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ほら はじまるよ
愉快な劇の幕が開くよ 今
僕は 主人公さこの物語のキーを握ってる
ストーリーはいつも クレイジーなノリで進んではまた戻って
同じとこをぐるぐる回ってる
地球の奏でる音楽は
どんな音楽も
越えられやしない
君もあんたも僕もみんなクレイジーになって
歌うのさ涙なんて知らないふりした愛の歌
世界を巻き込んで
引きこもりの神様を引っ張り出そうぜ表舞台へ
僕は笑うのさ誰よりも誰よりも高らかに
生きている ただそれだけで素晴らしいショータイム!
ロマンスなんて ないような世界だけど
なわけないさ
僕は知ってるんだこの世界の楽しみ方を
映画の中ではいつもハッピーエンドな 物語だけど
現実はっていうと窓の外は雨
雨に歌えばほら 心持ちハッピー
悲しいことは忘れて
夢も希望もないような顔しちゃって
本当損してるね この世界は笑ったもん勝ちなのにな
全宇宙を巻き込んで
知らんぷりしてるあいつを ひっつかんで舞台に連れてきな
君も踊るのさ 待てないその時を待ったなしで
みんな笑ったらはじまりの合図 素敵なショータイム!
悲しみの雨は降るよどんな国のどんな幸せのそばにも
だけど忘れないで覚えておいて幸せを知らない人には雨は降らないことを
そして雨を知らない人には幸せは見えないことを
だから涙流す君は雨上がりを待ってる
世界を巻き込んで
引きこもりの神様を引っ張り出そうぜ表舞台へ
僕は笑うのさ誰よりも誰よりも高らかに
生きている ただそれだけで素晴らしいショータイム!
世界が終わっても永遠に終わらないショータイム!
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マンションの上に住む幼なじみが
昔、付き合っていた
ちょっと癖毛の女の子なんだけど
素敵な声をした ガール
夢の中にいるような恋だった
僕はもう幸せ過ぎて溺れそうだった
さよならは突然の出来事
二人には罪はなかったよ
君が遠くに引っ越しするって
決まった時僕は何もできなかったけど
小さな 貝殻のネックレス 君にあげたよ
そしてはじめて僕は君とキスをした
多分わけもわからず してたんだ
お別れの日だんだん遠ざかる 君を載せた引っ越しのトラックが
消えるまで僕は手を振ってたんだ
忘れないでって約束したよ
あの時の気持ちは嘘じゃなかったのに
もう僕は君の名前さえ覚えてないんだ
もう君も僕のことなんか覚えてないだろう。
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桜のつぼみも 長い眠りから覚めて
もうじききれいな花を咲かせるかなあ
思い出す 遠い日の恋を あれはいつだったかなあ 淡い恋だった
いつも一緒にいるから気づかなかったよ
僕のいちばんは君だったんだね
それを恋だと気づいたときから
名前を呼ぶのも手をつなぐのもなんだか恥ずかしくて
当たり前にしていたことが
当たり前に出来なくなった
僕は紛うことのない恋に落ちていた
花びら染める 色は 春を思わせる
踏み出せばふわり 舞い上がる
話すこともなく ただ黙ってるだけの静かな恋だった
君と目が合うとなぜか胸の奥が 苦しくなる でもそれが嬉しい
恋している自分に気づいたときから
気づく前よりも君がもっと 好きになっていたんだ
長くは続かなかった恋はまるで
春の終わりを待たずに散る花のよう
僕はひたむきに恋をしていた
それを恋だと気づいたときから
名前を呼ぶのも手をつなぐのもなんだか恥ずかしくて
当たり前にしていたことが
当たり前に出来なくなった
僕は紛うことのない恋に落ちていた。
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君のことが好きな僕と僕のことが好きな君が
たったひとつのめぐり逢いから 愛を紡いでいく
そんな他愛もないことがどうしてってくらい嬉しくてたまらない
どうして君は君なんだろう
どうして僕は僕なんだろう
世界で誰より幸せにしたいのは君で
世界で誰より笑っていてほしいのは君で
だから君じゃなきゃ駄目なんだよ
なんて 笑ってる今が いつまでも続きますように 願うから
見上げた空に 広がる満天の星空
ひとつひとつが違う形 違う輝き
のぞき込めば 瞳いっぱいに広がる未来
