詩人:どるとる | [投票][編集] |
レールは 続いていく このままどこまでも
たどり着いたその場所が いつでも
思い通りの 明日なら涙なんて要らないね
かすかに残っている
思い出の中に咲いてる
小さく光る しずく
言葉にならない 気持ちが
僕を包んでいく
途方に暮れたまま
心は 行き先を知らない
あてどもない旅の中
僕の体を軽々とその身に抱いて
次の駅まで 停まらず快速で
きらめく夜の街並み ぱぱぱと駆け抜けて
地図さえない 右も左もわからない
消えた笑顔の行方 探す旅のはじまり
うまくいかない だから 何度でもトライ
わずかな 輪郭で
優しく縁取ってる
あの日、見た光
言葉にするのももったいないくらいの
気持ちを抱いたまま
たどり着きたい場所がある
たまには心に 旅をさせよう
いくつもの思い出を道連れに
流した涙も 浮かべた笑顔も
すべて置き去りにはしないよ
そして日付が変わる
朝焼けの向こう日が昇る
昨日今日明日
繰り返す 旅
日は昇りまた 沈む
夜明けも夕暮れも
そこにあるのは
先へ先へと伸びたレール
さあ 開いたドアに 飛び乗って明日へ 行こう
言葉にならない 気持ちが
僕を包んでいく
途方に暮れたまま
心は 行き先を知らない
あてどもない旅の中
僕の体を軽々とその身に抱いて
次の駅まで 停まらず快速で
きらめく夜の街並み ぱぱぱと駆け抜けて。
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なんでもないって君は笑う
だけど何かがあるときは必ずそう言うね
同じ時間を過ごせば嫌でも嫌なとこも見えてくるけど
無駄なことなど 何ひとつなくって
君が 今 何を迷い悩んでるか
知るための 手がかりになるよ
そして日は暮れて
街並みに 影が差し
足元もうまく見えない
君が 僕に背を向ける時は
必ず いつも 寂しい時だから
何も言わずに 後ろから 抱きしめて
無理してる君の 涙を 包み込みたい
キッチンで 料理をする君の手を止めて
しばらく 二人で泣こうか
フライパンの上で焼ける野菜焦がしてもいいから
強がるって 強さじゃない
素直に泣ける人のほうが強いんだよ
勘違いしちゃだめさ 強がりなんてカッコ悪いよ
泣きたいときは泣けばいいのさ
道に迷い 途方に暮れるなら
こんな僕でも少しは役に立てる
やがて 夜になって
寂しさもよりいっそう
つのって涙になっても
知ってるよ 君が僕に心配させまいと
隠れて一人で泣いていること
その気持ちは嬉しいけど
気持ちだけ受け取っておくよ
僕の前では嘘なんか つかなくていいから
悲しいときは 遠慮せず泣きな
少しくらい 大人げなくても その前に人間だろう?
同じ時間を 積み重ねたぶんだけ思い出が 増えていって
そしていつか そんな思い出を お土産に空に昇れたらいいな
君が 僕に背を向ける時は
必ず いつも 寂しい時だから
何も言わずに 後ろから 抱きしめて
無理してる君の 涙を 包み込みたい
キッチンで 料理をする君の手を止めて
しばらく 二人で泣こうか
フライパンの上で焼ける野菜焦がしてもいいから
僕になら どれだけ迷惑かけてもいいから
僕は迷惑なんて思わないから。
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頭の上を回る
青い地球に立って
上も下もわからない
天も地もわからない
逆さま あべこべ
宙返り
堂々巡り
答えはどこかいな
虫も獣も生きる
同じようで
違う形 色
手足
呼吸のしかた
目には見えない
生き様を
僕は 見届けよう
ほんの数百年ほどの悪あがき
続くよ 続く
少しだけ理不尽なストーリー
雨が降っては
お日さま 差して
花が咲いて
やがて枯れる
そんな繰り返しの中
生まれるのは
悲しみを 忘れた
人にだけ 見える
確かな 歓び
ささやかな歓び
さあ 思う存分
笑うがいい
ララララ ララララ
ララララ ララララ。
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僕の瞳の中に 所在なく立ち尽くすように
咲いた花のように 世界はただそこにあって
