さ
だから、そんな自分を見つけたら
叱れる自分も 持っておこう
そしてそんな自分を叱れた その時こそ
君を 愛させてもらおう
君に愛してもらおう。
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さあこれからどこに行こうか はぐれ雲の旅は続く
ドアもなければ 窓もない世界だ
どこに行くにも 自由自在 心は気まぐれなコンパス
雨のち晴れ でまた 雨が降る 傘を差せば 頭の上で跳ね回るリズム 愉快? 痛快!
ドライブに行こうぜ
車はいらねえ歩いてこその旅だ
ツレもいらねえ カバンには夢だけを つめこんで
果ての果てまで
ドライブ・ア・ゴーゴー
さあ 事あるごとに言ういつってのはいつの話だ
大切なものには決まって形なんてないだろう
形なんてないから愛や心は 太陽みたいに輝くんだろう
昨日のち今日 でまた明日が来て 笑ったそばから 泣きたくなって センチメンタリズム 難題?どーだい?
スイミングは苦手さ
羽根もないから 歩くだけだぜ
金もないし 夢もないしとりあえずは立ち往生
多分いつかは
ドライブ・ア・ゴーゴー
ドライブに行こうぜ
車はいらねえ歩いてこその旅だ
ツレもいらねえ カバンには夢だけを つめこんで
果ての果てまで
ドライブ・ア・ゴーゴー。