君の未来
ページをめくる君とあらすじを読む僕が
互いの苦手とする部分を補い合いながら
カレンダーをめくっていく 雨の日も晴れの日も雪の日も
笑ったそばから泣いている
泣いたそばから笑っている
忙しい君は 自分の幸せより人の幸せを考えている
僕は知ってるんだ 人知れず泣いてる君を
強いんじゃなくて強がれないだけなんだ
たまには目一杯 僕の胸で泣けばいい 全部受け止めよう
天体望遠鏡を通して見た宇宙に
僕だけの星をひたすら探していた
だけど、そんなものはいくら探してもなかった
未来はみんなの未来
ほら 君が笑ってる
ばかばかしいことで
なんだかどうでもよくなるよ
また笑って明日から生きれそうさ
見上げた空に 広がる満天の星空
ひとつひとつが違う形 違う輝き
のぞき込めば 瞳いっぱいに広がる未来
君の未来。
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人を愛することって何をどうすりゃいいのですか
そんなことさえも知らずに
愛をえらそうに知ったかぶりで語っていました
きれいに飾り付けられた
傷ひとつない愛なんて愛とは呼ばない
愛を知るには まず人の愛にふれなくちゃ
それを愛だと名付けることもなく
私やあなたに さしのべられた手の中に燃えているぬくもり
どんなものより確かなその手応えが僕を愛してくれる
多分そんなひとつひとつのささやかな思いやりが唯一愛と呼べるものなんだよ
人に愛されるためにはどうすりゃいいですか
近道ばかり探してたから
気づけばこんな人気もない場所にいた
人は何にでも名前をつけようとするけど愛には名前なんていらない
名札をつけた愛なんてもう押しつけがましくって
愛されてくれと言わんばかりさ
だから愛なんて素っ気ないくらいがいちばん愛らしい
怒ってばかりの人がたまに見せる優しさ 照れ隠しの影に隠れた途方もない愛
本当に愛を知る人は愛を呼ぶとき けして愛だとは言わないし
愛を押しつけたりはしない
愛に名前をつけてしまえばもうそれは愛と名乗っただけのまがい物でしかないから
愛を知るには まず人の愛にふれなくちゃ
それを愛だと名付けることもなく
私やあなたに さしのべられた手の中に燃えているぬくもり
どんなものより確かなその手応えが僕を愛してくれる
多分そんなひとつひとつのささやかな思いやりが唯一愛と呼べるものなんだよ。
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通り過ぎてく時間はまるで 車窓からの眺めに似ている
少しずつ少しずつ人は大人になってゆく
いつまでも子供じゃいられないのです
たとえばあなたの心に映る景色は
かつてあなたが見たものや聞いたものだったりするよ
思い出に色をつけるならどんな色でしょうか
きっときれいな 夕暮れみたいな色なんだろうね
過ぎ去った時間さえも思い出せば
まるできのうのことのように
瞼の裏に広がるあの笑顔 あの涙
過ぎてなお色あせぬ日々
目には見えない思い出はいくらつぎ込んでも買えないから価値がある
一歩一歩はとても小さなものだけど
振り返ればなんて長い道のりなんだろう
たとえば 雨の降る街の静けさや
誰かが意図せずくれるぬくもりが 思い出のひとかけらだ
思い出話をし出したらきりがないから
昔を思い出すときは一人きりのときだけにしよう
日々早足に通り過ぎてく ひとつひとつ
その時はなんでもないこともあとで大切な思い出のひとつになる
過ぎるからこそ思い出になる
ああ 言葉は いらない
ただ懐かしいだけで
またあの日に帰りたくなる
思い出はどうしてこんなにきれいなんだろう
思い出に色をつけるならどんな色でしょうか
きっときれいな 夕暮れみたいな色なんだろうね
過ぎ去った時間さえも思い出せば
まるできのうのことのように
瞼の裏に広がるあの笑顔 あの涙
過ぎてなお色あせぬ日々
過ぎてより一層 色づく日々。
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僕は私は生まれて良かったのかな
それとも間違いだったのかな
私や僕に生まれてあなたに愛されて
そんなふうに笑いかけてくれる
愛されるほどに思うことは 僕はあなたに愛されるに値する人なのでしょうか
ああ ひとりにひとつ与えられた名前
何度も呼んでる あなたの声がする
僕のためにあなたがつけてくれた名前