雨に 降られた今日も
陽射しに恵まれた今日も
ただ 僕は変わらず僕のまま 線から一歩もはみ出せない
続いていく この流れには 逆らえない
人知れず生まれては消えていく命がある
それはまるで 花が咲いて散ってくような
ただそれだけの「日常」と笑い飛ばせば
僕もやがて 記憶の中から忘れられて
跡形もなく 消えて
目を閉じても耳をふさいでも世界は消えず
依然としてそこにあって 今日も回る
ただ笑っていた今日も
涙を流した今日も
ただ 僕は変わらず引かれた線をなぞるように綱渡りする
出来合いのレールから逸れることが恐いんだ
悲しいとか嬉しいとかそんな当たり前な
感情さえどっかに置き去りにしているような
しかたのない日々の中で死を迎えられるなら
それもまた幸せと そっと何かを諦めて
開かれたドアを閉める
神様のアングルで
世界を見渡せば
どうしてこんな
惨たらしい
現実を 見過ごせるのか
わからないような 事が度々
僕の目や耳を 通り過ぎてく
やり切れず 目に余る光景だ
胸くそ悪いよ だから 己の無力さを呪う
人知れず生まれては消えていく命がある
それはまるで 花が咲いて散ってくような
ただそれだけの「日常」と笑い飛ばせば
僕もやがて 記憶の中から忘れられて
跡形もなく 消えていくだけのたくさんある中の一輪に過ぎず。
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何も見えない暗闇の中を泳ぐように
漂うのは朝を待ちわびる時間
僕はただひたすら泳いでいたから
忘れたように目をそらしていた
悲しみが今更ほほを伝った
泳ぎ疲れてしまう この夜の片隅で
気づいたように 見上げた空に
どこまでも広がる世界が見えたから
まだ 笑えるって強く思ったんだよ
それはまるで 目に見えない何かを
目を凝らして見つけるような
聞こえない何かに
耳をすますような
果てしなく 無謀な悪あがき
それでも 何度も繰り返すんだ
本当の明日が 見えるまで
あきらめてしまう僕をあきらめさせて
君がいれば 僕は何度でも立ち上がれる
この夜を越えて朝にたどり着いたなら
たとえばあるはずもない永遠を誓うよ
まぶたの裏に広がる海原を 泳いで目指すあの光の先
泳ぎ疲れてしまう この夜の片隅で
気づいたように 見上げた空に
どこまでも広がる世界が見えたから
まだ 笑えるって強く思ったんだよ
君を愛さずにはいられない
君に愛されずにはいられない
そう思ったんだよ。
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言葉にならない気持ちに包まれて
笑うべきか 泣くべきかわからない
手詰まりの中 僕は言葉にしようと
無理やり 咲かせた花を握りつぶした
形も色もない世界を世界とたらしめるのはなんだろう
「光があれば影もある」
愛を語れば その足元に 憎しみがうずくまる
正しさを叫べば その傍らで 間違いが せせら笑う
僕は いつも言葉に出来ずに 世界から目をそらすように目をつむる
言葉にならないこの歓びをどんなふうにかたちにしようか今考えてるところさ
思考錯誤の中 見つけた答えなど
誰かと似通った言葉だから くだらない
ふれることさえかなわない物だから温もりさえ感じない
それが言葉が抱く光と影
愛を語ったその口で時には 人を傷つけている
僕が言うことが絶対的な正しさではないことを
誰より僕が一番に知っているはずなのに
あたかもそれが絶対的な正しさのように言い切る
心だけ忘れたような 街並みで
見えるか見えないか
それだけのことですべてを決めつけてしまう僕にそろそろ別れを告げたいから
嫌いなものから食べて好きな物をあとで残すように闇を知って 光を知る
愛を語れば その足元に 憎しみがうずくまる
正しさを叫べば その傍らで 間違いが せせら笑う
僕は いつも言葉に出来ずに 世界から目をそらすように目をつむる。
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物語のあらすじはいつも宛もない進路
ルートなど決めやしないまま
旅立ちは 風が吹くように気まぐれさ
物語の向こうを照らすのは
