詩人:どるとる | [投票][編集] |
色褪せてゆく空の色
今日もまた
誰かの帰り道を照らす赤い夕日 その足元に影を伸ばして
悲しかっただろうか
うれしかっただろうか
あなたの1日は
どんな1日だったんだろうな
どんな誰にも同じように1日の終わりが来て
どんな誰も同じようにさよならと手を振るだろう
失ってしまうもの
引き換えに手に入れたもの
見えない傷を負うようなものさ
またひとつ 僕は何か大切なものを知る
だんだんわかる
だんだん気づく
だんだん見えるんだ
目の前を覆っていた霧が晴れるように
少し歩いて立ち止まる
あなたはまた
今日という1日を追い越して 明日を目指すだろう
笑えるといいな
楽しいといいなあ
やがて訪れる
明日が晴れでも雨でもね
どんなに悲しくたって涙拭わなくちゃ進めない
いつまでも立ち止まっていたって何も変わらない
失ってしまうもの
引き換えに手に入れたもの
見えない傷を負うようなものさ
またひとつ 僕は何か大切なものを知る
だんだんわかる
だんだん気づく
だんだん見えるんだ
目の前を覆っていた霧が晴れるように
耳をふさいでいたよ
目をそらしていたよ
今、ふさいでいた耳を自由にして
閉じていた目を開くよ
そして見えるもの
聞こえるもの
それが全てだろう
それが答えだろう
だんだん出来るさ。
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ずっと出せないままの答えは
埋まらない空欄を 残したままで
解答欄とにらめっこして いつまで
そうして そんなわけないって
事実から逃げているんだろう
堆く 積もり 積もってく いくつもの
問題は未だひとつも解せないままに
答えのない 答え合わせは続く
忙しなく 流れる日々ものらりくらり
自問自答するだけで日は昇り暮れていく
よどみのない眼差しで明日を見つめてた
それだけが ただひとつの誇るべき自信だ
失っては 手にする そんなことの繰り返しの中で 僕は何を学んだっけ
どんな道を選んだって同じさ
迷いや悩みはすぐ後ろをついてくる
逃げ場なんてありゃしないんだ
どんなに 声を枯らして歌ってみても
誰にも届かない声は 風も揺らせない
答えがないなら 答えを決めればいいさ
何も変わらないなら 変えるまでだ
自問自答しただけ 僕は僕を追い越してく
昨日よりはきっと少しだけ違う僕だ
ほら 目を閉じて 暗闇の中に意識を やれば
なんとなく 闇にも慣れて さっきよりも随分 マシだ
答えのない 答え合わせは続く
忙しなく 流れる日々ものらりくらり
自問自答するだけで日は昇り暮れていく
よどみのない眼差しで明日を見つめてた
それだけが ただひとつの誇るべき自信だ
僕が出した答えだ。
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思い出し笑いで日は暮れて また日は昇る
ありふれた毎日の片隅に放られた記憶の欠片
ただ そこにいあるだけの世界だ 僕にとって
その程度のもので
花は 隠れるように記憶の引き出しの一番奥に 咲く
昨日までは当たり前だった世界が今日は なぜか何かがあとひとつ足りないようなそんな感じだよ
そしてまたひとつ夜が明ければ 朝が気づかないあいだに 来てて まぶしすぎるほどの光がはじける
「なんとなく」とか「べつに」が口癖になって
あやふやな言葉で曖昧にしてしまった 答え合わせ
道端ですれ違う名前も知らない人 どうでもいいさ
もう何もかも
夢は 思い出という綺麗な名前をつけて 忘れたふりをした
大好きだったはずの世界が なぜかいつからか変わってしまったよ 好きが嫌いになった
そのくらいのささやかな違いなのに 見える世界が180度変わってしまう 昨日の青空が嘘のような雨
大好きだった場所
大好きだった人
大好きだった景色
そのひとつひとつ
忘れられるかな?忘れられるもんか
昨日までは当たり前だった世界が今日は なぜか何かがあとひとつ足りないようなそんな感じだよ
そしてまたひとつ夜が明ければ 朝が気づかないあいだに 来てて まぶしすぎるほどの光がはじける
大好きだったはずの世界が なぜかいつからか変わってしまったよ 好きが嫌いになった
そのくらいのささやかな違いなのに 見える世界が180度変わってしまう 昨日の青空が嘘のような雨
今日は生憎の雨。
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一分一秒を積み重ねてく日々が
人の生涯を形作ってゆくように
ひとつひとつの場面や出来事が
思い出という宝石になって時間を飾ってく
落ち続ける砂時計の砂のひと粒は
まるで僕らの流す涙のようでもあり
笑顔のようにも見えるよ
もっとたくさん笑おうよ
もっとたくさん泣こうよ
たまには喧嘩もして見えない心をさぐり合いながら