僕は僕以外の 何者でもなくて
たとえば花に花言葉があるように
願いを込められた 名前ほど
立派にはなれないけど
ただいつまでも僕らしさを忘れないように
ただこの名前に誇りを持っていれるように
名前と一緒に 手をつなぎながら 歩いてく。
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僕は君が結婚するって聞いたら
頭ごなしに反対したね
それはただ寂しくて たまらなかったから
意地を張って 話さえ聞こうとはせずに背中向けてたよ
ああ 愛する娘よ 君もそんな歳になったのか
君の背中が遠くに見える
お父さんのそばから 離れてゆくのなら
せめて世界中でいちばん幸せになってください
今日は あなたの晴れの日 ウェディングドレスがよく似合う
君はもう 僕の知ってる君じゃない
結婚式の日が決まったって聞いた
僕は酒をあおって酔っ払った
幸せを望むのなら 笑って見送ってやれるのに どうして喜んでやれないのかな
ああ いつまでも君は子供のままの君で
だから 手放せないんだよ
もう君を 守るのは僕の役目じゃない
君が好きになった人にその役目は代わった
「今まで育ててくれてありがとう」なんて手紙を読んだ君の姿が涙でにじんでく
その日、空は 青く 澄み渡っていた
瞼の裏に 思い出がよみがえるよ
ひとつひとつ 数えてみたって 数えきれないメモリー
これからは 僕は影から 君を見守るよ
娘をよろしく頼むと言った
君が好きになった人なら素敵な人なんだろう
お父さんのそばから 離れてゆくのなら
せめて世界中でいちばん幸せになってください
今日は あなたの晴れの日 ウェディングドレスがよく似合う
君はもう 僕の知ってる君じゃない
幸せになる ために 今、僕の手を離れ
君は 一人 新しい明日に歩き出してゆく
幸せに向かって。
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想像力を働かせるのだ
神様もいやしないこの世界で
武器になりそうなもの片っ端から
ひっつかんでは 持ち出しては
その危なげな切っ先で未来を切り開いてみようか
イマジネーションが足りないなあ
想像力の欠如 落書きさえもしない
そんなつまらない 世界には用はない
バカげた夢を見ることを忘れたら
もう 明日を待ち遠しく思う気持ちさえ なくなってしまうよ
想像力と妄想力の戦国時代 闇鍋みたいにごった返して
不味いも美味いもなくなんでもかんでも
ぶち込んでは 取り入れては
とりあえず 仕上げをごろうじろっていう感じさ
常識を覆すのは非常識だろう
冒険心の枯渇 旅にも出ようとしない
そんなくだらない人には用はない
大げさな空想も 聞こえない世界には
もう 飛び出しそうな心臓のトレモロも 聴こえないね
計算してばかりの世の中には
ロマンのかけらもない
計算できないものが邪魔で仕方ない
イマジネーションが足りないなあ
想像力の欠如 落書きさえもしない
そんなつまらない 世界には用はない
バカげた夢を見ることを忘れたら
もう 明日を待ち遠しく思う気持ちさえ なくなってしまうよ。
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のらりくらりすり抜けてく人波
わけもなく なんとなく
誰かを憎んでは 嫌な気持ちになる
なんのために誰のために生きてるのか
そんな根本的な事さえも僕はわからないまま 今日も
誰かのせいにしている
本当は自分が悪いことを知っているのに
誰かのせいにすることでしか生きられない
楽な道を選んだはずなのになあ
楽な道は孤独な一本道
すれ違う人さえいない
大人になって言い訳だけはうまくなった
ごまかすことにかけては右に出る奴はいないよ
笑っても笑った気がしないのは
いつからだろう 生きることを楽しむことが出来ない
誰かのせいにすれば
とりあえず自分だけは悪くならない
誰かのせいにでもしなきゃ
自分が自分でいられない
楽な道なんてなかったよ
楽そうに見えていただけだった
人生に近道はない
時代のせい 他人のせい 何のせいにしても すべて自分に 返ってくる
結局すべては自分のせいだ
誰かのせいにしている
本当は自分が悪いことを知っているのに
誰かのせいにすることでしか生きられない
楽な道を選んだはずなのになあ
楽な道は孤独な一本道
すれ違う人さえいない。