いまだかつて見たことのない光
少しぼんやりと 浮ついた調子で
鼻歌混じりにとりあえず夢を語っていた
真っ暗闇の向こうを照らす
目映いくらいのサテライト
ずっと先の未来の今まで この手を伸ばして
つま先から 踏み出す未来はいつも、ここから
スタートラインなんて僕には見えない
いつだって歩き出そうと思った瞬間が
旅立ちの時だって思うんだ
僕もその時を 固唾をのんで待つ
意味も目的もないストーリーに
花を添えるみたいに夢を押しつけていた
「今やりたいこと」見つけたからには
そこからはもう目をそらせない
悲しみのない世界など望まない 雨にも濡れる覚悟だ
終わらない答えあわせ
たくさんの空白を残したままの未来予想図には まだ記されてない
予定外の あらすじが僕には見える
少しぼんやりと 浮ついた調子で
鼻歌混じりにとりあえず夢を語っていた
真っ暗闇の向こうを照らす
目映いくらいのサテライト
ずっと先の未来の今まで この手を伸ばして
揺るぎない未来を その手に。
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旗は風に揺らめいて
ゆらゆらと 笑うように ちっぽけな痛みを あらゆる常識を
聞く耳を持たない人の正しさは いつも 物々しい名前を叫んで 僕らのいたいけな心を土足で踏み荒らす
いつでも君の名前を呼ぶから 君も僕の名前を呼んでよ
君の涙に向かって僕はこの海原に夢を乗せた船を漕いで行く
道しるべは太陽の羅針盤 さわぐ心が指差すほうへ
夢のまた夢だと へらへらと笑われても
昨日の後悔があるから 今日までの航海がある
唇をかみしめた 君は 「そんなの無理なんだ」って逃げ出したヤツとは違うよ
その傷はいつの日か価値を持つ
いつでも君の 涙のそばに いるから
君も僕の涙から目をそらさないで
すりきれるほど眺めた地図の彼方 必ずどこかにあるワンピース
道しるべは 太陽の羅針盤 夜明けは船出の合図だ
ページをめくるたび新しい仲間が増えていく そしてまた始まる新しい旅立ち
遠く遠いロマンでも 夢は僕らを 呼んでる 夢追い人にだけ聞こえる 歓迎のファンファーレ
いつでも君の名前を呼ぶから 君も僕の名前を呼んでよ
君の涙に向かって僕はこの海原に夢を乗せた船を漕いで行く
道しるべは太陽の羅針盤 さわぐ心が指差すほうへ
まだ見ぬ物語の向こうへ。
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僕らの 暮らすこの街の気だるさに理由なんてない
すっかり 疲れ果てた夕暮れの帰り道
言葉さえ なくしてた
ねえ 生きてることにいちいち答えを出したがるのは
僕らは 空っぽだからかなあ
意味もなく 笑って泣いて
ただそれだけで日は暮れる
僕らには宛てなんてないのに
道しるべをいつも失いたくなくて
とりあえず 空欄を埋めるように
間に合わせの目的の為に生きてる
それを誰が笑えるでしょうか
誰も知らない 痛みだけが 残されて
ああ影のように 記憶に焼き付いて離れない
空白は未だ空白のままで。
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答えなんてものにいつも酔いしれて
ありもしない夢にうなされている
ここはどこだ 明日はどっちだ
あてどもなく 旅は続く
からかうような風に吹かれて
花を咲かせる場所を探し続けてる
たとえば 愛すべき誰かのために
笑ったり泣いたりする そんなありふれた毎日をただ ただようだけ
太陽を試験管の中に閉じ込めよう
手のひらの中で世界を飼育するみたいに
手の鳴るほうへ 導かれていく
理由なき 死を以て終わる
神様の手による完全犯罪
絵に描いたような幸せを探し続けてる
あるいは 覚めない夢のひとかけら
こんなんじゃまるで海月のようだね 透明なその体に世界を映してる
都会のビルの森
一方は薬に溺れ
もう一方は居もしない神に救いを求める
僕は ただ 意味もなくまどろみの中で生を得る呼吸をするだけ
花を咲かせる場所を探し続けてる
たとえば 愛すべき誰かのために
笑ったり泣いたりする そんなありふれた毎日をただ ただようだけ。