今が思い出になるまで
砂時計が 落ちきるまで
僕らは愛という約束の名の元に生きてる
分け合えない悲しみもあるけど
喜びなら2等分に出来るさ
同じ景色の中 同じもの見つめながら
痛みさえも分け合えたら素敵なことね
見上げれば世界は広く果てしないけど
考えてみりゃ世界はひとつの道が
果てしなく続いてるだけ
今はまだ下手くそな愛を
いつか自慢出来る愛にしようよ
躓きながらでもいい 不器用な僕と君だから出来る生き方で
今が思い出と呼べるまで
この鼓動が止まるまで
僕らはたったひとつの誓いで結ばれてる
目を深く閉じて 心に描いた明日の景色は
なんて光り輝いているんだろう
そのすべてが叶えばいいなあ
そして君がもっと笑ってくれればいいなあ
僕のちっぽけなこの手でどこまで君を愛せるかなあ
雨を止ませることは無理でも雨上がりの虹を見せたい
もっとたくさん笑おうよ
もっとたくさん泣こうよ
たまには喧嘩もして見えない心をさぐり合いながら
今が思い出になるまで
砂時計が 落ちきるまで
僕らは愛という約束の名の元に生きてる
ただ僕はあなたを愛すことだけしか出来ない
それでも愛してくれる君に 恥じないように生きたい。
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がらくたかき集めてつくった
思い出だから
いつの間にか 時間に押しつぶされて壊れてしまうのでしょう
たとえば押し寄せる波に 身を沈めるようにさらわれるように
少しずつ 明日に 向かえればいいな
危なげな足取りでも
ストロボみたいに 一瞬の光に すべてをあずけても
次の瞬間にはもう 消えてしまったその光は 見えないんです
風が通り過ぎたあとには 足跡さえ残らない
不器用な手つきで 組み立てたり作り直したり
気づけばほら 自分でも思いもしないような気持ちが出来上がる
形のないすべてのものに 意味を求めればすぐに
「見えない」とか「聞こえない」とかそれだけで
人はないものと決めつける
ストロボは はかないその一瞬を切り取って 笑ったり泣いたりする様を ひとつひとつ 網膜に焼きつける 消えてしまわないように
思い出はふれられない 心の中にしか残らない
また ひとつ 遠い昔の記憶は 記憶の底に沈んでしまう
変わってゆく世界の中で いつまでも変わらないものはあるのでしょうか
ストロボみたいに 一瞬の光に すべてをあずけても
次の瞬間にはもう 消えてしまったその光は 見えないんです
風が通り過ぎたあとには 足跡さえ残らない
それでも どことなく なつかしい声や景色が
見えるようで 聞こえるようで。
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僕には帰る場所がある
おまけに会いたい人もいる
待たせている人がいる
そこには大好きな君がいる
たくさん話したいことがある
まだまだやりたいこともある
意地悪したり 喧嘩したり仲直りしたり
そんなふつうのことがしたい
この愛を言葉に出来ずに 口ごもる夜は
何も言わずに 抱きしめて 欲しい
そう言う君の 頬には 涙が次から次に伝う
愛してるなんて めったに言わないけど
それくらいしか 言えない僕をゆるしてね
僕には 思い出がある 数えきれない思い出がある
泣いたり笑ったりしたことも
全部あますことなく覚えてる
忘れたいようなこともあった気がする
でも忘れたいようなことが
どんなことだったのか忘れてしまった
日が昇ればまた沈む そんな毎日
君がくれる言葉のひとつひとつが宝物
大きな穴が心に空いたって平気だよ
君がひと針ひと針縫ってくれるから
ほらあっという間にもう穴はふさがった
ありがとうって笑ったら 君も笑った
どうだっていいようなひとつひとつを
指折り数えた 季節は 早足に過ぎ去ってく
ああ 同じ速度で 君も僕も歳をとる
行き着く先は同じ 空の上 あの雲よりもずっと上
この愛を言葉に出来ずに 口ごもる夜は
何も言わずに 抱きしめて 欲しい
そう言う君の 頬には 涙が次から次に伝う
愛してるなんて めったに言わないけど
それくらいしか 言えない僕をゆるしてね
君のこと この世界で一番先に 好きになって
ただひとり 好きになって
そのままの気持ちでお星様になれたら
それでハッピーエンド。
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言葉なんかじゃ 埋められない寂しさを
埋めてくれるのは 誰かの優しさより
先へ先へと急ぐ流れる時間です
寂しいよとか 悲しいよとか
他人にはわかるはずもない痛みや苦しみを
叫びに変えて この夜に 捨ててしまおう
もう二度と死にたいなんて 思わないように
身に詰まるような 感覚に襲われたときは
ただ目を閉じる 周りの声を一切無視して
答えが見つかるまで 悩めばいい
助けてなんてめったに言えないよ
他人にはわからないことも否応にして存在する
叫びは 声にならずに 胸の奥で消えた
この痛みは消えない
生きることを教えるために
生きる辛さと 同時に生きる喜びを
刻み込むように 命に わからせている
悲しいと思うこと 嬉しいと思うこと
それは 生きている確かなあかし
悲しむことはない あなたは生きている
寂しいよとか 悲しいよとか
他人にはわかるはずもない痛みや苦しみを
叫びに変えて この夜に 捨ててしまおう
もう二度と死にたいなんて 思わないように
いつか死にたいと思ったその気持ちが
生きたいと思う気持ちに変わるように
今日も生きている。
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ただそこにある景色の中に咲く
花のように 君は笑った 綺麗だね
ひとつまたひとつ君の笑顔を数えてる
何も特別なことは出来ないけれど
いつでも君の為に何かがしたい そう思う
君の手にふれて 伝わるぬくもりが
守るべきものはここにあるって教えてる
大切なもの 手にしたりなくしたりしながら だんだん
二人でいるこの時間が
いつの間にか 当たり前になって
そのすべてが思い出になればいい
本を読むようにゆっくりと焦らずに時間をかけて生きていけたらきっと思う存分くつろげる
流れる景色もゆったりと見えるのに
生きることを急ぐあまりそんな余裕はない
風の中で立ち止まると忘れてることを 思い出したような気がする
月日を積み重ねて 笑ったり泣いたりしてるうちに だんだん 君がいて 僕がいる そんな毎日が 宝物って呼べたなら 幸せはもう目の前だね
なんとなく 何気なくすれ違う 人波の中 続く営み 大切なものはその中に そこに生きる人の中に
君の手にふれて 伝わるぬくもりが
守るべきものはここにあるって教えてる
大切なもの 手にしたりなくしたりしながら だんだん
二人でいるこの時間が
いつの間にか 当たり前になって
そのすべてが思い出になればいい。
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今日のあなたは泣いていますか 笑っていますか
わからない ただそれだけがずっと 気がかりだった
会えない日々が続き 会いたい気持ちばかりがふくらんで
こうやって手を伸ばすといつも君がそばにいる
そんな気がするよ
あなたは よく笑うんだ
悲しいときも 悲しいときほど
悲しませまいと 強がりながら
あなたは 笑えない僕のぶんまで
笑っている 悲しいほど笑う
だけどその笑顔は涙より悲しく見える
僕の心映したようなよごれた鏡
今日も明日も 雨が降る 予報はそう告げる
予報通りに雨が降れば 洗濯物も外には干せない
笑えない日々が続き 無理に笑おうとすると 悲しくなる
笑いかける人がいれば こんな気持ちになんて 負けないのに
あなたは 嘘が上手いから
心さえ偽ってしまえるんだろう
だけど果たしてそれが幸せなのか
あなたは 悲しみにさえ笑ってみせる
悲しいことさえも思わせないほどに
だけど僕には笑顔の向こうにいる
本当の君が泣いてるのを知っている
またひとつ 夜が明ければ 朝がやって来て
そして気づけば日は暮れて すぐ暗くなる
明日もこうやって同じことをひたすら繰り返すだけ
悲しみは 否応にして生まれる それでも笑おうとする僕らの隙間に影をつくる
あなたは よく笑うんだ
悲しいときも 悲しいときほど
悲しませまいと 強がりながら
あなたは 笑えない僕のぶんまで
笑っている 悲しいほど笑う
だけどその笑顔は涙より悲しく見える
僕の心映したようなよごれた鏡
あなたの心に僕はどう映っているんだろう
よごれがひどくて見えないなあ。
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何処へ 流れて行くんだろう
消えていく今日の背中を眺めてる
忘れてしまうのかな 今日の日の痛み
笑ったことだけは 覚えていようかな
確かに 刻まれた 一分一秒の中に思い出はそっと しまわれている
さよならを言うタイミングは 今なら 涙のひとつでも流せばいいかなあ
そこかしこに見えない風のあしあと
歩いた 分だけ ほら見えないけど見える
見えないのに見える
不思議だろう?
何処へ流れて行くんだろう
静かに僕は目を閉じて
拒むことも 呼び止めることも出来ずに
ただ 強引に 明日に連れ去られるだけだ
さよならを言うタイミングは 今なら 涙のひとつでも流せばいいかなあ
そこかしこに見えない風のあしあと
歩いた 分だけ ほら見えないけど見える
見えないのに見える
不思議だろう?
君の涙も 僕の笑顔も
誰かの 産声も 叫びも
ここにあるのに どこにもない
まるで最初から 何もなかったように
流れていく時に 埋もれてしまう。